公開日:2018年02月02日 更新日:2025年04月08日
サンプリングとは|種類・役立つ資料を解説!
目次
-
サンプリングとは
サンプリングとは商品を一般消費者に配布することで、商品の良さを知ってもらうプロモーション手法です。サンプリングを受け取った人のリピート購入とクチコミによる拡散を狙うことができます。
サンプリングを渡す人や場所、時間を指定することで、プロモーション訴求したい層を狙うことも可能です。また、近年ではインフルエンサーにサンプリングを配布することで、より広範囲にプロモーション訴求することも可能です。
サンプリングの事例はこちら
サンプリングの種類
サンプリングの方法には、
「街頭サンプリング」「ルートサンプリング」「Webサンプリング」「SNSサンプリング」「イベントサンプリング」があります。
街頭サンプリング
街頭サンプリングとは、駅や路上で商品サンプルや印刷物を配布してサンプリングを行う方法です。人が多く行きかう駅前や商店街などで実施するとより効果的です。配布する人の目視の判断で大枠でのターゲティングを行うことも可能です。街頭サンプリングを行うにあたり、警察署から道路使用許可を得る必要があります。
実施例:大学の近隣での新商品エナジードリンクの街頭サンプリング
関連記事
ルートサンプリング
ルートサンプリングとは、施設や店舗、会員などのルートを活用しサンプリングを行う方法です。ルートごとにエリアや既存の属性があるのでターゲティングに応じたサンプリングを行うことができます。
実施例:美容室でのシャンプーやヘアケアのルートサンプリング
関連記事
Webサンプリング
Webサンプリングは、新型コロナウイルスの影響もあり近年増加傾向にあるサンプリング手法です。店舗や商業施設、街頭で直接アプローチするのではなく、専用のホームページにて応募してきたユーザーに対してサンプリングを行う手法のことを指します。基本的には、対象のサンプル品や商材、サービスなどに興味を持ったユーザーに対してサンプリングを行うことができるため、その後の反響やアンケートの回収にもつながりやすい特徴があります。また、現地でサンプリングを行う必要が無く、場所を問わず、少ない人員でも対応することができるため、費用対効果を高めたサンプリング施策につなげることも可能です。
おすすめWebサンプリングサービス
トラミー
「トラミー」は、Webサイトのサンプリング専門サイトで、知って得する情報メディアとなっています。新商品を気軽に試したり、特別なイベントも体験できたりするサイトです。
「トラミー」のサイトから申込や応募した人だけに試供品などを配布しています。
OL・ママ・主婦を中心とした11万人以上の会員がいて、商品やサービスの体験を依頼することができ、個人のSNSやブログにその感想やクチコミを投稿してもらえます。 広告主はトラミーを利用することで、クチコミ投稿を得ることができ、そこから拡散をさせて、認知・売上へつなげることができておすすめです。
参考:
トラミー|日常にうれしい発見を。ためしてみつけたイイコト発信!
第2広報室
「第2広報室」では、会員登録をして応募をすると、商品が送られてきます。商品を試してアンケートに答える「おうちライター」がたくさんいるサイトです。実際に試した口コミ、生活者の「好き」を、販促・PR・マーケティングの素材として活用できておすすめです。
クチコミプロモーションが効果的にできる商品モニターサイトで、ブログやSNSなど、個人メディア運営者約3万人のネットワークを活用できます。企業のニーズに合わせた最適なプロモーションを提案・実施することが可能なサイトです。
参考:
第2広報室
monicam
「monicam」は、スキンケア、メイクアップ、シャンプー・ヘアケア、日用品、その他の様々なモニターキャンペーンやSNSキャンペーンの運営、紹介などを行っているサイトです。
企業の商品とユーザーをつなぐキャンペーンサービスサイトです。キャンペーンを実施すると、ナノインフルエンサーやクチコミで発信力のある優良レビュアーなどに自社商品を体験してもらえ、効果的なクチコミを発信することができます。
キャンペーンを通して、商品の魅力を広めて購入促進に繋げられておすすめです。
参考:
monicam
SNSサンプリング
SNSを用いたサンプリングの中にもいくつか種類が存在します。下記でそれぞれ解説します。
インフルエンサーにサンプリングする
インフルエンサーにサンプリングを渡すことで、プロモーションを行う方法です。インフルエンサーにサンプリングしてもらうことで、影響力が高く、信頼性が厚く、具体的な感想や意見が多くのフォロワーに届いておすすめです。成果に結びつく可能性がとても高くなります。
コストをそれほどかけなくても多くのターゲットにリーチでき、効果的で費用対効果が高いPRができます。広告っぽくない雰囲気で多くの人に訴求できておすすめです。
消費者にサンプリングする
サンプリング方法としては、SNSのプレゼントキャンペーンなどで注目を集めながらサンプリングする方法がおすすめです。商品が気になるユーザーが応募してきて、試した感想など多くの口コミを投稿しますので、効果が高くなります。
プレゼントキャンペーンとしては、誰もが応募できる「オープン懸賞」と商品購入などが条件の「クローズド懸賞」があります。どちらも話題性があり、新商品やリニューアル商品などで活用してみると効果的です。
イベントサンプリング
イベント会場やブース出展などでサンプリングをすることで、ダイレクトに来場者に商品を手渡ししたり、体験してもらえたりできておすすめの方法です。
「まず試してもらいたい」「認知してもらいたい」という場合に、一気に多くの人にサンプリングをしてもらえるでしょう。新商品なども一気に話題になり、認知度が早く高まり、ブランド認知や購買に直接結びつけられていい方法です。
サンプリングに役立つ資料一覧
サンプリングに関する媒体資料をご紹介しています。
気になる資料がありましたら、ぜひダウンロードしてみてくださいね。

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)

資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
サンプリングの効果・メリット
広告・マーケティングでよく使用される、商品サンプリングの効果について解説します。
実際に体験してもらえる
サンプリングの効果は実際に商品を体験してもらって魅力を感じてもらえることです。体験型マーケティングでもあるサンプリングには購買率を上げる効果もあり、特に実際に試してみなければ魅力が伝わらないような食品などの商材に適正があります。
ブランドマーケティングになる
潜在層でも顕在層でも属性が適切であれば訴求できるので自社の名前を売ることも可能です。イメージがユーザーに定着すれば企業のブランディングにも結び付きます。
市場調査ができる
サンプリングと並行してアンケートを行うことでユーザーの生の声を聴きそれを商品開発や宣伝に役立てることができます。特にWebサンプリングではアンケートの敷居が低いので気軽に市場調査を行うことができます。
ターゲットをセグメントしやすい
サンプリングではターゲットをセグメント化しやすく、狙ったターゲットから効果を得やすいというのが特徴です。特に特定のエリアを目掛けてターゲティングをする際に向いているほか、特定の趣向を持った人が集まるようなアミューズメント施設や書店、美容院など、趣味趣向に焦点を当てたターゲティングにも適正があります。
サンプリングのデメリット
サンプリングは効果的ですが、デメリットもあります。実際の購買に結びつくかどうかや準備や費用などのコスト面のデメリットもありますので参考にしてください。
購買に結びつかない可能性がある
サンプリングをすると、サンプルだけをもらって買わずに終わる人もいます。商品に興味を持っている人も、サンプルだけもらって満足してしまうことがあるのがデメリットです。「実際に使ってみると商品が合わなかった」「期待していたものとは違った」となると購買には結びつかないでしょう。
サンプリングで、より興味や関心を惹くようにすることがとても大切と言えます。
費用が高くなる可能性がある
サンプリングをするためには、サンプリング商品を作ったり、配布のための用品を準備したり、配布する人材を確保する必要があるため、費用が高くかかります。
費用がかかる割に効果が現れなかった場合の費用対効果も考える必要があるでしょう。ターゲットなどを絞るなど効果的なサンプリングをしないと、費用面がかさむデメリットがあります。
サンプリングの注意点
サンプリングには商材そのものや配布する人の人件費等のコストがかかり、すぐに効果が出るものではありません。中長期的な視点で本当にサンプリングをするべきか、どうかを検討すべきです。また、ターゲットを綿密に設定しないと商品のバラマキになってしまいます。ペルソナ設定を行い、サンプリングを行うエリアや配布数、日数を決めることが大切です。これは場合や条件によってかなり幅が大きいので予算や目的に合わせて決めましょう。
サンプリング配布に適した商材
サンプリングがよく行われる商材は競合の多い化粧品や食材、日用品などの消耗品が多いです。さらに、形のある商品だけでなく遊園地の割引券など今後の来場や来店を促すようなクーポンや優待券を配布することも多くあります。一度配ってそれを使えば満足する商品は購入に至らないので避けた方がいい商材です。アイデア商品などの認知拡大目的でサンプリングを行う場合もありますが、何度も購入する商品でなければそれで満足されてしまうので、購入まで繋がらずにドツボにはまります。自社商材がサンプリングに適しているかはよく検討しましょう。
コスメ・化粧品
コスメ・化粧品は、広告・マーケティングにおけるサンプリングとして多くの企業が実施している手法となります。その理由としては、商材1つあたりのサイズが小さく、多くのユーザーに配りやすい点が挙げられます。大きな商材は、仮に無料であったとしても手荷物になるため、ユーザーも受け取らない可能性が高まります。それに対しコスメ・化粧品は片手で受け取ることができ、且つ消耗品であることから試しに使ってみたいと思いやすい特性から、サンプリングと相性が良い傾向にあります。
また、コスメ・化粧品は、女性であれば誰もが利用しており、近年では男性も必需品になっています。商品の入れ替わりも激しく、日々新しい商材が販売される市場において、サンプリングにも抵抗感が低く、手にとりやすいことも配布しやすい点として挙げられます。
関連記事
日用品
次に、日用品もサンプリングと相性が良い傾向にあります。日用品の具体的な例としては、石鹸やボディークリーム、入浴剤といった入浴アイテムから、洗剤や柔軟剤といった洗濯アイテム、ウェットティッシュや消毒液といった掃除・衛生アイテムなどが挙げられます。いずれも日々の生活の中で頻繁に活用するものが多く、再購入の可能性が高い商材が中心となります。このような商材は、主に主婦層がターゲットとなりますが、一つの商材にこだわるケースは少なく、新しい商材やオススメされたアイテムがあれば商材やブランドを乗り換える可能性も高い傾向にあります。そこで、サンプリングを活用して実際に試してもらうことで、自社の商材への乗り換えにつなげることが期待できます。一般的に日用品のサンプリングとしては、スーパーやドラッグストアなどで配布するケースが多くなります。
食品
最後に、食品もサンプリングと相性が良いジャンルです。この食品には、スーパーの試飲コーナーで扱われるものから、健康食品やサプリメントといったものも含まれます。特に、健康食品やサプリメントは、Webサンプリングで多くの企業がサンプリングを実施しています。一般的に健康食品やサプリメントは、品質や効果が分からず、興味はあってもいきなりの購入には躊躇する傾向にあります。このようなハードルを下げるために、「初回の〇回分は無料」や「〇週間分を無料でプレゼント」といった形でサンプリング訴求するケースが多くあります。また、サプリメントなどは1回のサンプリング量が少ないため、コスメ・化粧品と同様に、ユーザーに対してサンプリング付与しやすい特徴があります。ダイエットや健康志向が高いユーザーがターゲットとなるため、スポーツジムや市民会館などで配布されるケースが多く、また美容との関連性の高さから、コスメ・化粧品とあわせて訴求されることも少なくありません。
関連記事
サンプリング配布に適した場所
続いて、サンプリングに適した場所について紹介していきます。サンプリングは、目的やターゲットに応じて配布する商材や手法が異なるとともに、配布場所にも注意する必要があります。以下にて、代表的な場所に応じたサンプリング手法について紹介していきます。
商業施設
商業施設には、老若男女問わず幅広い年代のユーザーが多く集まります。そのため、サンプリングの対象としては広くアプローチすることができ、週末などであれば多くの母数を一気に集めることも可能です。また、比較的家族連れが多く集まる傾向にもあるため、日用品のサンプリングにとっては効果が期待できます。
関連記事
娯楽施設
娯楽施設は、映画館や遊園地などが対象となります。施設のジャンルによっても異なりますが、比較的若年層が多く集まる傾向にあるため、コスメ・化粧品との相性が良く、効果にもつながりやすい可能性があります。また、娯楽施設と組み合わせたキャンペーンにてサンプリングを行うと効果にもつながりやすく、上映作品とのタイアップや遊園地のキャラクターがデザインされたサンプル品であれば、手にとられる可能性も高まり、効果が期待できます。
関連記事
ホテル・旅館
ホテルや旅館におけるサンプリングでは、入浴剤やシャンプー、ボディーソープといった日用品との相性が良い傾向にあります。また、化粧水や乳液といったコスメ・化粧品も効果につながりやすい特徴があります。日帰り温泉やビジネスホテルなどには、ボディーソープや化粧水を持たずに訪れるユーザーも少なくありません。このような際にサンプル品を用意しておくと、自然と活用いただける可能性も高まります。
関連記事
オフィス
オフィスもサンプリングの対象施設となり得ます。オフィスと相性が良いサンプル品には、食品が挙げられます。コーヒーやお菓子といった軽食は、業務中に気軽につまむ内に認知度向上につながり、その後の購入にもつながりやすくなります。また、健康食品やサプリメントも、ビジネスで疲れた身体を労う意味で訴求すれば、効果につながる可能性も高まります。
関連記事
郵便局
郵便局でもサンプリングが実施可能です。郵便局の窓口で試供品、パンフレット、チラシなどの販促物が渡せます。年齢層や性別でターゲットを絞って手渡しできる点が特徴で、 全国の郵便局約20,000局で実施できます。
試供品やパンフレット・チラシ及びこれに類するものであれば配布が可能で、下記のような事例があります。
ライタープロフィール
-
メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 国内No.1媒体資料ポータルサイト「メディアレーダー」を運営中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
公式Twitter:@mediaradar_jp
中の人Twitter:@mediaradar_
TEL:03-6427-6331