注目すべき3つのポイント
- 「見覚えのあるデザイン」の活用
誰もが一度は目にしたことがあるホッチキス針のパッケージを広告媒体化し、一瞬でブランドを想起させる。 - 「最強のアイコン」を入り口にした多角化PR
認知度の高い定番商品をフロントエンドに据えることで、興味・関心の喚起および企業認知の向上へ。 - デジタル疲れに効くフィジカルな接触
画面の中ではなく、移動中のふとした瞬間に目に入る「実在感」のあるデザインが、ユーザーの記憶に深く刻まれる。
「あ、これ見たことある!」を広告に起用する効果
マックス株式会社は、2026年3月より都営地下鉄4線(浅草線、三田線、新宿線、大江戸線)にて、看板製品である「ホッチキス針」のパッケージをモチーフにした吊手広告を開始しました。掲出期間は1年間を予定しています。

この広告の最大の特徴は、同社の定着した商品である緑を基調とするパッケージをそのまま吊り手のデザインに落とし込んでいる点です。車内という日常空間において、オフィスや学校で見慣れたアイテムが登場する「意外性」を演出し、乗客の興味・関心を自然な形で喚起する狙いがあります。
マックス社は、一般消費者には文具メーカーとしてのイメージが強いものの、実際には建築・建設工具や住環境機器といったBtoB領域でも幅広い事業を展開している多角化企業です。今回の施策は、親しみのあるホッチキス針のデザインを「顔」として活用することで、同社の多様な事業展開を知ってもらうための企業認知の向上を目的としています。
あえて詳細な説明を盛り込まず、視覚的なインパクトとブランドアイコンに特化した本施策は、公共交通機関におけるブランディングの好事例と言えるでしょう。
\広告の費用感を知りたい方へ/

MediaPicks 編集部今回の施策では、「新しさを売る」のではなく「定着しているイメージを借りる」ことで、広告の視認性を効果的に高めていることが特徴的です。
情報過多な現代において、消費者は未知の情報を無意識に排除する傾向がありますが、「見たことがあるもの」には自然と目が留まります。
一般的に新領域の認知を広げる際は”新しさ”を強調しがちですが、マックス社のように「最も強い既存資産」をフロントエンドに置くことで、結果として背後にある多角的な事業への関心を効率よく引き出しています。自社の強みを「一言で言えば何か、一目で分かるアイコンは何か」を見極めることの重要性を、あらためて確認できる事例です。
関連記事






関連リンク
プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000072040.html







