注目すべき3つのポイント
- 「厳選派」と「多登録派」の二極化が進展
登録数0〜2件が約45%を占める一方、30件以上のヘビーユーザーも約11%存在。 - 友だち追加の決定打は「実利」
56.3%が「クーポン・キャンペーン」を重視。ブランドストーリーよりも直接的なメリットが強いフックに。 - 開封率は「10%以下」か「約100%」か
ユーザーの選別眼がシビアになる中、熱心なファン層21%をいかに掴むかが鍵。
闇雲な「友だち追加」はもう古い。ブロックを避け、ファンを育成するマーケターの「腕の見せ所」
株式会社TimeTechnologiesが実施した「LINE公式アカウントの利用実態調査(2026年最新版)」により、消費者のLINE利用におけるシビアな選別実態が明らかになりました。
※調査対象(全国の男女15歳以上、1,000サンプル)
1. LINE公式アカウントの友だち登録数

調査によると、登録アカウント数は「0件(23.3%)」と「1〜2件(21.7%)」が上位を占め、約半数のユーザーが非常に限定的な利用に留まっていることが分かりました。一方で「10件以上」を登録する層も一定数存在し、利用スタイルの二極化が鮮明になっています。
2. 友だち追加の決め手

ユーザーがアカウントを追加する最大の動機は「クーポン・キャンペーン情報(56.3%)」であり、次点の「ブランドストーリー(12.6%)」を大きく引き離しました。まず「お得感」で入り口を作り、その後の運用でファン化させる導線設計の重要性が示唆されています。
3. メッセージの開封率

開封率については「10%以下」と回答した層が41.1%で最多となりました。しかし、「ほぼ100%開封する」層も21.0%存在します。ユーザーは自分にとって価値が低いと判断した通知を徹底してスルーする傾向にあり、一斉配信による「情報の押し売り」が通用しにくい環境となっています。
4. LINEきっかけの購入経験

メッセージをきっかけとした購入経験が「ある」と答えた人は25.3%に達しました。4人に1人がLINE経由で購買行動を起こしており、適切なセグメント配信やタイミングの最適化を行えば、高いコンバージョンが期待できるチャネルであることは間違いありません。
5. 人気のアカウント傾向
支持されているアカウントには、マクドナルドやユニクロ、ヤマト運輸などが挙げられました。「日常的な利用頻度の高さ」に加え、「配送通知などの利便性」や「ポイント・クーポン等の還元」が共通項となっており、生活インフラの一部として機能しているアカウントが強い支持を得ています。

今回の調査結果から見えるのは、LINEが「メルマガの代替」ではなく「CX(顧客体験)の主戦場」へと完全に移行したという事実です。
開封率が10%以下に沈むアカウントと、100%読まれるアカウントの差は、単なる情報の質ではなく「パーソナライズの精度」にあります。特に「クーポン」を入り口にしつつも、購入経験を持つ25%のユーザーを維持するためには、LTV(顧客生涯価値)に基づいたステップ配信や、CRMデータと連携した「私に向けられたメッセージ」の演出が不可欠です。
今後は、闇雲な友だち増進ではなく、いかにブロックを避け、2割の熱狂的ファンを育成するかが、マーケターの腕の見せ所となるでしょう。
関連リンク
プレスリリース・出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000041525.html
引用元:LINE自動配信ツール Ligla(リグラ)
URL:https://ligla.jp/
概要:LINE公式アカウントの運用効率化、自動応答







