注目すべき3つのポイント
- 「韓国向けクリエイティブ」がわずかに上回る結果に
単なる翻訳ではなく、現地ユーザーの視覚的・情緒的嗜好に合わせた広告設計が、関心形成の鍵を握る。 - 「SNS →地図 →行動」の意思決定プロセスが定着
旅行中はInstagramで直感的に選び、Google Mapsで信頼性と位置を確認する意思決定プロセスが一般化。 - 視覚情報と価格重視の傾向
検索エンジンよりも動画やSNSの体験型コンテンツが旅の起点となり、宿泊選択では「価格」が最大の決定打に。
見出し
株式会社ジャリアが実施した訪日韓国人への実地調査により、インバウンドマーケティングにおける「広告表現」と「行動プロセス」の密接な関係が明らかになりました。

【結果】
・クリエイティブA
(韓国向け):
111票(約57%)
・クリエイティブB
(日本向け):
83票(約43%)
調査の結果、広告クリエイティブにおいて「韓国向けに設計された表現」が「日本向け(翻訳対応)」を上回り、支持を得ました。これは単なる言葉の違いではなく、情報の見せ方や構成が韓国人ユーザーの感性に合致しているかが影響している可能性を示唆しています。


特に注目すべきは、訪日韓国人の行動導線です。旅行前はYouTubeやInstagram、NAVER blogで視覚的に情報を収集し、旅行中は「Instagramで発見し、Google Mapsで詳細と評価を確認する」という流れが定着しています。この「SNSと地図の併用」という行動特性を理解した上で、いかに「保存」や「比較」されやすい情報を届けるかが、インバウンド施策の成否を分けるポイントと言えるでしょう。

また、宿泊施設選びにおいては「価格」が突出して重視されており、コストパフォーマンスを前提とした上で、雰囲気や立地などの付加価値を比較検討するシビアな消費行動も見て取れます。

今回の調査で浮き彫りになったのは、海外向け広告で成果を出すために必要なのは翻訳ではなく、現地の人が「情報をどう探し、どう判断するか」という現地の検索習慣への最適化にあります。
特に韓国人観光客の場合、SNSを単に眺めるだけでなく、Google Mapsと連動させて、今すぐ行くべきかを即座に判断する行動パターンが定着しています。このため、広告単体での認知を狙うだけでは不十分です。
具体的には、広告を『後で見返したくなる情報源』として設計し、画像内に営業時間やメニュー等の実用的な情報を盛り込むことが、来店への最短ルートとなります。また、SNSで興味を引いてもマップ上の情報が不十分であれば離脱を招くため、SNS施策とMEO(マップ最適化)を「一続きの体験」として統合運用することが重要です。
細かな説明よりも、現地のトレンドに即したビジュアルで「体験の質」を直感的に伝える設計へとシフトしましょう。ユーザーの移動と検索という一連の動作に、違和感なく情報を滑り込ませる視点がインバウンド施策の成否を分けるのです。
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関連リンク
プレスリリース・出典
・株式会社ジャリアによる調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000176960.html
・株式会社ジャリア
https://jarea.jp
【調査概要】
調査日時:2025年12月23日・2026年1月9日
調査場所:博多駅前
調査対象:訪日韓国人観光客
調査人数:
・広告クリエイティブ調査(シール調査):194名
・アンケート調査:103名
調査方法:
(1)日本市場向けに設計したクリエイティブ
(2)韓国市場向けに設計したクリエイティブ
の2種を提示し、「より関心を持つ広告」を選択
併せて、旅行行動・SNS利用に関するアンケート(全7問)を実施
調査主体:株式会社ジャリア










