公開日:2021年12月14日 更新日:2022年03月10日
マーケティング理論とは?基礎から徹底解説!
マーケティング理論とは?基礎から徹底解説!
一
口にマーケティングといってもその手法は様々です。自社の立ち位置や段階によってマーケティングの考え方は異なり、その都度分析するためには知識やノウハウが必要になります。とはいえ、マーケティング担当になったばかりの方や、これから自社のマーケティングを行おうと考えた際に、どこからどうやって手をつけたらいいのか分からないといった方も少なくありません。そこで参考になるのがマーケティング理論です。マーケティング理論は先ほどふれた自社の置かれる状況によって様々存在しており、適切なタイミングで活用することで、効果的なマーケティング施策につなげることができます。
今回は、様々なマーケティング理論の概要についてポイントをもとに紹介していきます。マーケティングは非常に奥が深いですが、ポイントを押さえて活用することで、自社の状況を分析しやすくすることができます。現在主流となっているマーケティングの考え方を、各理論別に基礎から徹底解説していきますので、是非参考にしてみてください。
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マーケティングとは?
そもそもマーケティングとは、単に広告を出稿するというだけでなく、企業が自社の商材やサービスを展開する上で関わる全ての市場活動のことを指します。消費者ニーズを汲み取り、市場調査や競合比較を行い、商品開発から販売経路を検討し、広告宣伝といった販促活動に至るまで、すべてがマーケティングに含まれます。
マーケティングの必要性とは?
今までのマーケティングの考え方では、自社で開発した商材やサービスを消費者に提供するところまでを指していましたが、現在におけるマーケティングでは、上記のように多種多様な要素を複合的に網羅する必要性が求められています。これは、特にインターネット回線の向上やスマートフォンの普及が影響しております。消費者はいつでもどこでも商材やサービスを求めることができる環境が整う中で、自身に必要なものをより吟味し比較検討しながら購入や資料請求、問合せといったコンバージョンにつなげられるようになりました。
さらにSNSの発展もあり、市場におけるプロダクトライフサイクルは短期化し、いかに必要なニーズを押さえた商材やサービスを、必要なタイミングで提供できるかが重要になってきています。このような中で、ただ単に自社の商材やサービスを提供するだけでは消費者に響かなくなり、いかにマーケティングをふまえた展開を行えるかが問われるようになってきています。
マーケティング理論とは?
1850年代に提唱された「マーケティング理論」は、その後の時代の変遷を経て多くのフレームワークとなる考え方が生まれてきました。市場調査や競合分析、製品設計や販売促進などの分野ごとに提唱されているそれぞれのマーケティング理論において、その特徴や特性を理解して活用することが求められています。今回押さえておきたいマーケティング理論を17つ、ポイントを中心に紹介していきます。
①STP分析
STP分析とは、Segmentation(セグメンテーション)、Targeting(ターゲティング)、Positioning(ポジショニング)の頭文字を取ったマーケティング理論の一つです。自社の商材やサービスをふまえた市場や顧客層(セグメンテーション)に対して、属性別に細分化し(ターゲティング)、自社の立ち位置を確認する(ポジショニング)手法のことを指します。どのような市場(顧客層)を狙い、どういった立ち位置でアプローチしていくかを選定する上で効果的なマーケティング理論となります。
②3C分析
3C分析とは、Customer(市場・顧客層)、Competitor(競合他社)、Company(自社)の頭文字を取ったマーケティング理論の一つです。市場や競合といった外部環境と、自社という内部環境を分析することで、ビジネスや事業を成功に導く手法のことを指します。競合との差別化を図る上でも事前に分析しておくと効果的です。
③4C分析
4C分析とは、Customer Value(顧客価値)、Cost(顧客のコスト)、Convenience(顧客にとっての利便性)、Communication(顧客とのコミュニケーション)の頭文字を取ったマーケティング理論の一つです。マーケティングの流れを顧客目線で捉えることで、どういった問題が考えられるのか、効果的な方法は無いか検討する際に効果的な手法です。スマートフォンの普及やSNSの流行などにより、今までの販売側目線だけではなく、顧客目線の考え方が重要になってきています。その上で、4C分析は非常に重宝されるマーケティングの理論となります。
④イノベーター理論
イノベーター理論とは、消費者を「革新者」「初期採用者」「前期追随者」「後期追随者」「遅滞者」の5つに分類し、それぞれの市場における占有率や訴求方法を分析するマーケティング理論になります。5つに分類した消費者に対して、自社の商材やサービスをどう受け入れられるかを分析することで、アプローチ手法につなげることができます。
⑤4P分析
4P分析は、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通経路)、Promotion(販促)の頭文字を取ったマーケティング理論の一つです。自社の商材やサービスを市場に展開していく上で効果的な手法で、マーケティングの4Pとも呼ばれています。先ほどの4C分析が顧客目線の考え方とすると、4P分析は企業目線のマーケティング理論となります。自社の商材やサービスを市場に展開する上で押さえるべきポイントを把握する上で効果的な手法です。
⑥PEST分析
PEST分析とは、Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の頭文字を取ったマーケティング理論の一つです。主に、経営戦略を絡めたマーケティングを行う上で、自社を取り巻く外部要因がどのように影響してくるかを把握・予測するための手法になります。ビジネスや事業を成功に導くためには、外部要因は欠かせなないものとなります。それを事前に分析するためのマーケティング理論となります。
⑦SWOT分析
SWOT分析とは、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字を取ったマーケティング理論の一つです。4つの要素を軸にマトリックス図化していくことで、自社の商材やサービスの立ち位置を明確化する手法になります。競合他社や市場などの外部環境と、自社の資産やブランド力、商材やサービスにおける価格や品質などの内部環境を、4つに分類して分析することで、訴求すべき内容やターゲット層が可視化されやすくなります。
⑧PDCA
PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(分析)、Action(改善)の頭文字を取ったマーケティング理論の一つです。マーケティング手法において一般的に広く知られている手法で、広告出稿の効果検証などにもよく用いられます。マーケティングにおいて正解は無く、いずれも効果検証とともに次の施策への改善が求められます。その基本サイクルとしてPDCAを活用すると効果的です。
⑨MECE
MECEとは、「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の略語で、「漏れなく、ダブりもなくすべてを網羅する」という意味を持ちます。マーケティングを行う上での問題点や課題、改善項目などを洗い出す際に、凝り固まった思考や別の要素に捉われず、重要な要素を見落とさないように整理していく考え方になります。例えば、市場調査や競合分析の際に、どうしても自社に有利に判断してしまいがちですが、客観的に分析することが重要です。その上で考える際のロジカル・シンキング手法として重要視されています。
⑩ファイブフォース分析
ファイブフォース分析とは、「新規参入の脅威」「競合他社との競争状況」「代替品の脅威」「買い手の交渉力」「サプライヤーの競争力により構成」の5つの要素をもとに分析するマーケティング理論の一つです。競合他社を想定し、この5つの要素で分析していくことで、どの層が一番影響力を持っているのか把握することができます。商品設計や、広告展開していく上でも効果的なマーケティング手法となります。
⑪コア・コンピタンス分析
コア・コンピタンス分析とは、自社の商材やサービスにしかない強みを把握するためのマーケティング理論の一つです。自社の商材やサービスに対し、競合他社が真似しにくい特徴や機能・技術などがあれば、将来に渡って市場をリードすることができます。このように差別化され優位性が高い部分を把握する上で、コア・コンピタンス分析は有効になります。
⑫ロジックツリー分析
ロジックツリー分析とは、問題解決の方法を探すためのマーケティング理論の一つです。自社の商材やサービスにおける問題をツリー状に掘り下げ、論理的に解決方法を探す上で活用される手法になります。問題や課題を幹に例え、原因や解決策を枝葉のようにまとめることで樹形図にしながら分析していきます。また、この際にMECEを用いて「漏れなく、ダブりもなくすべてを網羅する」とより効果的です。
⑬バリューチェーン分析
バリューチェーン分析とは、自社のビジネスや事業によって生み出される価値を一つの流れとして捉えるマーケティング理論です。自社の商材やサービスにおける価値が連鎖してつながっていくことで、自社のビジネスや事業がどのように貢献しているかを把握することができます。
⑭PPM分析
PPM分析とは、Product Portfolio Managementの略語で企業が展開する複数の製品・事業の組み合わせと経営資源配分を最適化するためのマーケティング理論となります。市場の成長率とシェア率をもとにマトリックス化することで、「現状維持」「期待値が高い」「撤退」などの分類を行うことができます。
⑮カスタマージャーニー分析
カスタマージャーニー分析とは、企業と顧客の接点を抽出し、時系列でセグメント化して可視化するマーケティング理論となります。顧客と繋がる箇所を時系列にまとめることで、いつどのタイミングでどのような施策を講じるか落とし込むことができます。
⑯AIDMA/AISAS
AIDMAとは、Attention(認知)、Interest(興味関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字を取ったマーケティング理論の一つです。消費者の行動プロセスを体系化したものになりますが、現在ではAIDMAの流れからAISASに移行しています。AISASとは、Attention(認知)、Interest(興味関心)、Search(検索)、Action(行動)、Share(共有)の頭文字となります。インターネットやSNSの普及により、現在のユーザー行動としては、認知から検索、共有といった流れになっています。
⑰パーセプションフロー
パーセプションフローとは、消費者行動にともなう認識や知覚の変化を軸としたマーケティング理論の一つです。先ほどふれたカスタマージャーニーが消費者の「過去の行動」を分析する概念であることに対し、パーセプションフローは一連の消費者の購買行動プロセスを「消費者の認識や知覚の変化」に焦点を当てた考え方になります。マーケティング計画の早期立案や、規則的な活動の実行管理が可能になりますので、カスタマージャーニーに代わる新たなマーケティング理論として注目されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マーケティング理論は、今回紹介したようにビジネスや事業の段階ごとに様々な考え方が存在します。これらを上手く活用し、自社の分析だけでなく市場や顧客、競合他社の分析につなげることでマーケティングをより効果的に運用することが可能になります。今回ポイントを中心に紹介してきましたが、是非このような要素を参考に自社のマーケティングに役立てるといいでしょう。
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