公開日:2023年05月31日 更新日:2023年05月31日
コンテンツ連動型広告とは?検索連動型広告との違いや事例を紹介!
コンテンツ連動型広告とは?検索連動型広告との違いや事例を紹介!
コンテンツ連動型広告とは
「コンテンツターゲット広告・コンテンツマッチ広告・ディスプレイ広告」と称されることもあるのが、コンテンツ連動型広告。コンテンツ連動型広告とは、ユーザーが検索・閲覧している内容と親和性の高い広告を配信することで、高い広告効果が期待できるものです。
コンテンツ連動型広告は検索サイト上だけでなく、個人運営のWEBサイト、ブログ、ニュースサイトなどにも掲載されます。広告したい商品・サービスに興味関連を持つ潜在ユーザーも掘り起こし、アプローチできるのが大きな利点。PVが少ないWEBサイトでもコンテンツ連動型広告を掲載することで広告収入が得やすくなるなども利点でしょう。
コンテンツ連動型広告と検索連動型広告との違い
概要をご説明したところで、コンテンツ連動型広告と検索連動型広告、どこがどう違うのかと疑問を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コンテンツ連動型広告と検索連動型広告の違いについて、解説させていただきます。
広告の表示場所が異なる
コンテンツ連動型広告の表示場所はWEBサイト上となります。対して検索連動型広告の表示場所はあくまで「検索結果」のページ内に限定されます。
より多く興味関連をもつ可能性のある顧客を掘り起こせるのが、コンテンツ連動型広告といえるでしょう。
また検索連動型広告は検索結果と同列に表示されるものの、「広告であることがパッと見てわかるように、”広告と表示される”」特長もあり、ユーザー心理として「広告なら見なくてもいいか」と飛ばされやすいデメリットもあります。
広告フォーマットが異なる
広告フォーマットの違いは、検索連動型がテキストのみであるのに対して、コンテンツ連動型広告はテキスト・画像・動画による広告が掲載できます。
画像や動画も合わせてアプローチすることで、より訴求力のある広告が掲載できるだけでなく、目に付く可能性も高まることは言うまでもないでしょう。
コンバージョン率が異なる
コンバージョン率(商品購入・サービス契約・資料請求など)に関しては、検索連動型広告に分配が上がります。コンテンツ連動型広告では「何かを閲覧しているときに合わせて表示される広告」ですから、広告内容がユーザーのニーズとかみ合うタイミングとは限りません。
検索連動型広告はその点において、ユーザーが「知りたい」という意図をもって検索しているページに表示されますから、コンバージョンにもつながりやすい特長があります。
豊富なコンテンツで訴求が可能
テキストだけで表示されるのが検索連動型広告ですが、テキストだけでなく動画・画像も使用できるのがコンテンツ連動型広告の強み。
動画内で潜在ユーザーにアプローチしつつ、テキストや音声でより訴求力のあるコンテンツも作成可能なだけでなく、検索結果ページだけでなく様々なWEBコンテンツに表示されることも大きな強みとなります。
ターゲットとなる層が異なる
興味関心を持っているユーザーにアプローチできるのが検索連動型広告です。対してまだ興味関心がそこまでではないものの、関連するような商品・サービス・コンテンツに興味が向いているユーザーにアプローチすることができるのがコンテンツ連動型広告。
ターゲットとなるユーザーがそもそも異なりますから、どちらをターゲットとする広告なのか、広告内容によっても使い分けすることでより効果的な広告を打ち出すことができます。
コンテンツ連動型広告の特徴
コンテンツ連動型広告の特長について見ていきましょう。それぞれ詳しく解説させていただきますので、続けてご覧ください。
クリック課金のためコスト削減になる
コンテンツ連動型広告のほとんどは、クリック課金制で費用が発生します。
クリック課金制とは、広告を掲載するだけでなく、掲載した広告がクリックされて初めて課金対象となる、成果報酬制です。
広告を掲載している期間に対して費用が発生するものではないので、ユーザーからのアクションがあって課金発生するコンテンツ連動型広告は、無駄に広告費がかかることはありません。
豊富なコンテンツで訴求が可能
コンテンツ連動型広告は、テキスト広告だけでなく、画像や動画を使用した広告配信が可能になります。テキストのみでは伝えにくい部分も、目で見てわかる訴求力のあるコンテンツとすることができるのが利点。
文章では忙しいと特にスルーされてしまうことも多くありますが、画像や動画を使うことで印象にも残りやすくなり、かつぱっと見て伝えたいメッセージを読み取ってもらうことも可能です。
ストーリー性のある広告を流すことで、より視聴したユーザーが身近なものとして実感しやすくなるため、リーチはもちろんコンバージョンにも繋がりやすくなります。
潜在顧客にアプローチが可能
コンテンツ連動型広告は、まだ具体的に商材に興味関心を持っていない消費者にも表示されますから、潜在顧客へのアプローチができる広告手法の1つです。
まだ興味も関心もなかったものの、関連する情報には興味をもった消費者がコンテンツ連動型広告をみて、その商材について気になる、もっと見てみようと思えるのがこの広告手法を選択するメリットでもあります。
ユーザーの滞留時間が長い
テキストだけでなく、画像や動画を掲載できるコンテンツ連動型広告。そもそも関連する情報には興味をもった消費者をターゲットとして配信されるのがコンテンツ連動型広告ですから、興味をもって視聴してもらえる可能性は高いもの。
さらに画像・動画を組み合わせた広告を配信することで、ユーザーの気を惹きやすく自然と閲覧されやすい環境を作り出すことができる広告手法でもあるのです。
幅広い層にターゲティングができる
コンテンツ連動型広告は、すでに興味関心を持っているユーザーだけでなく、潜在顧客の掘り起こしにも繋がることは既にお伝えしてきた通りです。
その分幅広い層をターゲットとし、リーチ拡大に繋げられる広告手法として、広く用いられるマーケティング術でもあるのです。「これから顧客となる可能性のある消費者に向けたアプローチ」として最適な方法の1つといえるでしょう。
即効性が高い
WEB上で配信する広告ですから、当然その後の消費者のアクションもスムーズになります。「気になるから詳細を見てみよう」、「口コミを調べてみよう」、「気になるから試しに使ってみよう。ECで販売されてないかな?」と行動を起こしやすい環境で広告を配信することで、高い広告効果を期待することもできるのです。
また、メッセージ性の高い広告コンテンツも作成・配信できるのもコンテンツ連動型広告の特長ですから、より即効性のある広告とすることができるのです。
コンテンツ連動型広告の出稿に役立つ資料
コンテンツ連動型広告の出稿に役立つ資料を下記にまとめています。
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コンテンツ連動型広告の注意点
コンテンツ連動型広告を作成・配信する上で注意しておきたい3つのポイントをご紹介します。それぞれ詳しく解説して参ります。
コンバージョン率の上昇に繋がりづらい
コンテンツ連動型広告は、ここまでお伝えしてきたように「潜在顧客へのリーチ」にもっとも向く広告手法の1つですから、コンバージョン率の改善という観点では即効性が薄くなってしまいます。
ですから、特長を踏まえ、潜在顧客により魅力を感じてもらえ、かつコンバージョンにも繋がりやすくなるような導線を敷いておくことも重要です。
例えば「コンテンツ連動型広告でクリックすると、初回購入がお得になるようなキャンペーンページに繋がる」というのも代表的な手法です。
広告の制作・運用にコストがかかる
テキスト広告を作成するのに比べ、画像や動画を使用した広告コンテンツの作成には費用もかかります。コンテンツ連動型広告を配信するメリットである、メッセージ性の強い広告を作成しようと思うと、それなりの費用が掛かってしまうことがネックになる場合もあるでしょう。
特に凝った動画広告を配信する際には、モデルや撮影スタッフを起用してコンテンツを作成することになりますが、その場合数十万円~という費用がかかります。
改善・修正を繰り返す必要がある
コンテンツ連動型広告も、その他広告やマーケティング戦略と同様に、一度作成・配信して終わりではありません。一度作成し配信し、その効果を測定し改善点を探り、より効果的な広告コンテンツとするための修正を行って行くことが重要です。
できるだけ効果的な配信を、と考える際にはWEBマーケティングに長けた企業に頼り、広告コンテンツを作成するといったことも有効策となります。
コンテンツ連動型広告を活用する上でのコツ
コンテンツ連動型広告の配信で成功するためのコツも見ていきましょう。それぞれ詳しく解説させていただきます。
広告の効果性を検証する
注意点でもお伝えしたように、コンテンツ連動型広告もその他広告と同じように、広告の効果をしっかりと検証し改善していくことが重要です。
配信したコンテンツでどのような効果が得られたか、どの程度数字に影響を及ぼすことができたか、効果性を測定し検証、改善策をたてて修正に活かしましょう。
スムーズに購入・申込できる仕組みを設定する
コンテンツ連動型広告は、コンバージョンよりも「潜在層へのリーチに強い広告手法である」とお伝えしました。潜在層とはまだ顧客となる可能性が低いターゲットでもありますから、コンバージョンに繋げていくためには、コンバージョンに繋がりやすい導線を敷いておくことが最も重要なコツなのです。
先にもお伝えしたように、リーチした先でスムーズに購買できるサイトとすることも有効ですし、費用を抑え効果を実感できるようなミニサイズのお試し購入ができる、など購買へのハードルをいかに下げるかがポイントとなるでしょう。
ランディングページの作成と設定
コンテンツ連動型広告をクリックしてたどり着くLP(ランディングページ)の内容も重要です。どういった層にアプローチするのかによっても、LPの内容・構成には違いが出てくるはずです。
ターゲットにより訴求力のあるLPとするため、ターゲット設定やコンテンツ内容など鑑みて、デザインしていくことでよりコンテンツ連動型広告の効果も実感しやすくなるでしょう。
コンテンツ連動型広告の導入事例
コンテンツ連動型広告の導入事例として、以下3社様の事例をご紹介させていただきます。
株式会社ホテルサンバレー
伊豆に5つのホテルを運営される株式会社ホテルサンバレーは、YDNを利用したコンテンツ連動型広告を導入したことで、公式ページからの予約数が1.5倍になった事例があります。
WEBコンテンツの運営ノウハウは少ない同社ですが、YDNでは「効果を出すために、こういった変更を加えてはどうか」という具体的なサポートを受けられ、コンバージョン率は6倍という成果に繋がったのだそうです。
サポートだけでなく、様々な指標からデータ分析できた、ということも評価されていました。
ノウハウがある企業のサポートを受けることが、どのような効果を生み出すか実感できる事例でしょう。
参考:
公式ホームページからの予約数が1.5倍に
大阪ガスマーケティング株式会社
大阪ガスマーケティング株式会社では、キャンペーン告知のためのテレビコマーシャルを放映するのと合わせ、YDNによる「ブランディング検索広告(現在の検索連動型ブランディング広告)」を実施されました。
これによりクリックシェア(検索キーワードに対しての広告クリック割合を数値化したもの)は約30%増、クリック率は約121%へ増加という大きな成果を生み出す結果となったのだそうです。
関連するキーワードに対して広告を打ち出し、またそのタイミングをお得に利用可能なキャンペーンの開催時期と合わせたことが功を奏した事例でしょう。
参考:
運用型広告で指名キーワード検索に刺激を
ミサワホーム株式会社
住宅という消費者にとっても一生涯に1度となるような大きな買い物となる分野で、コンテンツ連動型広告による潜在層の掘り起こしに成功したのがミサワホームです。
同社もYDNのYahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)を活用し、モーメントターゲティング(オーディエンスカテゴリーを時系列細分化し絞り込みターゲティングする手法)でより購買意欲が見込める潜在層へのアプローチを実施しました。
この成果はキャンペーン申し込み率は1.53倍、申込獲得単価は42%の改善と大きな成果を導き出すことに成功しました。
商材に合わせたターゲティングの重要性、またターゲットに合わせた効果的な訴求が重要であることが伺える事例となっています。
参考:
運用型広告で住宅検討初期層へ効果的にリーチ
まとめ
コンテンツ連動型広告とは、「潜在層のリーチ」に強い広告手法であり、その利点を活かすためにはターゲティング精度を高め、ターゲット層により訴求力のある、また潜在層のコンバージョンへのハードルを下げる試みも合わせて行うことが重要、ということはご理解頂けたでしょうか。
即効性もありつつ、訴求力のあるコンテンツを配信しやすいのもコンテンツ連動型広告の強み。この強みを最大限生かすためにもポイント・コツを踏まえつつ、事例も参考にしていただくことでより効果的な広告となるのではないでしょうか。
広告配信にあたりノウハウ不足を懸念される場合には、当社をはじめ、WEBコンテンツ、WEB広告に長けた業者に制作から運営まで委託することも可能ですから、合わせてご検討いただければ幸いです。
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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