公開日:2021年06月08日 更新日:2023年05月19日
アフィリエイト広告の費用と相場について
アフィリエイト広告の費用と相場について
アフィリエイトにかかる費用は?
アフィリエイト広告とはWeb広告の一種として広く認知されており、成果報酬型の費用形態を取るものが多いことから費用対効果も高く、人気のある手法です。
一方で広告主の中にはその仕組みや費用感が掴めず、アフィリエイト広告になかなか手が出せないという方が多いのも事実です。
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アフィリエイト広告の出稿費用
アフィリエイト広告の出稿費用は、大きく分けて下記に分けれられます。
・初期設定費用
・基本プラン費用
・成果報酬費用
・手数料
初期設定費用
アフィリエイターではなくASPを通して掲載してもらう場合に発生する費用で、アフィリエイト広告の出稿を委託する場合に、広告主が支払うものです。
相場は5万円前後ですが、無料の場合もあれば、相場より低い金額に交渉できるケースもあります。
基本プラン費用
こちらもASPを通して広告を掲載してもらう際に発生する費用で月額費用と表示されることもあります。
アフィリエイト広告を出稿する際にかかる基本利用料で、掲載期間中月額で発生することが殆どです。
相場は4万円前後ですが、掲載先や広告サイズなどにより前後することもあり、長期間掲載することで割安になることもあります。
成果報酬費用
成果報酬費用というのは直接アフィリエイターに広告主が委託する場合、もしくはASPを通して掲載してもらう場合には広告主がASPに支払ったものを、アフィリエイターに支払うこととなるものです。
金額は広告主が決定するほか、ASPを通す場合には目安として提示されることもあります。
一般的には商品価格の数%、もしくは1成約あたりいくら、という形になることが多いです。
手数料
ASPを介してアフィリエイト広告を掲載するアフィリエイターに対して発生する費用です。
アフィリエイターに支払う成果報酬費用の30%が相場で、中には広告品質を高めたりアフィリエイターが集まりやすいよう手数料を低く抑えるASPも存在します。
アフィリエイト広告の報酬単価の相場
ASPを介してアフィリエイターが受け取る成果報酬の相場は商品価格の数%程度で、商品価格により変わるため1件あたり数百円~数万円と幅が広くなっています。
成果報酬2%の場合、1冊1200円の本の購入件数が5件あった場合120円、50,000円のスクール申し込みの成約件数が2件あれば2,000円です。
一般的に商材のジャンル別に見た場合、エンタメ関連は数百円ほど、専門的な知識が必要となるインターネットプロバイダや格安SIMなど通信関連は数千円~1万円台ほどであることが多いです。
また一般的にアフィリエイトで収入を得るというと、成果報酬であるというイメージが先行していますが実は成果報酬以外にも2つケースがあるので以下で解説致します。
クリック課金型
アフィリエイトの中でもアフィリエイト収入が発生しやすいのがクリック課金型で、広告をクリックされた際に報酬が発生するタイプです。
最も認知されているものにはGoogleアドセンスがありますが、1クリックいくらと決まっているわけではなく、表示される広告の種類により報酬が変わります。
クリック課金型の場合、報酬獲得が簡単なので、報酬単価の相場は1~20円ほどです。
アフィリエイト報酬単価が高いジャンルは金融・保険・美容系・不動産・教育・就職転職・健康などで、ジャンルにより報酬額に大きく差がでます。
Googleアドセンスは閲覧者の好みにあわせた広告を表示しますが、どれだけページを見てもらえたか(PV数)で報酬が変わるため、PV数を伸ばすためジャンル選定を厳密に行うアフィリエイターも多いです。
スムーズに効果的なアフィリエイト広告を出したいと考えたとき、アフィリエイターが魅力を感じるジャンルであるかが重要になるので、広告を出したいジャンルを多く扱いPVを出せているアフィリエイターを探すということが難しいジャンルもあるでしょう。
Cookie報酬型
Cookie報酬型はCookieの有効期間内に閲覧者が対象商材の購入などを行った場合に、アフィリエイターに報酬が発生するというものをさします。
そもそもCookieは閲覧者がPC・スマホなどでブラウザからサイトにアクセスした際にやり取りするファイルで、サイトのドメイン名のほか、閲覧者を識別するためのIDや有効期間が記載されているものです。
Cookie報酬型の場合の報酬単価の相場は、商品購入金額の1~3%です。
Cookieの有効期間は、ASPによってばらばらで短ければ24時間、長いものでは60日間までと幅広く設定されています。
ASP毎の有効期間について、以下でいくつかピックアップしましたのでご参考ください。
・Amazonアソシエイト:24時間
・楽天アフィリエイト:30日間
・Live!Ads:1~60日間
・A8.net:1~60日間
・バリューコマース:1~60日間
成果報酬型
アフィリエイト報酬の発生パターンで、もっともポピュラーな形態として知られるのが成果報酬型です。
成果報酬が発生する要因は広告主が決定しており、様々なケースがあります。
例えばスクール情報のアフィリエイト広告では、『資料請求があったら』や『成約したら』・『公式サイトへのリンクをクリックされたら』などの条件で成果報酬が発生。
物販系では基本的に、「商品単価の3%」など販売に繋がった際に決められた割合で成果報酬が発生することが多いです。
アフィリエイトの中では報酬単価も高く、案件次第では1件あたり1万円を超えるケースもあります。
アフィリエイト広告の費用が分かる資料まとめ
下記リンク記事内では、アフィリエイト広告の仕組みから利用メリット、広告の種類や出稿の方法などまで詳しく解説しています。関連媒体資料も多数掲載しておりますので、興味のある方はぜひご利用ください。
また、この記事ではそんなアフィリエイト広告に関する媒体資料をまとめました。各資料全て無料でのダウンロードが可能ですので、ダウンロードの上ぜひご活用ください。
アフィリエイターのアフィリエイトの費用相場
アフィリエイターとして活動し始めるのにかかる費用はありません。
というのも無料ブログの運営などでも、アフィリエイター活動は十分始められるからです。
ですがある程度安定した収入をアフィリエイトで得よう、とする場合には必要なコストもあります。
アフィリエイターとして活動するのにかかる費用は以下です。
レンタルサーバードメイン
有料分析ツール
WordPressテーマASPへの登録
レンタルサーバー
レンタルサーバーと聞くと、月に数千円から数万円してしまうものを想起されるかも知れませんが、アフィリエイターとして活動するのにIT企業のような大容量・高機能なサーバーは必要ありません。
あくまでアフィリエイトを行うためのものなので、月額500~1,000円程度のレンタルサーバーで十分です。
ただしアフィリエイトをブログサイト(自作以外の無料・有料のサービス)で行う場合には、サーバーの準備は必要ありません。
もしあなたが「アフィリエイトで月に10万円以上安定して稼げるようになりたい!」という場合には、複数のIPアドレスからアフィリエイトリンクを供給したほうが効率よく収入を得られるため、複数の無料ブログを活用する、また更に拡張するため複数サーバーを契約することもおすすめします。
ドメイン
アフィリエイトを行う際、競合しやすい人気のキーワードでは他のユーザーに競り負けてしまう可能性も高くなります。
そこで検索ランクで上位表示させ、自身のサイトに訪問者を囲い込むために、無料ブログよりも強い独自ドメインを取得したアフィリエイトサイトを作成する方法があります。(この方法ではサーバーが必要)
独自ドメインを取得するためには安いもので299円(月額:.info)から、数千円するものもありますが、まずは月額1000円未満のものでも十分です。
ただドメインは制作するホームページの最後部に表示される形式にも影響しますので、個人であることがわかりやすく警戒されずらいもの「.com」や「.jp」などをおすすめします。
また、複数のジャンルのアフィリエイトサイトを運営したい、と考えるのであれば複数ドメインを所有し、複数ドメイン運用できるレンタルサーバーを契約することも必要になります。
有料分析ツール
アフィリエイトでしっかり収入を得るためには、サイトへの訪問者を増やすことは必要不可欠です。
訪問者を増やすには、「検索されやすいキーワードを取り入れる」「Googleに評価されるページ構成・内容にする」なども必要ですが、作ったページがそのキーワードでどれだけヒットしているか、現在の検索順位から上を目指すにはどうしたらよいか、など改善していくために、分析ツールを使うことが一般的です。
無料の分析ツールもありますが、無料のものでは機能がいまいちであったり、調べるキーワード数が月ごとに成約が厳しくなり、思うように使えないことが多いもの。(実際に無料ツールで運用してみると、すぐにその理由がお分かりいただけるはずです。)
WordPressテーマ
ブログなどでは信ぴょう性にかけるような場合や、ある程度レイアウトが提供されていたり、初心者でも使いやすいことなどから、WordPressを使ってサイトを制作するケースが個人法人ともに多いです。
アフィリエイトサイトを立ち上げる上でも活用ケースが多く、企業のオウンドメディアとしての活用例も多いことからも、その利便性の高さを裏付けていると考えてよいでしょう。
WordPressは気軽にページ作成できる、使いやすいだけでなく、「テーマ」と呼ばれるものを選択してカスタマイズしたりレイアウトをある程度固めていくことができます。
無料テーマも多くありますが、より凝ったデザインにしたい、CSSなどは自分では使えないけど見栄え良いサイトにしたい、という場合には有料テーマの購入がおすすめです。
月額でなく買い切りで7,000~10,000前後のもので十分優れたサイトが制作できます。
ASPへの登録
ASPへ登録することで、初心者でも比較的簡単に成果報酬が得られやすくなります。
ASPにもよりますが、アフィリエイターが報酬を得られるようなコンテンツを配信していたり、記事作成に使える素材の提供を行っているサービスもあります。
また自分で広告を探すよりも、大手ASPに登録しておけば多くの広告から報酬が得られやすいものを見つけられたり、高収入に繋がる広告に出会えるでしょう。
ASPの登録費用については、続けて「ASPの費用と特徴」で詳しく解説させていただきます。
ASPの費用と特徴
ASPを利用してアフィリエイトを始める場合、どの程度の費用がかかるのか、またASPそれぞれにどのような特長があるのかを、代表的な5社についてまとめました。
A8.net(エーハチネット)
A8.netはアフィリエイターとして利用する場合、基本的に費用はかかりません。
唯一かかる費用は報酬を得る際、最低1000円からとなる振込時にかかる、「振込手数料」です。
振込手数料は「三井住友銀行 渋谷駅前支店」なのか、「三井住友銀行 渋谷駅前支店以外の支店」か、「三井住友銀行以外の金融機関(ゆうちょ銀行は別途)」なのかで大きく分けられています。
もっとも安いのはゆうちょ銀行ですが、その他金融機関では「三井住友銀行の渋谷駅前支店」が優遇されています。
報酬は月末までに確定したものを、翌々月の15日に受け取れます。
また強みとなるのは
様々なジャンルの広告を取り扱っていること。案件数が多く、アフィリエイターからの満足度も2020年度No1という実績もある、最大手となるASPです。
参考:
A8.net
ValueCommerce(バリューコマース)
ここで取り合えた5社の中でも老舗的存在のASPがバリューコマースです。
報酬は広告主に承認されてから、翌々月15日に振り込まれ、消費税も上乗せして、振込対象額が1,000円を超えた場合振り込まれます。
バリューコマースも、報酬振込時の手数料は無料で、アフィリエイターに発生する費用はありません。
Yahoo系サービス・EC・旅行系のジャンルに特に強く、他ASPではない独自案件の数が多い点は最大の強みでしょう。
歴史あるASPで豊富なノウハウを有する同社だけに、広告掲載するアフィリエイターが効率よく良質なコンテンツを制作するためのコツを、積極的に情報発信している点も強みでしょう。
広告を掲載したアフィリエイト記事が、どの程度見られ、クリックに繋がり、成約まで至っているのか分析データを見ることもできます。
参考:
ValueCommerce
もしもアフィリエイト
もしもアフィリエイトを利用する場合の費用は、完全無料です。ただし報酬支払いは月末締め翌々月末払い、最低報酬振込額は1,000円です。
ASPは月額費用や登録料などが無料でも、振込手数料はアフィリエイター負担というケースもありますが、もしもアフィリエイトではこれもかからず完全無料で利用できます。
完全無料で利用できるほか、強みとなるのが楽天やAmazonの商品広告の承認がおりやすいASPだという点。
A8.netのようにどんな商材もある、ということはないものの物販系・その他のジャンルも取扱があり、案件数が特別少ないということはありません。
さらに報酬の上乗せ(+12%)となるW報酬制度や、高額報酬のチャンスとなるプレミアム報酬となる案件もあります。
ただし「成果は確定しただけでなく、広告主の承認後に得られる」となっており、承認されるまでに最大30日の期間が空くケースもあるので注意しましょう。
参考:
もしもアフィリエイト
afb(アフィビー)
ピックアップしたASPの中でも最も早い報酬獲得が可能なのが、afb(アフィビー)。
またもしもアフィリエイトと同様、afbも振込手数料は無料で、その他にかかる費用もありません。報酬の最低支払額が777円と最安となっている点と、報酬支払タイミングが月末締めで翌月末と最短である点がポイントです。
afbが取り扱うのはエステ・ボディケアのほか婚活のジャンルで、特にエステやボディケアのジャンルでは薬機法を把握しておかないとアフィリエイトは難しいもの。
afbでは「アフィリエイトに関わる法令情報」を発信しており、その中で薬機法などで守るべきことなども理解を深められます。
またアフィリエイトをするにあたっては、「記事の説得力」も重要です。afbでは自分でサービスや商品を利用することで、実質0円となるプロモーションのほか、1万円以上の高額報酬が受けられる「SelfB」という自己アフィリエイトサービスも行っていますから、より説得力のある記事を配信しやすい環境も整っています。
アクセス数向上のためにも欠かせないデータ分析ツール、サーバーなども会員価格で利用できるなど、より稼ぐためのサポートが充実しているのがafbの強みといえるでしょう。
参考:
afb‐アフィb
GMO SmaAFFi
GMO SmaAFFiは今回取り上げた中で最も最低報酬支払額が高く3,000円から、報酬支払タイミングは月末締め翌々月15日となっています。
報酬振込時の手数料はかからず、その他費用もなく完全無料で利用できるASPです。
その他のASPでもそうですが、こちらも成果が発生してから、広告主による承認が降りるまでに最長30日かかり、承認後の振込となる点は注意しておきましょう。
取り扱う広告は、物販系(特に多いのがコスメ関係)、スマホのサブスクリプションサービス申し込み、クレジットカード発行、無料オンデマンドサービスなどの成約があります。
参考:
GMO SmaAFFi
アフィリエイトの費用対効果を上げるコツ
アフィリエイト広告は「成果報酬型」であり、報酬が発生しない場面での広告費を削減できることから費用対効果が高いと言われています。
また単に広告を表示するだけでなく、アフィリエイターの表現力や知名度を使って商品をPRできることから、例えそのページ上で直接的な成果に繋がらなかったとしても後の認知の拡大や、実店舗への集客にも効果を期待することができます。
ここでは、アフィリエイトの費用対効果をあげる4つのコツをご紹介します。
自社にあったASPを選ぶ
ASPを利用するなら、そのASPがどのような広告の取扱に長けているのか、特長を調べて選定するようにしましょう。
商材によっては「信頼度の高いメディアでなければ効果が得られない」といったこともあります。
アフィリエイターの審査をきちんと行い、出稿先となるメディアについて基準を設けて審査されているかなどもチェックしましょう。
適切な金額設定を行う
アフィリエイト広告の出稿を申し込んでも、魅力的な案件でなければアフィリエイターは広告を掲載することはないでしょう。
あまりにも安いバックでは、アフィリエイターからみればアフィリエイト記事を作成するにも手間と時間がかかりますから、メリットとは受け取れないからです。
報酬支払い時にはASPへの手数料と別にアフィリエイターへの報酬も支払う、というつもりで金額設定を行うことをおすすめします。
LP(ランディングページ)のCVRを気にする
CVRとは「Conversion Rater = コンバージョン率」の略で、「そのLPを訪れたユーザーのうち、どの程度が成約に至ったのか」を示す数値です。
アフィリエイト広告を出稿するうえで、リーチ率が高いことはもちろんですが、CVRが低くては費用対効果が得られているとは言えません。
どの程度のCVRが得られているか、改善すべきポイントはどこか、データ分析をしながら改善しより高いCVRを目指していきましょう。
アフィリエイト広告代理店に依頼する
自社内でアフィリエイト広告を掲載しても、思うような効果が得られないということは多くあります。
アフィリエイト広告代理店に委託することで、最適な形で広告効果を得られるため、自社内で時間と労力を消耗するよりもコストパフォーマンスが良い結果に繋がることもあるのです。
アフィリエイト広告代理店に依頼する際の費用
アフィリエイト広告代理店(ASP)を利用する際にかかる費用は、初期費用となる契約料のほか、月額費用もしくは成果報酬、または月額費用+成果報酬の3つのケースがあります。
一般的な初期費用(契約料)は5万円前後、月額費用の場合には3~5万円ほどかかることが多いでしょう。
代理店で広告出稿してもらうだけでなく、アフィリエイター向けの広告を出したい、といった場合にはその他に20~200万円程度かかることもあります。高く感じてしまうものの、より早く効果を得たい、まだ認知の低い商品を広めたいといった場合に効果的です。
その他、成果報酬型の場合には成果報酬が確定した場合に報酬額とは別に手数料が必要になるケースがほとんど。手数料の目安は成果の30%です。
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ライタープロフィール
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運用型広告 運用代行担当株式会社アイズ
- 運用型広告の広告運用代行サービスを2007年より提供開始、15年以上の広告運用実績でGoogle Partner、Yahoo!セールスパートナー、Twitter広告認定代理店、TikTokゴールドパートナーです。
運用代行可能な広告の種類:Google広告、Yahoo広告、Twitter広告、TikTok広告、Facebook広告、Instagram広告、LINE広告、SmartNews広告、Amazon広告など
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