Z世代向けOOHはリーチより文脈。NewMatchが渋谷・道玄坂に掲げた10m広告の設計思想

「NewMatch、渋谷・道玄坂Spotify O-EAST横に全長10mの超大型OOHを掲出!」サムネイル画像

注目すべき3つのポイント

  1.  インハウスクリエイティブの再評価
    外部代理店を使わず、カルチャーを内側から理解するメンバーが制作を担う「インハウス×解像度」という組み合わせが、Z世代向け広告の新しい勝ちパターンになりつつある
  2.  「量より質」のOOH選定が主流になるか
    リーチ数ではなくコンテキスト(文脈)で掲出場所を選ぶ発想は、媒体選定の評価軸そのものを問い直すものであり、今後のOOH企画提案に影響を与える可能性がある
  3. 広告起点でカルチャーコミュニティを設計
    OOH掲出→イベント開催→アプリ体験という導線は、広告を認知ツールではなくコミュニティの入口として設計する考え方で、コミュニティアプリ以外の業種にも応用できる

若者がアイデンティティを形成する場所に広告を出す意味

「友だちから始まる新しい出会い」をコンセプトに掲げ、18〜24歳の若年層から絶大な支持を集める友だち作りアプリ『NewMatch(ニューマッチ)』を運営するONE株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:畠中理弥)は、2026年2月5日より、渋谷・道玄坂エリアにて縦1.7m×横10mの超大型屋外広告(OOH)の掲出を開始しました。掲出期間は2027年2月4日までの約1年間です。

渋谷・道玄坂に掲出されたNewMatch超大型OOH広告(縦1.7m×横10m)の前に立つモデル2人。

掲出場所はHALEM前からSpotify O-EAST横にかけてのエリアです。

このエリアはいわゆるチャラ箱から音箱まで大小様々なクラブやライブハウスが密集し、東京のナイトカルチャー・日本の音楽シーンの中心地として若者に認知されるエリアです。

この道玄坂エリアを選定した背景には、単純なリーチ数の最大化ではなく、ターゲットがアイデンティティを形成する文脈(コンテキスト)に広告を置く」という戦略的意図があります。

NewMatchが掲げる「若者のもっとという気持ちを引き出したい」というブランドメッセージと渋谷の文化的空気感を重ね合わせることで、通りすがりに目にした若者の記憶に残る広告体験を目指しています。

また、クリエイティブ制作を外部の広告代理店に任せず、インハウスチームで完結させている点も注目に値します。

NewMatch OOH広告のクラブシューティング。下北沢SPREADにてSHIHALとSarenがダンスフロアで弾けるシーンの画像


モデルにはプロの広告モデルではなく、若者の間で支持されているラッパー、Sad kid yazや、同じくラッパーのSarenやJulias、iroiro起用しています。さらには古着屋JADEオーナーのloup boy、DJのSHIHALなど、実際に若者文化を牽引するクリエイターを起用しています。

NewMatch OOH広告の撮影ロケーション、明治神宮前の古着屋CC STOREにてJuliasとiroiroが古着を楽しむシーン

撮影ロケーションも下北沢のクラブSPREADや明治神宮前の古着屋CC STORE、代々木の隠れ家カフェバーwahgwaancafeなど、「知っているが、まだ行ったことのない」Z世代にとって少し先の憧れを体現するスポットに限定。

既存の広告が陥りがちな「作り込まれた嘘臭さ」を排除し、憧れと共感の絶妙な距離感を生み出すことに成功しています

MediaPicks  編集部

この広告施策の最大の特徴は、若者カルチャーへの解像度の高さOOHの接触の質です。

起用したSarenやJulias、iroiroといったラッパーたちは、既存の音楽メディアではまだほとんど特集されていませんが、渋谷のダンスフロアで遊ぶ若者たちからは熱狂的な支持を集めているアーティストたちです。

インハウスで同じカルチャーに属しているメンバーが多く在籍しているからこそ、「メディアが発見する前の本物」を掴める眼差しが生まれています

撮影ロケーションの選定も同様です。
海外アーティストの来日公演も行われる下北沢SPREAD(クラブ兼ライブハウス)、雑誌『COMET MAGAZINE』を手がけるクリエイティブクルーが運営する古着屋CC STORE(明治神宮前)。
こうした場所を迷わず選べる判断力は、現場のカルチャーを日常的に追っていなければ持てません

3月1日に開催するヒップホップイベント「NewBounce」の会場に代官山ORD.を選んだ点も注目に値します。
代官山ORD.は「恵比寿Batica」「中目黒solfa」との姉妹店で昨年オープンし、実験的な音楽シーンの発信拠点であり、 東京のアンダーグラウンドな音楽シーンを継続的に追っていなければ自然には出てこない選択肢といえます。
このような若者カルチャーへの姿勢が、作り込まれた若者向けの嘘臭さをなくし、憧れと共感の絶妙な距離感を生み出しています。 

OOHの場所選定という観点からも、この施策は通常の発想とは異なります。
スクランブル交差点周辺のような「多くの人が通る場所」ではなく、「特定のカルチャーやライフスタイルを持つ若者」が自然と集まる道玄坂の円山町エリアを選んだのは、 リーチの量より接触の質を優先した判断と推測できます

自分たちのユーザーの解像度を高く保つためには、実際にそのシーンの中に身を置き続けることが必要と言えるかもしれません。

\ 渋谷・道玄坂エリアのOOH媒体資料はこちら /

関連リンク

プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000101105.html

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