注目すべき3つのポイント
- 市場規模は過去最大
2025年の国内コンテンツ市場は前年比4%増の15兆8,676億円となり、円建て*で過去最高を更新
*取引、商品価格、金融商品の元本や利息の表示・決済を「日本円(JPY)」で行うこと - オンラインが過半を突破
映像・音楽配信などのオンラインコンテンツとオンライン広告の合計が、市場全体の50%を超えた - リアル回帰も同時進行
2024年に減少した映画館は過去最高値を記録し、家庭用ゲームも拡大に転じるなど、リアル体験型市場のリバウンドも顕著
2025年の国内コンテンツ市場、過去最大の15.8兆円規模に
株式会社ヒューマンメディアは2026年3月31日、「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2026 Vol.19【速報版】」を発刊し、2025年の日本国内コンテンツ市場の各分野発表・推計値の合計が前年比4%増の15兆8,676億円に達したと発表しました。

円建てでは過去最大規模となり、16兆円の大台に迫る水準です。一方ドル建てでは、円安が継続する為替環境下で横ばいとなり、微増にとどまりました。
分野別の動きとして特に注目されるのは、オンラインコンテンツとオンライン広告の合算が市場の過半を超えた点です。映像配信、音楽配信を中心としたデジタル領域の拡大が継続し、コンテンツ消費のオンラインシフトが構造的な転換点を迎えたことを示しています。

同時に、2024年に縮小していた映画館市場が拡大に転じて過去最高値を記録し、家庭用ゲームも拡大局面に戻りました。
\映画館広告がなぜブランディングに効果的なのかインタビューしてきました/

デジタルへの一極集中ではなく、リアルな体験価値を伴う市場が再評価されている点は、マーケティング戦略を考えるうえで見逃せない動きです。
本レポートでは、米国・フランス・ドイツ・インド・タイ・中国・韓国の7か国・地域における現地調査結果と、各国・地域への日本コンテンツの進出状況も併せて掲載されています。

今回の速報で特に注目したいのは、「オンラインが半分以上」という結果の裏にある市場の変化です。
オンライン(+7.9%)と映画館やイベントなどのリアルな体験(+10.7%)はどちらも伸びている一方で、テレビ放送やDVDなどは減っています。つまり、人の時間の使い方が「スマホで完結するデジタル」と「わざわざ出かけて楽しむリアル」の2つに分かれてきている、ということです。その間にあった従来型のメディアは、少しずつ存在感が弱くなっています。
この流れから、マーケティングで考えるべきポイントも見えてきます。
まず、オンライン広告はやっていて当たり前のものになっており、その中でも、どのプラットフォームで、どんな見られ方をするかを考えた動画づくりが重要になります。
次に、映画館やイベントなどのリアルな場は、ただ昔に戻っているのではなく、特に若い世代を中心に、体験したことを共有したいというニーズが強まっている結果です。
そのため、映画と連動したキャンペーンやイベント企画、体験型の広告などを見直す価値があります。
さらに、日本のコンテンツが海外に広がっている今、コンテンツを持っている企業や権利を持つ会社と組むこと、そして海外も視野に入れたブランドづくりも重要になってきています。
GDPの2.39%という規模から見ても、IPコンテンツは今や重要な産業の一つであり、広告戦略の中でもしっかり考えるべき分野だと言えるでしょう。
\日本のIPコンテンツ関連まとめ資料/
関連リンク
プレスリリース・出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000007447.html
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