公開日:2024年03月25日 更新日:2024年03月25日
キュレーションメディア広告とは?出稿方法やメリットを解説!
キュレーションメディアとは
キュレーションメディア広告について説明する前に、キュレーションメディアとは何か、解説します。
キュレーションの原形であるキュレート(curate)は「集める、整理する」という意味です。キュレーションメディアは、インターネット上のWebサイトや写真や動画、ニュースなどを選りすぐってまとめて紹介するメディアです。
例えば、「かわいい猫の100枚の写真」というタイトルで、インターネット上の猫の写真や猫の動画を集めて紹介するコンテンツをつくってWebサイトで掲載すれば、そのWebサイトがキュレーションメディアになります。
また、インターネット上のニュースを集めて分野ごとに整理して掲載したWebサイトもキュレーションメディアです。ヤフーニュースは典型的なキュレーションメディアといえます。
キュレーションメディア広告とは
キュレーションメディア広告とは、キュレーションメディアを媒体にした広告のことです。つまり、キュレーションメディアであるWebサイトに掲載される広告を指します。
広告主企業にとってのキュレーションメディア広告の魅力は、ターゲットにリーチしやすいことです。例えば、経済ニュースに特化したキュレーションメディアがあれば、ビジネスパーソンが多く閲覧している可能性が高いでしょう。したがって、ビジネスパーソンに訴求したい企業は、経済ニュース・キュレーションメディアに広告を掲載することでPR効果を期待できます。
企業が、ターゲットとなる消費者とのエンゲージメントを高めたり、特定の市場にアプローチしたりするとき、キュレーションメディア広告は効果を発揮します。
キュレーションメディア広告の関連資料
下記でキュレーションメディア広告に関連する資料を紹介しています。資料のダウンロードは無料ですので、お気軽にご活用ください!
キュレーションメディア広告を出す方法
企業がキュレーションメディアに広告を出稿するときの方法を5つのステップで解説します。
第1ステップは目標の設定です。企業のマーケターや広告担当者は、キュレーションメディア広告で訴えることを決めます。そして訴求したい内容とキュレーションメディア広告がマッチすることを確認します。キュレーションメディア広告は、特殊なWeb広告とみなすことができるので、「これでしか達成できない目標」を設定できるとよいでしょう。
第2ステップはターゲット層の設定です。どのターゲットに向けて広告を出すのか定めます。キュレーションメディアは視聴者層が比較的固定されているので、広告主企業がターゲットさえ決めてしまえば、自然と広告を出すキュレーションメディアが絞られてきます。
第3ステップでは広告を掲載するキュレーションメディアを選びます。目標とターゲットが決まっていれば、それに合致しそうなキュレーションメディアを選ぶことはそれほど難しくありません。さらにキュレーションメディアの広告担当者に問い合わせることで、広告主企業が求めるキュレーションメディアであるかどうかがわかります。
複数のキュレーションメディアに接触して、そのなかから1社または複数社を選びます。社内にキュレーションメディアに詳しい人がいなければ、広告代理店の力を借りることもできます。
第4ステップは、広告のデザインなどを決めて実際に作成する段階になります。広告作成で広告制作会社の力を借りる場合は、キュレーションメディア広告の実績があるところを選びましょう。
第5ステップは、選定したキュレーションメディアの担当者と打ち合わせをして、広告の配信のタイミングを決めます。配信の日時が決まれば、あとは配信して結果を待つだけです。
キュレーションメディア広告の料金形態
キュレーションメディア広告の料金形態について、料金体系と料金の額の相場の2点を紹介します。
まず料金体系ですが、CPM、CPC、フラットレートのいずれかが一般的です。
CPM(コスト・パー・ミル)は、広告が1,000回表示されるごとに支払う料金体系です。料金は「1,000回いくら」と提示されます。
CPC(コスト・パー・クリック)は広告がクリックされた回数に応じて支払う料金体系です。
フラットレートは月額料金で、広告を1カ月にX回掲載した場合の料金が提示されます。
料金の額の相場はキュレーションメディアのブランド力、視聴者の購買力、効果などによって異なり、金額の幅はかなり大きくなります。
例えばCPMであれば、1,000回表示で100円のところも1,000円のところもあります。CPMであれば1クリック10円のところも100円のところもあります。フラットレートなら月1万円のキュレーションメディアも、月100万円のキュレーションメディアもあります。
さらにいえば、広告主とキュレーションメディアの交渉で価格が決まることも珍しくありません。したがって広告主の担当者は、予算や費用対効果を考慮しながら、キュレーションメディアと価格交渉をして、妥当な金額を探すことになります。
キュレーションメディア広告のメリットとデメリット
キュレーションメディア広告はWeb広告のなかでも特殊な部類に入るので、広告主企業がこれを使うメリットとデメリットは比較的鮮明に現れます。
両方を紹介します。
メリット
キュレーションメディア広告を出す最大のメリットは、狙ったターゲットにかなり高い確率でリーチできることです。キュレーションメディアの視聴者の属性はかなり固定されているので、その層に商品やサービスを売りたい企業には、とても魅力的な媒体に映るでしょう。
2つ目のメリットは、キュレーションメディアが持つ信頼性です。有力キュレーションメディアは、視聴者から信頼されています。視聴者は「この情報を探すならこのキュレーションメディアに限る」とか「このニュース紹介サイトは信頼できる」と思うことができるキュレーションメディアを選んでいます。そのため視聴者はキュレーションメディア広告に対して、「このキュレーションメディアに掲載されている広告なら信用できるのではないか」という先入観を持つようになります。この先入観が広告の信頼性を高めます。
3つ目のメリットはクリック率を高めやすいことです。キュレーションメディアに、そのキュレーションメディアのテーマにマッチした広告が掲載されると、視聴者は広告も情報の一部とみなすようになります。
例えば猫をテーマにしたキュレーションメディアに、キャットフードの広告を掲載するとします。猫のキュレーションメディアを視聴している人たちのなかに愛猫が喜ぶキャットフードを探している人がいる確率は、そのほかの集団のなかにキャットフードを探している人がいる確率より高くなります。したがって猫のキュレーションメディアでは、キャットフードの広告をクリックする確率が高くなるわけです。
デメリット
広告主企業がキュレーションメディアに広告を出すデメリットは、広告でPRする商品・サービスとキュレーションメディアの視聴者の志向がマッチしないと、見向きされないことです。
なぜそのようなことが起きるのか。
例えば、経済ニュースを扱っているキュレーションメディアであっても、株式投資に関するニュースがほとんどなければ、ここに株式投資関連の企業が広告を出しても視聴者の関心を引くことはできません。
キュレーションメディアは、非常に狭いターゲットを狙っている点に注意しなければなりません。
キュレーションメディアに広告を出す2つ目のデメリットは、マス(大衆)やメジャーを狙えないことです。キュレーションメディアは非マスメディアといえます。
したがって広告主が世の中での認知度を高めたい考えているときは、キュレーションメディア広告は適していないと考えてよいでしょう。
キュレーションメディア広告の人気の出稿先
ここではキュレーションメディア広告の人気の出稿先を、ジャンル別に5つ紹介いたします。
下記記事では更に紹介していますので、検討中の方はぜひご確認ください。
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Smart News(スマートニュース)
Smart Newsは、スマートニュース株式会社が運営する情報系のキュレーションサイトです。
アプリダウンロード数は日米合算値で5,000万ダウンロードを超えており、ニュースアプリユーザー数No.1となっています。
※ Nielsen Mobile NetView 2021年9月時点 (スマートニュースの利用者数をアプリケーションレベルで集計)
参考:
Smart News/スマートニュース
【資料はこちら!】
【広告主様向け】金融系サービスのプロモーションならスマートニュース広告
modelpress(モデルプレス)
modelpressは、月間1.65億PV、2,400万UU、SNS総フォロワー数340万人を誇る日本最大級の女性向けエンタメ&ライフスタイルニュースサイトです。
一般的なキュレーションメディアと異なり、自社で取材・撮影・編集する報道機関であることが特徴となっています。
参考:
modelpress(モデルプレス)
【資料はこちら!】
SNSインフルエンサー施策なら「モデルプレス」ファンコミュニケーションにお任せ!
オズモール
オズモールは、女性のライフスタイルマガジンとして食や旅行、美容、ヘルスケアを紹介するキュレーションメディアです。
会員数は400万人以上で、運営会社は、「オズマガジン」等リアル雑誌出版やホテル・レストランWeb予約サービス「OZのプレミアム予約」を展開しているスターツ出版株式会社です。
コアターゲットは30代の東京で働く行動確度の高い女性となっており、「意思のある、私らしい行動」をサポートするメディアとなっています。
参考:
オズモール
【資料はこちら!】
『オズモール』 400万人のおでかけ好きが集まるサイトのインフルエンサー活用も!
ことりっぷWEB
ライフスタイル・旅行系の雑誌「ことりっぷ」のWEB版です。ユーザー自らの情報発信も多く、新しい生の情報が多く寄せられていることが特徴で、
SNSフォロワー数が合計100万人を超えている人気のメディアとなっています。中でもInstagramは、旅行業界アカウントでフォロワー数No.1となっています。(※2021年株式会社パスチャー調べ)
参考:
ことりっぷWEB
【資料はこちら!】
【SNSフォロワー100万オーバー♪】旅と暮らしのメディア「ことりっぷWEB」
DELISH KITCHEN
DELISH KITCHENは、「今日はご飯何作ろう?」の悩みを解決するキュレーションメディアです。
国内最大規模のレシピサイトで、月間利用者数の約7割を20代から40代の主婦が占めています。
特徴は、管理栄養士が監修した安全かつ誰でも作れる簡単レシピ動画が毎日届けられる点と、料理する際に便利なサービスが豊富に用意されている点です。
アプリ/SNS/ウェブ/店頭サイネージからレシピ動画を配信しているため、幅広く訴求できるところがポイントになっています。
参考:
DELISH KITCHEN
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