公開日:2025年06月17日 更新日:2025年07月03日
TikTokキャンペーン完全ガイド【2025年版】最新事例とポイントをまるっと解説
目次
TikTokキャンペーンとは?
TikTokキャンペーンとは、企業やブランドがTikTokの特性を活かして行うマーケティング施策のことです。
たとえば「#(ハッシュタグ)」を使った投稿を募集したり、動画内でオリジナルの楽曲やエフェクトを使わせたりと、ユーザー参加型で拡散力の高い企画がよく見られます。
この「TikTokキャンペーン」という言葉自体は、TikTok公式が定めたものではなく、広告やマーケティング業界で広く使われている表現です。
つまり手法もバリエーションも自由で、企業によって目的やターゲット層に応じて設計されています。
商品やサービスの認知度アップ、新しいファンの獲得、イベントや新商品の告知など、様々な場面で活用されています。
TikTokは縦型ショート動画が主役のSNSで、特に10代・20代の若い世代に人気ですが、最近では30代・40代のユーザーも急増中です。
2024年の総務省の調査では30代の利用率はわずか数年で4%から32%に、40代でも26.8%まで増えています。こうしたユーザー層の広がりから、若年層だけでなく幅広い年代に向けてアプローチしたい企業にも注目されています。
TikTokキャンペーンのメリット
ファロワーが少なくても拡散されやすい
TikTok最大の強みは、「おすすめ」フィードによって、フォロー関係や過去の検索履歴に偏らず、さまざまな動画がユーザーに届く点です。
このアルゴリズムの妙がYoutubeやInstagramといった先行のSNSに追いついた要因と言っても過言ではありません。
このレコメンドシステムにはByteDance社の
「Monolith」という独自のリアルタイムリコメンドシステムが大きく関わっています。
このシステムはユーザーの嗜好の変化を秒単位で捉え瞬時に反映するリアルタイムモデルで、TikTokはショート動画が基本であるため、ユーザーの視聴、スキップ、いいね、再生するタイミングといった様々なユーザー行動を学習する機会が膨大にあり、その結果を次の動画に反映させるサイクルを極めて高速に回すことができます。
短時間で多くのコンテンツを消費するというユーザー行動により、TikTokは常に多様なジャンル・ニッチなコンテンツの動画を推薦し続け、ユーザーにとっての意外性や新たな体験を意図的に提供しています。
このような仕組みにより、フォロワー数に関係なくコンテンツの内容次第で多くの人にリーチできるため、小規模な法人アカウントでも拡散されやすく、
TikTok広告・プロモーション施策においても大きな強みとなっています。
ユーザーの集中度が高い
TikTokはショート動画を全画面+音声ありで視聴する文化が定着しており、ながら見が少なく、ユーザーの集中度が高いのが特徴です。
プロモーションや広告も視聴体験の一部として自然に受け入れられやすく、印象に残りやすいとされています。
リアルな口コミが広がる構造
TikTokでは、ユーザーが自ら「買ってみた」「使ってみた」といった体験を動画で共有する動きが世界的にも活発です。
日本でも「TikTok売れ」という言葉がありますが、英語圏でも「#TikTokMadeMeBuyIt」といったハッシュタグでTikTokで流れてきた動画をレビューするのが人気で、一般ユーザー発信の口コミやレビューが多くの人に広がります。
これにより、企業発信だけでなく、自然発生的な話題や拡散を生みやすい点が大きなメリットです。
潜在層にもアプローチできる
一般的なSNSは、ユーザーの興味や関心に最適化される一方で、同じような情報ばかりが流れる「フィルターバブル」に陥りがちです。
それにより従来のSNS広告施策では、どうしても興味を持つ人や既存フォロワーへのリーチが中心になりがちですが、TikTokはこの制約を打ち破り、「おすすめ」フィードにより利用者が自ら検索しなかった商品やトレンドにも自然に触れられる環境を提供します。
これにより、「たまたま目にした」「偶然知って気になった」といった新たな興味や購買行動が生まれやすくなっています。
2024年の論文によるとTikTokはタイムラインにユーザーの「いつもの好み」だけのコンテンツだけでなく30~50%ほどあえて未知のジャンルの動画を表示しています、
TikTokキャンペーンの種類
TikTokではさまざまなタイプのキャンペーンが展開されています。
ここでは代表的なキャンペーンの種類ごとに、実際の事例もあわせてご紹介します。
TikTokキャンペーンの種類の公式な定義はありませんが、広告業界やマーケティングの現場では、実務上おおよそ下のように分類されています。
プレゼントキャンペーン
商品やサービスをプレゼントとして用意し、ユーザーに参加してもらう、もっとも基本的なTikTokキャンペーンのひとつです。
実は「TikTokキャンペーン」と呼ばれる施策の多くが、このタイプを指しています。
プレゼントキャンペーンの中でもいくつかの形式に分類することができます。
ポイント
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フォロー&いいねキャンペーン: アカウントをフォローし、投稿に「いいね」するだけで応募完了。
参加ハードルが低く、多くの人に広くアプローチしたいときに向いています。
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フォロー&コメントキャンペーン: フォローに加えてコメントを条件とすることで、より興味・関心のあるユーザーを集めやすくなります。
コメントを通じた自然なやりとりも期待できます。
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インスタントウィンキャンペーン: 応募後すぐに当選結果が分かる仕組みで、ゲーム感覚で楽しめます。
参加率が高まりやすく、短期間でキャンペーンを盛り上げたいときに効果的です。
-
ライブ配信キャンペーン: TikTokライブを視聴した人を対象にしたキャンペーン。
リアルタイムでの参加を促すことで、視聴数アップやファンとの深い関係づくりにもつながります。
事例:#キユーピー3分クッキング踊ってみた
60周年を迎えた『キユーピー3分クッキング』は、番組テーマソング「おもちゃの兵隊のマーチ」をBGMに、オープニングのダンスシーンをユーザーがTikTokで再現することで、プレゼントがもらえるキャンペーンを実施しました。
「#キユーピー3分クッキング踊ってみた」をつけてTikTokに踊った動画を投稿すると、選ばれた動画が番組のオープニングで放映され、さらにキユーピー商品とオリジナルグッズの詰め合わせセットがプレゼントされるキャンペーンです。
アバンギャルディによるお手本動画も公開され、多くのファミリー層・若年層が参加しました。
「番組のオープニングで自分の動画が放送される」というお金では買えない体験もプレゼントにしたのがキャンペーンとして成功した要因の一つです。
ハッシュタグキャンペーン
ハッシュタグキャンペーンは、TikTok上で特定のハッシュタグをつけた動画投稿をユーザーに呼びかけるプロモーション施策です。
企業が独自のハッシュタグを設定し、
TikTokerが参加動画を投稿することで話題をつくり、多くのユーザーがこれを模倣して投稿に参加します。
ユーザーが自発的に広告コンテンツを生み出し拡散するため、企業の認知度やブランディング向上に大きな効果が期待できます。
参加型で盛り上がりやすいのも特徴です。
事例:少年ジャンプ「#ジャンプの推し活キャンペーン」
週刊少年ジャンプが、舞台をTikTokに移して実施したのがこの推し活キャンペーンです。
2024年の年末から翌年の1月末までの期間中、「#ジャンプの推し活キャンペーン」を付けて、コスプレやファンアート、グッズ紹介など自分なりの推し活動画を投稿する企画です。
投稿された動画は公式が紹介してくれる可能性もあり、さらに抽選で100名5,000円が当たるというプレゼントキャンペーンでした。
年末年始という参加しやすいタイミングも重なり、多くのファン投稿が集まりました。
「推し活」とUGC(ユーザー生成コンテンツ)は非常に相性のよい関係にあり、ファンが自発的に作品愛を表現する動機になっています。
さらに公式から「週刊少年ジャンプ」やコミックスの表紙画像は使用OK、ただし漫画のコマはNGという明確なガイドラインが示されたことで、安心してUGCを投稿できる環境が整えられていた点も、投稿の後押しとなりました。
ブランドエフェクトキャンペーン
ブランドエフェクトキャンペーンは、TikTokのARフィルターやエフェクトを使って、ユーザーが商品やブランドを体験しているように感じられるキャンペーン手法です。
動画内でリップやアイテムを疑似的に使えるようになることで、使ったときのイメージを自然に伝えることができます。
投稿を通じてブランドの世界観が広がり、特にコスメやファッション分野では、手軽に試せて見た目で楽しめるこの形式がTikTokとの相性も抜群です。
事例:fwee「リップ&チーク」エフェクト
韓国コスメブランド「fwee」(フィー)は人気商品である「リップ&チーク」エフェクト、TikTokで自分にぴったりの色をバーチャルに試せるARフィルターです。
カラーバリエーションは全30色ある商品のため、豊富なカラーバリエーションの中から、購入前に気になる色を気軽に試せるのは、コスメ選びに迷うユーザーにとって大きな魅力となっています。
TikTokキャンペーンの費用相場
TikTokキャンペーンの費用は、企業の規模や実施内容によって大きく異なります。
中規模のキャンペーンでは、自社アカウントを運用の中心とし、動画制作やインフルエンサーの起用を含めておおよそ
150〜300万円程度が目安となります。
より拡散力の高い施策として「ハッシュタグチャレンジ」を導入する場合は
1,500〜2,000万円前後、アプリ起動時に表示される「TopView(起動画面広告)」を利用する場合は1日あたり
500〜650万円の費用が追加でかかります。
さらには複数の広告メニューを組み合わせ、大量のクリエイティブを投入する大規模なキャンペーンになると、
6,000万円から1億円弱の予算が必要になるケースもあります。
参考:TMS Partners株式会社
Tiktokのキャンペーン効果を上げる方法
TikTokで成果を出すには、クリエイティブの工夫や最新トレンドの活用が欠かせません。
ここでは効果的な施策のポイントを紹介します。
音楽を戦略的に使う
TikTokでは音楽の選定がクリエイティブの反応を大きく左右します。最新トレンドを追うのはもちろんですが、トレンドを先取りするのも効果的な戦略のひとつです。
ただし、音楽業界の最前線にでもいない限り「次に流行る音楽」をピンポイントで予測するのは困難です。
そこで参考になるのが、TikTokとSpotifyが共同で展開するプログラム
「Buzz Tracker」。
これは世界中の音楽シーンで「次にバズるアーティストや楽曲」をいち早く追跡し、プレイリストとしてまとめたものです。
会員登録なしで誰でもチェックできるので、音楽に悩んだらこのプレイリストからピックアップするのもおすすめです。
UGCが生まれやすい設計にする
TikTokキャンペーンでは、ユーザーが自然と参加したくなる設計が鍵です。
前述の少年ジャンプ「#ジャンプの推し活キャンペーン」では安心してUGCを投稿できる環境を公式側で事前に整えるといった設計が実を結びました。
過去のTikTok広告の成功事例などを参考に投稿のハードルを下げ、ユーザー自身が「参加したくなる」「シェアしたくなる」仕掛けを施すことで、UGCが連鎖的に生まれやすくなるのが理想です。
TikTokキャンペーンに関する事例資料まとめ
ここまでTikTokキャンペーンについて詳しく解説しています。
今回はTikTokキャンペーンに関する資料をまとめました。
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Tiktokキャンペーンの実績のある広告代理店
ここでご紹介する3社は、TikTok for Business Japan Awardsでノミネートや受賞歴を持つ、信頼と実績を兼ね備えた広告代理店です。
話題化を生む企画力、クリエイターとの共創力、データを活用した運用力など、それぞれが異なる強みを持ちながらも、TikTokを中心としたプロモーション領域で確かな成果を上げています。
ワンメディア株式会社
ワンメディア株式会社は、SNS時代にフィットした人の感情を動かすストーリー設計を得意とする、ショート動画のプロフェッショナル集団です。
2024年のTikTok for Business Japan Awardsでは、「恋するモンダミン」や「#エゴい髪型でキメろ」など6作品がファイナリストに選出され、2部門で受賞という快挙を達成しました。
特に評価されたのは、ブランドの世界観とクリエイターの個性を掛け合わせ、ユーザーの共感と参加を生むコンテンツ設計力にあります。
レコメンドエンジンを軸にしたコンテンツ戦略を得意としており、300万円規模のキャンペーンから1億円規模のTikTokキャンペーンまで柔軟に対応するのも多くの企業に選ばれている理由の一つです。
株式会社Natee
株式会社Nateeは、Z世代を中心とした若者に刺さるTikTokコンテンツを「データ」と「クリエイター」の力を駆使して生み出し、注目を集めているスタートアップ企業です。
多くのBtoC企業や有名企業のTikTokキャンペーンを支援し、2024年のTikTok for Business AwardでBest Activayion部門にノミネートされるなど成果を出し続けています。
Nateeは1万人を超えるクリエイターとのネットワークを活かし、案件ごとに最適な人選ができるのが特長です。
自社開発のツールを使って、クリエイターの特性や実績を細かく把握し、目的に合ったキャスティングをスムーズに行っています。
SideKicks株式会社
SideKicks株式会社は、2025年のTikTok for Businessの公式アワードで「Product Solutions Award」を受賞した実力派の広告代理店です。
注目されているのは、独自の予測AIツール「Smart+」をいち早く導入し、広告配信の初期段階から成果を最大化してきた点です。クライアントの売上を短期間で大きく伸ばす、その再現性の高さが高く評価されています。
同社の最大の強みは、運用担当とクリエイティブチームが完全に連携した組織体制です。
施策を企画して終わりではなく、実際の数字を見ながら動画を素早く改善し、次の一手につなげるサイクルが日常的に機能しています。
また職種に関係なく全社員がクリエイティブに関与する文化があり、社内の誰もが「視聴者目線」を持ってコンテンツに向き合っているのも特徴です。
自社(インハウス)で成功した企業
自社運用でTikTok広告に取り組み、大きな成果を出している企業もあります。
Newspicks
NewsPicksは自社(インハウス)でアプリインストール広告キャンペーンを展開し、動画クリエイティブやUGC(ユーザー生成コンテンツ)活用を積極的に取り入れることで大きな成果を上げ、2024年のTikTok for Business Awardで唯一インハウスでのノミネートです。
もともとは文字や静止画中心の動画でキャンペーンを行ったり、自社のオリジナルコンテンツのダイジェストをアップロードしていましたが、本格的に方向を変え、TikTokライクな動画を上げるようにしました。
TikTok for Business Awardの際にNewsPicksの担当者の方が語ったポイントは以下のとおりです。
クリエイティブのポイント
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・過去配信した広告傾向を参考に、ユーザーが興味を持ちやすい表現をTikTokらしいスタイルで工夫をした
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・TikTokが推奨する広告表現のベストプラクティスを参考にし、とくに伝えたいシーンや見せ場の作り方に力を入れた
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・情報量を多くする、直前の動きの意図の分かる事前告知を含める、感情も言語にするなどを意識した
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・TikTokに普段投稿されているユーザー動画(UGC)をお手本にして、実際の投稿をアレンジしながら広告に活かした
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・反応の良かった広告もそうでない広告も徹底的に分析し、動画の内容や話し方、見せ方をいろいろ試して最適な形を探った
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・効果の低かった広告は「なぜうまくいかなかったか」を分析し、その反省を次の広告制作にきちんと活かした