公開日:2024年02月21日 更新日:2024年02月22日
消火栓広告とは|メリットや出稿までの手順を解説
消火栓広告について
消火栓広告とは、全国に設置されている消火栓標識を活用した商業目的の広告のことです。
公共の道路上に看板広告が設置できる数少ない屋外広告で、主に地元の商業施設の案内などに活用されています。
また、掲示できる場所が限られるため、看板のサイズや設置位置など制約があるのがポイントです。
設置可能な看板サイズは、最大H400×W800mm、その内デザインに利用できるサイズはH360×W760mmとなっています。
最近はスマホアプリで店舗を紹介しますが、分かりにくい立地の店舗などには有効といえるでしょう。
消火栓広告のメリット
消火栓広告は公共の標識を利用した特殊な広告手法であるため、一般の広告とは異なるメリットがあります。
ここでは消火栓広告のメリットについて解説します。
安価に始められる
消火栓広告のメリットは、多くの人が目にする公道上に掲載される広告のため、費用が高く思われますが、駅やバス停などの交通広告と違いリーズナブルであることです。
例えば、最も消火栓広告費が高いといわれる東京でも年間約80,000円(税別)で、地方だと約45,000円(税別)です。
消火栓広告費には、看板制作費だけでなく道路占用料・各種許可手数料・メンテナンス保険などの経費も含まれるので小規模店舗などは費用対効果が高いといえるでしょう。
人通りの多い場所から視認されやすい
消火栓広告は、高い位置に設置されるため、自然と視野に入りやすく、視認性に優れているのがポイントです。
消火栓広告を設置する高さは、歩道上の標識に設置の場合は2.5m〜3.5m、車道上の標識に設置の場合は4.5m〜4.7mの位置と決められています。
そのため、歩行者やドライバーにも視認されやすくなります。
店舗集客に向いている
地域の防災インフラである消火栓広告は店舗集客には最適です。
古くから消火栓広告として、地域に密着した宣伝効果があるため、ほかの広告に比べて、地域住民にとって信頼できる情報源といえるでしょう。
ターゲットとなる地域に特化した広告なので、その地域に自然と馴染むことで視認性も高くなります。
特に地域医療に根差した医療機関などは、身近に診療が受けられる施設として年齢層を問わず生活に密着した広告の一例です。
消火栓広告のデメリット
消火栓広告は、地域店舗の活性化や信頼度向上に貢献しますが、デメリットもあります。
ここでは消火栓広告のデメリットについて解説します。
掲載広告のサイズに制限がある
消火栓広告のデメリットのひとつに、掲載広告のサイズや掲出位置に制限がある点です。
緊急時に消火栓の位置がすぐに目につくように、消火栓広告は消火栓標識の下と掲出位置が決められているため、看板サイズは最大H400×W800mm、その内デザインに利用できるサイズはH360×W760mmという制限が設けられています。
また、広告のデザインは消火栓表示よりも目立たないこととされています。
長期契約の必要がある
次に消火栓広告のデメリットとしてあげられるのは、広告掲出期間が長期契約である点です。
短くても1年、地方によっては最低でも3年からという地域もあるようです。
長期スパンで屋外広告をお考えの方にはお薦めの媒体といえるでしょうが、効果測定が難しい消火栓広告で、長期間の契約がコスト的に見合うかどうか検討する必要があります。
狙ったエリアに空きがないことがある
3つ目の消火栓広告のデメリットとしては、狙ったエリアに空きがないことがあるケースです。
長期間の契約がマストの消火栓広告の場合、空きがでるまで時間がかかるといえます。
そのため、すぐにでも広告を掲出したい方にはお勧めできません。
一度掲出したら、視認性の高さから契約更新して何十年も利用している店舗も少なくありません。
そのため、消火栓広告をお考えなら早めに申し込んでおくことが大切です。
出稿までの流れ
ここからは消火栓広告の出稿までの流れについて解説していきます。
消火栓広告の出稿は契約期間が比較的長いため、早めに問い合わせなければなりません。
参考:
出稿について
問い合わせ
消火栓広告の出稿を検討しているなら、掲出開始日の4週間前までを目安に広告代理店に問い合わせましょう。
希望する掲出場所に空きがあるかどうかを確認しなければなりません。
前述しましたが、消火栓広告の出稿期間は長いもので何十年にも及ぶケースがあります。
契約期間は短いもので1年程度ですが、空き状況は基本決定優先のため、随時変動しています。
打合せ・申し込み
希望の場所が空いていたら、正式に申し込みして広告枠を確保しましょう。
広告枠は予約や仮押さえができず、先着の申し込みがあれば埋まってしまうので初めての方は注意が必要です。
また、申し込み後はキャンセルできないことにも留意しましょう。
看板製作
消火栓広告は掲出できるサイズなど規制があるため、広告代理店と綿密に打ち合わせし、ルールの中で、理想のデザインで看板が製作できるよう準備を進めましょう。
デザイン確定から看板製作までは2週間程度みておくといいでしょう。
取付工事
看板ができあがり、関係官庁の許可が下りれば専門業者が取付工事を行ないます。
許可には3種類あります。
これらの許可がすみやかに下りれば設置が可能となります。

弊社は消防庁と連携し、道路上にある「消火栓標識」を維持・管理している会社です。
その標識に、企業や店舗等への誘導案内版や、PR版を掲出できる看板広告スペースがございます。
赤い標識で目立ち、通行人やドライバーなどへの視認性が高いため、費用対効果の期待ができます。
看板は両面フルカラーの媒体となります。色にほとんど制限がなく、写真やグラデーションも使用できます。
地域に数本まとめて広告掲出することで高い効果を発揮するため、1本あたりのコストが低いこともあり、商圏にまとめて広告出稿を検討する企業も多いです。
電柱広告と併用してお使いいただく事も可能です。
看板の内容によってはTVやInstagram(インスタグラム)、X(旧Twitter)、TikTok、YouTube等のSNSで取り上げられバズるケースもあります。
不動産関係、医療(病院・クリニック等)、学校、宿泊施設、飲食店、芸能エンタメ、小売、美容・エステサロン等さまざまな業種でご利用いただき効果を感じていただいております。
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
ライタープロフィール
-
メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
メディアレーダーについて詳しく知りたい方はこちら
https://media-radar.jp/about.php