公開日:2020年08月17日 更新日:2024年12月26日
郵便局広告とは?費用感や実際の効果をご紹介

郵便局での広告出稿は、公共性が高く、消費者にとっても安心感があることが大きなメリットです。注目が集まってきている郵便局広告について、概要やメニュー、実際の効果など、広告出稿に役立つ情報をご紹介します。
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郵便局広告とは
郵便局広告には、郵便局内に設置や配布されているパンフレットやチラシ、貼られているポスター、屋外広告など様々な種類があります。
主なターゲットとしては既婚者、40代、50代が多くなっていますが、幅広いターゲットがいます。また、利用者の6割が月1回以上利用しているのが特徴です。
郵便局広告の各媒体の概要や費用を紹介しますので、広告を出す際の参考にしてください。
1.パンフレット・チラシ
郵便局広告の媒体としては、まずパンフレット・チラシがあります。自社のパンフレットやチラシを局内の備え付けの専用ラックや空きスペースに置くことが可能です。
全国の郵便局約20,000局で、申込は1局1枠からで、パンフレットやチラシの広告が出せる期間は、1期2週間~(月曜開始)となっています。
A4以下(B5、A4/3つ折サイズ可)で、厚さは1部あたり1cm以内 でトータル5cm以内、重さはトータル重量2kg以内、200部以内の設置が可能です。
パンフレット・チラシ/料金
広告料金は、専用ラックと空きスペースでは料金が違ってきます。
・ 専用ラック
A4以下(1枠) 2週間 SS局4,000円 S局3,500円 A・B局3,000円
SS局は特に大規模な郵便局で、S局は大規模な郵便局、A局は中規模、B局は小規模な郵便局となっています。
・ 空きスペース
A4以下(1枠) 2週間 全ての局で2,000円
空きスペースは、郵便局内の専用ラック以外に平置きをするスタイルです。
パンフレット・チラシの送料は1局につき1,000円となっていて、持ち込むことも可能です。
2.ポスター
ポスターは、全国の郵便局約20,000局に掲示でき、申込は1局1枠から申し込めます。掲出期間は、1期2週間から(月曜開始)です。全国の多くの郵便局に貼ることができ地域も選べます。
また、郵便局では、局内の専用ボードに貼られているポスターを待ち時間などに見たことがある人が半数以上いて視認効果が高い傾向です。1ヶ月に何回も来る人もいるため認知度が上がるでしょう。
規格は、1枠あたりのサイズがB2タテ以下(B2サイズ:72.8×51.5cm)までです。大き目のサイズも貼れて目立っておすすめです。
ポスター/料金
B2タテ以下(1枚)を貼る場合のポスターの料金は、以下のようになります。
・ 専用ボード
2週間 SS局6,500円、S局5,500円、A・B局4,000円
・ 空きスペース
2週間すべての局で3,000円
空きスペースの場合は、郵便局専用ボードではないスペースに直貼りでポスターを貼る方法です。より安い費用で行うことが可能です。
また、郵便局へのポスター送付は、1局あたり1,000円で送れます。ただし、ポスター持ち込みの場合は送料がいりません。
3.屋外広告
屋外広告は、郵便局舎屋外のガラス面や壁面など様々な場所に掲示できます。郵便局を訪れる人だけでなく、外からも目立ち、周辺に勤務する人や近所の住民、通行中の人や車など、多くの人の目に触れておすすめです。
全国約400局に可能で、行える郵便局の数は少なくなりますが、1期2週間~ (月曜日開始)で出すことが可能です。
郵便局の屋外に広告を出稿することで、信頼性を持って見てもらえることも多くおすすめです。
屋外広告/料金
屋外広告の料金は、それぞれの郵便局、掲示する面によって違います。
それぞれの郵便局で、屋外の壁面、ショーウィンドウ、ガラス面、ポスターボード、懸垂幕、柱巻き、その他(建植看板、柵)など様々な場所があります。郵便局によっては高額な料金になる場所がありますので、確認してください。
下記では、
掲出期間での相場を紹介します。
・ 2週間 20,000円~
・ 4週間 30,000円~
・ 24週間 120,000円~、または140,000円~
・ 48週間 280,000円~
※48週間の場合は、高額の場合にはまれに100万・200万円を超える場合もあります。(要問い合わせ)4.サンプリング
サンプリングでは、郵便局の窓口で試供品、パンフレット、チラシなどの販促物が渡せます。年齢層や性別でターゲットを絞って手渡しできる点がおすすめです。
全国の郵便局約20,000局で実施でき、申込は1局30個以上からで合計100個以上のサンプリングが行えます。
また、配布対象は選べ、全利用者、男女別、見た目年齢などで配布が可能です。配布期間は、1期2週間で各局無くなり次第配布終了です。
サンプリングできるものは、試供品やパンフレット・チラシ及びこれに類するものとなっています。A4以下のサイズで、厚さ1.5cm、重さ150g以下のものがサンプリングできます。
サンプリング/料金
配布総数量によって1個当たりの単価は異なります。また、ターゲットを選ぶかどうかによっても変わってきます。
・ 2週間 100~9,999個 /1個単価50円
10,000~99,999個 /1個単価40円
100,000個~ / 1個単価30円
・ 全利用者の場合:上記の料金
・ 男女別に渡した場合:上記料金にプラス10円/個
・ 見た目年齢で渡した場合:上記料金にプラス10円/個
5.Aラック
1台丸ごとPRコーナーとして、ラックを郵便局内に出すこともできます。1社だけでラックを独占しながらポスター1枠、パンフレット4枠を使った広告を出すことが可能です。
ポスターとパンフレットを一緒の場所に出せるため、ポスターを見てその下にあるパンフレットを持ち帰る人も増えておすすめです。パンフレットを持ち帰ってもらえることで、より詳細にPRすることができます。
全国約4,700局に、申込は1局1台からでき、掲出期間は1期2週間~(月曜開始)です。
ポスターは、B2タテ以下×1枠が出せ、パンフレット類は、4枠となっています。パンフレット1枠につき、サイズはA4以下(B5、A4/3つ折りサイズ可)、 重さはトータル重量2kg以内、厚さは1部あたり1cm以内(トータル5cm以内)、部数は200部以内です。
Aラック/料金
B2タテ以下ポスター(1枚)+A4以下パンフレット(4枠)の料金は次のようになります。
・ 2週間 SS局25,000円、S局20,000円、A・B局15,000円
ポスターだけ、パンフレットだけという場合よりも少し費用が高額になりますが、合わせてトータル的な広告ができておすすめです。Aラックは1社だけで独占して使え、ポスターの下にパンフレットをすぐに取りやすく並べられるため効果的な広告ができます。
ポスターやパンフレットは、1局につき送料1,000円が必要で持ち込みの場合は不要です。
6.備品広告
郵便局の備品に広告を出すことも可能です。
封筒広告・大判封筒広告では、郵便局舎内に封筒を設置したり配布したりができます。封筒の表面に広告も入れることも可能です。
また、切手・はがき袋広告とは、窓口で切手や収入印紙・はがき等を購入した際に入れる袋への広告です。表面に広告が入れられ、持ち帰ってもらえます。
全国に点在する郵便局約20,000局に1期26週間(月曜開始)の長い広告ができ、どの広告も1局500部以上合計1,000部以上可能です。封筒広告は角8封筒、大判封筒広告は角6封筒、切手・はがき袋は大と小のサイズが選べます。
備品広告/料金
封筒広告・大判封筒広告の料金は1000部~100,000部まで予算に応じて可能です。
・ 封筒広告/1,000部
指定色1色@26.0円 26,000円、フルカラー@49.0円49,000円
・ 大判封筒広告/1,000部指定色1色@31.0円 31,000円、フルカラー@ @65.0円 65,000円
切手・はがき袋の料金については、直接郵便局にお問い合わせください。
7.郵便窓口料金モニター
全国に約20,000局ある郵便及び時間外窓口で料金を表示する際のモニターに静止画の広告を出すことも可能です。都道府県別でも広告が出せます。
設置台数は、全国約25,000台(時間外窓口含む)で、表示期間は1期2週間(月曜日開始)です。
表示回数は、1台ごとに1表示15秒 1日240回、2週間2,400回です。
申込枠数1~4枠(都道府県単位~全国一括)となっていて、静止画でJPG、PNGのファイル形式、フレームサイズ横400×縦550pxのサイズが可能となっています。
郵便窓口料金モニター/料金
都道府県によっても料金は違います。それぞれの都道府県の郵便局で、窓口モニターの設置郵便局数が変わり、設置数が多いほど高額です。費用は都道県別に出した場合と全国に一斉に出した場合とがあります。
・ 1枠当たり/2週間
都道府県別 90,000~3,270,000円
全国一括 15,000,000円
全8枠のうち4枠が広告として使えます。郵便局の営業時間内に、広告枠と情報枠が交互に表示される仕組みです。
8.その他の郵便局広告
郵便局ロビー内や屋外スペースを商品のPRや展示販売、サービス紹介の場、イベントスペースとして利用することも可能です。
料金は次のようになります。
・ 6.6㎡以下1日 SS局30,000円、S局20,000円、A・B局10,000円
また、
屋外広告 POボードで、郵便局ネットワークを活用した統一規格の屋外広告メニューの展開もできます。視認性が高い局舎1階の目線位置に広告が可能です。エリアを絞ったり、全国規模の広告も行ったりが選べます。
POボードは、都道府県別で郵便局数や広告ができる面数が異なり、料金が変わります。
・ 4週間 128,000円~250,000円(局数が多い東京)
9.郵便局広告の出稿方法
郵便局広告の受付は、郵便局窓口または代理店経由の二通りがあります。代理店経由で受付を行うと、広告を掲出する郵便局の選定から申込までをサポートしてもらえるので、初めて郵便局広告を出す企業におすすめです。

画像はポスター・パンフレット・Aラックの出稿方法です。サンプリング・イベントスペース利用などは出稿手続きは約4週間を見積もっておくことをおすすめします。
指定代理店一覧
10.郵便局広告の特徴・効果

郵便局広告には、次のような特徴があり、高い効果がありますので紹介します。
幅広い層にアプローチできる
郵便局は幅広い層が利用することが多いため、年齢層も様々な層にアプローチできるのが特徴です。
主婦層や定期的に仕事で利用する人、中高年のシニア層が多く利用しています。これらの層をターゲットにするにはおすすめです。郵便、貯金、保険などの利用で様々な目的で訪れる人が多くいます。また、地域に根差した広告を出すことも可能です。
日常に近い存在で安心感がある
また、郵便局の特性として、身近で安心感があるという印象があります。郵便局は全国にたくさんあり、自宅周辺にあるという人も多くいます。身近な存在として郵便を利用する人も多く、日常生活になじんでいて、公共性も高いものとなっています。そこに、広告を掲載することで信頼され、安心につながり、大きな効果を呼びます。
視認率が高い
郵便局に広告を出すことで、待ち時間などに視認性が高いことも特徴です。利用者の2人に1人はポスター広告を見ている結果になっています。
ポスター広告が見られやすい、安心感のある広告になり、費用対効果も高い広告が可能です。
またポスター広告は、B2のサイズまで大きなポスターが専用ボードなどに貼れるため、とても目立ちます。ポスターと一緒にパンフレットなども目を惹き効果的です。
11.郵便局広告の注意点
郵便局広告の注意点ですが、広告の審査に時間がかかります。1週間程度の期間を考えておくことが必要です。
また、ポスター広告を行った場合には、掲載終了後のポスターの回収はできないため、再利用などは難しくなります。
一度広告の申し込みを行った場合には、キャンセルができないことも注意点です。キャンセルをしても、掲載料の広告費は全額支払う必要があります。
さらに、郵便局広告の特性として、中高年層が多くなっています。それらをターゲット層にしていない場合は効果が低く、不特定多数が利用するために細かくターゲットを絞れない点が注意点です。不特定多数の利用頻度が高いBtoCの広告におすすめです。
長期的なスパンで活用するのがおすすめで、即効性のある広告は難しい点にも注意してください。
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