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更新日:2026年07月23日

ピールオフOOHとは?仕組み・成功事例・費用・実施方法を徹底解説


ピールオフOOHとは?仕組み・成功事例・費用・実施方法を徹底解説
目次

ピールオフOOH広告とは

ピールオフOOH広告とは、駅や商業施設などの広告面にステッカー、カード、ノベルティ、商品サンプルを取り付け、生活者が自ら剥がして持ち帰れる参加型広告です。
OOHは、駅・電車・屋外看板・商業施設など、自宅の外で接触する広告を指します。
ピールオフOOHでは、見るだけでなく、触れる・選ぶ・持ち帰る行動を生み出し、認知、商品試用、Web誘導、来店につなげます。
【徹底解説!】ピールオフ広告の教科書 | 株式会社春光社
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生活者が『剥がして持ち帰る』参加型広告の仕組み

ピールオフOOH広告は、次の3要素で構成されます。
  • ・ブランドや商品情報を伝える広告面
  • ・生活者が剥がして持ち帰る貼付物
  • ・QRコード、クーポン、商品体験などの持ち帰り後の導線
広告面には、ステッカー、カード、缶バッジ、クーポン、商品サンプルなどを取り付けます。生活者が自ら選んで持ち帰るため、受動的な視認だけで終わらず、広告接触後もブランドとの接点を残せます。

クリエイティブは、剥がす前・剥がしている最中・剥がした後の3段階で設計します。参加方法を分かりやすく示し、貼付物がなくなった後も下地のビジュアルやコピーが広告として成立する状態にします。

駅や施設では、貼付物の形状、重量、固定方法、補充方法などが審査対象です。グッズを製造する前に、媒体社や広告会社へ実施可否を確認してください。

通常のポスター広告・サンプリングとの違い

ピールオフOOH広告は、ポスターの広告面とサンプリングの配布機能を一体化した施策です。
生活者が貼付物を剥がす行動や、広告面が変化する過程まで企画に組み込めます。
比較項目 ピールオフOOH広告 通常のポスター広告 手渡しサンプリング
主な接触 見る、触れる、選ぶ、持ち帰る 主に見る スタッフから受け取る
生活者の参加 自ら広告面へ近づき、貼付物を剥がす 原則として視認のみ 声掛けに応じて受け取る
配布管理 広告面の在庫、補充、取得状況を管理 配布物の管理は原則不要 スタッフ、在庫、配布数を管理
広告表現 貼付物の減少や残存面も表現にできる 掲出期間中は基本的に同じ表示 配布物と掲示物は別に設計することが多い
測定例 取得数、QRコード遷移、クーポン利用、SNS投稿 広告認知、指名検索、来店変化 配布数、アンケート、クーポン利用
主な運用 貼付物制作、施工、補充、監視、安全管理 印刷、施工、掲出管理 配布許可、スタッフ手配、在庫管理
通常のポスター広告は広い認知獲得、手渡しサンプリングは対象者の選別や商品説明に向いています。
ピールオフOOHは、広告面のインパクト、参加体験、持ち帰り後の行動を重視する企画に適しています。配布数だけでなく、QRコード遷移、クーポン利用、SNS投稿なども成果指標に設定できます。

ピールオフ広告が向いている目的・商材

ピールオフ広告は、認知だけでなく、その場での参加と持ち帰り後の行動まで作りたい企画に向いています。

新商品の試用には、コスメ、日用品、食品などの小型サンプルが適しています。来店やWeb誘導を狙う場合は、クーポン、引換券、QRコード付きカードを組み合わせます。作品やキャラクターのファン向け施策では、限定ステッカーやカードなど、保有価値のある貼付物が参加の動機になります。

SNSでの話題化を狙う場合は、剥がす前後でビジュアルが変わる仕掛けや、撮影しやすい広告面を設計します。ただし、大量取得、転売、混雑、早期の在庫切れを想定し、取得数と補充方法も決めておく必要があります。

一方、広いエリアへ認知だけを届けたい場合、対象者を細かく選別したい場合、補充や監視の体制を用意できない場合は、通常のポスター広告や手渡しサンプリングも比較します。採用判断では、剥がしたくなる理由、持ち帰った後の導線、配布終了後の広告面を確認してください。

ピールオフOOHで期待できる4つの効果

ピールオフOOHで期待できる主な効果は、視認・記憶、SNS拡散、商品試用、来店・キャンペーン参加の4つです。
成果を高めるには、貼付物とブランドの関連性、掲出場所、配布終了後の広告面、持ち帰り後の導線を一貫させます。

強い視認性と記憶への残りやすさ

カードやサンプルを並べた立体的な広告面と、貼付物が減っていく変化が通行者の注意を引きます。
生活者は広告へ近づき、欲しい物を選び、手を伸ばして剥がすため、接触時間が長くなりやすく、商品名や企画内容を認識する機会も増えます。

ただし、配布物だけが注目されないよう、広告面と貼付物の双方にブランド名や商品の便益を示し、すべて配布された後もメッセージが伝わる状態にします。

SNS投稿・UGC・口コミの拡散

ピールオフOOHは、限定グッズの取得体験や広告面の変化を写真・動画にしやすく、SNS投稿やUGCのきっかけを作れます。
投稿につなげるには、剥がす前後で見え方が変わる仕掛け、複数種類から選べる貼付物、作品やブランドの世界観が伝わるデザインが有効です。

広告面や貼付物には、企画名、ブランド名、公式アカウント、ハッシュタグを分かりやすく表示します。限定性だけを強めると大量取得や早期終了を招くため、1人あたりの取得数、補充方法、終了時の告知まで設計してください。 参考:JR東日本企画「ピールオフ広告の特徴・事例に関する解説」

商品試用・サンプリングの促進

コスメ、日用品、食品などの小型サンプルを貼付すると、認知から商品試用までを一つの施策でつなげられます。
QRコードやクーポンを組み合わせれば、商品説明ページ、アンケート、店舗での購入など、受け取り後の行動も促せます。

手渡しサンプリングと異なり、生活者が自分の意思で広告へ近づき、貼付物を選べる点が強みです。一方、対象者を細かく選別したり、使い方を詳しく説明したりする施策には向きません。
配布数だけでなく、QRコードの読み取り、クーポン利用、アンケート回答まで計測します。貼付物の大きさ、重量、保管方法は媒体ごとに異なるため、製造前の確認も必要です。

店舗への来店・キャンペーン参加の促進

クーポン、引換券、投票券、二次元コード付きカードを使うと、広告接触後の来店やキャンペーン参加を促せます。
店舗誘導では、掲出場所から店舗までの距離、移動方向、営業時間、特典の利用条件を分かりやすく示します。キャンペーンでは、カードの裏面から応募、投票、試し読み、音楽再生などへつなげます。

効果測定では、取得数だけでなく、クーポン利用、専用ページへのアクセス、応募、来店など、最終目的に近い指標を確認します。
4つの効果を連動させ、広告面で注目を集め、参加体験をSNSや商品試用、来店へつなげる設計が重要です。

ピールオフ広告の成功事例5選

参考にしたいのは、珍しいグッズを配った点だけではありません。
成功事例では、ブランドや作品の特徴を剥がす行為へ置き換え、持ち帰った後まで体験を続けています。
事例 貼付物 剥がした後の変化 持ち帰り後の接点 企画へ応用できる型
Technics ミュージックキーホルダー 投稿者の写真やエピソードが現れる スマートフォンでプレイリストを再生 無形の体験を物理グッズにする
EVE お守り型ミニポーチ 一般募集した応援メッセージが現れる 医薬品の携帯やキャンペーンサイト 商品の機能価値を感情的な意味へ変換する
『花とゆめ』 モザイク調のシート 7作品の名シーンが現れる QRコードから無料試し読みへ遷移 隠す、剥がす、読むを一連の導線にする
『パンどろぼう』 キャラクターステッカー 人気投票の上位キャラクターが現れる ステッカーを持ち帰れる オンライン企画の結果発表をOOH化する
『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』 千切りキャベツ風アイテム キャベツで隠されていた広告面が現れる 作品やコミックスへの関心につなげる 作品固有の場面を物理的に再現する

① Technics|思い出が流れるミュージックキーホルダーを剥がして持ち帰る

パナソニックのHi-FiオーディオブランドTechnicsは、2024年8月5日から11日まで、東京メトロ新宿駅メトロプロムナードと大阪・ホワイティうめだサニーテラス広場でピールオフ広告を展開しました。

広告面に取り付けられたのは、レコードをイメージした4種類の非売品ミュージックキーホルダーです。
ミュージックキーホルダーブランドThe Musicとタイアップして制作されており、スマートフォンにかざすとSpotify上のオリジナルプレイリストを再生できます。
4つのプレイリストには合計100曲が収録され、キーホルダーは東京と大阪で約9,000個用意されました。

プレイリストの曲は、先行して実施されたSNSキャンペーンに寄せられた写真、楽曲、思い出のエピソードをもとに選ばれています。
キーホルダーを広告面から剥がすと、その下から投稿者の風景写真やエピソードが現れる構造でした。

この事例の特徴は、音楽という形のない体験を、持ち帰れるキーホルダーへ変換した点です。
広告接触は現地で終わらず、キーホルダーをスマートフォンにかざして音楽を聴く行動へ続きます。
さらに、SNSで集めた投稿をOOHのクリエイティブとして再編集し、再びオンラインへ戻す循環も作られています。

商品機能を直接説明するのではなく、音楽によって記憶や風景がよみがえる体験を通じて、オーディオブランドの価値を伝えた事例といえるでしょう。
音楽、動画、電子書籍など、無形のコンテンツを扱う広告でも応用しやすい設計です。

② EVE|薬を持ち歩けるお守りを剥がすと応援メッセージが現れる

エスエス製薬は2024年4月1日から7日まで、東京メトロ丸ノ内線新宿駅メトロプロムナードに、全長約12メートルのピールオフ広告を掲出しました。

貼付されていたのは、EVEを携帯できるお守り型ミニポーチです。
活躍守、集中守、挑戦守、本番守など、新生活を迎える人の状況に合わせた10種類が用意されました。
ポーチを剥がすと、その下から一般募集で集められた応援メッセージが現れる仕組みです。

この企画では、薬を持ち歩けるという機能的な価値が、困ったときに支えてくれるお守りという感情的な価値へ置き換えられています。
ノベルティの形、広告コピー、剥がした後のメッセージが、新しい一歩を踏み出す人を応援するという一つのテーマで統一されていました。

キャンペーンサイトでは、質問への回答をもとに、柄10種類とカラー10種類を組み合わせた100種類からデザインを選べる仕組みも提供されました。
駅広告だけで完結させず、相手を思い浮かべてお守りを選ぶオンライン体験へ広げた点も参考になります。

ヘルスケア商材に限らず、商品の機能を生活者にとっての安心、応援、習慣などの意味へ翻訳できる場合に応用できる考え方です。
ただし、医薬品の効能と広告施策の成果は別の論点であり、この広告による売上や認知の上昇は、公開データがない限り断定できません。

③ 『花とゆめ』|モザイクを剥がすと7作品の名シーンが現れ、試し読みに続く

白泉社は『花とゆめ』創刊50周年企画として、2024年5月27日から6月2日まで、東京メトロ丸ノ内線新宿駅メトロプロムナードに巨大ピールオフ広告を掲出しました。

広告面は、掲出当初は色とりどりのモザイク調シートで覆われていました。
生活者がシートを剥がすと、『ガラスの仮面』『ぼくの地球を守って』『赤ちゃんと僕』『花ざかりの君たちへ』『フルーツバスケット』『暁のヨナ』『多聞くん今どっち!?』の7作品から、主人公たちの名シーンが現れます。

シートの裏面には、各作品のキャッチコピーとQRコードが記載されていました。
持ち帰ったシートからQRコードを読み込むと、該当作品の無料試し読みへ進めます。

この事例では、広告内容を最初からすべて見せないことが参加のきっかけになっています。
何が隠れているのかを知りたい気持ちによってシートを剥がし、作品の名場面を発見した後は、その作品を読む行動へ移ります。

広告を見る、シートを剥がす、作品を発見する、試し読みするという流れが分断されていません。
出版、映像配信、ゲームなど、複数のコンテンツを紹介したい施策では、情報を隠すティザー表現とデジタル導線を組み合わせる方法が参考になります。

④ 『パンどろぼう』|総選挙の結果をステッカーで開票する

KADOKAWAは2025年2月10日から16日まで、田園都市線渋谷駅の道玄坂ハッピーボードで、『パンどろぼう』の大型ピールオフ広告を展開しました。

企画の起点となったのは、2024年12月6日から24日まで実施されたキャラクター人気投票、パンどろぼうそうせんきょです。
広告面に貼られたステッカーを剥がすと、投票で上位に選ばれたキャラクターが順番に現れます。
剥がしたステッカーは持ち帰ることができ、公式案内では1人1枚までと明示されていました。

この事例の特徴は、オンライン上で完結しやすい人気投票の結果発表を、ファンが現地で参加できる開票体験へ変えた点です。
結果を知りたい気持ち、キャラクターのステッカーを持ち帰りたい気持ち、変化していく広告面を撮影したい気持ちが同じ場所に集約されています。

既存のファン投票やキャンペーンを持つブランドは、最終結果をWebページで発表するだけでなく、OOHの変化として公開する方法を検討できます。
投票、ランキング、情報解禁など、時間の経過とともに情報を見せたい企画と相性がよい設計です。

一方、ファン向けの限定グッズは、大量取得や早期終了を招く可能性があります。
取得数のルール、在庫切れ後の広告面、現地での混雑対策まで含めて設計する必要があります。 『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』|216枚の千切りキャベツで作中シーンを再現

⑤ 『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』|216枚の千切りキャベツで作中シーンを再現

白泉社は『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』第1巻の発売を記念し、2024年11月4日から10日まで、新宿駅メトロプロムナードにピールオフ広告を掲出しました。

広告面には、作中で食品を隠す場面を再現した216枚の千切りキャベツ風アイテムを設置しました。剥がすほど、隠れていた広告面が現れます。

作品内の小道具ではなく、登場人物の行動や場面そのものを広告の仕組みにした点が特徴です。作品を知らない通行者にも、大量の千切りキャベツという外観が注意を引きます。

5事例に共通するのは、貼付物とブランド・作品に必然性があり、剥がすことでメッセージや物語が進み、持ち帰った後にも接点が残ることです。企画時は、何を貼るかより先に、剥がす前・最中・すべて剥がした後の体験を設計します。

ピールオフOOHを実施できる主な媒体・掲出場所

ピールオフOOHは、駅の大型ボードや、スタッフを配置できる商業施設・イベントスペースで実施できます。
ただし、通常のポスター枠であっても、貼付物を取り付ける特殊展開は個別審査が必要です。
素材、重量、固定方法、補充体制、通行者の滞留対策を確認し、企画を確定する前に最新の実施可否を問い合わせてください。
具体的な媒体・スペース 主な特徴 向いている企画 事前に確認したい点
MAGNET by SHIBUYA109 ビッグボード 渋谷スクランブル交差点に面した、1階エントランス横の約6×5mの大型ボード ピールオフ、トリックアート、フォトスポット、SNS連動企画 最新の販売状況、特殊施工の可否、貼付物の仕様、補充・警備・滞留対策
東急 田園都市線渋谷駅 道玄坂ハッピーボード 渋谷109方面へ続く地下通路の大型ボード 若年層向け商品、IP、限定グッズ、SNS連動 特殊施工の可否、混雑対策、貼付範囲
東京メトロ 新宿メトロスーパープレミアムセット 新宿駅メトロプロムナードの約80mに及ぶ大型媒体 大規模な話題化、複数デザイン、広告面の変化を見せる企画 面ごとの仕様、施工、補充、警備
東武 池袋駅ラウンドワイドボード 百貨店入口や乗り換え動線付近の円形大型ボード アニメ、ゲーム、キャラクター、カード配布 現在の販売状況、イベント利用条件
東京メトロ 新宿メトロスーパープレミアムセット前イベントスペース スタッフを置いたサンプリングや参加型イベントに対応 商品説明、試用、アンケート、有人運営 大型媒体との同時申込条件、使用可能範囲
SHIBUYA109渋谷店 COCO SPACE 店頭で来館・購買動線と接続できるイベントスペース コスメ、ファッション、若年層向け商品 什器、サンプリング、館内送客の条件
MAGNET by SHIBUYA109 エントランスイベントスペース スクランブル交差点付近の屋外イベントスペース タッチ&トライ、サンプリング、撮影企画 道路側の滞留、天候、スタッフ配置
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駅貼り・大型ボード

駅構内でピールオフ広告を実施する場合は、通行量だけでなく、広告面の前に人が立ち止まれる余地を確認します。
通行者がグッズを選んだり撮影したりするため、通常のポスター広告よりも滞留が発生しやすいためです。

MAGNET by SHIBUYA109 ビッグボード

MAGNET by SHIBUYA109 ビッグボードは、渋谷スクランブル交差点から近い、MAGNET by SHIBUYA109の1階エントランス横に設置された大型広告媒体です。
現在の公式媒体ページでは、広告面のサイズは高さ5,940mm×幅4,920mmの約29.2㎡で、掲出期間は1週間または2週間、照明付きの粘着シート仕様とされています。

通行者が広告面の至近距離まで近づけるため、ピールオフ広告やトリックアート、フォトスポットなど、広告を見るだけでなく参加・撮影を促す企画に適しています。
若年層や訪日外国人が行き交う渋谷駅前で、キャラクター、音楽、ゲーム、コスメ、ファッションなどの話題化を狙いやすい媒体です。

ビッグボードの掲出期間中は、床面シート広告を組み合わせた空間演出も検討できます。
ただし、ピールオフを実施する場合は、貼付物の素材や数量、補充方法に加え、取得待ちや撮影による歩道の滞留を想定し、スタッフ配置や安全管理を含めて媒体社へ事前確認することが重要です。

東急 田園都市線渋谷駅の道玄坂ハッピーボード

東急 田園都市線渋谷駅の道玄坂ハッピーボードは、道玄坂や渋谷109方面へ向かう地下通路に設置された大型セットボードです。
2026年度の公式媒体資料では、A面・B面それぞれにB0換算30枚を掲出でき、掲出期間は7日間とされています。
広い広告面を使って複数種類の貼付物を配置したり、剥がした後に別のビジュアルを見せたりする企画を組みやすい媒体です。

若年層や買い物客が行き交う場所であるため、キャラクター、音楽、コスメ、ファッションなど、持ち帰りたい理由を作りやすい商材と相性があります。
一方で、限定グッズを大量に貼る企画では混雑や早期配布終了も想定し、取得数の表示や補充方法を決めておかなければなりません。

東京メトロ丸ノ内線新宿駅の新宿メトロスーパープレミアムセット

東京メトロ丸ノ内線新宿駅の新宿メトロスーパープレミアムセットは、メトロプロムナードの全長約80mを利用できる大型媒体です。
2026年度の公式資料では、4面セットで最大B0判80枚を掲出できます。
複数の面を使ってストーリーを展開したり、貼付物が減るにつれて異なるメッセージを出したりする大規模企画に向いています。

同エリアでは、2025年3月に日本生命が薬袋風のアイテムを持ち帰れるピールオフ広告を展開しています。
現在の媒体商品として販売されていることに加え、比較的新しい実施事例も確認できる場所です。
ただし、事例があるから無条件で実施できるわけではなく、企画内容ごとの審査は必要です。

参考:メトロアドエージェンシー「新宿メトロスーパープレミアムセット/ツインプレミアムセット」

東武 池袋駅ラウンドワイドボード

東武池袋駅ラウンドワイドボードは、東武百貨店入口や東京メトロ有楽町線の改札に近い位置に設けられた円形の大型ボードです。
ピールオフ広告やイベントを実施できる媒体として紹介されており、ゲームやアニメのカード、ノベルティを使った過去事例もあります。

ただし、東武池袋駅では広告媒体のデジタル化や商品更新も進んでいます。
2026年度の公式広告メニューを確認したうえで、ラウンドワイドボードの販売状況と、ピールオフ対応の可否を問い合わせるのが安全です。

商業施設・イベントスペース

スタッフを配置して商品の説明や在庫管理を行いたい場合は、商業施設やイベントスペースも候補になります。
駅の大型ボードよりも運営の自由度を確保しやすく、ピールオフ什器、試用体験、撮影スペース、店舗誘導を組み合わせやすい点が特徴です。

東京メトロ新宿駅の新宿メトロスーパープレミアムセット前イベントスペース

東京メトロ新宿駅の新宿メトロスーパープレミアムセット前イベントスペースは、新商品のサンプリングや参加型イベントに利用できるSPメディアです。
2026年度の公式資料では、イベントスペースのみを単独で利用するのではなく、新宿メトロスーパープレミアムセットの申し込みが条件とされています。
ポスター面のピールオフと、スタッフによる商品説明や配布を一体化したい企画に適しています。

例えば、広告面からクーポンやカードを剥がしてもらい、その場でスタッフが商品サンプルを渡す設計にすれば、自由取得による参加性と有人サンプリングの説明力を両立できます。
取得状況を確認しながら補充しやすいため、早期の在庫切れを避けたい場合にも検討できます。

SHIBUYA109渋谷店のCOCO SPACEとMAGNET by SHIBUYA109

商業施設では、SHIBUYA109渋谷店のCOCO SPACEや、MAGNET by SHIBUYA109のエントランスイベントスペースが具体的な候補です。
SHIBUYA109エンタテイメントは、施設の店頭イベントスペースや壁面を使った広告・メディア事業を展開しており、COCO SPACEでは展示やノベルティ配布を伴うイベントの実施例があります。

MAGNET by SHIBUYA109のエントランスイベントスペースでは、サンプリング、化粧品のタッチ&トライ、オブジェ展示などの活用例が公開されています。
壁面へ直接貼付できない場合でも、自立式ボードや専用什器を制作し、その表面へカードやサンプルを取り付ける方法を相談できます。
渋谷のランドマークでイベント開催!【SHIBUYA109店頭イベントスペース】 | SHIBUYA109広告メディア・イベントスペース事務局
SHIBUYA109広告メディア・イベントスペース事務局の媒体資料
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商業施設を選ぶ際は、施設の来館者と商品ターゲットが一致するかも確認します。
若年層向けコスメやファッションなら渋谷の商業施設、店舗への送客が目的なら対象店舗と同じ施設や近隣スペースというように、貼付物を受け取った後の行動まで設計できる場所を選びましょう。

ピールオフOOHに関する資料まとめ

ピールオフOOHの実施を検討している方は、関連する媒体資料で、掲出場所、費用、利用者属性、特殊展開の条件を比較できます。

ダウンロードは全て無料ですので、お気軽にご活用ください。

【徹底解説!】ピールオフ広告の教科書 | 株式会社春光社

【徹底解説!】ピールオフ広告の教科書

【調査目的・競合他社様のダウンロードはお断りしております】

近年、注目されているピールオフ広告。
一時期に比べてコロナ禍も落ち着き、実施も増えています!

実際に配布できて、それが話題になってSNSで拡散するなど
通常の駅広告にはない盛り上がりを作れるところが魅力です。

ピールオフ広告について分かりやすい説明資料を作成しました。
興味のある方はぜひ参考にしてください!

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渋谷駅すぐ!ピールオフやトリックアートなど特殊展開!【MAGNETビッグボード】 | SHIBUYA109広告メディア・イベントスペース事務局

渋谷駅すぐ!ピールオフやトリックアートなど特殊展開!【MAGNETビッグボード】

渋谷スクランブル交差点に面するMAGNET by SHIBUYA109の1Fエントランス横に掲出できる約6×5mのインパクトある大型ボードです。
目線の高さの媒体となっており、フォトスポットとしてご活用いただけます。
また、ピールオフやトリックアートなどの特殊な展開も可能です。

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ピールオフ広告の費用と見積もりの考え方

ピールオフ広告の費用は、媒体費だけでは決まりません。
広告面の制作、貼付物の製造、特殊施工、補充・監視、撤去、効果測定を含む総額で見積もります。

主要駅の大型媒体では、通常の掲出料だけで100万円台から500万円規模になる例があります。2026年度の新宿メトロスーパープレミアムセットは7日間・1面が税別140万円、4面が税別500万円、道玄坂ハッピーボードは7日間・1面175万~260万円です。
ピールオフ用の貼付物や特殊加工、補充運用は別途となるため、費用を項目ごとに分け、媒体料金に含まれる範囲を確認してください。 参考:東京メトロメディアガイド(2026)「新宿メトロスーパープレミアムセット/ツインプレミアムセット」

主な費用内訳

ピールオフ広告の見積もりでは、少なくとも次の費用を確認します。
費用項目 主な内容 金額が変わる要因 見積書で確認すること
媒体費 駅や施設の広告面を使用する料金 掲出場所、面積、期間、時期 掲出料、取付費、税、申込単位
企画・デザイン費 広告面、参加方法、残存面の企画と制作 デザイン数、撮影、コピー、修正回数 企画費とデザイン費の範囲
印刷・パネル制作費 ポスター、シート、下地、パネルの出力 サイズ、素材、印刷方式、色数 出力、加工、校正、予備分
貼付物制作費 ステッカー、カード、サンプル、グッズの製造 数量、種類、素材、個包装、検品 単価、版代、試作、梱包、納品費
特殊施工費 貼付物の固定、什器、壁面加工、現地施工 貼付方法、作業人数、夜間作業、安全対策 通常取付費との違い、指定施工会社
保守・補充費 在庫管理、補充、監視、列整理、清掃 補充回数、実施時間、スタッフ人数 人件費、交通費、緊急対応費
撤去・廃棄費 広告面と貼付物の撤去、残品回収、廃棄 数量、素材、作業時間、処分方法 撤去費が媒体費に含まれるか
効果測定費 QRコード、アンケート、来店計測、調査 KPI、計測期間、調査対象数 ツール費、集計、レポートの範囲
特に見落としやすいのが、補充・監視と撤去にかかる運営費です。
限定グッズやサンプルを設置する場合は、掲出後に在庫を補充したり、大量取得や混雑に対応したりする人員が必要になることがあります。
媒体費と制作費だけで予算を組むと、実施直前に運営費が追加されやすいため注意が必要です。

また、貼付物がすべて配布された後の広告面を別のビジュアルとして成立させる場合は、下地となる広告面と貼付物の両方を制作します。
通常のポスターより印刷・加工工程が増えるため、デザイン費や施工費も含めて見積もる必要があります。

公式媒体料金から見る費用の具体例

2026年度の東京メトロ公式資料では、新宿メトロスーパープレミアムセットの媒体料金は次のように設定されています。

  • ・1面セット・7日間:税別140万円
  • ・4面セット・7日間:税別500万円
  • ・ツインプレミアム1セット・7日間:税別100万円
  • ・ツインプレミアム3セット・7日間:税別300万円
これらは広告面を掲出するための媒体料金です。
ピールオフ展開では、貼付物の製造や固定加工、施工、運営などが追加されるため、総予算は媒体料金を上回ると考えておく必要があります。

同じ新宿駅のイベントスペースを組み合わせる場合、公式料金は平日が税別30万円/日、土日祝が税別50万円/日です。
ただし、利用には新宿メトロスーパープレミアムセットの申し込みが条件とされています。
有人サンプリングやスタッフによる誘導を加える場合は、媒体費とイベントスペース料金に加え、運営人件費も見積もらなければなりません。

道玄坂ハッピーボードは時期によって掲出料が変わります。
2026年度の公式資料では、7日間・1面あたり175万~260万円、取付費は10万円です。
実施月によって媒体費だけで85万円の差があるため、場所だけでなく掲出時期も予算を左右します。

これらの料金は相場ではなく、具体的な媒体商品の価格例です。
実際の見積もりでは、利用する広告面、実施時期、ピールオフの仕様について、最新の媒体資料と個別審査の条件を確認してください。 参考:東京メトロメディアガイド(2026)「新宿メトロスーパープレミアムセット/ツインプレミアムセット」 参考:東急OOH(2026)「大型セットボード『ハッピーボード』」

費用が変わる5つの要因

ピールオフ広告の総額は、主に次の5つの要因で変動します。

媒体・掲出規模

新宿や渋谷などの主要駅、大型の連貼りボード、複数面を使うジャック展開は、媒体費が高くなりやすい傾向があります。
一方、面積を小さくしたからといって、施工や監視などの固定費が同じ割合で下がるとは限りません。

面積を減らす際は、視認性と貼付できる数量を維持できるかも確認します。
予算だけを理由に広告面を小さくすると、通行者が企画内容を理解できなかったり、参加者が一か所へ集中したりする可能性があります。

掲出期間と実施時期

掲出期間が長くなるほど媒体費が増えるほか、補充回数やスタッフ稼働日数も増えます。
繁忙期や月ごとの変動価格を採用している媒体では、同じ場所・同じ面積でも料金が変わります。

配布物が初日にすべてなくなる可能性がある場合は、長期間の掲出が適切とは限りません。
掲出期間を延ばす前に、1日の想定取得数、補充可能数、在庫終了後の広告面を整理することが先です。

貼付物の数量と種類

配布数量が増えれば、貼付物の製造費、梱包費、搬入費、補充費が増えます。
複数のキャラクターやデザインを用意する場合は、種類ごとの最低生産数、版代、仕分け作業も必要です。

一方、数量を少なくしすぎると、掲出直後に配布が終了し、参加できない人が増えます。
希少性による話題化と、掲出期間中の体験機会のバランスを取る必要があります。

貼付物の仕様と加工方法

紙のカードやステッカーと、立体的なポーチ、キーホルダー、商品サンプルでは、製造単価も固定方法も異なります。
重量、厚み、壊れやすさ、衛生管理、落下リスクによっては、専用什器や個包装、耐荷重試験が必要です。

デザイン性だけで貼付物を決めず、媒体の規定内で安全に固定できるか、生活者が無理な力を加えずに剥がせるかを試作段階で検証しましょう。

補充・監視などの運用体制

ピールオフ広告は、掲出して終わる施策ではありません。
在庫補充、取得状況の確認、混雑時の誘導、破損物の回収、SNS上での配布終了告知など、掲出中の運営が必要です。

スタッフを常駐させるのか、決まった時刻に巡回するのかでも費用は変わります。
限定グッズや高い換金性がある物を扱う場合は、大量取得や転売への対応も予算に含めるべきです。

安全性と在庫管理を削って媒体面を広げるより、運営可能な規模へ調整した方が実施リスクを抑えられます。

実施時の注意点・炎上リスク

ピールオフ広告は生活者が広告面に触れるため、通常のポスターより安全管理と現場運用が複雑です。
混雑、大量取得、配布物の品質、権利処理、広告表現を確認し、広告主、代理店、媒体社、制作・施工会社の責任範囲を決めます。掲出前には、来訪増加、早期終了、破損が起きた場合の対応も共有してください。

混雑・安全・盗難・転売への対策

限定グッズや人気キャラクターのアイテムを貼り付ける企画では、広告面の前に多くの人が集まる可能性があります。
通路をふさいだり、参加者同士の押し合いが起きたりすると、広告の話題性よりも施設利用者への迷惑や安全上の問題が注目されかねません。

媒体選定時には、通行量だけでなく、広告面の前に立ち止まれる空間があるかを確認します。
駅構内であれば改札や階段、店舗入口、避難経路に影響しないか、商業施設であれば通常の来館者動線を妨げないかを媒体社と検討しましょう。

貼付物の位置や形状にも配慮が必要です。
生活者が無理に手を伸ばしたり、強い力で引っ張ったりしなくても取得できる高さと固定方法を選びます。
重量のあるグッズ、角や突起のある物、破損しやすい物は、落下やけがの原因になり得るため、試作品を使った耐荷重・剥離試験が欠かせません。

屋外に広告物を設置する場合は、自治体の屋外広告物条例も確認します。
屋外広告物法は景観の維持に加えて、公衆への危害防止を目的としており、具体的な許可や規制は自治体の条例によって異なります。
駅構内や施設内でも、媒体社・施設管理者が定める施工基準と広告審査に従う必要があります。

盗難や大量取得への対策としては、1人あたりの取得数を広告面に明記し、すべての在庫を一度に貼り付けない方法があります。
スタッフが定期的に補充すれば、一部の人による大量取得を抑えながら、掲出期間中の参加機会を確保できます。

転売価値が高い限定品を使用する場合は、自由に取得できるピールオフ形式自体が適切かも再検討します。
スタッフによる手渡し、整理券、時間帯別の配布など、数量を管理しやすい方式へ切り替える選択肢もあります。

在庫が予定より早くなくなった場合に備え、次の対応も事前に決めておきましょう。

  • ・貼付物がなくなった後も広告として成立する残存面を用意する
  • ・配布終了を広告面と公式SNSで案内する
  • ・補充の有無と予定時刻を明確にする
  • ・混雑時に配布を一時停止できる責任者を置く
  • ・事故や破損が起きた場合の連絡・撤去手順を決める
配布終了後も在庫があるように見える告知を続けると、現地まで来た人の不満を招きます。
SNS投稿やキャンペーンページも含め、現場の状況を速やかに更新できる体制が必要です。

食品・化粧品・景品を扱う際の注意

食品や化粧品、商品サンプルを貼り付ける場合は、広告面の安全性だけでなく、配布物の品質を掲出期間中に保てるかを確認します。

食品では、直射日光、温度、湿度、消費期限、個包装の破損、アレルギー情報などが主な確認項目です。
駅や屋外の広告面は、一般的な売り場と保管環境が異なる場合があります。
媒体社の許可が得られても、その環境で安全に配布できることを別途確認しなければなりません。

容器包装された食品を扱う場合は、名称、原材料、アレルゲン、期限、保存方法など、商品と配布形態に応じた表示を確認します。
無料配布であっても、必要な衛生管理や消費者への情報提供が不要になるとは限りません。
食品の種類や配布方法によって扱いが異なるため、品質管理部門、施設管理者、必要に応じて保健所へ相談します。

化粧品や医薬部外品のサンプルでは、品質を維持できる包装か、使用方法や注意事項を確認できるか、広告コピーが認められた効能の範囲を超えていないかを点検します。
厚生労働省の医薬品等適正広告基準は、化粧品を含む医薬品等について、虚偽・誇大な広告を防ぎ、正確な情報を伝えることを求めています。
OOHだけでなく、連動するWebサイトやSNSの表現も含めて確認が必要です。

貼付物が景品に該当する場合は、景品表示法上の扱いも確認します。
景品類の上限は、購入者全員へ提供する総付景品、抽選で提供する一般懸賞など、提供方法によって異なります。
無料配布と考えていたノベルティでも、来店や商品購入が条件になれば扱いが変わる可能性があります。

企画時には、少なくとも以下を考えておくことを強くオススメします。

  • ・配布物を受け取るための条件
  • ・1人あたりの提供数
  • ・販売価格や来店条件との関係
  • ・品質を維持できる保管・補充方法
  • ・表示すべき成分、期限、使用上の注意
  • ・破損や回収が生じた場合の対応
  • ・広告コピーと商品表示の整合性
食品、化粧品、景品に関する規制は、商材と提供方法によって判断が変わります。
過去の事例をそのまま踏襲せず、自社の法務・品質管理部門と所管機関へ確認してください。

権利・ブランド毀損・SNS炎上への対策

キャラクター、タレント、音楽、写真、イラストを使用する場合は、広告面だけでなく、持ち帰るグッズやSNS投稿用素材まで権利処理の範囲に含めます。

広告掲載の許諾を得ていても、その素材をステッカーやカードとして配布する権利まで含まれているとは限りません。
使用媒体、掲出期間、製造数、配布地域、SNS掲載、二次利用などを権利者と書面で確認します。
文化庁の資料でも、著作物を本来の撮影対象や商品として利用する場合は、原則として著作権者の許諾が必要になる例が示されています。

生活者から募集した写真やメッセージを広告へ掲載する場合は、投稿規約で利用範囲を示します。
駅広告への掲載、公式SNSでの紹介、広告写真の保存、キャンペーン終了後の二次利用など、どこまで使用するかを明記しておくとトラブルを減らせます。
人物が写る写真では、著作権だけでなく肖像やプライバシーへの配慮も必要です。

表現面では、生活者が誤解する情報を避けます。
実際にはごく少数しか用意していないにもかかわらず、多くの人が受け取れるように見せたり、受け取り条件を目立たない場所にだけ記載したりすると、不公平感が生じます。
配布数量、対象期間、1人あたりの取得数、なくなり次第終了することを分かりやすく表示しましょう。

SNS炎上は、広告コピーの内容だけでなく、現地運営への不満から起こる場合もあります。
想定しておくべき主な批判は次のとおりです。

  • ・一部の参加者が大量に取得している
  • ・転売目的と思われる人だけが得をしている
  • ・通路をふさぎ、一般利用者へ迷惑をかけている
  • ・配布終了後も公式情報が更新されていない
  • ・廃棄物や剥がれた部材が周辺に残っている
  • ・キャラクターや作品の扱いがファンの価値観と合っていない
  • ・商品の効能やキャンペーン条件を誤認させる
炎上を完全に防ぐことはできませんが、判断基準と対応責任者を事前に決めておけば、問題が起きた際の混乱を抑えられます。
投稿を削除するか、説明を出すか、配布を停止するかをその場で決めるのではなく、緊急対応フローとして共有しておきます。

掲出前の最終確認では、次の項目をチェックします。

  • ・媒体社・施設管理者による企画と施工の承認を得ている
  • ・貼付物の安全性と剥がしやすさを試験している
  • ・混雑時の誘導、補充、配布停止の担当者が決まっている
  • ・大量取得・転売・早期終了への対応を決めている
  • ・食品や化粧品の品質・表示・広告表現を確認している
  • ・景品の提供条件と上限を確認している
  • ・広告面、貼付物、SNS素材の権利処理が完了している
  • ・配布終了や事故発生時に公式情報を更新できる
ピールオフ広告では、参加人数が多いことだけを成功と捉えないことが重要です。
安全に参加でき、取得できなかった人や施設利用者を含めて不満を広げず、ブランドへの好意につながる運用まで設計して初めて、参加型広告として成立します。

付箋広告・サンプリング・体験型OOHとの違い

ピールオフOOH、付箋広告、街頭サンプリングは、いずれも生活者の参加を促しますが、求める行動が異なります。
ピールオフOOHは貼付物を剥がして持ち帰る施策、付箋広告はメッセージを広告面へ貼る施策、街頭サンプリングはスタッフが直接配布する施策です。
体験型OOHは、試用、投票、撮影、AR、ゲームなどを含む広い概念で、ピールオフOOHはその一種です。
広告手法 生活者の主な行動 主な強み 費用・運用で必要なもの 向いている目的
ピールオフOOH 広告面から貼付物を剥がして持ち帰る 広告接触、配布、持ち帰り後の行動を一体化できる 貼付物制作、特殊施工、補充、監視、在庫管理 認知、試用、来店、限定グッズ配布、SNS拡散
付箋広告 メッセージを書いて広告面へ貼る 参加者の声や熱量を広告面に蓄積できる 付箋、記入台、筆記具、巡回、内容確認 ファン参加、応援、意見募集、コミュニティ形成
街頭サンプリング スタッフからサンプルを受け取る 対象者を選び、説明を添えて配布できる 配布物、スタッフ、配布場所、許可、在庫管理 大量配布、商品説明、試用促進、店舗誘導
その他の体験型OOH 試す、撮る、遊ぶ、投票する 商品やブランドの世界観を深く体験させられる 会場、什器、スタッフ、システム、施工 ブランド理解、話題化、イベント集客、ファン体験

ピールオフ広告と付箋広告の比較

ピールオフ広告と付箋広告の違いは、広告面の物を減らすか、参加者の投稿で増やすかです。
ピールオフ広告は、ステッカーやサンプルを剥がすことで、隠れていたコピーやビジュアルを見せられます。付箋広告は、生活者がメッセージを書いて貼り、時間とともに広告面を完成させます。
  • ・商品やグッズを持ち帰ってもらいたい場合はピールオフ広告
  • ・ファンや顧客のメッセージを集めたい場合は付箋広告
  • ・貼付物が減ることで物語を進めたい場合はピールオフ広告
  • ・参加者と一緒に広告面を完成させたい場合は付箋広告
名称は貼付物の種類ではなく、生活者の行動で判断します。付箋を剥がして持ち帰る企画は、貼付物が付箋でもピールオフ広告です。

付箋広告では、不適切な投稿の確認、剥がれにくい付箋、記入スペース、巡回が必要です。どちらも添付物を使う特殊展開のため、媒体によって企画書の提出や個別審査が求められます。

街頭サンプリングとの比較

街頭サンプリングは、スタッフが通行人へ商品サンプルや販促物を直接手渡す施策です。対象者をある程度選び、商品の特徴や使い方を説明できる点に強みがあります。

ピールオフOOHは、生活者が自ら広告面へ近づいて貼付物を取得します。参加意思のある人へ届けやすく、広告面のインパクト、剥がす体験、SNS投稿まで含めた企画に適しています。一方、属性を確認しながら配布する用途には向きません。

費用は一律に比較できません。ピールオフOOHでは媒体、貼付物、特殊施工、補充・監視、街頭サンプリングでは配布物、スタッフ、場所の使用料が総額を左右します。配布単価だけでなく、試用、Web遷移、クーポン利用、来店、SNS投稿まで比較します。
  • ・狙った対象者へ配布できた割合
  • ・配布後に商品を試した割合
  • ・QRコードやキャンペーンサイトへの遷移
  • ・クーポンの利用や来店
  • ・SNS投稿や指名検索の変化
  • ・運営スタッフや補充にかかった工数

目的別の選び方

施策を選ぶ際は、話題性の高さではなく、生活者にどの行動を取ってほしいかを起点にします。

商品サンプルを多くの対象者へ届けたい場合

街頭サンプリングが向いています。スタッフが対象者を選び、短時間で集中的に配布できるためです。商品の説明が必要な場合にも適しています。

サンプル配布と広告体験を一体化したい場合

ピールオフOOHが候補になります。商品を知る、広告面から取得する、自宅で試すという流れを一つの施策にまとめられます。

ファンや顧客の声を広告面に集めたい場合

付箋広告が適しています。応援メッセージ、商品への感想、投票理由などを書いてもらうことで、参加者の熱量を可視化できます。

撮影やSNS投稿を促したい場合

ピールオフOOHやイベント型の体験型OOHが向いています。剥がす前後で変化する広告面、フォトスポット、立体物、ARなど、投稿したくなる場面を設計します。

商品をその場で体験してもらいたい場合

試飲、試食、タッチ&トライ、ゲームなどを組み込めるイベント型OOHが適しています。持ち帰りよりも、その場で商品の価値を理解してもらうことを優先する施策です。

店舗への来店を促したい場合

クーポンや引換券による来店促進では、ピールオフOOHと街頭サンプリングの両方が候補です。
広告面の話題性を重視する場合はピールオフOOH、店舗付近で対象者へ確実に配りたい場合は街頭サンプリングが適しています。

最終的には、目的、ターゲット、参加行動、配布物の価値、現場の運営体制で判断します。

ピールオフOOHに関するよくある質問

貼付できる物、準備期間、配布終了後の広告面について回答します。条件は媒体ごとに異なるため、制作前に媒体社や交通広告会社へ実施可否を確認してください。

どのようなグッズを貼り付けられますか?

カード、ステッカー、クーポン、クリアファイル、小型ノベルティ、商品サンプルなどが候補です。キーホルダーやポーチの実施例もあります。

ただし、希望する物をそのまま貼れるとは限りません。媒体社は、サイズ、重量、厚み、素材、固定方法、落下・破損の危険性を確認し、掲出可否を判断します。食品や化粧品では、個包装、保管環境、成分や注意事項の表示も必要です。
  • ・生活者が無理なく安全に剥がせる
  • ・広告面や周辺を傷つけずに固定できる
  • ・掲出期間中に品質を保てる
  • ・商品やブランドとの関連性が分かる
  • ・配布後の利用やWeb誘導につなげられる
複雑な形状や重量のある物は、専用什器や有人イベントを組み合わせる方法も検討します。

最短でどれくらいの準備期間が必要ですか?

媒体や貼付物によって異なりますが、実施希望日の約3か月前に相談を始めるのが目安です。人気媒体やオリジナルグッズでは、3〜4か月以上を見込みます。

通常のポスターに加えて、媒体審査、企画書提出、貼付物の試作、安全確認、特殊施工の調整が必要になるためです。
  • ・目的、ターゲット、予算の整理
  • ・媒体の空き状況と特殊展開の可否確認
  • ・広告面と貼付物の企画
  • ・媒体社への企画書提出と審査
  • ・貼付物の試作、安全性の確認
  • ・ポスターやグッズの製造
  • ・施工、補充、監視、撤去方法の確定
小規模な企画でも、広告枠と審査が前提です。実施日が決まっている場合は、早めに媒体候補と特殊展開の可否を確認してください。

在庫がなくなった後の広告面はどうなりますか?

貼付物がなくなると、その下のポスターやメッセージが見える状態になります。配布終了後も単独で広告として成立する残存面をあらかじめ設計してください。

商品ビジュアルや隠れていたコピーが現れる構成なら、在庫の減少を広告面の変化として活用できます。空白になるだけの設計は避けます。
  • ・隠れていたメッセージやビジュアルを見せる
  • ・配布終了の案内とWebサイトへつながるQRコードを表示する
  • ・決まった時間に在庫を補充する
  • ・補充しない場合は公式サイトやSNSでも終了を知らせる
  • ・残存面の破損や剥がれがあれば早急に補修する
早期に配布が終わったことだけでは、広告効果を判断できません。配布数、QRコード、クーポン、SNS投稿、来店など、目的に合う指標を確認します。

まとめ

ピールオフOOHは、広告面からグッズやサンプルを剥がして持ち帰る体験を通じて、認知、SNS拡散、商品試用、来店促進を狙える広告手法です。
一方、媒体審査、制作、施工、補充、安全管理が必要です。目的、予算、運営体制に合うかを確認し、通常のポスター広告やサンプリングとも比較してください。
【徹底解説!】ピールオフ広告の教科書 | 株式会社春光社
株式会社春光社の媒体資料
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ライタープロフィール

メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
メディアレーダーについて詳しく知りたい方はこちら
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