2026年6月11日(木)に開催された「メディアレーダーWEEK2026夏」に、株式会社アイズの井上流樹氏が登壇。
『YouTube?Instagram?TikTok?自社に最適な動画広告を見つけるための”3ステップ”』をテーマに講演しました。
本レポートでは、当日の講演内容の一部をご紹介します。

株式会社アイズ
井上 流樹様
ソーシャルメディア事業部
アドマネジメントディビジョン セクションリーダー
2023年、株式会社アイズに入社。
ソーシャルメディア事業部 にて運用型広告の提案をメインで担当。
担当クライアントのメインジャンルはEC・お菓子メーカー・スポーツクラブ・官公庁。クライアント様の課題にダイレクトにアプローチできるように課題解決型の提案を行っている。
運用型広告以外にも、純広告やインフルエンサー施策など幅広い広告施策を担当領域としている。
動画広告市場の「今」を知る

動画広告の市場規模は右肩上がりに拡大を続け、2027年には1兆円を超える見込みです。動画広告はもはや一部の大企業だけのものではなく、あらゆる業界・規模の企業が「いかに競合より精度高く運用するか」を競う”実践のフェーズ”に入っています。
近年の動画市場のトレンドとは

1.動画視聴習慣の全世代化
かつて動画視聴は「若い世代のもの」というイメージがありました。しかしスマートフォンの急速な普及とシニア層のデジタルリテラシー向上により、いまや中高年層を含む全世代に習慣として定着しています。ニュース、趣味、買い物情報の収集まで、日常のあらゆる場面で動画が使われています。
2.短尺・縦型動画の人気上昇
TikTokをはじめ、Instagramの「リール」やYouTubeの「ショート」など、スマートフォンに最適化された縦型・短尺の動画が急成長しています。これに伴い、作り込まれた横型のテレビCMのような動画よりも、15〜60秒で一般ユーザーの投稿のような親近感のある「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」を活用した広告配信が主流になりつつあります。
3.コネクテッドTVの普及
スマートTVやストリーミングデバイスが各家庭に普及し、これまでスマホの小さな画面で見ていたYouTubeやTVerを、リビングの大画面で視聴する機会が急増しています。その結果、従来のテレビCMとデジタル広告の境界線は、ますます曖昧になってきています。
自社に最適な媒体を見つける3ステップ
YouTube、Instagram、TikTokといった媒体の中から、自社の商材や目的に最も適したものをどう見極めるか。
その手順は、次の3つのステップに整理できます。
Step1:ターゲットの「生態」を追え

年齢や性別といった属性(デモグラフィック)だけで媒体を選ぶのは、いまの時代では難しくなっています。重要なのは、そのターゲットが「どんな心理状態で媒体を開き、どんなモチベーションでコンテンツを見ているか」という”生態”を深く捉えることです。
- YouTube
腰を据えて学びたい、特定の悩みを解決したい、一定時間しっかり動画を見たい、という姿勢。 - Instagram
誰かの素敵なライフスタイル(憧れ)を吸収したい、トレンドを押さえて買い物の選択を外したくない、という心理。 - TikTok
とにかく一瞬でワクワクしたい、暇つぶしの中でも面白い何か(出会い)がほしい、という潜在的な欲求。
ターゲットが「スマホを縦で持っているか、横で持っているか」をイメージすることも、生活者の生態を読み解くうえで非常に重要な観点です。
主要3媒体のユーザーイメージは投影資料にてご紹介していますので、よろしければご覧ください。
Step2:その広告の「出口」はどこか?

「出口」とは、広告を見たユーザーに最終的にどんな行動を取ってほしいかというマーケティング上のゴールのことです。媒体ごとに得意なポジションは異なります。
ロジックや細かな説明が必要な商材ならYouTube、見た目のインパクトや直感的な魅力で勝負できるならInstagramやTikTokなど、こういった切り分けが、基本的な出口設計の考え方です。
具体的な媒体特徴とターゲット層・活用シーンは、下記資料内で各媒体ごとにご紹介しています。
Step3:「馴染み感」が命

最近の動画広告には、スタジオを借りて綺麗に作り込んだり、商品パンフレットの情報をそのまま詰め込んだりするケースがよく見られます。
一方で、いまのユーザーは非常に目が肥えています。どれだけ綺麗に仕上げても、「あ、広告だな」と察知した瞬間に強い嫌悪感を抱き、一瞬でスルー(スキップやスクロール)してしまうのが現実です。そのため、予算をかけて美しく仕上げた動画が、必ずしも成果に結びつくとは限りません。
成果を分けるのは、その媒体で普段流れている日常のコンテンツに、広告の空気感をいかに「馴染ませるか」です。「広告を出す」という意識よりも、「そのプラットフォームに合うコンテンツを一緒につくる」という意識を持つことが重要です。
ターゲットの「生態」を捉えた動画広告のリアル
株式会社アイズが実際に支援した動画広告の活用事例を、2つご紹介します。
- アニメコラボレーションを活用した啓発系プロモーション(YouTube)
キャラクターにメッセージを代弁してもらうことで、ユーザーの心理的ハードルを下げて、嫌悪感を持たせずに正しい知識を自然と頭に残してもらう。そんなプロモーションを実現しました。 - 音の特徴を活かした新商品のプロモーション(TikTok)
クリエイター自身のファンへの認知拡大にとどまらず、広告配信を掛け合わせることで、さらに広くリーチを拡大。約750万回再生という、大きな話題化を達成しました。
上記で紹介した事例のほかにも、貴社に類似した事例をご紹介することも可能です。
「こんな商材はどうか?」などございましたら、お気軽にお問い合わせいただけたらと思います。
成果を最大化するための「運用」の重要性
動画広告で最ももったいないのは、「作って設定して、あとは流したまま」という“配信の垂れ流し”状態になってしまうことです。最終の目的アクションを促すためには、ターゲットの最適化や媒体別のクリエイティブの準備など、A/Bテストを繰り返して「勝ちパターン」を特定し続けるといった、継続的なチューニングが欠かせません。
弊社では、生活者のリアルな口コミ動向やUGCのトレンドを現場レベルで熟知している強みを活かし、クライアント様に伴走しています。運用進捗も瞬時にご確認いただける形ですので、安心と信頼をもってお任せいただけますと幸いです。
なお、本記事で触れきれなかった内容は、投影資料にまとめています。
今後の実務に落とし込むヒントとして、ぜひダウンロードのうえご覧ください。









