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公開日:2021年11月26日 更新日:2023年08月10日

【4P分析とは】マーケティングミックスについてご紹介!

【4P分析とは】マーケティングミックスについてご紹介!【4P分析とは】マーケティングミックスについてご紹介!

この記事は、これからマーケティングミックスの代表例である4Pを、自社のマーケティングに活用したいと考えている方や、他社のマーケティングミックスの成功事例を参考にしたい方に向けたものです。マーケティングミックス(4P)とはどのようなものか、マーケティングプロセスでの位置付けや、考え方、4Cとの違いまで説明しています。
マーケティングミックスの成功事例と、活用のポイントまで紹介しているので、自社のマーケティングの参考にしてくださいね。

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マーケティングミックスとは

複数のマーケティング・フレームワークを用いる手法をマーケティングミックスといい、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の要素を組み合わせた4Pや、顧客価値(Consumer value)、価格(Cost)、利便性(Convention)、コミュニケーション(Communication)を組み合わせた4Cがよく扱われます。
まずは、マーケティング戦略の立案から実行までを行うマーケティングプロセスにおいて、マーケティングミックスがどの部分にあたるかを説明します。

マーケティングプロセスにおけるマーケティングミックスの位置付け

マーケティングプロセスは、リサーチ(市場分析)、セグメンテーション(市場細分化)、ターゲティング、ポジショニング、マーケティングミックス、施策の実行、分析といった一連の流れのことです。マーケティングミックスは、マーケティング戦略の後半のステップにあたります。
つまり、マーケティングミックスは、戦略を実行可能にするための具体化を行うことといえます。その際、戦略の軸がぶれないように、コンセプトを明確にしておくことが重要です。

4Pと4Cの違い

4Pの意味は、売るものや提供するサービスを決める「製品(Product)」価格設定を行う「価格(Price)」流通経路や提供場所を決める「流通(Place)」顧客へのアプローチ方法を決定する「プロモーション(Promotion)」の、4つの要素の頭文字をとったものです。

一方4Cは、提供する製品やサービスがどのような価値を与えられるのかを考える「顧客価値(Consumer value)」、製品やサービスを受けるのに必要な費用を考える「価格(Cost)」、製品やサービスの受けやすさを考える「利便性(Convention)」、顧客とのコミュニケーションがとれているかを考える「コミュニケーション(Communication)」の頭文字をとったものです。
つまり、売り手の視点を重視する4Pを、買い手の視点に合わせて再定義したものが4Cです。

マーケティングミックスの構成要素

4Pの構成要素について説明していきます。マーケティングミックスにあたる4Pは、マーケティング施策を実行する際の道しるべとなることから、それぞれの要素について、具体的に言語化することが必要です。

製品(Product)

製品は、自社製品やサービスのことを指しており、製品やサービスを通じてニーズを満たすことを考えます。ターゲティングした顧客に価値を与えられるような製品やサービスはどんなものかを考え、機能性や品質、ブランディング、パッケージ、保証やアフターケアまでの設計を行います。
具体的には、ターゲットのニーズを満たすために、なくてはならない機能、あると魅力的な機能などの水準の分析や、ブランドのネーミングやロゴ、パッケージデザインの考案、保証期間の設定などを行います。

価格(Price)

価格は、製品やサービスの価格設定です。ターゲットが購入し、かつ自社に利益が残るような価格を考えます。他社製品やサービスと比較して、質と価格のバランスを考えます。
たとえば、他社よりも明らかに品質が高いのであれば、強気の価格設定が可能です。ただし、ターゲット層の許容範囲を合わせて考える必要があります。いくら高品質であったとしても、ターゲットにとって手が届かない価格設定だと購入には至りません。

流通(Place)

流通は、製品やサービスを展開する場所のことです。製品やサービスに触れやすい場所であるかどうかがポイントであり、ターゲット層が足を運びやすい場所や、日常的に通っている場所を考え、製品やサービスにアクセスできる状態にします。
たとえば、ターゲットが節約志向の主婦であるなら、百貨店よりもスーパーへの展開が適しているでしょう。

プロモーション(Promotion)

プロモーションは販促戦略のことであり、ターゲット層に適した広告媒体や宣伝手法などを考えます。たとえば、広告媒体は、20代前半の若者がターゲットであればWebやSNS、60代以上の高齢者の消費者を狙うのであればテレビやラジオ、チラシを選ぶといったことです。

マーケティングミックスの事例

ここでは、マーケティングミックスによって成功している企業の事例を3つ紹介します。それぞれの4Pに着目して解説していきます。

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社

スターバックスの「製品」は、落ち着いた上質な時間を過ごせる空間です。提供するコーヒーなどのドリンクの「価格」を、リーズナブルな喫茶店ほどの中価格帯とすることで、ビジネスマンやオシャレな若者が入りやすい空間として認識されています。
「流通」にあたる出店では、ブランドイメージにふさわしい雰囲気のある場所かつ人が集まる場所を選んでいます。出店場所を徹底することにより、人々にブランドが認知されるようになる「プロモーション」まで同時に行う戦略です。

ファーストリテイリング株式会社

ファーストリテイリングがグローバルに展開するアパレルブランドであるユニクロの事例です。ユニクロは、高品質、高機能でありながら日常に溶け込むシンプルさを追求した「製品」を提供しています。「価格」を低価格とすることで、普段使いしやすい「製品」との相乗効果を生んでいます。
「流通」においては、中国をはじめとする海外にて生産することでコストを抑えて低価格を実現し、車で来店しやすい道路沿いに出店することで、まとめ買いを促しています。「プロモーション」戦略は、スポーツ選手によるCMやアーティストとのコラボによる宣伝、お買い得商品を掲載した広告がメインです。

任天堂株式会社

任天堂が発売しているNintendo Switchは、「製品」面において、従来の据え置きゲーム機と携帯ゲーム機の両方の機能を併せ持っており、ライフスタイルに合わせて楽しめる設計です。これまでのゲーム機であれば、家でゲームがしたくても、家族が見たいテレビ番組のタイミングと重なるなど、ユーザーがゲームできる時間に制限がありました。Nintendo Switchなら、画面の大きなテレビでゲームが楽しめる上に、テレビが使えないときでも携帯ゲーム機として使えます。
「価格」は競合と同程度の手の届く価格とし、「流通」では出荷台数を管理しています。品薄状態とすることで、長期間に渡る価格の維持を可能としました。「プロモーション」においては、発売の数カ月前から販売予告を行い、リリース予定のソフトやコンテンツも発表するなど、発売前から購買意欲を高めました。結果として、発売から人気は衰えず、価格も安定しています。

マーケティングミックスの活用ポイント

3つの成功事例の共通点として、「4P要素間の整合性がとれていること」、「要素間で相乗効果を生んでいること」が挙げられます。これらマーケティングミックスの活用ポイントを説明します。

要素間の整合性をとる

整合性がとれている状態とは、4つの要素すべてを見渡したときに、合理的な内容となっていることです。たとえば、「高品質・高価格な製品を、ディスカウントスーパーで販売する」というものだと、「製品」と「価格」間は問題がないものの、「流通」が適していないことから、整合性がとれていない状態といえます。
4Pを考える際には、要素間での矛盾が生じやすいことから、整合性の確認が必須です。

要素間で相乗効果を生む

4つの要素間の整合性がとれていると、相乗効果を生むことがあります。「製品」と「価格」の相乗効果の例として、価格が高いことによって高品質であることに対する説得力が生まれ、高品質を求める人に売れやすくなる、ということが挙げられます。
また、こだわり抜いたスイーツを販売するという宣伝を行い、提供する店舗を限定することで、より購入意欲をそそられるのは、「流通」と「プロモーション」の相乗効果によるものです。

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まとめ

マーケティングミックスの代表例である4Pは、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の要素を組み合わせた考え方で、マーケティングプロセスにおいて、施策を実行するための具体化にあたる作業です。企業のコンセプトを明確にすることで、4P実施の際に軸がぶれるのを防げます。マーケティングミックスの成功事例より、4P活用のポイントは、整合性をとること、相乗効果を生むことでした。これらを参考に、自社のマーケティングを成功に導いていきましょう。

ライタープロフィール

メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
国内No.1媒体資料ポータルサイト「メディアレーダー」を運営中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。

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