公開日:2021年12月14日 更新日:2024年07月09日
PR案件とは?インフルエンサーに依頼する費用相場やインスタ活用事例をご紹介!
PR案件とは
PR案件とは、SNSなどで多くのフォロワーを持つインフルエンサーに自社の商品やサービスをPRしてもらうマーケティング手法です。
ネット上で影響力のある人にプロモーションを依頼することを「インフルエンサーマーケティング」と言います。商品やサービスの魅力を引き立て、よりアピール効果を高められるPR案件が今大きな注目を集めています。
PR案件は、そのジャンルに特化したインフルエンサーを起用することによって、インフルエンサーが抱えるフォロワーに対して自社商品を効果的に訴求することが可能です。
本記事では、PR案件の基礎知識やメリット・デメリット、案件の見分け方と依頼方法などについて解説します。

資料ダウンロード(無料)

資料ダウンロード(無料)お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)

資料ダウンロード(無料)

資料ダウンロード(無料)
PR案件のメリット・デメリット
PR案件のメリット
_600x314.png.webp)
従来のマスメディアでアプローチできる範囲は主に日本国内のみでしたが、YouTubeやInstagramなどの媒体は世界中の人々が視聴します。そのため、インフルエンサーの中には日本人だけでなく、外国人のフォロワーを抱える人も多いです。
国際色の強いタイプのインフルエンサーを起用すれば、大きなコストをかけることなく国内外のフォロワーやチャンネル登録者に自社商品をPRできるでしょう。
PR案件のデメリット
インフルエンサーにPR案件を依頼するデメリットとして、質の低いインフルエンサーを起用すると逆効果になることが挙げられます。
たとえば、動画や投稿のコメント欄が荒れている、動画の評価が低評価ばかりといったインフルエンサーは、どんなにフォロワーやチャンネル登録者数が多くても避ける方が無難です。
このような人物を起用すると、商品やサービスのイメージが悪くなるだけでなく、自社のブランドイメージも損なう危険性があります。
PR案件に関する資料
下記にてPR案件に関する資料をまとめています。資料ダウンロードは無料ですので、是非ダウンロードしてお役立てください。
PR案件の種類は?

Instagramの利用者数は、全国で10億人以上、国内で3,300万人を突破しています。人気コンテンツであるInstagramを利用し、様々なPRが展開されています。その効果的な手法や相場などを詳しく解説します。
ギフティング
ギフティングとは、インフルエンサーに自社商品やサンプルを提供し、商品を紹介してもらうマーケティング方法。近年、ユーザーが商品を購入する時にSNSの口コミや投稿を重要視し購入に至る傾向があります。また、インフルエンサーの発信は、消費者の近い立場にあるため、販売企業の発信に比べて押し売り感や広告の感覚を少なくする事ができます。実際に利用してもらった感想であるため、リアルで説得力のある訴求が可能です。
ギフティングは、「無償ギフティング」と「有償ギフティング」の2種類に分けることができます。無償ギフティングも有償ギフティングも、基本的には商品を提供して感想を投稿してもらう手法です。有償ギフティングは、商品に加えて「報酬」を支払うことで引き受け率を高めます。また、投稿内容を更に注力してもらい自社の訴求ポイントを反映してもらいやすくなるメリットがあります。
商品のレンタル
商品のレンタルは、高価な物品など、提供をする事が難しいもの、ギフティングできない商品をPRしたいときに使用する手法です。実際に、インフルエンサーに無料で商品などを貸し出し、商品を紹介し、感想を投稿してもらいます。こちらも、レンタルだけではなく、「報酬」を支払うことで引き受け率を高め投稿内容に注力し訴求してもらう事が重要です。
現地訪問・現地体験
現地訪問、現地体験型は、店舗、イベント、観光地などへインフルエンサーに来訪してもらい、商品・サービスを体験してもらう手法です。実際に製品やサービスを体験してもらうことでより訴求力の高いレビューや投稿が可能になります。インフルエンサーが訪問したり、体験したことや物などを美しいビジュアルやおいしそうと感じる雰囲気の画像や行き来とした文章などで表現することで「同じ場所に行ってみたい」「同じことをやってみたい」「同じものを食べてみたい」という動機を創出する事ができます。また、近年は、そこで写真を撮って発信をしたいという欲求に応えるために効果的な手法と言えるでしょう。
(PR案件の相場について)
PR案件の費用相場

PR案件の費用については、案件の種類や作成するクリエイティブによって異なります。
費用の一例を挙げると、インフルエンサーに支払う報酬、商品を届けるときの商品代金や送料、訪問型案件に必要な滞在費や交通費などです。
SNSのオーガニック投稿(無料の通常投稿)の例を挙げると、1回の投稿につきフォロワーの数に1.5~4円を掛けて算出します。たとえば、フォロワー数が5000人で単価が3円のケースでは15,000円です。「影響力=フォロワー数」と考え、フォロワー数に比例して金額が高くなる仕組みになっています。
YouTubeの相場は、チャンネル登録者数×1~1.5円で計算するケースが多いです。
また、出来高制で報酬が支払われるケースもあります。自社サービスへの登録や動画の再生回数などに応じて報酬が決まるシステムです。成果に応じて報酬が決まるため、クオリティの高い投稿を期待できる反面、インフルエンサーにはあまり好まれません。場合によっては、依頼を断られるケースもあるので注意が必要です。
成果報酬型
成果報酬はインスタグラマー経由で売れた分の何%を報酬として支払いを行う方法です。よく耳にする「アフィリエイト型」という報酬の支払いのスタイル。成果報酬は、インフルエンサーの取り組みの方法や、状況によってはインフルエンサーにより多くの収入をもたらすことも可能である一方で、報酬が発生しない、全くもらえないという可能性も考えられます。成果報酬型は、商品の無料提供やサービスの無料体験の「ついでに」という感覚を持って取り組んでもらう事が重要になります。費用、料金相場は、1回商品紹介のリンクをクリックされる場合の成果報酬型の相場は、3,000円から5,000円と言われています。
その他に、訪問や体験をしてもらう際には、インフルエンサーの来訪にかかる交通費・宿泊費などを企業側が負担する必要があります。さらに、インフルエンサーの時間を拘束することにため、来訪分の費用も必要になるケースもあります。これらのコストをあらかじめ計算した上で戦略を立てることがおすすめです。
固定報酬型
固定報酬型は、インフルエンサーに対して無料で商品を配布し、その使い勝手などを投稿してもらうギフティングや無料体験とは別に、投稿回数やフォロワー数に応じて、固定報酬が支払われます。「フォロワー数に関わらず、投稿1回につき〇〇円」や「フォロワー単価○○円」という形式で設定される事が主です。費用、料金相場はフォロワー単価「2円~4円」 インフルエンサーマーケティングの依頼にかかる費用・料金相場は、1回のSNS投稿で「フォロワー数×2~4円」と言われています。 たとえば、フォロワー数が5万人のインフルエンサーに依頼する場合は10万円~20万円が費用の相場という計算になります。
PR案件を依頼する方法
インフルエンサーに直接交渉・依頼する
多くのインフルエンサーは、SNSのプロフィール画面にPR案件に対する問い合わせのための連絡先を載せています。
その連絡先に企業案件を依頼したい旨と、商品やサービスの詳細がわかる資料を送付すれば交渉はスムーズに進むでしょう。
自社で直接インフルエンサーに交渉するメリットは、仲介する業者がいないためコストを抑えつつ、スピーディにやり取りできることです。
デメリットは、自社商品にマッチしたインフルエンサーをさがすところからすべての交渉を自社で行う必要があることです。社内リソースが不足している場合、担当者の負担が重くなり過ぎるので注意しましょう。
マッチングプラットフォームを利用する
インフルエンサーをさがすときは、マッチングプラットフォームを利用すると便利です。プラットフォーム上に自社のPR案件に関する情報を載せておけば、募集内容を見たインフルエンサーが応募してきます。
内容をよく吟味して応募してくるため、熱量の高いインフルエンサーが多く集まり、後々役立つインフルエンサーリストを獲得できるでしょう。
また、マッチングプラットフォームのプランナーが自社案件に適した人物を紹介してくれることもあります。さらに、マネジメントやディレクションについてもサポートしてくれます。
インフルエンサーをキャスティングできる会社に依頼する
プラットフォームではなく、インフルエンサーを直接キャスティングできる会社に依頼する方法もあります。
キャスティング会社は、さまざまなジャンルのインフルエンサーリストを独自に持っているケースが多いです。自社の希望を伝えれば、インフルエンサーの人柄や抱えるフォロワーの属性などを考慮して最適な人物を紹介してくれるでしょう。また、マネジメントやPR効果の分析までサポートしてくれます。
キャスティング会社を利用するデメリットは、マッチングプラットフォームと同様にインフルエンサーと直接交渉するケースよりも費用が高くなることです。
特にキャスティング会社とインフルエンサーが直接つながっているのではなく、複数の業者が間にいるときは注意が必要です。中間業者が複数いることで、自社の希望がインフルエンサーに正確に伝わらなかったり、業者の数だけ費用が発生したりする可能性があります。
PR案件を依頼するときの注意点
インフルエンサーの専門性と自社商品がマッチしているか
動画や投稿のクオリティ、フォロワー属性、昨今問題になっているフォロワー買いがないかも併せてチェックする
十分な成果(KPI)が得られるか
認知獲得ならインプレッションやリーチ数、販促ならLPへの遷移数や投稿への反応数などを達成できるかチェックする
投稿内容にあれこれ希望や指示を出すと関係悪化につながる可能性があるため
広告・プロモーションであることを明確にする
ステルスマーケティングと誤解されると炎上したり、景品表示法違反になったりする可能性がある
自社案件とSNS媒体の相性に問題はないか
媒体の特性を理解し、その媒体で活躍しているインフルエンサーをさがすことが重要
インフルエンサーに対するディレクションについては、あまりやり過ぎないのが無難です。なぜなら、フォロワーはインフルエンサーのセンスや個性に惹かれてファンになっているからです。
PR案件だからといって、過度にこちらの希望を押し付けてしまうとインフルエンサーの個性やセンスを壊してしまうことになり、大きなPR効果は望めなくなるでしょう。
PR案件の見分け方
●商品提供型案件
インフルエンサーに商品を使ってもらい、その体験を動画やSNSで投稿してもらう案件
●現地訪問型案件
インフルエンサーにお店・イベント会場などに出向いてもらう案件
●監修・コンサル案件
自社商品やサービスの監修役をインフルエンサーに依頼する案件
●ライブコマース案件
使っている様子をリアルタイムで見せられる、質問にその場で回答できるなど購入につなげやすい案件
監修・コンサル案件では、「有名インフルエンサーデザインのパーカー」や「有名料理インフルエンサー監修のメニュー」など、インフルエンサーのネームバリューやセンスを自社商品に取り入れられます。
PR案件の成功事例
_600x314.png.webp)
インフルエンサーを起用したPR案件にはさまざまな成功事例があります。
この項目では、InstagramとYouTubeの事例をそれぞれ紹介します。
Instagram「Dior×古川貴絵さん」
10~20代の女性から絶大な支持を得ている「ViVi公認インフルエンサー」の古川貴絵さんの投稿事例です。発売前のDiorの香水に関する投稿内容に対して、いいね!が7000件つきました。
元々、古川さんが普段の投稿でアイテムを紹介すると、コメント欄に問い合わせが殺到します。この影響力を利用して、発売前の香水の認知度を一気に向上させることに成功しました。
YouTube「株式会社カネボウ化粧品×関根理紗さん」
関根理紗さんは、2021年4月時点でチャンネル登録者数約141万人の美容・コスメ系YouTuberです。20代女性に圧倒的な人気と影響力があります。
関根さんはカネボウ化粧品の「エビータ ボタニバイタル」とタイアップしています。タイアップ動画は、寝起きからたった15分で出かけられる状態に仕上げるという時短メイクを紹介する内容です。
エビータ ボタニバイタルの最大の特徴である「化粧水・乳液・クリーム・美容液・パック」の5役をこなせることをアピールしています。関根さんは時短メイクが得意なので、商品のコンセプトとマッチする人選と言えるでしょう。
まとめ
PR案件で成果を出すためには、まずインフルエンサーに楽しんでもらうことが何より重要です。インフルエンサーが楽しんでいれば、それを見ているフォロワーも楽しめます。
結果、自社商品やサービスに関心を持つフォロワーも多くなるでしょう。
PR案件に取り組むときは、まずは自社が達成したい目的(KPI)を明確にして、インフルエンサーの個性を活かした見る人を楽しませる投稿を意識しましょう。
また、PRに関する資料を下記にまとめています。資料のダウンロードは無料ですので、ぜひご確認ください!
ライタープロフィール
-
クチコミマーケティング 担当者株式会社アイズ
- 日本最大級のクチコミプロモーションサイト「トラミー」の運営の他に、インフルエンサーキャスティングに従事。InstagramなどのSNSを活用したクチコミマーケティングやインフルエンサーキャスティングを提供中。
クチコミマーケティングやインフルエンサーキャスティングに関するご相談はこちら
https://www.eyez.jp/kuchikomi-01/