注目すべき3つのポイント
- 「推し」の圧倒的パワー
全世代の85%以上に「推し」が存在。広告を「邪魔者」から「コンテンツ」へ変える土壌が完成。 - 冒頭0.5秒の勝負
広告の続きを見る理由の第1位は「好きなタレント・推しの登場」。初動の視覚フックが成果を左右する。 - PR表記への高い受容性
企画が面白ければ8割以上がPR投稿を許容。推しが出演すれば、広告は「避けるもの」から「楽しむもの」へ。
85%が「推し」を持つ時代──広告は邪魔者からコンテンツへ
株式会社FIREBUGが実施した最新の「動画視聴態度・SNS利用実態調査」により、現代のマーケターが直面する「広告アレルギー」を突破する鍵が明らかになりました。

調査によると、20代から40代の男女のうち85.3%に「推し(好きな有名人)」が存在することが判明。
もはや「推し活」は若年層特有の文化ではなく、全世代共通の消費動機となっています。

特筆すべきは、広告に対する視聴態度の変化です。「知っている」程度のタレントでは最後まで見る割合は24.2%に留まりますが、「推し」が出演すると31.0%に上昇。さらに「すぐにはスキップしなくなる」層を含めると、視聴維持率は約69.5%に達します。

また、ユーザーが動画広告を「続きを見よう」と判断する決定打は、冒頭での「好きなタレント・推しの登場(45.7%)」が最多。ユーザーは広告開始からわずか0.5秒で視聴継続を判断しており、クリエイティブの初動における「推し・タレント文脈」の活用が不可欠といえます。

さらに、広告視聴後の行動として、20代女性の約4割が「SNSで再検索」を行っている点も見逃せません。

PR表記があったとしても、タレントの魅力や企画の面白さが担保されていれば8割以上のユーザーが視聴を許容しています。
つまり推しを起用したWeb広告は「一方的な発信」から「SNS上の検索・拡散を促すエンタメコンテンツ」へとその役割を変えつつあります。

今回の調査から、広告クリエイティブにおける2つの重要な転換点が見えてきました。
1つ目は、キャスティングの判断軸です。「知名度が高いから起用する」という従来の基準だけでは、視聴維持率の大幅な向上は望めません。これからは、そのタレントが「どの層から」「どのような理由で」強く支持されているのか──ファンとの結びつきの強さを重視した分析が不可欠になります。
2つ目は、動画広告の役割の再定義です。広告はそれ単体で完結するものではなく、視聴者がTikTokやInstagramでタレント名やハッシュタグを検索し、関連コンテンツを自発的に探す「きっかけ」へと変化しています。特に20代女性の約4割がSNS再検索を行うというデータは、この流れを裏付けています。
今後のBtoC施策では、「推し」を起点とした興味喚起から、SNS上のUGC(ユーザー投稿)へ自然につながる導線設計が、成果を左右する基本戦略になっていくといえます。
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関連リンク
プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000204.000027493.html










