公開日:2021年11月19日 更新日:2021年12月23日
ウェビナーマーケティングとは?メリットやポイントを解説!
ウェビナーマーケティングとは?メリットやポイントを解説!
今回はウェビナーマーケティングについて概要と成功させるための秘訣、メリットなどについて解説します。
欧米で広がったウェビナーマーケティングはコロナを契機に日本でも拡大しており、多くの企業でも利用しているのが現状です。
ウェビナーマーケティングの魅力は参加者が好きな場所からアクセスしてオンラインセミナーに参加できることです。
また企業は一度の開催で多くの集客がコストをあまりかけずにできることから注目しています。
ウェビナーマーケティングについて詳しく解説しますから参考にしてみてください。
ウェビナーマーケティングとは
ウェビナーとは英語表記では「Webinar」であり、WebとSeminarの単語からできた造語で動画を配信するオンラインセミナーなどをいいます。
ウェビナーマーケティングは特にBtoBにおいて利用される新しいマーケティング手法であり、ウェビナーを通じてユーザー同士が繋がることでビジネス活動が推進可能になります。
ウェビナーマーケティングの目的
日本でも2020年に新型コロナが流行し企業でもオンラインによる商談や株主総会などが増加しました。
こうした企業にとってウェビナーマーケティングを開催する目的は、見込み顧客を獲得するためのプロモーションとしての役割があります。
BtoBにおいて自社のターゲット層が抱える課題にフォーカスして、情報を提供し商品を紹介することで注目してもらえる効果が期待できます。
次にウェビナーマーケティングを通じてターゲット層をナーチャリング(育成)してファンになってもらうことも可能です。
そのためには一度だけでなく数回にわたりオンラインセミナーを開催して顧客との接点を増やしていくことです。
こうした積み重ねで顧客の満足度を高め優良顧客になってもらえる期待が持てます。
ウェビナーマーケティングの効果測定
BtoBではウェビナーマーケティングの効果測定が欠かせません。
ただ単にオンラインセミナーを開催するだけでなく、その効果を検証して改善していくことが重要です。
そのためにはKPIやKGIを設定し細かく検証していく必要があります。
KGIは企業にとってのビジネス戦略のゴールを定量化した指標であり、KPIはその過程で立てる目標になります。
つまりKPIを一つ一つ検証し改善していくことで最終的な目標であるKGIにたどり着くことができるのです。
ウェビナーマーケティングでは顧客開拓を促進するために幅広く参加者によるアンケートを行います。
アンケートには見込み顧客の自社商品やサービスに対する期待や意見などが述べられています。
それらを分析することで自社の課題が見えてくるのです。
課題を解決していくことで顧客獲得が可能になります。
このように効果測定はビジネルマーケティングでは重要なものであり、他社との差別化にも欠かせない指標となります。
ウェビナーマーケティングのメリット
ウェビナーマーケティングのメリットについて考えてみましょう。
これまで接触できなかった顧客にリーチできる
インターネットでライブ配信や録画配信することで、これまで会場集客型セミナーにはなかった顧客にリーチすることが可能になります。
会場集客型セミナーではさまざまな理由で参加を断念した顧客もいます。
しかし、インターネットで配信すれば全国にいる見込み顧客が好きな場所から気軽に参加できるのです。
リードナーチャリングで顧客を獲得できる
見込み顧客の育成(リードナーチャリング)とは、見込み顧客を十分フォローアップすることで成約率をアップさせて優良顧客に育てることをいいます。
アンケートを見ればセミナーに参加した顧客の意見を把握できます。
フォローアップとは具体的にはセミナーで分かりづらかった点や顧客が知りたかったことなどを後日詳しく説明することです。
また、録画機能を利用すればセミナーに参加できなかった顧客にも機会を改めて情報提供ができます。
こうしたフォローアップがリードナーチャリングに繋がります。
コストを抑えられる
オンラインセミナーはこれまでの会場集客型セミナーに比べ大幅にコストが抑えられます。
企業にも参加する顧客にもメリットはあるのです。
●会場までの交通費など諸経費の削減が可能
●会場を抑える費用が削減できる
●人件費・備品代がおさえられる
ウェビナーマーケティングはオフィスの一室からインターネット環境さえ整えば配信可能なためコスパが良いといえるでしょう。
また、SNSからも配信できることから一度の開催で多くの顧客に参加してもらえます。
ウェビナーマーケティングを成功させるためのポイント
ウェビナーマーケティングを成功させるためにはどうすればいいのでしょうか。
成功のためのポイントについて解説します。
参加者をターゲティングする
多くの企業がウェビナーを開催している中で顧客獲得の実績を向上させるためには、ターゲットになる層を明確化することです。
テーマに合ったターゲット層であれば関心度が高いだけでなく出席率も高くなります。
ウェビナーで成果を出すためには出席率がポイントになるのです。
配信方法を選定する
ウェビナーの配信方法は大きく2つに分かれます。
ライブ配信と録画配信です。
録画配信は編集が可能なため顧客への訴求効果を高める演出が可能になります。
ライブ配信は臨場感に溢れるため参加者の購買意欲を駆り立てる効果が期待できます。
また、録画配信は当時参加できなかった顧客へのフォローにも有効であり、ライブ配信に参加した人でもう一度気になる点だけを確認したいと思U場合にも有効です。
どちらの配信でもコンテンツは重要ですが、参加者へのアプローチ方法でもその違いがあるため効果的な活用をおすすめします。
参加者の問い合わせ担当者を決めておく
ウェビナーに参加できなかった方の中にはどうしても聞いておきたいことがあるかもしれません。
企業は機会損失を避けるため漏れなく顧客の意見を吸い上げられるように問い合わせ担当者を決めておくべきです。
アンケートの実施
アンケートは参加者の皆さんの貴重な意見を把握するためのツールです。
参加者が抱える課題や次回以降のウェビナー開催の企画修正へと繋がります。
参加者のアンケートに記された課題についてあまり時間をおかずに後日企業側からフォローすることも大切です。
こうしたきめの細かな対応が今後のウェビナー開催時のアンケートへの回答率を高めるポイントに繋がり信頼度も増します。
また参加者にはお礼のメールを忘れないようにしましょう。
ウェビナーマーケティングにオススメのツール
それではウェビナーマーケティングにオススメのツールを紹介しましょう。
ウェビナーマーケティングに必要なツール機能は下記の通りです。
●ライブ配信機能
●録画機能
●アンケート機能
●カスタマイズ機能
Zoom
高機能を備えたものとしてあげられるのは「Zoomウェビナー」です。
Zoomは既に多くの企業のオンラインミーティングでお馴染みのツールになります。
機能としては下記のようなものがあります。
●最大参加人数100〜10,000人まで可能
●記録されたデータによるオンデマンド視聴
●参加者の分析・レポート取得
●Facebook・YouTubeのプラットフォームからのライブ配信
●パネリストと視聴者の切り替え
●手を挙げるアクションとチャット形式での質疑応答
Cisco Webex
ウェビナーや大規模オンラインイベントに特化したプランが好評のツールです。
●最大3,000人まで参加可能
●ストリーミング配信では40,000人まで対応
●マニュアルなしでも使えるシンプルな画面設計
●ミュートやビデオ停止、発言者の名前が画面上で表示されるため誰が発言しているか把握できる
●録画機能もありワンクリックで録画開始し、データとして保存できる
イベント中で困った時でもリアルタイムでサポート可能であり、開催前の招待メール作成やスケジューリングさらにイベント後の分析機能もあり初めて導入する方も安心して利用できます。
Microsoft Teams
フル機能版に加入すれば最大10,000人のイベントが開催できるオススメのツールです。
●登録フォーム作成機能が搭載されている
●重要なチャットをピン留めできるため見落とし防止になる
Microsoft365と連携が可能でWord・Excel・Powerpointとの連携ができるだけでなく、アドオンによって外部ツールとの連携もできます。
また、他言語の相手とチャットする際の翻訳機能もあります。
まとめ
ウェビナーマーケティングについて解説してきました。
ビジネス上では直接会って商談するのが当然だったのがオンラインで商談も可能になりました。
大規模なセミナーは企業だけでなく参加者にもコストがかかりその効果も限定されてしまいます。
しかし、ライブ配信や録画配信が可能なウェビナーマーケティングならスマホでも参加できることから企業や参加者にもメリットが出てきました。
ただ利用するツールによってクオリティにも差があります。
高機能を持ったツールを使い成功するためのポイントをおさえたウェビナーマーケティングを行えば新しい顧客を獲得する可能性が向上します。
ぜひビジネス戦略のためにウェビナーマーケティングを取り入れてみてください。
ライタープロフィール
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