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公開日:2022年12月13日 更新日:2023年08月22日

サイネージの面白い活用事例、設置場所7選

サイネージの面白い活用事例、設置場所7選サイネージの面白い活用事例、設置場所7選

面白いサイネージ

面白いサイネージとは、通常のサイネージと異なる活用法や異なる場所に設置されるサイネージです。こうしたサイネージは、紙や布からデジタルに媒体が変更されたことで、表現や操作性、変更・更新が容易かつ多様化したため生まれました。社会生活の変化に合わせ、サイネージの役割が変化したことも面白いサイネージが作られる原因となっています。目につきにくい場所に設置することや、設置場所自体が移動すること、掲示期間が限定されることで、面白いだけでなく、効果も向上している興味深いサイネージです。

そもそもサイネージとは

サイネージとは、英語でsignageと記し、標識を意味し、ビジネス的には、特に商業上の看板・ポスターなどを示します。ポスターとは、英語でposterと記し、柱(post)に貼られることが多かったため、ポスターと名づけられました。ビジネス的には、柱の他、塀や壁、施設の屋内・屋外問わず掲示されるメディアを意味します。メディアとは、媒体、媒質、伝達手段、中間などの意味を持つ英語mediaのことであり、ビジネス的には情報伝達媒体を意味します。サイネージは近時、「デジタルサイネージ」と同義され、使われています。デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクタ、LEDビジョンなどに、情報通信技術を使って、表示される動画や静止画です。その役割は多様に及び、情報伝達媒体としてインフォメーション機能やプロモーション機能を果たすだけでなく、空間演出機能、防犯機能も備わるようになりました。デジタル化されることで、IOTやセンサー、認証システムと連携し、様々な表示方法と設置場所、活用方法が生まれています。

サイネージで配信できるコンテンツ

コンテンツとは、英語でcontentsと記し、中身や内容を意味し、ビジネス的には、メディア媒体を通じて提供される情報の内容を示します。サイネージが提供するコンテンツには、情報伝達媒体として静止画やテキスト、キャッチコピー等があり、デジタルサイネージに関してはさらに、動画やWeb、照明、音声も配信できるようになっています。照明や音声は、LEDや人感センサー、顔認証システムと組み合わせることで、空間を演出したり、防犯に役立ったりするコンテンツに発展しました。このうち、サイネージの代表的コンテンツである動画と静止画について、以下で解説します。

動画

動画は、静止画に対する対義語で、動いている画像を示し、サイネージを象徴するコンテンツです。動画は、映像と音声、テキストの組合せで千差万別に分かれ、映画やテレビのような実写からアニメーション、スライドショーも含まれます。静止画に対し、同じ時間でも伝えられる情報量が多く、そのストーリー性で深くターゲットの記憶に刻み付けます。商材の質感やサイズ感、使い方を知らせるコンテンツが配信できるようになり、企業のブランティングにも効果的なコンテンツが生み出されていることが動画の強みです。さらに、映像と音声で、ターゲットに強いインパクトを与えることで、視認性や訴求性を高め、アプローチできる人数を増やし、コンテンツを効率的に配信できるになったことも動画の魅力です。

静止画

静止画とは、動画に対する対義語で、動かない画像を示し、デジタルサイネージの登場で看板やポスターの画像とは異なるコンテンツとして配信されています。看板やポスターの画像は、色や素材が劣化したり、更新や変更には物理的作業を要したりしました。しかしデジタル化により、色や素材の劣化を回避できるだけでなく、遠隔操作によりリアルタイムで更新・変更が可能になったのです。画質や照度を変更できるため、紙媒体より多くのコンテンツ配信が可能になったことも静止画の強みです。例えば、同じ日に同じサイネージを使って、施設案内や公演演目を、テキスト表示したり、高画質の絵画を表示したりできるのです。そのため、同じ静止画でも、看板やポスターより、効率的・効果的に設置者に収入の機会をもたらしています。

サイネージの主な活用方法

サイネージには情報伝達媒体として、インフォメーション機能やプロモーション機能、空間演出機能、防犯機能など、様々な役割があるので、その活用法は多種多様に及びます。特にインフォメーション機能に重点を置いた「案内板」、プロモーション機能に重点を置いた「広告」、その両者を含む「看板」及び「商品・サービスの説明」としてのサイネージ活用法を、以下で解説します。こうした活用方法を補完する空間演出機能や防犯機能が、デジタルサイネージの登場で加わりました。

案内板

案内板とは、土地や施設に不慣れな人に道案内や施設の利用法を説明するために作られた看板又は掲示板を意味します。道案内や利用法の説明として使われるので、サイネージのインフォメーション機能に重点を置いた活用法です。地域や施設により、空間演出機能や防犯機能がサイネージの活用方法として加えられます。特にリアルタイム性が求められる事故情報や混雑情報、呼び出し情報の場合、変更・更新が簡便で、遠隔操作が可能なデジタルサイネージが活用されています。

看板

看板とは、人の注意を引いて、劇場や映画館で演目や出演者を示し、商店で店名や業種を示すために使われる耐久性のある有体物を意味します。演目や出演者を示す看板として使われるサイネージはインフォメーション機能に重点が置かれ、店名や業種を示す看板として使われるサイネージはプロモーション機能に重点が置かれた活用方法です。地域や施設により、空間演出機能や防犯機能がサイネージの活用方法として加わることは他と同じです。

商品・サービスの説明

商品・サービスの説明とは、その素材や機能、価格、使用方法等を伝えることです。既に手に入れた人に対しての説明は、インフォメーション機能としてサイネージが活用され、まだ手に入れていない人に対しての説明は、プロモーション機能としてサイネージが活用されます。特にプロモーション機能としてサイネージが活用される場合、ターゲットの認知や興味関心、比較検討、購買意思決定に影響を与えるため、映像や音声でインパクトと記憶を残すデジタルサイネージが使われます。

広告・プロモーション

プロモーションとは、商材・広告主企業とターゲットの間に、一定の関係を構築するため、広告や広報、人的販売等を活用するマーケティング手法です。広告は、プロモーション活動に包括され、商材や広告主企業の存在を知らないターゲットに、その存在を知らしめる関係を構築する役目を果たします。広告として活用されるサイネージは、プロモーション機能に重点が置かれ、認知拡大の役割を果たすため、街中の大型ビジョンや電車内のディスプレイに表示されます。その際、より多くの人の目につきやすいよう、使われるのがサイネージの空間演出機能です。

サイネージに関する資料

上記で紹介した面白い場所に設置されているサイネージの資料や、サイネージ広告に関する資料を下記にまとめています。 資料のダウンロードは無料ですので、ぜひお役立てください

サイネージの面白い活用事例

ここで取り上げるサイネージの活用事例は、通常のサイネージとは異なる視点や役割、使い方で興味深いものばかりです。通常は固定されているサイネージが移動したり、短期間に集中的に展開されたりします。またサイネージのターゲットとなっていた一般消費者が広告主となったり、サイネージプロモーションに主体的に参加し、コンテンツに取り込まれたりする事例もあります。さらにサイネージで展開されたプロモーションを拡散する役割も果たすのです。こうしたサイネージが、どのように展開されたか以下で紹介します。

渋谷13面ジャック

渋谷13面ジャックとは、渋谷駅前半径400mの大型LEDビジョン8面に、商材に関するコンテンツが表示されるサイネージプロモーションです。例えば、2022年8月4日から5日間、人気コミック「呪術廻戦」20巻刊行に合せて展開されました。デジタルサイネージのコンテンツは、これまでのダイジェストをスライドショーで表示するもので、YouTube及びTwitterでも同時展開するクロスメディア戦略の一環として行われました。Twitterでは、8万件のいいね、2.2万件のリツイートを獲得しています。渋谷でサイネージを見た若者は、そのインパクトのある光景を、スマホで動画撮影し、SNSで拡散させました。目の前にいる人しかアプローチできない通常のサイネージとは異なり、SNSを通じてサイネージが世界中に拡がる効果を生みだしています。
参考:呪術廻戦/渋谷駅前駅前プロモーション

応援広告

応援広告とは、応援する人が広告主となって、応援したい人に向けて、又は応援したい人のメリットになる、メッセージを広告形式で届けるプロモーションです。もともと韓国のアイドルやアーティストのファンが、推しの誕生日を祝うために始めました。特に地下鉄の通路の壁に貼られた応援広告サイネージが有名で、韓国では若者の街の地下鉄通路はこうした応援広告で埋め尽くされているそうです。日本でも同じように、アイドルファンが出稿した応援広告が、推しに関連する地下鉄駅通路に掲示されるようになっています。こうした応援広告は、アイドルやアーティストに関連するものから、より一般的になり、エナジードリンクの「ZONe ENERGY(ゾーン エナジー)」が、受験生に向けて応援広告を出しました。予備校生が多く活用する地下鉄駅通路に設置されているデジタルサイネージに、受験生必携の赤シートを照らすと、著名人の応援メッセージが表示されるようになっています。
参考:ZONe ENERGY/応援メッセージ

ヘリコプターサイネージ

ヘリコプターサイネージとは、ヘリコプターの後部座席に向けて設置されたタブレット端末から、動画広告が配信されるデジタルサイネージです。没入感ある空間で動画サイネージが配信されたり、優れたターゲティングできたりする点でトイレサイネージと同じであり、サンプル配布が可能である点ではタクシーサイネージと同じ役割を果たすプロモーションです。ヘリコプター移動を利用する富裕層にターゲットを絞れることが、このサイネージ活用方法の強みといえます。運営する株式会社テレシーは、今後富裕層のヘリコプター移動が増えるものと考え、このサイネージを始めました。同じような役割は果たすタクシーサイネージを開発・運用する株式会社IRISが共同開発者として参画したことで、スムーズにヘリコプターサイネージが実現したのです。
参考:ヘリコプターサイネージ

チームラボ

チームラボが運営するサイネージ「teamLabCamera(チームラボカメラ)」は、ターゲットが、サイネージの前に立ち、非接触でジェスチャーすると、サイネージ内に自分を投影した写真や動画が撮れ、撮れた画像をダウンロードしてスマホで持ち帰れる仕組みとなっています。スマホに取り込んだ写真や動画は、SNSにアップロード可能なので、「teamLabCamera」は、SNSの新しいコンテンツ作りの方法をターゲットに提供したことになります。ターゲット参加型プロモーションとして、SNSのハッシュタグキャンペーンと同じ役割を果たすのです。ハッシュタグキャンペーンとは、広告主が作成した商材に関するハッシュタグをつけたSNSコンテンツを、ユーザーに作成して投稿してもらうプロモーションです。広告に主体的に参加したSNSユーザーが、コンテンツ作成・投稿を通じて生まれた商材に対する強い思い入れで、商材の購買者やファンになったり、自然に拡散してくれたりする行動を促します。「teamLabCamera」は、ジェスチャーするだけでコンテンツを作れる点でハッシュタグキャンペーン以上にターゲットの広告参加を促せます。また、色調補正やレイヤー合成、マンガ化など様々なエフェクトが可能なので、同じ広告に何度でも参加を促せることも、このサイネージの魅力です。
参考:チームラボカメラ

面白い場所にあるサイネージ

サイネージは一般に、目につきやすい場所に固定されて設置されています。インフォメーション機能にとって有効な場所として、施設利用者の導線上や必ず立ち止まる受付付近などがあり、プロモーション機能にとって有効な場所として、商品前や特集コーナーなどに、通常サイネージが設置されるのです。しかし、サイネージがデジタル化し、表現方法が多様化、操作方法が遠隔化したことで、目につきにくい場所や移動する場所にサイネージが設置されるようになっています。

トイレサイネージ「unveil」

これまでサイネージは、柱や壁、受付前など多くの人の目につきやすい所に設置されていました。しかし、トイレサイネージ「unveil」は、個室トイレ内に設置され、たった一人をターゲットとしています。これにより、明確な男女別のターゲティングが可能になり、没入感のある空間でプロモーションできるわけです。unveilによれば、95%の人が広告に気づき、70%の人が広告内容を理解したとのこと。さらに設置場所をオフィスビルに絞り込むことで、入居している企業のデータからターゲットの年齢や職業、年収も絞り込めるのです。性別や年齢、職業、年収で絞り込める点でSNS広告と同等のターゲティングを可能にしながら、SNS広告のようにスキップされず、より集中できる環境で配信できるのですから、高いコンバージョン率(広告目的達成率)が期待できます。

専用バッグに掲載される「Stchar !」

これまでのサイネージは、目につきやすい場所に「固定」されて設置されていました。しかし、「Stchar !」は、広告が表示されるデバイス(iPad)が、休日の17時から21時まで渋谷を歩き回る人が背負ったリュックサックに設置されるサイネージです。つまり、サイネージが人の目につきやすい場所に設置される点でこれまでのサイネージと同じですが、これまでと異なり、設置場所が「移動」するのです。また、移動する場所や時間帯、そして休日に限定することで、ターゲティング機能が高まります。見る人はサイネージが広告と気付かず、むしろ興味関心を持って見るので、スキップを回避できます。特定の場所で、特定時間に集中的に展開されるため、記憶に残り易いこともこのサイネージのメリットです。ターゲティング機能が高まるとともに、スキップを回避でき、記憶にも残り易いので、広く知らしめるという広告目的達成がこれまでのサイネージ以上に期待できるのです。

ジープに掲載される「アドジプ」

「アドジプ」は、「Stchar !」と同じように、設置場所が「移動」するサイネージです。自動車にサイネージを取り付けることで、「Stchar !」より広範囲の地域と時間帯、より多くの情報量を伝達できるサイネージとなっています。自動車とサイネージという組み合わせは、サイネージを載せたトラック、通称「アドトラック」で、既に実現し運航されています。しかし、「アドジプ」は、自動車としてEVミニジープを使うことで、アドトラック以上の機動性とエコ性という強みを獲得し、環境を大事にした消費者のエシカル活動にアピールできる点もメリットです。さらに、サンプリングや造作物を目的地まで運搬するサービスや私有地では子供を載せての走行など、リアルイベント活動も行えるので、アドトラック以上のプロモーション機能を果たします。

ライタープロフィール

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