注目すべき3つのポイント
- 遠征は推し活層の定番行動に
経験者は全体の6割超、頻度は「年2〜3回」が最多で、年10回以上の高頻度層も約19%存在 - 1回平均約5.9万円の高額消費
費用内訳の第1位は「交通費」(53.7%)で、グッズ購入や複数公演参加を上回る最大の支出項目 - 観光・飲食への波及効果
約6割が遠征先で「地元グルメ」を楽しみ、観光・聖地巡礼にも展開。地域経済への送客効果が明らかに
推し活層の6割超が経験。「遠征」は定番行動として定着
株式会社Oshicocoは、同社が運営するInstagram「推し活応援メディアOshicoco」のフォロワー664名を対象に、『推し活における遠征』に関するアンケート調査を実施しました。調査期間は2026年4月6日から8日です。

調査の結果、推し活層のうち6割以上が「遠征したことがある」と回答し、遠征が一部のコアファンだけの特別な行動ではなく、推し活層に広く浸透した定番行動になっている実態が明らかになりました。

遠征頻度は「年2〜3回」(34.7%)が最多で、次いで「年1回」(22.1%)、「年4〜5回」(21.1%)と続きます。一方、「年10回以上」と回答した高頻度層も約19%存在し、全国ツアーや試合日程に合わせて積極的に移動するファン層の存在も確認されました。
\短期的な話題づくりに終わらない!継続的な推し活マーケティング支援はこちら/

1回平均5.9万円。最大コストは「交通費」で過半数を占める

遠征1回あたりの平均費用は約5.9万円(各選択肢の中央値をもとに算出した推計値)で、最多回答は「3〜5万円」(33.7%)でした。
さらに「10〜20万円」「20万円以上」がそれぞれ6.3%を占め、1割強が1回の遠征で10万円を超える高額消費を行っている結果となりました。

費用の内訳で最もお金がかかる項目は「交通費」(53.7%)で過半数を占め、「グッズ・物販」(30.5%)、「宿泊費」(9.5%)を大きく上回りました。
チケット代や物販ではなく、推しに会いに行くための移動コストが最大の支出項目となっている点は、全国ツアーや地方公演、スポーツのアウェイ観戦、海外公演への参加など、遠征機会の広域化を反映した結果といえます。
遠征は観光消費にも波及。自治体・観光事業者にもチャンス

遠征のついでに行う活動(複数回答)では、「地元グルメ・飲食を楽しむ」(60.0%)が最多となり、「観光スポットを巡る」「ショッピング・買い物」(各37.9%)、「聖地巡礼」(35.8%)、「遠征仲間と打ち上げ・食事」(31.6%)と続きました。
遠征が単なるイベント参加にとどまらず、飲食・観光・小売といった周辺産業の消費行動を強く生み出している実態が示されています。

遠征先としては東京都(61.1%)が最多で、神奈川県・大阪府(各46.3%)、愛知県(45.3%)が続きました。
上位には福岡県、千葉県、埼玉県に加え、宮城県や静岡県、兵庫県もランクインし、大都市圏に集中しながらも地方中核都市への送客効果が生まれていることが分かります。
\株式会社Oshicocoの推し活マーケティングノウハウ資料はこちら!/
MediaPicks 編集部今回の調査で特に重要なのは、遠征費用のうち53.7%を交通費が占めている点です。チケット代やグッズ代よりも先に移動コストが大きくのしかかっていることから、鉄道・航空・宿泊といった移動関連事業者には、推し活層に向けたパッケージ商品や会員施策を展開する余地がまだ大きく残されているといえます。
また、年に10回以上遠征する高頻度層が約19%、1回あたり10万円以上を使う高額消費層が約13%存在している点も見逃せません。推し活層は一枚岩ではなく、行動頻度と支出額の2軸で細かく分け、それぞれに適した施策を設計する必要があります。
さらに、遠征先での支出を見ると、約6割が地元グルメ、約4割が観光やショッピングにお金を使っています。
このことから、ライブや舞台を提供するコンテンツホルダーと地域事業者が連携することで、新たな価値を生み出せる可能性があるといえます。
コンテンツの集客力と地域資源を掛け合わせた企画こそが、今後の推し活経済圏を広げる鍵になりそうです。
関連リンク
プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000095735.html
関連ニュース












