一般消費者向けの商材を持たない多くのBtoB企業にとって、「企業名を知ってもらえない。」という課題は採用活動に限らず、将来的なブランド形成や企業理解の面でも大きな壁となっています。どれほど優れた技術や実績があっても、接点がなければ、企業は「知られない存在」のままです。
こうした認知課題に対し、日常動線を活かした大学内の自動ドアサイネージという新たな選択肢が生まれています。毎日必ず通る場所に設置されているため、広告として意識されすぎることなく、自然と企業名が記憶に残ります。本記事では、その仕組みと活用事例を、開発元ナブテスコ株式会社へのインタビューを通じて紐解いていきます。

ナブテスコ株式会社
飯白 豊充様
住環境カンパニー 新事業推進部 事業企画課 マネージャー
自動ドア関連の機器設計・商品開発に従事。その経験を活かし、自動ドアを広告媒体化する新事業を企画・立案。精密機器メーカーであるナブテスコでこれまで誰も経験したことがない広告事業参入というミッションを先導し実行している。現在は自らが立ち上げた広告事業を成長拡大させるため、チームをリードしている。
“必ず目に入る”から価値がある ― 自動ドア広告という新たな接点
建物に入る瞬間を押さえる「強制視認性」の強さ
――まず、御社が提供している広告媒体について教えてください。
私たちが提供しているのは、大学内の自動ドアを利用したデジタルサイネージ広告です。具体的には、自動ドアの固定側の窓とサイネージを一体化したものになります。
――「自動ドア」という場所にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
最大の特徴は、建物に入る際に一番初めに目にする場所であり、目的地にたどり着くまでに「絶対にそこを通過しなければならない」という点です。
歩いていく動線の正面に現れるため、非常に強い「強制視認性」を持っています。
さらに、自動ドアにはセンサーがあるため、「1か月で何人がこのドアを通過したか」を可視化できます。そのため、屋外広告で課題になりがちな、効果の不透明さを解消できるという強みもあります。
大学生に毎日届く、大学内ならではの広告環境
――設置場所はどのように選定されているのですか。
現在、設置場所は大学キャンパス内の売店や食堂などを中心に、学生が日常的に必ず利用する施設を選定しています。
食堂や売店は毎日の生活動線であることから、学生生活の中で繰り返し広告に接触してもらえる環境が整っています。また、大学という公的な場所に設置されていることで、SNSなどの広告に比べて信頼感を持って受け入れられやすいという心理的安全性の高さも特徴です。
広告出稿のイメージを詳しく知りたい方は、ぜひ下記資料をご覧ください。
視認率・認知率データが示す、確かな広告効果
――実際の視認率などのデータは出ているのでしょうか。
実際に私たちが大学に足を運び、大学で一人ひとりにアンケートを実施した結果、視認率60%、認知率約70%というデータも確認されています。

また、最近では、自動ドア広告・一般的なサイネージ・ポスターの3媒体を比較する調査も行いました。
その結果、自動ドア広告は「インパクトがある」「覚えやすい」という評価を多くいただいています。

認知課題への効果―大学内自動ドア広告の活用事例
「学生に知られていない」BtoB企業が直面する認知の壁
――どのような課題を持つ企業がこの広告を利用しているのでしょうか。
主に、一般消費者向けの商材を扱っておらず、学生への知名度が低く、採用活動に苦戦しているBtoB企業様にご利用いただいています。
もともとこの媒体は、精密機器メーカーである弊社ナブテスコ自身が「学生に知られていない」という自社の困りごとを解決するために立ち上げた背景があります。
企業認知を目的とした出稿事例
――具体的な出稿事例を教えてください。
一例として、オーベクス株式会社様の事例があります。同社も「学生を集めるのが難しい」という採用面での課題を抱えていました。
そのため、特定の商品を訴求するのではなく、「どんな会社なのかを知ってもらう」ことを目的に出稿されています。
「広告っぽさ」を感じさせない、日常接点による認知形成
――学生からはどのような反応があるのでしょうか。
面白いデータとして、学生に「どこでその企業を知ったか」を聞くと、「いつの間にか知っていた」「どこで知ったか分からない」という回答が最も多かったです。
実際に、早稲田大学でナブテスコのを動画を放映したところ、掲載前は20%以下だった企業認知度が、掲載後には40%を超えました。

毎日通る場所でふと目にすることで、広告として押し付けがましさを感じさせることなく、継続的な接触を通じて企業名の記憶定着が促されています。
ナブテスコが選ばれる理由 ― 他にはない自動ドア広告の独自性
自動ドアとサイネージが一体化した、新しい広告体験
――他社のサイネージ広告と比較して、ナブテスコならではの独自性はどこにありますか?
最も大きな違いは、「自動ドアとサイネージが一体化している」という点そのものです。
この仕組みは、自動ドアメーカーであるナブテスコだからこそ提供できるものです。
その新しさ自体が、学生の目を引く注目ポイントになっています。
――運用や表現の面での特徴はありますか?
以下2点が、大きな独自性として挙げられます。
2面連動による柔軟な表現:
進行方向に対して左右二つのサイネージがセットになっており、左右で異なる映像を流すといった柔軟なクリエイティブ表現も可能です。
これにより、どの角度からでも広告が目に入りやすくなり、視認の取りこぼしを防ぐことができます。
高い視認率・認知率につながっている理由の一つです。
具体的な配信例を知りたい方は、下記より資料をダウンロードください。
期間内での出し分け対応:
通常は1ヶ月単位の枠販売ですが、その期間内で「前半はキャンペーン告知、後半はブランディング映像」といった切り替えも可能です。企業の採用フェーズに合わせたきめ細やかな運用ができます。
「まずは試してみたい」「効果を見ながら改善したい」などのニーズにも応えやすい設計になっています。
実際に、株式会社キャリアデザインセンター様には、2面連動型動画と配信期間中のクリエイティブ切り替えを組み合わせた形でご活用いただきました。
2024年4月から約6か月間、採用関連イベントや就活支援サイトの告知を目的に広告を掲出しています。
継続的な出稿の中で、タイミングに応じて期間限定イベントの告知へ内容を変更したほか、左右2面それぞれに異なる要素を持たせた連動動画を放映するなど、表現面でも工夫を重ねた運用が行われました。
出稿場所:早稲田大学 17号館 ライフセンター

まとめ
― 最後に、相性の良い企業や出稿を検討している企業へメッセージをお願いします。
大学内自動ドア広告は、建物の入り口という「必ず通る場所」で正面からメッセージを届ける「強制視認性」を最大の武器としています。そのため、瞬間的なアクション(QRコードの読み取りなど)を促すよりも、日常の中で繰り返し目に触れることで、中長期的に企業の存在を自然に浸透させる認知形成に極めて適した媒体です。
特に、以下のような課題をお持ちの企業におすすめです。
- 学生からの認知が低いBtoB企業
- 採用活動に課題を感じている企業
- 学生との接点を新たに作りたい企業
大学内自動ドア広告は、学生からの信頼を獲得しつつ、企業の認知度を底上げしたいBtoB企業や製造業の皆様に非常に適しています。特に、採用を目的としたブランディングやインターンの周知には高い効果を発揮します。
2026年1月現在、リーズナブルにお試しいただける特別プランもご用意しています。
詳細な媒体資料や掲載可能な大学、具体的な費用感については、販売店を通じた柔軟な調整が可能です。
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