韓国発「10秒ケア」が日本上陸。タイパ重視のZ世代を射抜く「歩く広告」戦略の正体

韓国発「10秒ケア」が日本上陸。タイパ重視のZ世代を射抜く「歩く広告」戦略の正体_サムネ

注目すべき3つのポイント

  1. 「無視されない」高視認性プロモーション
    バナー広告のスルー率が高まる中、移動式OOH(アドマン)により「思わず二度見する」リアルな接点を創出。
  2. UGC(ユーザー生成コンテンツ)の誘発
    大型モニターを背負って歩く特異な光景が「撮影・投稿」を促し、低コストでSNS上での二次拡散を実現。
  3. タイパ需要への最適化
    韓国「オリーブヤング」でマスクパック部門第1位(2025年10月)を獲得した「10秒スキンケア」の成功体験を、日本独自のタイパ文脈に載せて再定義。

「歩く広告」でSNS拡散と指名検索を最大化する韓国コスメの逆張り戦略

デジタル広告の獲得単価(CPA)が高騰し、消費者の広告回避が加速する中、韓国発のスキンケアブランド「GASH」が日本上陸で見せたプロモーション戦略は、極めて示唆に富んでいます。同ブランドは韓国の美容トレンド発信地「オリーブヤング」でマスクパック部門第1位(2025年10月)を獲得し、TBSのニュース番組「Nスタ」では”タイパコスメ”として特集されるなど、既に大きな注目を集めています。

同ブランドが主力とする「エアバブルCDSマスク」は、独自の特許技術による濃密な泡が瞬時に肌へ馴染むという視覚的インパクトが最大の武器です。この”見ればわかる”機能的価値を、静止画のバナーや短尺の動画広告だけで伝えるのは限界があります。そこで同社が選択したのは、Webの海に沈ませるのではなく、ターゲットが密集する街中(渋谷・新宿・原宿等)に「動く体験型広告」を投入する手法でした。

採用された「歩く広告!アドマン」は、大型モニターを背負ったスタッフが通行人と同じ目線で移動する媒体です。固定式の屋外看板が「風景」化しやすいのに対し、歩行する広告は生理的な動体検知を刺激し、高い注視率を誇ります。

この戦略の肝は、単なる認知拡大に留まらず、「オフラインからオンラインへの誘導」を設計している点にあります。「10秒スキンケア新習慣」という革新的なコンセプトと、それを体現する異質な広告形態が組み合わさることで、通行人の「検索」や「SNS投稿」という能動的なアクションを誘発。結果として、信頼性の高いUGC(口コミ)を起点としたブランドリフトを実現しています。

MediaPicks  編集部

本施策は、「情報の届け方」が製品価値と同じくらい重要であることを示唆しています。
特に新ブランドの上陸フェーズでは、Web上での指名検索数をいかに作るかが勝負です。GASHは、あえてリアルな場での違和感を演出することで、消費者の「え、何あれ?」という感情をフックに検索行動を強制起動させています。

もう一つの特徴は、「媒体のユニークさ」がクリエイティブの一部になるという点です。アドマンのような移動式媒体は、エリア・時間帯・歩行ルートを細かく指定できるため、ターゲットの行動導線に合わせてピンポイントで空中戦を展開できます。Web広告で行き詰まりを感じている企業にとって、こうした「リアルからネットへ流す」逆張り戦略は、新規顧客獲得の有効な一手となるはずです。

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プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000113470.html

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