公開日:2018年11月15日 更新日:2023年11月07日
空港広告とは?種類や特徴、空港別の広告媒体や費用をご紹介!
空港広告とは?種類や特徴、空港別の広告媒体や費用をご紹介!
空港広告とは
空港広告とは、空港内外の媒体に掲載出来る広告の事です。空港内の看板、デジタルサイネージなど、様々な広告展開が可能で、空港メディアと呼ばれることもあります。
国土交通省が発表した
令和4年(2022年)空港管理状況調書によると、空港利用者数が過去最高だった2019年と比較よりも約2割ほど低くなりますが、それでも空港利用者数は増えつつあり回復傾向にあることが分かります。
また、2023年には入国規制も続々と緩和されさらなるインバウンド需要が見込まれるため、空港利用者数が増加し、広告接触者の増加が期待されます。
空港広告の種類
空港広告の種類は、デジタルサイネージやポスター、イベントスペースなど多岐にわたります。
ここでは空港広告の種類別にその特徴をご紹介します。
デジタルサイネージ
空港広告のデジタルサイネージは、出発ロビーや、各ターミナル・店舗エリアの柱など、様々な場所に設置することが可能です。ほとんどの空港がLEDビジョンタイプのデジタルサイネージを設置しており、企業CMや空港のイベント情報などに活用されています。
空港スポット広告
空港スポット広告は、主に旅客ターミナル内に表示されている天吊バナー広告やシート広告、壁面シート広告など、広告主のニーズに合わせて展開ができる広告です。空港によっては、複数のセット広告を組み合わせてセット広告として展開しています。
電照看板・ビジョン広告
電照看板・ビジョン広告は、大型のものが多く、空港広告の代表的な広告です。特に電照看板は、ライトアップされており、通常の看板よりも利用者の目を集めやすい広告です。ビジョン広告は、フューチャービジョン広告と呼ばれ、主に搭乗ラウンジに設置されています。
プッシュカート広告
プッシュカート広告とは、空港内で利用される荷物を載せるカートに掲載できる広告です。空港利用客はもちろん、送迎のために空港を訪れた人の目にも入るので、広範囲で訴求できる特徴があります。
ボーディングブリッジ広告
ボーディングブリッジ広告は、空港ターミナルから航空機に乗るための設備であるボーディングブリッジの壁面に掲載できる広告です。ボーティングブリッジの通路側にあたる内壁だけでなく、外壁にも広告を掲載することが可能なので多くの人の目に入りやすい広告です。
空港フロアガイド広告
空港フロアガイド広告は、各空港で配布されている空港パンフレットに掲載されている広告です。パンフレットの外国人利用者も多いことから、インバウンド向けに英語や中国語など他言語での広告掲載も可能となっています。
イベントプロモーション
イベントプロモーションは、空港でイベントを行うことで商品・サービスのプロモーション活動を行うPR手法です。多くの空港には、展示や販売・集客活動が行えるイベントスペースが設けられおり、各スペースの利用客に合わせて広告活動を行うことができます。
ポスター貼り広告
ポスター貼り広告は、空港内の壁面にポスターとして出稿できる広告です。人が集まる広けた場所や移動時の壁面などを活用して出稿できるため、比較的目に入りやすい場所での広告出稿が可能です。。
機内誌広告
機内誌広告は、機内で配布される機内誌に掲載できる広告です。機内誌は各航空会社で異なるため、以下では2社をご紹介します。
ANA
ANAでは「翼の王国」「ANA SKY CHANNEL」「ANA SKY SHOP」などの機内誌があります。これらはすべて、利用有無や国内線・国際線に問わず閲覧が可能です。Web版だけでなく、手に取りやすいA5サイズの紙媒体もあります。
参考:
翼の王国・eライブラリ
参考:
翼の王国 機内誌購読
JAL
JALでは「SKYWORD(スカイワード)」という機内誌が有名です。JALグループ航空会社(JAA、RACを除く)の機内で読むことができる他、定期購読も可能となっています。30~50代に最も読まれていることも特徴の一つです。
参考:
JAL機内誌『SKYWARD』のWEB版となる、SKYWARD+(スカイワードプラス)
機内空間でしっかりリーチ! LCC「Peach」機内誌を広告媒体として活用!
Peachは、2012年の3月から2路線でスタートして以来、国内線28路線、国際線12路線を結び、累計5000万人を超えるお客様にご搭乗いただきました。
Japanブランド LCC として、日本とアジアとのかけ橋となる日本初の LCC。また、かわいいフーシア色の機体や「Cute & Cool」のブランドイメージが多くの女性の共感を呼んでいます。
そんなPeachの機内誌『PEACH LIVE』を広告媒体として活用してみませんか?
https://media-radar.jp/detail24263.html
空港広告の資料まとめ
空港広告の資料を下記にまとめております。以下に掲載されている全ての資料が無料でダウンロードできますので、どうぞご活用ください!
空港広告の特徴やメリット
空港広告には、空港内で広い地域のオーディエンスに商品・サービスを訴求できるという特徴があります。多くの人が行き交う特性があるので、通常では訴求できない地域の人でも、空港広告で広告に触れることができます。
空港広告の広告費用
空港広告は、出稿する空港や規模によって費用は大きく異なります。目安にはなりますが、電照看板広告で年間約450万円、ポスター広告は月間約400万円と言われています。他の交通広告と比較しても、多くの予算が必要になることは間違いなさそうです。
しかし、常に多くの利用者の目に届く空港広告は認知拡大や行動促進といった効果も出しやすいと思いますので、
気になる方はぜひ各会社のホームページよりご確認ください。
ほとんどの空港で出稿できる「デジタルサイネージ」の広告費について、空港別にまとめました。
※料金は下記で紹介している空港の公式サイト、または広告代理店ページを参考にしています。
空港名 | 料金 |
羽田空港
| 月額100万円~月額150万円
|
成田空港
| 月額70万円~月額400万円
|
中部国際空港
| 月額28万円~
|
関西国際空港
| お問い合わせ
|
新千歳空港 | 月額30万円~120万円 |
福岡空港
| お問い合わせ
|
那覇空港
| 月額18万円~60万円
|
空港別!空港広告の掲載場所
空港広告は、空港の利用者数や掲載場所、そして出稿期間によって費用が異なります。
ここでは、日本の主要空港における空港広告の掲載場所についてご紹介します。
羽田空港
羽田空港は、日本で最も利用者数の多い空港で、年間8000万人以上が利用している空港です。国内外から多くの便が発着しており、日本だけでなく海外の利用者も多い特徴があります。また、日本の首都東京に位置する主要空港として、観光だけでなくビジネス目的での利用者もいます。
羽田空港で出稿できる広告は、主に下記があげられます。
・電飾看板広告(内照式看板)
・短期ポスター広告
・デジタルサイネージ
・シート・バナー広告(スポット広告)
・羽田フューチャービジョン(映像式広告)
・イベントプロモーション
参考:
広告のお問い合わせ / 羽田空港、
株式会社ビッグウイング
成田空港
成田空港は、日本最大級の国際空港です。羽田空港に次いで2番目に利用者が多い空港となるため、利用者数が多いことが特徴です。また、羽田空港よりもLCCの就航が多いことも特徴として挙げられます。羽田空港同様に、国際線の就航も多いため外国人利用客も多くなっています。
成田空港で出稿できる広告は、主に下記があげられます。
・デジタルサイネージ
・ウォールラッピング
・バナー広告(スポット広告)
・ライトボックス(内照式看板)
・カート広告
・イベントプロモーション
・ボーディングブリッジ広告
参考:
ターミナルビル内の広告 / 成田空港、
株式会社グリーンポート・エージェンシー
関西国際空港
関西国際空港は、大阪に位置する関西地方最大の国際空港です。
年間約2900万人が利用する国際空港のため、外国人利用客が多い特徴があります。また、遠方から関西地方に行く際に利用されるため、旅行客にも多く利用されています。
関西国際空港で出稿できる広告は、主に下記があげられます。
・電照コルトン(内照式看板)
・写真パネル
・シート・バナー広告(スポット広告)
・Webバナー広告
・カート広告
・ショーケース広告
参考:
関西エアポートリテールサービス
中部国際空港 セントレア
中部国際空港セントレアは、愛知県に位置する中部地方最大の空港です。
年間利用者は約1,000万人を超え、愛知県や岐阜県をはじめとした中部地方へのアクセスに利用される空港です。
中部国際空港で出稿できる広告は、主に下記があげられます。
・バナー、ポスター広告(スポット広告)
・フラッグ広告
・展示スペース
・デジタルサイネージ
・イベントプロモーション
・電照看板広告
・カート広告
参考:
広告・プロモーション / 中部国際空港 セントレア
新千歳空港
新千歳空港は、北海道に位置する空港で、北海道内で最大級の空港です。国内旅行者の年間利用者数は、1500万人を超えています。また、これまで国内線を中心に就航していましたが、2022年には国際線旅客ターミナルの運行が開始されており、外国人利用者の増加が期待される空港です。
新千歳空港で出稿できる広告は、主に下記があげられます。
・バナー、ポスター広告(スポット広告)
・LED看板(電照看板)
・柱パネル
・壁面シート広告
・デジタルサイネージ
・デジタルメディア
参考:
広告媒体 / 新千歳空港ターミナルビル、
札幌マーケティング辞典
福岡空港
福岡空港は、福岡県に位置する九州最大の空港です。
九州の中でも北部に位置する福岡県に位置するため、中国地方へのアクセスも良いという特徴があります。
2022年度の空港利用者数は約1790万人と、羽田空港・成田空港に次いで3番目の多さを誇っています。
福岡空港で出稿できる広告は、主に下記があげられます。
・電照看板
・デジタルサイネージ
・シート広告(スポット広告)
参考:
広告・宣伝の種類 / 福岡空港
那覇空港
那覇空港は、沖縄県に位置する空港です。
観光地として有名な沖縄県本当に位置する空港となるため、国内外からの旅行客の利用者が多い特徴があります。
また、国内の利用者数も多く、2022年度の国内利用者数では羽田空港に次いで2番目に多い役1580万人となっています。
那覇空港で出稿できる広告は、主に下記があげられます。
・電照看板
・吊り下げ式サイン
・柱巻き広告
・バナー広告(スポット広告)
参考:
広告の掲出について / 那覇空港、
株式会社トモエ、
株式会社エクトラ
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
メディアレーダーについて詳しく知りたい方はこちら
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