注目すべき3つのポイント
- 「テレビ=YouTube」の定着
1日あたりの平均視聴時間でYouTubeが50.4分を記録。地上波各局を抑え、テレビ画面の主役としての地位を盤石に。 - CMでも目が離せない高アテンション
自ら選んで視聴するCTV(動画サービス)は、地上波に比べCM放送時の「注視度」が有意に高い。 - アプリは目的別で使い分け
ドラマはTVer、アニメはNetflixなど、ジャンルによる棲み分けが進み、ターゲットへの「文脈に沿ったアプローチ」が可能に。
REVISIO株式会社が発表した『コネクテッドTV白書2026』では、人体認識技術を用いた実測データに基づき、視聴者が「どのアプリで、どのくらい、どのように」広告を見ているかを克明に描いています。
YouTubeが1日約50分。テレビデバイスの主役へ

※テレビデバイスにおける1日あたりの利用時間
CTV視聴世帯における各動画サービス・放送局の平均視聴時間において、「YouTube」が50.4分/日と2年連続で1位を記録しました。TVer、Netflix、ABEMA、U-NEXTといった主要動画サービスが昨年比で視聴時間を伸ばす一方、放送局側ではTBSが昨年より3.9分/日増加するなど、放送局側ではTBSの増加が昨年比3.9分/日と目立っています。もはやテレビ画面は「放送を受信するデバイス」から「好みのアプリを選択するポータル」へと変貌しつつあります。
CM中も高いアテンションを維持するCTVの強み

※CM時点の放送局・動画サービスごとの注視度
広告出稿において特筆すべきは、画面への注視度の高さです。本編視聴中だけでなく、CM時点においても地上波より動画サービスのほうが高い注視度を維持していることが確認されました。
これは、ユーザーが「自らコンテンツを選択して視聴している」という能動的な姿勢に加え、CMチャンス(広告時間)が地上波に比べて短いこと、そして広告の挿入タイミングの良さが、視聴者の離脱を防ぎ、高い注目度を維持する要因と考えられます。
「何を見るか」で決まる、視聴者のアプリ使い分け

※コンテンツ別注視度【添付スライドはTVerのランキング。他サービスのランキングは資料内に掲載】
※TVer広告の資料はこちらからダウンロード
さらに今年の調査では、コンテンツごとの分析により、視聴者の使い分け傾向が浮き彫りになりました。ABEMA、Amazon Prime Video、Netflix、TVerといった各サービスで、注視度の高いコンテンツジャンルは明確に異なります。視聴者はアニメ、ドラマ、バラエティといったジャンルや時間帯によって、利用するサービスを賢く使い分けているのが現状です。

広告主にとって最大の収穫は、「CTV広告はリーチだけでなく『質(注視)』が伴う」という事実の裏付けです。
これまでのテレビCMは垂れ流し視聴による無駄撃ちが課題でしたが、CTVは能動的な視聴がベースにあるため、1インプレッションあたりのブランド浸透効率が高い水準にあると言えます。
また、本レポートが示す「アプリごとのジャンル棲み分け」は、クリエイティブ戦略に直結します。
例えば、TVerでドラマ視聴層に情緒的な訴求を行うのか、YouTubeで趣味嗜好が反映されやすいコンテンツに載せるのか。ただテレビ画面に映ることを目指すのではなく、「視聴者がどのような心理状態でそのアプリを開いているか」という文脈に合わせた出稿が、2026年以降の勝敗を分けるでしょう。
\今年のCM戦略の参考に!/
関連リンク
プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000202.000051361.html









