注目すべき3つのポイント
- 季節の前倒しで先手を打つ
本来7月以降の暑中見舞いを、5月中旬の真夏日を受けて前倒し掲出し、生活者の体感とタイミングを一致させています - 文化フォーマットを広告に転用
「暑中見舞い」という誰もが知る季節の挨拶を広告の型として用い、押し付け感なくブランドメッセージを届けています - 交通広告から自社イベントへ送客
車両ジャックを7月開催の夏イベント告知と連動させ、認知から来館までの導線を一気通貫で設計しています
サンシャイン水族館が埼京線を“涼”でジャック
サンシャイン水族館(東京・池袋)は、2026年6月29日(月)から7月12日(日)までの期間、JR埼京線の車両内で広告ジャックを実施します。車両内では、人気のケープペンギンやコツメカワウソ、クラゲなどの写真とともに、水族館から「暑中お見舞い申し上げます」のメッセージを届けます。
本来、暑中見舞いは小暑(7月7日頃)から立秋の前日(8月7日頃)までに届ける夏のご挨拶です。しかし今年は例年より早く、5月中旬の時点で真夏日が観測されるなど暑さが本格化しており、少しでも涼しく快適に過ごしてほしいという想いから、一足先に車両をジャックして季節の挨拶を届けるとしています。
使用するのは通勤車両E233系(10両編成)の1編成で、掲出区間はJR埼京線・りんかい線の川越〜海老名、川越〜新木場の区間です。運行区間は日によって異なり、期間中は毎日いずれかの区間を走行します。通勤・通学や休日のお出かけで池袋に足を運ぶ多くの人々が利用する路線で、移動の途中に“涼”を感じてもらうことを狙いとしています。
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4つの掲出面で届ける「暑中お見舞い」
本施策は、車内の複数の掲出面を一体的に使う車両ジャック形式で展開されます。中づり、ドア横、まど上、ドアガラスステッカーの4種類の掲出面が、それぞれ異なるデザインで構成されています。
中づりでは、ケープペンギンやクラゲなど人気の生き物を清涼感あふれる写真で紹介し、「暑中お見舞い」のメッセージを添えています。
まど上は、水辺で羽ばたくペリカンの姿などをカレンダー風のデザインで見せ、夏らしく涼しい雰囲気を演出します。


ドア横は、水族館の飼育スタッフから届いた「暑中お見舞い」の手紙をイメージしたデザインで、添えられた“手”がどの生き物のものか想像しながら楽しめる仕掛けになっています。
ドアガラスステッカーは、サンシャイン60ビルとペンギンをモチーフにした消印や、生き物が泳ぐ姿を切り取った切手風デザインで、ポストカードのような世界観を表現しています。


掲出面ごとに「手紙」「切手」「カレンダー」とモチーフを変えることで、車内全体で一通の夏の便りを受け取るような体験を作り出しています。
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夏イベント「爽快夏まつり2026」へ連動
今回の車両ジャックは、7月17日(金)からスタートする「サンシャイン水族館 爽快夏まつり2026」と合わせて展開されます。爽快夏まつり2026は7月17日(金)から8月30日(日)まで開催される夏季限定イベントです。
イベントでは、来場者も着替えが必要になるほど大量の水を使う夏限定のアシカパフォーマンス「アシカのびちょびちょ大作戦!」をはじめ、涼しさを味わえるコンテンツが用意されています。酷暑でも楽しく過ごせるお出かけ先として来館を促す内容です。
車両ジャックで季節の挨拶を届けながら、その先にある夏イベントへと関心をつなげる構成になっています。なお、イベントの詳細は後日、水族館ウェブサイトにて発表される予定です。
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まず注目したいのは、広告を出すタイミングの設計が上手い点です。暑中見舞いという季節感のあるテーマを、暦上の時期に合わせるのではなく、生活者が実際に暑さを感じ始めるタイミングに合わせて前倒しで展開しています。商品やサービスを訴求する際も、カレンダー上の季節だけで考えるのではなく、生活者の体感や行動が変わる瞬間を捉えることが重要です。これは、販促カレンダーを作る企業にとっても参考にしやすい考え方です。
次に、暑中見舞いという誰にでも伝わりやすい文化的な形式を、広告表現に活用している点もポイントです。生活者に馴染みのある型を使うことで、広告らしい押し付け感を抑え、ブランドメッセージを自然に受け取ってもらいやすくなっています。中づり、ドア横、まど上、ステッカーといった掲出面ごとに、手紙、切手、カレンダーのようなモチーフを使い分けている点も特徴です。限られた接触時間の中で、ブランドの世界観を立体的に伝える工夫として参考になります。
さらに、認知から来館までの流れが一貫して設計されている点も見逃せません。車両ジャックによって季節の挨拶を届け、ブランドへの好感を高めたうえで、その先にある爽快夏まつり2026への関心につなげています。単発の広告で終わらせるのではなく、イベントや来館という次の行動まで見据えた、カスタマージャーニー全体を意識した施策だといえます。
OOHは効果測定が難しいとされることもありますが、後続のイベントや来館といった明確な目的を用意することで、施策全体の狙いが分かりやすくなります。通勤・通学動線を押さえる交通広告は、特定エリアの生活者に繰り返し接触できる強みがあります。一方で、媒体ごとの特徴や使い方を理解するには、事前の情報収集が欠かせません。
自社の商品やサービスで交通広告、OOH、ブランド体験施策を検討する際は、掲出面や費用感を比較できる媒体資料を確認しておくことが重要です。事前に各媒体の特徴を把握しておくことで、企画の精度を高めやすくなります。
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プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001124.000020364.html












