公開日:2025年02月19日 更新日:2025年05月21日
BeReal広告とは?特徴や費用、配信メニューなど詳しく解説
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BeRealとは
BeReal.(ビリール)とは、通称ビーリアルとも呼ばれる、2020年にフランスでリリースされたSNSアプリです。リアルな日常の一コマを友だちで共有できるのが特徴となっています。1日1回ランダムにアプリから通知が届き、2分以内に日常のありのままの瞬間を撮影して、友人などで共有するゲーム性のある仕組みも特徴です。
お互いに自然体の姿を共有したい、リアルな姿を見せ合える友だち同士をフォローし合うSNSで、Z世代を中心に最近人気となっています。
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BeReal(ビーリアル)のユーザー層
BeRealのユーザー層は、Z世代(14歳-27歳)の男女です。BeRealでは、Z世代が利用者の97%を占めていると言われています。また、「写真を投稿する」というシンプルなSNSのため性別を問わずに利用されています。
BeReal(ビーリアル)の特徴
利用者のほとんどが Z世代
ユーザー層でも話した通り、BeRealの利用者はZ世代に強く支持されていますが、その要因はSNS疲れだといわれています。多くのZ世代はSNSに求められる「映え」や「盛り」などフォロワーの反応を気にする投稿にうんざりしているのです。BeRealは「映え」や「盛り」を気にせず、リアルな瞬間を共有できることからZ世代を中心に支持されています。
1投稿が画面全体を覆う大きさ
BeRealの特徴は1つの投稿が画面全体を覆うスタイルです。BeRealではフィードに複数の投稿がタイムライン式で表示されるのではなく、1投稿ずつ全画面表示されることで、ユーザーはその1枚の写真に集中しやすくなります。これは他SNSのようにスクロールしながら複数の投稿を見る体験とは異なり、「今この人が何をしているか」にしっかり向き合う設計です。
投稿時間にタイムリミットがある
ユーザーはアプリからのランダムな通知を受け取ると、その通知に対して2分以内に撮影及び投稿を完了しなければなりません。また、その日にユーザー自身が投稿しないと他の友達の投稿も見ることができません。
BeRealのコンセプトであるその瞬間をリアルに楽しむということからこうした仕様になっています。
2分以内に今、何をしているかを切り取って無加工の日常を垣間見られるように設計されているのです。
2分以内に投稿できなかった場合、後で自分が投稿すると「○時間遅れ」などと投稿に表示されて、投稿相手にも遅れたことが伝わります。
BeReal(ビーリアル)広告の活用シーン
Z世代がターゲットのとき
BeRealを利用した広告配信はSNSに疲れ距離を置き始めたZ世代にはリアルを追求した媒体として急拡大しています。
14歳から27歳までのZ世代の利用者の比率が97%と驚異的なBeRealは、彼らをターゲットにした広告を配信すれば確実に届くといえるでしょう。
彼らが求めているものは作り込まない自然なアクティビティです。
認知拡大が目的のとき
ありのままを加工なしで撮影・投稿できるBeRealは、1日1回届くのでユーザー同士が飾らないコミュニケーションを楽しめるツールです。
縦型スクロールをして友人の投稿を見ていく仕様であるため、広告は必ず目に入ります。
しかし、媒体の世界観を崩すようなクリエイティブや印象に残らないようなクリエイティブはスルーされるため、リアルさやありのまま感のあるクリエイティブが求められます。
映える商材のとき
ブランディングには製品を実際に使用しているシーンや食事のシーンなど、媒体の世界観を崩さない印象的なクリエイティブが好まれます。
BeRealでは作り込まないクリエイティブが好まれるため、リアルなままをコンテンツにすることで商材も映えることになります。
そのためリアルと関係ない抽象的なものは含めず、印象的なイメージを抱かせるクリエイティブにはおすすめです。
BeReal(ビーリアル)広告のメニュー
参考:広告メニュー
Max Takeover
BeRealの広告の種類として、最もインパクトのある広告メニューです。
1日限定でBeRealの広告枠を1ブランドで独占する形式となっています。ターゲティングはできませんが、1日に利用する全ユーザーに表示されるため、非常に高い視認性とブランド認知が可能です。
Takeover 5
Takeover 5は、全てのBeRealユーザーが
初めに目にする5回の広告インプレッションを買い取ることができる広告です。また、1日1社に限られています。
BeReal広告の導入効果をまず分析したい場合や、特定のプロモーションを短期間で行いたい場合などに向いている広告です。
Takeover 3
Takeover 5と似ていて、すべてのユーザーに対して、
最初に見る広告インプレッションの3回分を買い取ることができます。
BeReal広告の導入をより少額で試したい場合や、特定のプロモーションを短期間で実施したい場合などにおすすめです。
Balance Reach
Balance Reachは、
広告予算とリーチ効果のバランスを考えた広告メニューです。
広告費用が比較的割安です。最大限のリーチを狙いつつ、CPMを固定して均等な広告配信をすることができます。
目的によるターゲティングも可能となっていて、配信期間は指定せず、一定期間をかけながら継続的にブランドの認知を高められます。
BeReal(ビーリアル)広告の費用
BeReal(ビーリアル)広告の費用は、下記を目安にしてください。
Max Takeover
|
約1,500万円
|
Takeover 5
|
約750万円
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Takeover 3
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約500万円
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Balance Reach
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約250万円 |
※2024年12月時点、グロス価格での表記です。
※最新の情報は、各代理店にお問い合わせください。
BeReal(ビーリアル)広告のターゲティング機能
参考:BeRealのターゲティング機能
年齢ターゲティング
年齢によるターゲティングを行うことがBeRealでも可能です。生年月日設定が必須となっているアプリで、ユーザー側からの申告による年齢データが活用できるようになっています。
18歳から24歳までのZ世代が多いため、Z世代を年齢ターゲットにしている場合にはどのくらいのターゲットがいるのかを分かることができて特におすすめです。
地域ターゲティング
BeRealでは、ユーザーの居住地の郵便番号をもとにした地域別ターゲティングもできます。
地元密着型のキャンペーンを行いたい場合や特定地域でのイベントプロモーションなどを告知したい場合などには適しています。地域性を活かしたよりリアルな広告配信も行えていいでしょう。
OSターゲティング
ユーザーが使用しているOSによっても、ターゲティングすることが可能です。 iOSやAndroidなどのOSに従って、最適な広告クリエイティブを作成して配信できます。
本来ゲーム会社のアプリという点もあるため、最近ではアプリプロモーションができる可能性もまた広がっています。
意欲関心ターゲティング(実装予定)
現在は実装されていませんが、今後意欲関心ターゲティングができる予定です。若い世代の多様な意欲関心によってターゲティングができれば、新しい動きや流行などをキャッチしながら配信できていいでしょう。
BeReal(ビーリアル)広告の入稿規定
BeRealで設定できるターゲティングは「エリア」「年齢」「OS指定」の3つです。
クリエイティブは静止画か動画で、タイトルは広告主+見出し(最大半角25文字)、ロゴは小さい正方形でサイズは460x460以下、CTAは15文字まで、見出し文は20〜30文字を推奨しており半角90文字まで可能です。
動画の尺は1〜12秒、ファイル形式はMP4、静止画のファイル形式はpng、gif、jpgで最大容量は1MBになります。
参考:
Z世代にリーチできるBeReal(ビーリアル)広告とは?基本情報から配信設定まで解説!
BeReal(ビーリアル)広告の注意点
予算の確認
BeRealで広告配信をする際には、高額予算が必要となります。
広告予算とのバランスを考えた安い「Balance Reach」の場合にも約250万円が必要です。「Takeover 3」で約500万円などがかかり、計画的な広告出稿が大切です。Z世代に一気に認知してもらいたいなどという場合に、予算をかけて効果的にやるように注意してください。
クリエイティブの制限に注意する
BeRealの注意点として、ユーザー体験を阻害しないように広告クリエイティブの最適化に努めることも必要です。
BeRealでは、広告をする際にネイティブインフィードフォーマットとなります。ユーザーがフィードを見ている時に、広告が他の投稿と一緒になりますので、違和感なくシームレスに表示されるように気を付けてください。
BeRealの特徴であるリアルな自然さを損なわないように、広告のクリエイティブも作る必要があります。
獲得型広告向けではない
BeRealは、商品の購入数や売上アップを短期的に目指す獲得型広告ではありません。リアルで自然なユーザー体験や瞬間の共有、コミュニケーションを重要視しています。
他のSNSでは、明確なコンバージョンや購入などを促す広告を作りますが、そうした広告には向いていません。
直接的にコンバージョンを狙う広告スタイルは難しく、現段階では獲得型広告ではなく、短期に認知を広める広告に向いています。
予約型広告であることに注意する
また、申し込めばすぐに広告ができるわけではない点も注意してください。
BeReal広告は運用型広告ではなく、予約をして行う広告です。あらかじめ広告枠を設定する必要があるため、準備期間が必要です。
また、広告枠の確保ができてから配信開始まで期間がかかり、10日以上余裕を持っておくことが大切です。
広告代理店経由のみでしか配信できない
さらに、日本国内でBeReal広告を出すためには、直接認定された契約広告代理店経由でないと配信ができません。また、現在、認定販売代理店は国内に数社しかありません。
しかし、BeReal公式からも出稿の問合せが可能です。広告をする場合は公式から問い合わせるのもいい方法と言えます。
BeReal(ビーリアル)活用事例
Netflix
BeReal広告を活用した企業の事例も紹介します。日本での本格展開で最初に配信を行ったのがNetflixです。
1日だけ配信し、24時間で4,900万のインプレッション、270万のユニークユーザーへのリーチ、6%のクリックという結果を挙げています。新しいことに敏感なZ世代への認知度を急激に広げることに成功しています。
参考:
Netflix/BeRealのビジネス活用
KFC
KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)の広告事例もあります。実際の広告クリエイティブがとてもリアルで撮影された画像だったために、成果を挙げている例です。
実際に友だち同士でケンタッキー・フライド・チキンを手にして楽しそうに食べている場面が切り取られたため、訴求効果が高くなった例です。
参考:
KFC/BeReal広告の活用事例
BeReal(ビーリアル)広告の関連資料

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ライタープロフィール
-
メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
メディアレーダーについて詳しく知りたい方はこちら
https://media-radar.jp/about.php