注目すべき3つのポイント
- 千寿製薬がオンラインガチャの導入で、通常広告比2〜3倍のインプレッションを獲得しました。
- 「説明する」から「参加する」への導線設計で、従来リーチできなかった潜在層との接点創出につながりました。
- オフラインイベントに診断コンテンツを掛け合わせ、SNS連携による継続的な顧客関係を構築しています。
株式会社on the bakeryは、自社のノーコードツール「クロワッサン」を導入した千寿製薬株式会社のマーケティング事例を公開しました。
千寿製薬は、目のサプリメント「onoono for eye」のプロモーションにおいて、従来のLP誘導型広告では関心が薄い層との接点を作りづらいという課題を抱えていました。
そこで、「まず商品説明を読んでもらう」という発想から、「まず参加してみたくなる入口を作る」方針へ転換しました。オンラインではMeta広告やLINEで「はずれなしのクーポンガチャ」を展開し、オフラインのライブイベントではチラシを活用した『推し活「目」タイプ診断』を実施しました。
結果として、クリエイティブをガチャに変更しただけで、同じ広告配信においてインプレッション数が通常比2〜3倍に増加しました。オフライン施策でも診断をフックにSNSフォローへの自然な導線を構築し、「イベント当日限り」で終わらない関係づくりにつながっています。
LP誘導型広告の限界と、参加型施策への転換
千寿製薬がこれまで中心としていたGoogle・Yahoo!・MetaなどのWeb広告は、商品に一定の関心を持つユーザーには届きやすい一方、まだ興味が薄い層へのリーチには課題がありました。目の健康という領域は後回しにされやすく、競合も多い中で「onoono for eyeならではの価値」をどう伝えるかが問われていました。
こうした背景から生まれたのが、「説明する」ではなく「まず参加してみたくなる入口をつくる」という発想の転換です。サプリメントは継続することで価値が生まれる商材である一方、効果を実感するまでに時間がかかりやすいという特性もあります。商品理解を前提としない参加型の入口を設けることで、これまでリーチできなかった層への接触機会を設計しました。
オンライン×オフラインで構築した「二重の参加導線」
施策①:3周年記念クーポンガチャ(オンライン)
Meta広告・Instagramストーリーズ・LINEで展開した「3周年記念クーポンガチャ」は、「必ず当たる」設計が参加ハードルを下げるポイントでした。100%OFFクーポンを含む「はずれなし」の仕様にすることで、「ちょっとやってみようかな」と感じてもらいやすい入口を用意しています。
ガチャを回す→クーポンを受け取る→ブランドを知る、という流れにより、「広告を見る」から「まず参加する」導線へ変わりました。通常のLP誘導型クリエイティブと同じ広告配信において、インプレッション数が2〜3倍に増加しています。クーポン利用率や購買への転換は今後の改善点として残りつつも、新しい認知接点の創出という主目的に対しては、想定以上の結果が得られました。
施策②:推し活「目」タイプ診断(オフライン)
目薬部署との連携で参加したライブイベントでは、『推し活「目」タイプ診断』を実施し、onoono for eyeのサンプルを配布しました。サンプル入りの袋に二次元バーコード付きチラシを同封し、その場で診断コンテンツを体験できる導線を設計しています。
従来のサンプリング施策では「受け取って終わり」になりやすい課題がありましたが、「診断」という参加の理由を加えることで、自発的にコンテンツへ接触してもらいやすい設計になりました。診断後はSNSアカウントへ自然につながる導線も用意しており、「イベント当日で終わらない」関係構築を実現しています。
クロワッサンが持つガチャ・診断コンテンツの活用事例をより詳しく知りたい方は、最新15事例をまとめた資料も参考になります。
少ないリソースで施策を回し続けるための仕組み
千寿製薬のサプリメント事業室は、限られた人数の中で新しい施策を継続的に展開しています。クロワッサンの導入により、クリエイティブ制作から実装までを一貫して進めやすくなり、「まず試してみる」までのスピード感が変わりました。
参加型施策を毎月切り替えることはリソース面で容易ではありませんが、そのハードルが下がったことで、定期的に新しいターゲット層へリーチする施策を続けやすい環境が整いました。また、参加型コンテンツを見た別部署の担当者から「このクオリティのものがそんなにすぐできるんですね」という反応があったといいます。単なる制作支援にとどまらず、企画段階から「参加したくなる体験」を形にできる点もクロワッサン活用の価値となっています。
ノーコードで診断・ガチャを実装できるクロワッサンの機能や料金体系は、サービス資料で確認できます。
MediaPicks編集部の視点

Web広告のコストが上昇し、関心度の高いユーザーの獲得が難しくなる中、まだ興味が薄い潜在層へのアプローチは多くのマーケターの課題です。本事例の注目点は、「継続が必要で効果を実感するまでに時間がかかる」というサプリメントの商材特性を、ゲーミフィケーションの仕組みによって参加への心理的ハードルを下げた設計にあります。この参加型アプローチは、金融やBtoBなど説明が複雑になりやすい商材にも応用できる考え方です。参加型の体験を提供することで、良質な認知とエンゲージメントの獲得が期待できるでしょう。
関連リンク
プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000397.000097870.html









