動画広告のCPAは静止画の0.67倍。Meta広告20アカウントの実配信データが示す成果と落とし穴

注目すべき3つのポイント

  1. 動画のCPAは静止画の約0.67倍。実配信データ20アカウントの集計で、動画クリエイティブの高い獲得効率が示された。
  2. CTRも1.21倍と動画が優勢だが、全アカウントで動画が勝るわけではなく、商材特性によって静止画の成果が上回るケースも確認されている。
  3. 動画制作の費用対効果シミュレーションが難しい中、社内決裁を後押しする定量的な判断材料を提供するレポートとして活用できる。

Meta広告で動画・静止画の成果を実データ比較

株式会社Rectoが公開した「Meta広告における動画・静止画クリエイティブの成果比較調査レポート」は、多くのマーケターが直面する「動画制作にリソースを割くべきか」という問いに対し、定量データをもとにした回答を提示しています。

本レポートは、同社の支援先および協力企業の計20アカウントにおける実配信データを基に、同一商材・同一期間でのパフォーマンスを比較したものです。調査結果によると、動画クリエイティブは静止画と比較してクリック率(CTR)で1.21倍、獲得単価(CPA)では0.67倍という結果を記録しました。適切な動画活用は、獲得効率の改善につながる可能性を示すデータとして参考になります。

動画が静止画を上回らないケースも、商材特性の見極めが重要

一方で、「すべてのアカウントで動画が優位だったわけではない」という点も本レポートの重要な知見です。CTR比較では20アカウントのうち12アカウント、CPA比較では15アカウントで動画が静止画を上回りました。残るアカウントでは静止画が動画と同等以上の成果を示しており、商材特性によってクリエイティブの有効性が異なることが分かります。

本資料は、動画広告への投資判断に悩む運用担当者が、成果の傾向と注意点を把握するための判断材料として活用できる内容となっています。

MediaPicks  編集部

今回の調査で注目したいのは、動画のCPAが静止画の約0.67倍という結果です。近年の運用型広告はアルゴリズムの自動最適化が進んでおり、ターゲティング精度と並んでクリエイティブの質と多様性が成果に影響する局面が増えています。

「動画はコストが高い」という理由で導入をためらう企業は多いですが、このデータは動画制作にかかるコストと、動画を活用した場合の獲得効率改善を並べて検討する材料を提供しています。

制作費を広告費の一部として組み込み、検証サイクルを回すアプローチが長期的なコスト管理につながる場面もあるでしょう。ただし、静止画が上回るケースも存在することから、まず静止画で訴求の方向性を固め、その結果を動画制作に反映するという検証の順序を意識することが安定したクリエイティブ運用の一助となりそうです。

関連リンク

プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000172600.html

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