注目すべき3つのポイント
- 「対話型AIレシピ提案」の搭載
エブリーの『retail HUB』が業務用スーパー「ハピネス」の公式アプリをリリース。食材の単語や「15分以内」といった条件からAIが最適なレシピを提案し、来店前から店頭までの購買体験をなめらかに接続。 - 5.7万件超のレシピ資産の融合
57,000件超のレシピ動画サービス「デリッシュキッチン」で培ったAI技術とコンテンツを小売アプリに統合。「今日何を作ろう」という買い物中の悩みをその場で解決し、購買を後押し。 - 包括的なストアDXと広告・販促枠の拡張
アプリ単体にとどまらず、店頭サイネージやデジタルチラシ、行動データ分析まで網羅。管理栄養士監修の高品質コンテンツを用いた「売りたい商品」へのアプローチが可能に。
対話型AIによる新しい購買体験の提供
株式会社エブリーが展開する小売業向け統合ソリューション『retail HUB』は、宮崎県都城市に本社を置き、県内外の食のプロへ食材を届ける業務用スーパーを展開する株式会社ハピネスの公式アプリをリリースしました。本アプリは、ポイントカードのデジタル化やチラシ・クーポンの配信といった基本販促機能に加え、大きな目玉として「AIレシピ提案機能」を搭載しています。
このAIレシピ提案機能は、エブリーが運営する「デリッシュキッチン」の57,000件以上のレシピ動画アセットとAI技術を活用したものです。「トマトと卵」「鶏むね肉」といった思いついた食材キーワードを直感的に入力するだけで、AIが対話形式で最適なメニューを提案します。さらに「子ども向け」「15分以内で」といった追加の要望にも柔軟に対応。提案されたメニューは動画で調理手順まで確認できるため、生活者は「来店前の献立検討」から「店頭での食材選び」まで迷うことなく、なめらかな購買体験を享受できます。

コンテンツを活用した多角的なストアDX
さらに『retail HUB』は、アプリ単体の機能向上に留まらず、店舗全体のデジタルトランスフォーメーション(ストアDX)を包括的に支援する仕組みを備えています。
具体的には、57,000件超のレシピを誇る「デリッシュキッチン」のアセットを活用した店頭サイネージ展開が挙げられます。売り場と連動して管理栄養士監修のレシピ動画を放映することで、MD(商品政策)計画に沿った「売りたい商品」を食べ方の提案とともに強力にプッシュ。また、新聞未購読層へのアプローチとして、デリッシュキッチンアプリ内へのデジタルチラシ掲載や特売食材を活用したレシピの自動提案も可能です。これにより、紙の折込チラシでは届かなかった層への認知拡大と来店促進を同時に実現します。
タイパ重視が進む食品マーケティング」
近年の食品マーケティングにおけるトレンドとして、生活者の「調理のタイパ」を追求した施策が注目を集めています。他社事例として、宅食・ミールキットへのサンプリング同梱や、ミールキットの必要食材としてブランド商品をそのまま組み込むタイアップ企画なども活発化しています。
本サービスのように「その場にある食材」や「15分以内」といった生活者のリアルタイムな調理インサイトへ直感的にアプローチできる仕組みは、こうしたタイパ重視のプロモーションと非常に親和性が高いと言えます。認知拡大に留まらず、アプリ内でのレシピ提案から店頭サイネージ、さらには実際の購買(POS)までを地続きで繋ぐリテールメディアの活用は、今後メーカーが店頭での「指名買い」を創出する上で外せない選択肢となるはずです。

今回の施策の強みは、ユーザーの「今日何を作ろう」という本質的なインサイトへ対話型AIと動画コンテンツでアプローチしている点です。従来の小売アプリにありがちなクーポンなどの価格訴求だけに頼らないため、アプリの起動習慣が定着しやすく、確度の高い店舗送客とファン化を同時に実現します。
さらに、店頭サイネージの視聴率や店内の買い周りなどの「行動データ」まで可視化して売場づくりのPDCAに還元できる点も秀逸です。オンラインの利便性とオフラインの購買行動をデータで最適化するこの仕組みは、リテールメディア化を急ぐ小売業や、店頭での実売・認知拡大を狙う食品メーカーのマーケターにとって、今後のプロモーションの成功確率を大きく高める先進的なベンチマークとなるでしょう。
関連リンク
プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000462.000018729.html








