公開日:2024年12月06日 更新日:2024年12月26日
Yahoo!ニュースのPV数とは?増やすための秘訣と戦略
目次
Yahoo!ニュースは、日本最大級のニュースプラットフォームであり、企業やメディアが自らの情報を広く届ける重要なニュースサイトです。
月間のPV数は50億PVとも言われています。
毎日約7,500本の記事が配信され、まさしくニュースのデパートとも言えます。
その中で、PV(ページビュー)数は成功の指標として特に注目されています。
本記事では、Yahoo!ニュースのPV数の仕組みを解説し、PV数を増加させる具体的な方法を広報・マーケティング担当者やメディア運営者・ライター向けにご紹介します。
Yahoo!ニュースのPV数の仕組みを解説
Yahoo!ニュースのPV数とは?
PV数は、ウェブページが閲覧された回数を指します。Yahoo!ニュースでは、記事のタイトル、内容、公開タイミングなどがPV数に大きく影響します。
またPV数の高低は、記事の注目度や拡散力の指標であり、広告収益やブランド認知度向上に直結します。
PV数が重要視される理由
PV数が多いほど、以下のようなメリットが得られます:
広告収益の増加: 広告インプレッションが増え、クリック率も向上します。
ブランド力の向上: 認知度が高まり、企業イメージを効果的に伝えられます。
影響力の拡大: 多くのユーザーにリーチすることで、記事の拡散効果が期待できます。
Yahoo!ニュースの仕組みを解説
Yahoo!ニュースは多数の外部のメディアが書いている
Yahoo!ニュースは、Yahoo! ニュース編集部が書いたものはごくわずかで、そのほとんどが、パートナーである新聞社・テレビ局・雑誌・専門誌・インターネットメディア等外部メディアから提供される記事で構成されています。
提供社は朝日新聞社やCNN.co.jp、TBS、現代ビジネス、ナタリーなど認知度もブランド力も高いメディアがずらりと並んでいます。現在パートナーであるメディア企業は460社で契約媒体数730媒体です(2023年11月時点)。
参考:
2023年のYahoo!ニュース
Yahoo!ニュース エキスパートとは?
「Yahoo!ニュース エキスパート」は、各専門分野に精通した専門家や有識者、ジャーナリスト、クリエイターが、自らの知見や考えを基にコンテンツを制作・発信するプラットフォームです。
2023年8月1日に「Yahoo!ニュース 個人」と「Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム」が統合され、現在約2,600名のエキスパートが参加しています。
エキスパートとして参加するためには、各専門分野での実績や執筆経験などを厳正な審査を経る必要があるため
現在、公募といった形は行われていません。
Yahoo!ニュースに載るにはまずは記事提供社に記事を載せる!
Yahoo!ニュースに記事を掲載するためには、460社の記事提供社(新聞社やウェブメディア)にプレスリリースを送るのが一般的です。
信頼性が高く、ニュースバリューのある内容が求められます。
記事提供社に記事を掲載する方法
Yahoo!ニュースに載るためには、提携メディアに記事を掲載する必要があります。
そのための基本的な手順は以下の通りです:
Yahoo!ニュースに配信されるまでの流れ
-
・記事提供社に記事が掲載される
・記事提供社がその記事をYahoo!ニュースに配信するか判断する
特に重要性が高い記事や無料で公開しても支障のない記事が選ばれます
・
Yahoo!ニュース編集部が配信された記事を選定し、トピックスなどに掲載する
Yahoo!トピックス(ヤフトピ)とは?
Yahoo!トピックス(ヤフトピ)に載った場合のPV数
Yahoo!トピックスに掲載されると、かなりのPV数が得られると言われています。
トピックスはYahoo!ニュースのトップページに表示されるため、圧倒的なリーチ力があります。
Yahoo!トピックス(ヤフトピ)に載るには
Yahoo!ニュース トピックスに掲載されるための基準については、公式に公開されている要素がいくつかあります。
またこれらを基準にYahoo! ニュース編集部が25人ほどで、24時間を4交代でピックアップ・選定をしていきます。
基準は以下のようになっています。
1.速報性・時事性
ニュースのタイムリーさは最重要要素です。事件や事故など、起きたばかりの事象は優先的に取り上げられます。
記事公開後、数時間以内に多くの読者が興味を持つような内容であることが求められます。
2.新規性
「他では見られない独自の視点や情報」が重要です。たとえば、専門家のコメントや独自取材を織り込むと有利です。
これには、ニュースのテーマだけでなく、写真やインフォグラフィックスの付加価値も含まれます。
3.公益性
社会全体にとって有益であるニュース(災害情報、健康に関する新情報、公共政策の動向など)は評価されます。
一般読者にとって役立つ情報提供を意識することが重要です。
4.認知度
多くの人が興味を持つようなトピックが選ばれます。例えば、著名人のニュースや世界的なスポーツイベントなどが該当します。
5.表現力
簡潔でわかりやすい言葉で伝えられているかが問われます。見出しやリード文の工夫が影響します。
Yahoo!ニュースは幅広い読者層を持つため、専門用語の多用は避け、平易な日本語を心がけるべきです。
一番重要視されているのは
「公共性」と「社会的関心」で、Yahoo! ニュース編集部はそのバランスで選んでいるとも述べています。
主要ニュースに掲載されると莫大なPV数がもらえる
Yahoo!ニュースでは、主要ニュース枠に掲載されることで大規模なトラフィックを獲得できます。
この枠を目指すためには、タイムリーな話題性と高い記事品質と時には運も必要です。
PV数の具体的な推測
トピックス掲載記事のPV数には大きなばらつきがありますが、以下のデータが指標になります:
- Yahoo!ニュース一般掲載(トピックス外):
数千〜1万PV程度
提携メディアの配信状況に依存するため、比較的安定した範囲内に収まります。
- トピックスのジャンル記事掲載:
平均的に1万〜10万PV程度
ユーザーの注目度が高いジャンル(スポーツ、エンタメ、国内)ではこの範囲内で大きな差が生じます。
- 主要トピックス掲載:
10万〜100万PV程度
特に社会的に重大なニュースや国際的な話題では、さらなる爆発的なPV増加が見込まれます。
Yahoo!ニュースの「影響力」と他メディアとの比較
Yahoo!ニュースは、他のニュースポータルに比べても圧倒的な影響力を持つとされています。
例えば:
GoogleニュースやSmartNewsなどの類似プラットフォームと比較して、Yahoo!ニュースは独自のアルゴリズムと編集基準を持っています。
そのため、掲載基準が明確であり、トピックス掲載は信頼の証と見なされています。
また、1日の閲覧ユーザー数(UV: Unique Visitors)は数千万に達し、広報活動やマーケティングの場としては国内最大級です。
PV数が収益に与える影響
記事利用料との関係
PV数は記事利用料に直結します。
特に、Yahoo!ニュース内での表示回数が多い記事ほど、Yahoo!ニュースから支払われる記事利用料が期待できます。
どれくらいのPVで収益化可能か?
最新の調査では1000PVあたり平均124円の記事利用料が得られると分かっています(2024年12月時点)。
しかし、2023年に公正取引委員会によってYahoo!側の記事利用料がかなり低く設定されているため、独占禁止法上、優越的地位にある可能性を指摘しました。
参考:
読売新聞2023年09月21日
今後、記事利用料の規定は見直され上がっていく可能性が高いです。
しかし、トピックスに上がって10万PVを獲得しても、12,000円程度ですから、Yahoo!ニュースの記事利用料だけで収益を期待するのは難しいと言えます。
あくまで自分たちの知名度や信頼度を上げるための窓口として使うほうが良いかもしれません。
PV数を増やすには?
Yahoo!ニュース利用者の属性分析
Yahoo!ニュースの利用者層を理解することが、効率的なプロモーションの鍵となります。
年齢層・性別
参考:
LINEヤフー for Business媒体資料2024年
1. 性別ごとの利用傾向
スマートフォンでは、女性ユーザーが全体の53%と過半数を占めています。一方、男性ユーザーは47%です。
パソコンでは、男性ユーザーが67%と大きな割合を占め、女性ユーザーは33%にとどまります。
推測:
スマートフォンは、手軽に利用できるため、家事や育児を担う専業主婦や働く女性が多く利用していると考えられます。
パソコンの利用が多い男性は、職場や仕事に関連したニュースを閲覧しているケースが多い可能性があります。
2. 年代ごとの利用傾向
スマートフォンでは、60代以上の割合が最も高く36%を占めています。次いで50代が20%、40代が19%と続きます。
一方、10代と20代の若年層の合計は11%と低い割合にとどまっています。
パソコンでは、40代以上の利用者が特に多く、60代以上が32%、50代が22%、40代が20%を占めています。
若年層では、10代が3%、20代が7%と低い水準です。
推測:
高年齢層の割合が高い理由は、Yahoo!ニュースが提供する多様なニュースカテゴリ(政治、経済、地域情報など)が彼らの関心に合致しているためです。
若年層はSNSや動画プラットフォームを利用してニュースを得る傾向があるため、Yahoo!ニュースの利用率が低い。
Yahoo!ニュースの主な読者層は40代〜60代以上ですが、30代も多くのユーザーがいます。
10代ではほとんど利用されず、20代もわずかに利用者はいます。
年収と就業状況
参考:
Yahoo! JAPAN 媒体資料(2023年3月)
3. 年収と就業状況の傾向
スマートフォンの利用者の年収では、500万円未満が57%と最多で、500万~800万円未満が26%、800万円以上が17%です。
就業状況では、就業中が61%、専業主婦が15%、学生が6%、その他が18%を占めています。
パソコンの利用者の年収では、500万円未満が48%、500万~800万円未満が31%、800万円以上が21%です。
就業状況では、就業中が60%、専業主婦が12%、学生が3%、その他が24%となっています。
推測:
年収800万円以上の割合が高いパソコン利用者は、職場や仕事関連の利用者が多いと考えられます。特に男性の割合が高いのもこの理由と一致します。
スマートフォンでは500万円未満の利用者が多いため、若年層や主婦層が含まれている可能性が高いです。
各世代の年収中央値と傾向
- 20代
年収中央値:約300~400万円程度
20代のスマホ利用が多いものの、ニュース以外のSNS利用が中心。ニュース閲覧では、日常的な話題やエンタメ系の記事に関心があると考えられる。
- 30代
年収中央値:約450~550万円程度
Yahoo!ニュースの30代利用率は比較的高く(スマホ・PCともに14~16%)。仕事や家庭の情報収集に活用している可能性がある。
- 40代
年収中央値:約600万円程度
Yahoo!ニュース利用率が高い層。社会的・経済的なニュースに強い関心を持ち、スマホ・PCの両方での利用が見られる。
- 50代
年収中央値:約650万円程度
PC利用率が高い層で、仕事関連の記事を閲覧する傾向が強い。スマホでの利用も多く、生活に密着した情報収集が行われている。
- 60代以上
年収中央値:約300万円程度(退職者を含むため)
高齢者層のスマホ利用率が非常に高い。生活情報や健康関連ニュースに関心が集中していると考えられる。
PV数を意識する際の注意点
過激なタイトルや誤情報のリスク
PV数を追求するあまり、誤情報や過激な表現に頼ることは、長期的な信頼を損ねるリスクがあります。
ユーザー信頼の確保とユーザーが求めている情報が最優先
ユーザーが求める有益な情報を優先し、信頼性を担保することが重要です。
Yahoo!ニュースに関する媒体資料
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まとめ
Yahoo!ニュースは、日本最大級のニュースプラットフォームとして、企業やメディアが情報を広く届けるための強力な手段です。
膨大なPV数を誇り、多様な読者層にリーチできるため、広報・マーケティング活動やメディア運営において欠かせない存在となっています。
本記事で解説した以下のポイントを実践することで、効果的な情報発信を目指せます:
Yahoo!ニュースの仕組みを理解し、記事提供社との関係を構築する
プレスリリースや提携メディアの活用を通じて、Yahoo!ニュースに記事を掲載する機会を増やしましょう。
トピックス掲載を狙うための質の高いコンテンツ作り
公益性や新奇性を重視し、社会的関心を引きやすいテーマを取り上げることが重要です。
ターゲット読者層の特性を理解して適切な情報を提供する
Yahoo!ニュースの利用者層(年齢、性別、年収)を把握し、ターゲットに響くコンテンツを作成することで、PV数や効果的な訴求を実現できます。
ただし、PV数を追求するあまり、過激な表現や誤情報に頼ることは避けるべきです。
信頼性を担保し、ユーザーに価値を提供する情報発信が、長期的な成果につながといえますね。
プロモーションや記事運営の際には、ぜひ本記事を役立ててください。