注目すべき3つのポイント
- 未活用スペースの事業資産化
エスカレーターの「手すり」を視認性の高い広告メディア(UDベルト)として活用。 - 「安全性」と「エンタメ」の両立
アニメIPの連続デザインで手すり保持を促しながら、作品の世界観への没入感を高める。 - 自治体×IPによる都市プロモーション
小田原市と人気モータースポーツ漫画『MFゴースト』のタイアップを、移動空間の体験価値向上に活かした活用事例。
株式会社UDエスカレーターは、神奈川県小田原市が所有する小田原駅西口のエスカレーター手すりにて、ユニバーサルデザイン広告「UDベルト」の施工を実施しました。今回の取り組みは、小田原市と人気モータースポーツ漫画『MFゴースト』(作:しげの秀一)とのタイアップ施策の一環として行われたものです。

小田原駅エスカレーターに『MFゴースト』キャラクターが登場
手すり部分には、作品に登場する主要キャラクター10名のデザインに加え、小田原市×『MFゴースト』のコラボデザインが展開されています。約1mごとにデザインが切り替わる仕様となっており、移動中の利用者が自然と作品の世界観を楽しめる空間演出になっています。
各デザインは、キャラクターが作中で発したセリフ、そのキャラクターが乗車している車両、小田原市とのコラボビジュアルという3つの要素で構成されています。キャラクターと車両が連続して登場することで、移動しながら物語の文脈を追える点が特徴です。

実施場所は小田原駅西口エスカレーター、実施期間は2026年3月11日(水)〜4月2日(木)となっています。
「UDベルト」とは——転倒事故を最大78%削減する手すりメディア
「UDベルト」は、エスカレーターの手すりにユニバーサルデザイン入りの特殊シートを貼り付け、視線を誘導することで転倒事故を最大78%削減する技術を施した広告媒体です。エスカレーター手すりは平均約27mの長さを持ち、利用者の移動に追従し続けるという特殊な特性を持っています。
駅構内の主要動線上に位置し、利用者が自然と視線を向ける場所でもあることから、キャラクターIPや企業広告を継続的に訴求できる新しいOOHメディアとして活用が広がっています。これまでにバンダイナムコ未来研究所「パックマン」、丸ビル「日本アニメーション」、小田急線町田駅「町田ゼルビア」などの事例があります。

エスカレーターの手すりという生活導線上のスペースを、体験型OOHへと転換した点が本施策の興味深いところです。
マーケティングの視点では、消費者が移動中に手すりへ視線を向けるという自然な行動を起点にしており、強制力を伴わずに接触機会を生み出せる点で、他の屋外広告とは異なる接触構造を持っています。特に『MFゴースト』のようにスピードや動きを題材とするIPは、ベルトの流れ自体が演出として機能する可能性があります。
さらに、安全性向上(転倒事故削減)という公共的な価値と、自治体・IPによるブランド訴求を同時に成立させているモデルは、CSV(社会課題解決型マーケティング)の文脈でも参考になるでしょう。公共空間での広告展開を検討するマーケターにとって、ひとつの応用モデルとして注目できる事例といえます。
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関連リンク
プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000059654.html









