公開日:2023年07月13日 更新日:2025年07月14日
成果につながるサービス紹介資料の作り方を解説!【テンプレート付き】
サービス紹介資料を自分で作りたい方へ。顧客に響く資料作りには、ターゲット設定と伝えたい内容の整理が欠かせません。この記事では、初心者でも理解しやすい作成手順とポイントを丁寧に解説します。
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目次
サービス紹介資料とは
サービス紹介資料とは、見込み顧客がどんなサービスなのかを知り、比較検討するための資料です。サービスの詳細や価値を記載しているWeb上のコンテンツや、パンフレット、カタログなどのことを意味します。営業担当者を通さなくても、顧客自身がサービス紹介資料を見て、様々な情報を得ることができる資料です。また、最近では顧客自身がこうしたサービス紹介資料を見ることで、自ら意思決定を行うことも増加しているため、大事な資料と言えます。
サービス紹介資料と営業資料との違い
営業資料とサービス紹介資料の違いは、目的が違います。営業資料は、営業担当者が営業することを目的とした資料で、サービス紹介資料は、顧客自身が見て、サービスについて理解する資料と言えます。どちらもサービスの詳細や価値、魅力をわかりやすくすることが最も大切ですが、特にサービス紹介資料では、顧客自身に魅力が伝わる資料にする必要があります。
一方、営業資料はというと、意思決定を後押しすることが大切です。様々なコースを載せることで選んで決めやすくするなど、意思決定を促す工夫が重要です。
また、サービス紹介資料は、顧客が多くの情報を得ることを目的としているため、できるだけ網羅的に情報を載せる必要があります。
サービス紹介資料が欠かせない理由
サービス紹介資料が最近重要となり、欠かせなくない存在となっています。顧客自身がオンラインで様々な情報を調べた上で、サービスを利用したり、決定したりすることが増えているためです。
サービス紹介資料の役割が大きなものとなり、欠かせなくなってきた理由について、2つ紹介しますので参考にしてください。
急速なオンライン化が進む
理由としては、コロナ禍以降、オンラインでの営業が多くなり、急速なオンライン化が進んだことが挙げられます。BtoBでも顧客自身がオンライン上で、自ら情報を取得して比較検討している割合が6割に達しています。
売り手からの情報提供というよりも、オンラインで、自社で情報を収集して比較検討することが多い傾向です。それだけ、オンライン上で細かな情報まで調べやすくなってきていると言えるでしょう。そのため、顧客自身が比較しやすいサービス紹介資料を充実させておくことがとても重要と言えます。
打ち合わせに費やす時間が減る
また、オンラインでサービス紹介資料が見られることで、わざわざ営業担当と商談の打ち合わせをする時間が節約できるようになっています。
あらかじめ、サービス紹介資料で細かなことまで理解できるようになったため、説明のために長い時間を費やす必要がなくなったと言えます。
打ち合わせをして比較検討して、決定するという時間が短くなってきていると言えるでしょう。クライアント自身が比較まで行っていますので、検討、決定までの期間が短くなっている傾向です。そのため、サービス紹介資料がより重要となっています。
サービス紹介資料の作成手順
では、実際にサービス紹介資料を作成するにはどのような手順を踏めばよいのでしょうか。ここでは、作成手順を3ステップで解説していきます。
①明確なターゲット設定を行う
サービス紹介資料は、誰に向けて作るかが成功の鍵です。配布する場面や想定するお客さまの属性、抱えている課題を具体的に設定しましょう。ターゲットを明確にすることで、より響く内容に仕上がります。
②伝えたい内容を整理する
資料で伝えるべきポイントを整理しておくと、情報の取捨選択がスムーズになります。重要なメッセージを絞ることで、見る人にとって分かりやすく、効果的な資料作りが可能です。
③スライドを作成する
準備が整ったら実際にスライド作成に移りましょう。用途に応じて、印刷用のA4サイズかオンライン用の16:9比率かを選ぶのがポイントです。見やすさを意識してレイアウトを調整しましょう。
サービス紹介資料に必要な8つの要素
サービス紹介資料が欠かせなくなってきていますが、どんな要素が資料には必要なのかをしっかり知っておくことが大切です。次の要素をきちんと入れたサービス紹介資料を作ることが重要です。
最近ではオンラインでのサービス紹介資料がよく見られていますので、オンライン上でも見やすいサービス資料にするポイントについても紹介します。
サービス紹介資料のテンプレ
具体的なサービス紹介資料例を知りたい方向けに、作成テンプレートをご用意しています。8つの要素を盛り込んだ内容になっていますので、ぜひダウンロードしてお使いくださいね。
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1.表紙と目次
サービス紹介資料は、顧客が見てわかりやすいようにすることが大切です。サービスについて詳細に書くことは必要ですが、まず表紙と目次で、わかりやすくすることがとても重要です。
オンラインの場合、目次からその内容にリンクして飛ぶようにしておくことといいでしょう。知りたいことがすぐにわかっておすすめです。他のサービスと比較する場合も、内容がわかりやすくて比較検討しやすくなります。
2.サービス概要説明
サービス紹介資料では、最初にサービスの概要を説明することも大切な要素です。イラストなどで、どのようなサービスや機能があるのかをわかりやすく見せる必要があります。イラストや箇条書きなどで図解して、理解しやすくするといいでしょう。
また、サービスを紹介する際に、そのサービスが必要とされている背景なども紹介すると、納得してもらいやすくなります。「テレワークが増えたことによって重要となっているサービスです」などとサービスの必要性をわかりやすく紹介するのもポイントです。
3.機能・サービスの詳細
サービス紹介資料では、機能・サービスの紹介がとても重要です。イラストや写真、表、グラスなどを活用してわかりやすく詳細を伝えるようにしてください。
顧客企業のニーズに対応して「〇〇することができる」「〇〇に対応した」「〇〇という技術に優れた」などの言葉で、具体的に機能・サービスを表現することがポイントです。
多機能や専門性のあるサービスなど、それぞれの特徴をしっかりアピールして差別化を図ることが大切です。
また、ソフトウェアの紹介であれば、外部ツールとの連携や対応ブラウザ、デバイスなどの詳細を具体的に紹介する必要があります。どのようなことができ、対応しているのかを見てすぐわかるようにしてください。
4.事例
事例を紹介することも具体性があっていい方法です。有名な企業などが利用していたり、同業種で利用していたりすれば、自社でも利用してみようと思います。どのようにサービスが活用できるのかを実際に知ることができて有効です。
サービスを利用した声を実際に掲載し、利用前と利用後でどのように変わったのかを具体的に紹介するのもいい方法です。実績をできるだけ多く掲載することが信頼にもつながります。
5.料金とプラン
料金とプランは他社と比較されることが多いでしょう。わかりやすい料金とプランの説明をしておくことが大切です。
表などで、複数のプランを紹介し、どのプランがどのような企業に向いているかなどを紹介しておくといいでしょう。
また、初期費用や始め方、税抜・税込、決済方法なども明確にすると選びやすくなります。
6.よくある質問と回答
「よくある質問と回答のコーナー」「Q&Aのコーナー」を設けておくことで、サービスに対する疑問や悩みがすぐに解決できておすすめです。
不安なことやわからないことがあると、そこで決定に至らないでしょう。できるだけ「よくある質問と回答のコーナー」は充実させておくことが大切です。営業担当に直接聞かなくても、解決できるようにしておく必要があります。打ち合わせなどの時間が節約でき、スムーズに決定に至りやすくなるでしょう。
7.会社概要
会社概要は、サービス紹介資料に大事な要素です。会社について理解してもらい、信頼してもらうには、会社概要をきちんと書いておく必要があります。
次のような内容を網羅しておくのがおすすめです。
・会社名(商号)
・代表者名
・資本金
・従業員数
・設立年月日
・企業のミッション
・本社・拠点
・所属する業界団体
・事業内容
・コーポレートサイトのURL
・会社の写真
これらを表にして記載しておくといいでしょう。
8.CTA(Call to Action)
サービス紹介資料には、問い合わせのためのページも大切です。電話番号などを明記したり、問い合わせのフォームを作っておきメールをしてもらったりします。サービス紹介資料から、すぐにアクションができるようにしておくことが重要です。
すぐに自動見積もりができたり、無料体験などに誘導したりする方法も効果的と言えます。
サービス紹介資料作成のポイント
サービス紹介資料を作成する際のポイントは、まずターゲットを明確にすることです。誰に向けて伝えるのかを具体的に設定することで、内容に一貫性が生まれます。また、伝えたいメッセージを絞り込み、シンプルで分かりやすい構成を心がけましょう。ビジュアル要素を効果的に使うと、印象に残りやすくなります。最後に、目的に合わせた形式やサイズを選び、見やすさにも配慮することが重要です。
サービス紹介資料作成の注意点
サービス紹介資料を作成する際の注意点は、情報を詰め込みすぎないことです。あれもこれもと盛り込みすぎると、受け手が理解しづらくなってしまいます。また、専門用語の多用は避け、誰にでもわかりやすい言葉を選ぶことが大切です。さらに、デザインはシンプルにまとめ、読みやすさを優先しましょう。最後に、誤字脱字や内容の整合性も必ずチェックし、信頼感を損なわないように注意してください。
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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