注目すべき3つのポイント
- 受験生のAI利用率が88.7%に到達
勉強の面でも「添削」「解説の深掘り」など、学習ツールとしての活用が完全に一般化 - 受験期によく観たYouTubeランキング上位は教育系チャンネル・教育系Youtuberが多数
AIだけでなくYouTubeも学習ツールとして定着しており、Z世代の学習チャネルの多様化がうかがえる - 「受験生応援ブランド」の定着
クルトガ・モンスターエナジーが4年連続1位となり、継続的な「受験生応援」のメッセージ発信が、若年層のブランド定着に直結
受験トレンド白書2026の調査概要
スタディプラス株式会社が運営する「Studyplusトレンド研究所」は、2025年度に大学受験をしたユーザー3,000名を対象とした「受験トレンド白書2026」を発表しました。2023年から毎年実施されている定点調査の4回目となります。

最大のトピックは、受験勉強にAIを活用したと回答した受験生が88.7%に達したことです。

英作文や小論文の添削、解答解説の深掘り、さらにはメンタルケアまで、AIの用途は多岐にわたっています。
予想問題の作成や模試結果からの学習計画立案など、高度な使いこなしも報告されており、学習場面でAIが当たり前のインフラになったと言えます。

文房具部門では三菱鉛筆「クルトガ」が4年連続1位、昔からの定番「Dr.Grip(ドクターグリップ)」が2位を獲得する一方、同時に「S20」「オレンズネロ」「グラフギア1000」など2,000円前後の高級シャーペンがトップ10に複数ランクインし、新たなトレンドとして浮上しました。

さらに注目すべきは、受験期に最も見たYouTubeチャンネルのランキングです。1位のwakatte.TVをはじめ、武田塾チャンネル、Stardy(河野玄斗の神授業)、さらに今年初のランクインとなった雷獣など、上位には教育系・受験情報系のチャンネルが並びました。
AIに加えてYouTubeも「学びのインフラ」として活用されている実態が浮き彫りとなっています。Z世代の学習チャネルがデジタル上で多層化していることがわかります。
応援してくれる企業としては大塚製薬や森永製菓、ネスレ日本などが安定的に認知されており、各社の継続的なブランドコミュニケーションが成果を上げていることが読み取れます。
本調査は学習管理アプリ「Studyplus」上で実施され、累計会員数は1,000万人超、大学受験生の2人に1人以上が利用するプラットフォームから得られたデータである点も、信頼性の高さを裏付けています。
\スタディプラス株式会社の他の受験生・Z世代調査結果はこちら/
MediaPicks 編集部今回の調査は、受験という「真剣にお金と時間をかける場面」におけるZ世代の行動を分析したもので、マーケターにとって非常に参考になるデータです。
特に注目したいのは2点です。まず、受験生の約9割がAIを活用しているという点。そして、YouTubeの視聴ランキング上位に教育系チャンネルが多く入っているという点です。
Z世代の受験生は、AIやYouTubeや学習アプリ、そして紙の参考書や問題集といったアナログな教材を、自分なりに組み合わせながら勉強しています。
「どれか一つだけを使う」のではなく、複数の手段を状況に応じて使い分けているため、企業が「このチャンネルだけ押さえれば届く」という発想では、もはや受験生全体にリーチするのは難しくなっています。
広告を出す企業の視点で言えば、様々なチャネルを使い、受験生に応援広告を出し長期的なブランディングをするのは未だ十分に有効な手段です。
ただ同時に、「受験生はAIを使うのが当たり前」という前提に立ったうえで、どんな訴求をすれば刺さるかを改めて考え直す必要がある、ということです。
受験生に届く広告をどう設計するか?旺文社様のインタビュー記事で解説しています。


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