シネアド広告出稿が「視認される」理由とは。年間1.9億人が訪れる映画館メディアの正体。

いま、若年層へのアプローチに悩むマーケターの間で、ある「伝統的なメディア」が再注目されています。それが映画館で本編前に上映される「シネアド」です。

「スマホ時代の今、なぜ映画館なのか?」 その答えは、映画館という場所が持つ「圧倒的な視認性」と、近年のアニメ作品ヒットに伴う「Z世代の来場急増」にありました。

今回は、国内映画館の95%以上をカバーし、シネアドの普及を牽引する株式会社サンライズ社の森島様に、現代のマーケティングにおけるシネアドの活用メリットと、最新の広告メニューについてお話を伺いました。

映画館メディアにおける広告商品開発、データ整備を担当。
各映画館運営会社と連携し、シネアドの企画および営業推進を行っている。

目次

国内映画館の95%以上を網羅。全国を横断した「一気通貫」の出稿サポート

――まず、御社が提供している広告施策について教えてください。

弊社は、映画館広告である「シネアド」を専門に扱う広告代理店であり、国内の映画館ネットワークを取りまとめるメディアレップとしての役割を担っています 。

最大の特徴は、国内の映画館の95%以上をカバーしている点です。最新の映画を上映する主要な映画館に限れば、ほぼ100%メディア化しています。特定のチェーンに縛られず、日本全国の映画館を横断した出稿サポートを一気通貫で行えるのが弊社の強みです 。

また、映画館という場所をメディアとして捉え、スクリーンでの広告上映だけでなく、ロビーでのサンプリングやブース設置、体験型のタッチアンドトライといった販促プロモーション全般も手掛けております 。

年間入場者数は、歴代最高水準の1.9億人に迫る。視認率100%を実現する完全クローズドな環境

――いま、なぜシネアドが注目されているのでしょうか?

背景にあるのは、来場者層の劇的な変化です。
2025年の映画興行は「劇場版「鬼滅の刃」無限城編」や「国宝」など多くのヒット作が生まれました。
その結果、興行成績は過去最高の2,744億円年間入場者数は約1.88億人にまで急増しました。
日本全体で2人に1人が映画館を利用している圧倒的な規模数です。

特に顕著なのが「Z世代」の台頭です。近年、アニメ作品の大ヒットが続いている影響で、10代・20代の利用率が圧倒的に高まっており、今や若年層の6〜7割が映画館を訪れています 。デジタル広告のノイズに慣れ、広告をスキップしがちな若年層に対し、確実にメッセージを届けられる場として、アプリ関連や教育機関、人材募集などの出稿が非常に増えています 。

――シネアドならではの「独自の強み」はどこにありますか?

最大の強みは、あらゆる動画メディアの中で「最も視認され、記憶に残るメディア」であるという点です。

現代の動画広告の課題は、スキップされたり、スマホをいじりながらの「ながら視聴」をされたりすることです。しかし、映画館は暗転した中で座席に縛られ、スマホの電源を切ることを求められます。視聴者は「これから始まる映画」に集中しており、視覚・聴覚ともに100%スクリーンに向いているため、他のメディアではあり得ないほどの高い広告到達率を実現します。

また、家庭のテレビやスマホとは比較にならない巨大なスクリーンと、全方位からの音響(サラウンド)システムも大きく影響しています。この環境で上映されるシネアドは、視聴者の感情を揺さぶるため、通常のCMよりも「自分ごと化」されやすく、ブランドの認知や好意度を劇的に高める効果があります。

――環境が特殊だからこそ、伝えられる情報の密度も変わってきそうですね。最近の広告主の傾向はいかがでしょうか?

「心に深く刻む力」を期待して、90秒や120秒といったメッセージ性の高いストーリー仕立ての映像を出稿されるクライアント様も増えています。

映画館に来ているお客様は、作品を心待ちにしている最中であり、非常にポジティブで開放的な心理状態です。 このタイミングで流れる広告は、日常生活の中での「割り込み」ではなく、「映画体験の一部」として受容されやすい傾向にあります。
そのため、ブランドに対するネガティブな反応が極めて少なく、むしろ高品質な映像体験として好意的に受け止められるのです。

作品との相乗効果で態度変容を狙う。ニーズに応える柔軟な出稿プランと「来場者数保証」

――具体的な広告メニューや、出稿の仕組みについて教えてください。

主に2つの基本メニューがあります。

  • シネアドスポット:特定の作品や映画館を指定して出稿するプランです。「ファミリー向け作品」や「女性向け作品」など、作品のターゲット属性に合わせてピンポイントでアプローチできます 。
    例えば過去上映された、映画『グランメゾン・パリ』では、食品会社様や料理業界向けサービスの広告が上映しました。
    観客の心理状態に合わせて広告出稿できるため、態度変容が期待できます。映画作品の強みや特徴を生かしたプランとなっております。
  • シネアドレギュラー:半年以上の長期出稿を前提とした、エリアマーケティング向けのプランです。映画館周辺の地元企業様(ディーラーや住宅メーカー等)が活用しやすいよう、月額費用を抑えた設定になっています 。

さらに、最近の主流となっているのが「動員数保証パッケージ」です 。
広告主様の「どれくらいの人数に見られるか不安」という声を解消するため、予測入場者数(インプレッション数)を算出し、その人数に達するまで上映を保証するパッケージを提供しており、特にナショナルクライアント様から高い支持をいただいています 。

上記以外にも「ポスター・リーフレット設置」や「映画館サンプリング」・「プロモーションブース設置」など多数のプランをご用意しています。貴社に合ったプランの組み合わせも柔軟にご提案、実施が可能です。

強力な作品ラインナップが続く2026年。シネアドの成功を左右する「最適なプランニング」の提供

今年も非常に強力な作品ラインナップが揃っており、映画館という場所の価値はさらに高まっていきます 。

弊社は過去の膨大な実績データと、数年先までの公開予定作品データベースを保有しています 。「どの作品に合わせるのが効果的か?」「このターゲットに届けるにはどうすればいいか?」といったご相談をいただければ、データに基づいた最適なプランをご提案させていただきます 。

映画というエンターテインメントが持つパワーを、ぜひ貴社のブランディングや販促にご活用いただければと思います。

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