公開日:2021年10月14日 更新日:2021年12月23日
マーケティングコミュニケーションとは?ツールや事例も紹介
マーケティングコミュニケーションとは?ツールや事例も紹介
現在の事業の売上を増加させていく為に、マーケティングに力を入れていきたいと考えている企業・マーケターは多いでしょう。
しかしながら、どのようにマーケティングの施策・戦略を立てていけば売上を増やせるのか疑問を持っている企業・マーケターも多いはずです。
そこで本記事では、売上を作る際のマーケティング改善として確認するべき「マーケティングコミュニケーションについて徹底解説しました。
これからマーケティングの施策・戦略を変えてビジネスを展開したいと考えている人は、是非最後までご覧下さい。
マーケティングコミュニケーションとは?
マーケティングコミュニケーションとは、顧客と関わる一連の流れを意味します。
例えば、商品の認知を広げる為にSNSなどの発信活動をして、消費者に認知されるまでの流れがマーケティングコミュニケーションというような感じです。
・販売促進
・メディア構築/コンテンツ
・SNS/YouTube
・テレビ
・インフルエンサーのPR
・WEB広告
・口コミの獲得
・人的販売
・メッセージなどのダイレクトマーケティング
上記は、マーケティングコミュニケーションの主な手法になります。
顧客に商品の魅了を認知させるための施策を打つ一連の流れが、マーケティングコミュニケーションと覚えておきましょう。
メリットは?
それでは、マーケティングコミュニケーションは何の役割を果たしてくれて、どのようなメリットがあるのか紹介していきます。
サービスの認知度が上がる
マーケティングコミュニケーションを行うことで、サービスの認知を上げることができます。
認知が広がれば自然と売上も発生してくる為、現時点でサービスが認知度が低い場合は、早急に取り掛かるべきだと言えるでしょう。
ターゲットを絞れる
プロモーションの方法によっては、ターゲットを絞ることができるので効率的に認知を広げることができます。
例えば、テレビ広告でターゲットを絞るのは難しいですが、WEB広告であれば年齢や性別などを絞って販売促進することが可能です。
ターゲットを絞って効率良くユーザーを集められるのは、マーケティングコミュニケーションの大きな魅力と言えるでしょう。
様々な戦略・手法がある
先ほど紹介した通り、マーケティングコミュニケーションの戦略・手法は非常に多いです。
その為、自社の商品に合う形でマーケティングを行うことができます。
消費者の意見が聞ける
口コミなどを集められるようにしておけば、消費者の意見を聞けるので商品の改善などに役立たせることが可能です。
実際に、アマゾンや楽天のような大手ECサイトでも、口コミが掲載できる機能が搭載されています。
またSNSなどを利用していると、アカウントに商品の意見などが届くので、アカウントを開設しておくのも選択肢の1つと言えるでしょう。
ブランド力の向上につながる
マーケティングコミュニケーションの内容によっては、ブランド力が高まり、商品の価値を上げるなどのメリットを得られる可能性もあります。
特に市場が現時点で開拓されていない場合は、一気にマーケティング施策を実施してブランド力を確立することも不可能ではありません。
デメリットは?
先ほどはメリットを紹介しましたが、デメリットもあるので順に解説していきます。
市場が大きいと競合が激しい
市場が大きい場合は、競合が激しく大きな予算を使わなければユーザーを集めるのが難しいです。
例えば、マッチングアプリは1人のユーザーを獲得する為に10000円〜20000円程度の広告費が必要と言われています。
自社の商品と市場を把握して、どれくらいの予算を使わないといけないのか事前に把握しておくようにしましょう。あまりにも予算が少ない場合は、プロモーション戦略を厳選して、1つの部分で勝負するのも選択肢の1つです。
分析が必要
マーケティングコミュニケーションを成功させるには、徹底的に分析をしなければいけません。
しっかりと分析をして、どの媒体で勝負を仕掛けるのか決めるようにしましょう。
ちなみに、分析を行う際には「4P」や「4C」のフレームワークを活用することをおすすめします。
【4C】
・Customer Value(顧客にとっての価値)
・Convenience(利便性)
・Cost(支払うコスト)
・Communication(コミュニケーション)
【4P】
・Product(製品・サービス)
・Place(流通・販売する場所)
・Price(価格)
・Promotion(宣伝・広報など)
成功しないと赤字が大きくなる
マーケティングコミュニケーションを行うと一定の費用が発生するので、しっかりと売上を作ることができなければ赤字が大きくなる可能性があります。
1商品を販売するのに、どれくらいの広告費を使えば採算が取れるのか、どれだけの利益が会社に残るのかしっかりと把握しておくことが大切です。
マーケティングコミュニケーションに適したツール一覧
今までの記事を読んで、マーケティングコミュニケーションに挑戦したいと考えている企業・マーケターは多いでしょう。
しかしながら、どのようにユーザーと接点を作ってコミュニケーションを取っていけば良いのかわからない企業・マーケターが大半のはずです。
効率良くマーケティングコミュニケーションを始めたいのであれば、ツールを使うことをおすすめします。
そこで、マーケティングコミュニケーションを簡単に取れるツールを3つに厳選して紹介しました。オンラインで利用できるので、手間が少なく非常におすすめです。
SNS
SNSは、投稿に対してコメントできるだけでなく、直接メッセージのやり取りができるので、ユーザーとコミュニケーションが取りやすいです。
例えば、コメントやメッセージで来ていた質問をSNSで答えると、ユーザーの商品に対する悩みを簡単に解決することができます。また、企業もユーザーが何に対して疑問を持っているのか把握することが可能です。
他にもSNSには拡散機能(ツイッターのリツイートなど)やハッシュタグ機能などがあるので、アカウントを立ち上げた当初でもユーザーの認知を獲得できる可能性は十分にあります。
マーケティングコミュニケーションを行うのであれば、SNSアカウントの解説は必須と言えるでしょう。
・ティックトック
・インスタグラム
・ツイッター
上記のSNSは、幅広い年齢層が利用しているので非常におすすめです。
YouTube
YouTubeは多くの人の生活に浸透しているプラットフォームで、ユーザーを獲得できれば一気にサービスの認知度を広げることが可能です。
例えば、YouTubeで商品の紹介を行えば、コメント欄にユーザーの声を集めることができます。
もしYouTubeで認知を広げる時間が無く、すぐにでも利益を作り出さなければいけない状況であれば、インフルエンサーを活用するのもおすすめです。
実際に、インフルエンサーを活用して商品の認知度を高め、大きく売上を作った企業もあるので、挑戦する価値はあると言えるでしょう。
オンラインサロン
オンラインサロンは、SNSやYouTubeと比べてユーザーと親密にコミュニケーションを取れるので、近年一気に注目され始めました。
芸能人などのファンクラブのような感じで、「ホリエモン」や「西野亮廣」などが活用しています。
オンラインサロンに入っているユーザーは、かなり熱狂的なファンなのでサービスを販売すると高倍率が高いだけでなく、勝手にSNSなどで紹介してくれることが多いです。
熱狂的なファンを抱えているという前提条件が必要になりますが、上手く活用できればマーケティングコミュニケーションで大きな成果を出すことができるでしょう。
マーケティングコミュニケーションの成功事例
最後に、マーケティングコミュニケーションで成功した事例を3つ紹介しておきます。
SNS、YouTube、オンラインサロンのツールで成功した事例を紹介しているので、興味のある企業・マーケターは是非最後までご覧下さい。
ハーゲンダッツジャパン
ハーゲンダッツジャパンが2013年にツイッターで実施した「あのフレーバーをもう一度”フレーバー復活選挙”」というキャンペーンは、多くのユーザーを巻き込んで大成功した事例の1つになります。
内容はツイッターなど複数のSNSで1日1票、過去の商品24種類から復活して欲しいフレーバーに投票して、1位を選んだ人の中から1000人にアイスをプレゼントするような内容です。
キャンペーンを始めて1ヶ月で合計16万票が集まり、認知度を広げることに成功しています。
このように、キャンペーンでユーザーを巻き込み、話題性を集めるのは非常に効果的でおすすめです。
YouTube
YouTubeが2014年に打ち出した「好きなことで、生きていく」という強いキャッチコピーは、多くの人の興味・関心を惹きつけることに成功しました。
2014年のYouTubeは少しづつ認知度が広まっている段階でしたが、このキャッチコピーを有名ユーチューバーを活用して発信したことで、自由に生きたいと考えた人が動画投稿を始めるなどのキッカケになった出来事になります。
株式会社StockSun
株式会社StockSunとは、フリーランス集団を統括している会社で、主にWEB系の受託案件を回すのが事業内容になっています。
最初はYouTubeを活用して認知度を上げていきましたが、2020年にオンラインサロンを開設すると、一気に加入者が集まり現時点(2021年9月24日)で1800人を超えているようです。
オンラインサロンの費用が月額4400円なので、一ヶ月で800万円近くの売上が立っています。それだけでなく、フリーランスを多く集めることができて、受託案件も過去に比べて回せる体制が整った為、事業の利益も伸び続けているようです。
オンラインサロンでユーザーを集めて利益と事業を伸ばした、大きな成功例と言えるでしょう。
マーケティングコミュニケーション:まとめ
本記事では、マーケティングコミュニケーションの詳細やメリット・デメリット、成功事例などを解説しました。
これから事業を伸ばしていくには、マーケティングコミュニケーションは1つの大切な手法になります。
顧客と簡単に繋がって多くの意見・情報を得ることができるので、サービス改善や認知拡大などのメリットを得ることが可能です。
様々な手法がありますが、自社の商材や市場によって何をすれば良いのか変わってくるので、しっかりと分析してから始めることをおすすめします。
ライタープロフィール
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