注目すべき3つのポイント
- 制作工数を約84%削減
PSDファイルをアップロードし、アニメーションパターンを選択するだけで高品質な動画広告を自動生成できます(同社事例ベース)。 - 専門スキル不要で動画化
Adobe Firefly ServicesのAdobe Photoshop APIを活用し、レイヤー構造を保持したままロゴやコピーを効果的に演出できます。 - ABテストの高速化
低コスト・短期間でバリエーションを量産できるため、動画広告の配信最適化と成果向上が容易になります。
株式会社Hakuhodo DY ONEは、静止画広告のPSD(Photoshop)ファイルから動画広告を自動生成できる新サービスの提供を開始しました。
動画クリエイティブの需要拡大と、従来制作の課題
近年、配信プラットフォームの多様化や変化により、デジタル広告における動画クリエイティブの需要は高まっています。
一方で、従来の動画制作には専門的な編集スキルと多大な工数が必要であり、迅速なバリエーション展開やABテストの実施が課題となってきました。また、既存の動画生成AIでは背景などの限定的な要素しか動かせず、広告の核心であるロゴやキャッチコピーを効果的に演出しにくいという状況もありました。
PSDのレイヤー構造を活かした動画自動生成サービス
本サービスは、アドビ株式会社の「Adobe Firefly Services」のAdobe Photoshop API(レイヤーレンダリング機能)を活用することで、PSDファイルのレイヤー構造を最大限に活かした動画変換を実現します。これにより、商品画像やロゴ・コピーといったブランド資産をそのままに、狙いに応じた動きを加えた動画広告を制作できます。

同社の事例では、従来比で制作工数を約84%削減しており、デザイナーやモーションデザイナーといった専門リソースへの依存度を下げながら、マーケティング担当者が直感的に動画クリエイティブを量産できる環境を構築します。
今後はBGMの自動付与、ラスタ画像からのアニメーション生成、配信成果に基づいた最適なアニメーションパターンの生成機能など、さらなる機能拡張も予定されています。


本サービスの特徴は、生成AIを既存の静止画資産(PSD)の拡張手段として活用している点にあります。
多くの企業が過去の静止画バナーという資産を持ちながら、動画化のコストを理由に十分活用できていない状況が続いてきました。「静止画で成果の出たクリエイティブを動画化する」というアプローチは、実績のある訴求軸をそのまま動画へ転用できる点で合理的といえます。
クリエイティブの消耗が速い広告運用において、スピード感とブランド品質の維持を両立できる点は、広告効果の改善に寄与する可能性があります。自社の制作データをどう再利用可能な形で管理・活用するかを考えるうえで、参考になる取り組みといえるでしょう。
関連リンク
プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000140732.html







