公開日:2023年08月21日 更新日:2025年01月07日
【媒体別】SNS広告の成功事例12選!6種類のSNS広告から2つずつピックアップして紹介
SNS広告の成功事例12選! 6種類のSNS広告から2つずつピックアップして紹介
SNS広告とは?それぞれの特徴と違い
スマートフォンの普及後、広告の方法も大きく変わってきました。紙媒体からデジタル広告へと変わり、不特定多数に向けたものからターゲットを絞った広告ができるようになりました。この記事では、SNSそれぞれの特徴と違い、広告の成功事例を解説していきたいと思います。
①Facebook(フェイスブック)
Facebookは基本的に実名登録で、ユーザーの居住地域、年齢、性別、言語などを登録するため、配信設定を絞り込むことによって、よりターゲティング精度が高められます。ツイッターやインスタグラムより利用者が少なく、年齢層が高いという特徴があります。広告の出し方は「インプレッション課金」と「クリック課金」が主な課金方法です。広告費用は広告主が日予算・通算予算などで上限を設定できるので、予算に合わせた広告が打てます。
②Instagram(インスタグラム)
Instagramは、画像や動画などに特化しており、比較的若い女性の利用率が高いのが特徴です。化粧品、ファッション、健康維持の商品などの広告との相性がよく、視覚的に商品・サービスをアピールが可能です。大きな印象を与えられれば、バズにつながる可能性もあります。しかし、文章での詳細なアピールには向きません。テキストスペースはありますが、長文の場合はタップの手間がかかりウケが良くありません。特にストーリーズなどの場合、動画や画像で興味をひかれていなければスルーされてしまう可能性もあります。
③X(エックス)(旧Twitter(ツイッター))
X(旧Twitter)の広告は、Facebookのように実名登録のルールがないため、幅広い年齢層が利用しています。そのため、ニッチユーザーへのターゲティングに優れています。Twitterの特性上、リアルタイムな情報の発信が可能で、ユーザー同士のリツイートによって短期間で急激な拡散をする可能性もあります。一度ツイートした内容は削除ができないため、広告を打つ場合はよく確認したのちにツイートするように気をつけましょう。広告の課金はインプレッション課金・クリック課金のほかに、いいね・シェアのエンゲージメント数で課金されるエンゲージメント課金があります。
④LINE(ライン)
LINE広告は幅広い年齢層に、リーチを広げるのに適した媒体といえるでしょう。
また年齢層も幅広く、比較すると男性よりもやや女性のユーザーが多いものの、老若男女、あらゆる層にアプローチできるのが強みです。LINEで出稿できる広告は、12種類あるのですが、最も利用されるのは、Smart Channel(トークリスト)の広告です。LINEのトークリストの画面最上部に表示されます。広告費用は、クリック課金、インプレッション課金、アプリのインストールがあります。LINE広告の公式では、月30万円での出稿を3ヶ月程度続けることにより、自社の最適な単価や広告スタイルを設計できるようになると推奨しています。
⑤TikTok(ティックトック)
TikTokは、10〜20代の若者層にユーザーが多いことが特徴的です。世界初の1億人フォロワーを達成したTiktokerを出すなど、勢いのあるSNSです。月間アクティブユーザー数は世界で5億人、国内では950万人のユーザーがおり、分母の大きさが特徴です。他のSNSと比べて動画が短く、ユーザーを飽きさせない仕組み作りで成功しています。10〜20代前半層に広告を配信したい場合や、ユーザーを巻き込むことができるのが強みと言えるでしょう。起動画面広告、チャレンジ広告、インフィード広告、運用型広告など多種多様な広告の出稿方法があります。
⑥YouTube(ユーチューブ)
TikTokが若年層向けの広告に向いているとすると、YouTubeは、全年齢だけでなくシルバー層へのアプローチも可能にしているといえるでしょう。YouTube広告には6種類の広告フォーマットがあり、ターゲットや訴求内容によって選ぶことができます。再生開始5秒後スキップが可能で、動画の長さは最長15秒。動画の始まりか途中で表示される「TrueViewインストリーム広告」や動画の再生中ではなく、YouTubeの検索画面や関連動画として表示される「TrueView ディスカバリー広告」などが馴染みがある広告でしょう。
【関連資料】SNS広告の成功事例に関する資料
ここではSNS広告の成功事例についてまとめている資料をご用意いたしました。
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スタディプラスとは
「毎日の勉強を習慣にできない」という悩みを、学習記録の可視化や同じ目標をもつ仲間とのSNSで解決をするための学習管理アプリです。
サービス開始から口コミで成長し、コロナ禍で学生(Z世代)の “スマ勉” (勉強にスマートフォンを活用する)アイテムとして定着し、累計1,000万人以上が登録しています。
主に中学生・高校生・大学生が日々の勉強で活用しているため、Z世代への訴求にぜひご検討ください!
スタディプラスの特徴
教育カテゴリでの月間利用率連続No.1!累計会員数1,000万人を突破!
「Google Play」ベストアプリへの2年連続(2015年・2016年)選出、「第13回日本e-Learning大賞(最優秀賞)」や公益財団法人日本デザイン振興会主催「2018年度グッドデザイン賞」を受賞!
App Store・Google Playのストア評価も平均4.5以上を記録する学習管理アプリ。
ユーザー・読者の属性
ターゲット:男性全般,女性全般,学生
年齢:10代〜
スタディプラスの強み・メリット
未成年に対して広告配信が難しくなっている近年において、中学生~大学生の“学年単位(年齢)”にターゲットを絞っての広告配信が可能です。
また、当社独自で取得したユーザーデータを用いることで、当社アプリ内広告だけでなく、LINEやX(Twitter)面での配信においても、
スタディプラス独自の「学年指定」やその他多くのセグメントを用いた精度の高いターゲティングが可能です。
スタディプラスの広告・料金メニュー
■アプリ内・バナー広告:50万円〜
■アプリ内・動画広告:60万円〜
■アプリ内・ダイレクトメッセージ型広告:50万円〜
■タイアップ型記事広告:150万円〜
■当社独自のデータを活用したDSP広告:50万円〜
■当社独自のデータを活用したSNS広告:50万円〜
┗LINE・X(Twitter)・Youtube・Instagram・DSPでの独自セグメントが可能
課金形態
インプレッション課金,配信数課金,クリック課金
料金・費用
資料ダウンロードのうえご確認ください。
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マイナビニュースとは
『マイナビニュース』は、若手ビジネスパーソン(男女)に
ON/OFF両面の幅広いジャンルの情報を提供する、総合ニュースメディアです。
マイナビニュースの特徴
「マイナビニュース」という名でありながら、
ニュースに限らず、役立つノウハウや体験レポート、
まじめなレビュー、柔らかい記事から硬派な記事まで網羅!
日本最大級の就職サイト「マイナビ」を卒業した新社会人が
毎年会員登録されることもあり
特に20代の若手社会人に強く、Z世代のインサイト情報を
多数持ち合わせているのも特徴です。
メディア・媒体データ
月間PV数:約8,500万PV
月間UU数:約2,600万UU
視認数:男性・女性どちらも
ユーザー・読者の属性
ターゲット:男性全般,社会人・OL
年齢:20~30代
マイナビニュースの強み・メリット
1.強いドメインパワーでSEOを獲得
国内ランキング11位のドメインにより、多数の流入があります。
※2022年3月現在(ahrefs調べ)
2.深いインサイト理解による、高品質な記事
読者とコミュニケーションを取れる土壌を生かし、
インサイトを捉えたコンテンツを制作。
3.幅広いメディアアライアンス
大手ポータルなどのサイトとニュース配信を提携。
幅広い層の読者にリーチしています。
マイナビニュースの広告・料金メニュー
【メニュー一例】
・タイアップ記事
(アンケート/マンガ・イラスト/座談会/キャスティング/編集部体験)
・WEBアンケート調査
・マイナビニュース閲覧データを活用した運用型広告
・オウンドメディア支援(コンテンツ制作および露出拡大)
・イベント企画(オンライン・オフライン)
・診断/検定コンテンツ
・SNS広告/キャンペーン企画
・動画広告
・サンプリング企画
課金形態
インプレッション課金,期間課金,掲載課金
料金・費用
資料ダウンロードのうえご確認ください。
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SNS広告の成功事例
では、広告の成功例について、SNS別で事例を加えてご紹介をしたいと思います。それぞれに、そのSNSの特性や特徴を生かし、効果的な広告やキャンペーンで成功をおさめています。実際の事例を考察することで、方法やタイミング、ターゲティングなども含め、一緒に行うと効果的なキャンペーンなども理解できると思います。ぜひ参考にして、効果的な広告を出稿してみましょう。
【Facebook】SNS広告成功事例2選
はじめに、FacebookによるSNS広告成功事例を2点ご紹介します。国内の利用者は2023年現在、2,600万人、年齢層は30〜50代とやや高めです。他のSNSよりもビジネスシーンでの利用が多いのも特徴の1つと言えるでしょう。小規模ビジネスを中心に、ホームページとブログを兼ねた使い方をするビジネスのプラットフォームにもなっています。2例とも、ターゲットの年齢層が幅広い場合にフィットした事例です。
スニーカーダンク
スニーカーダンクでは、国内外にてビジネスを伸ばしていく上で、ダイナミックをはじめとするウェブ広告をどのように効率化していくかを課題としていました。そこで、Meta社の機械学習を活用し、SNKRDUNKは「Advantage+ ショッピングキャンペーン」を追加。具体的には、キャンペーンにおいて、スニーカーの割引を宣伝するバナー広告と動画広告を掲載。[詳しくはこちら]のボタンを配置し、利用者をウェブサイトに誘導し、購入を促しました。
広告のターゲットは日本国内の18歳から65歳まで、幅広いオーディエンスに設定し、より多くの人にリーチできるようにしました。すると、通常のキャンペーンのみと比較してウェブサイトでの購入数が1.6倍増加という驚異的な増加を遂げました。その結果、広告からの獲得効率を大きく改善することができ、またリーチも伸ばすことにも成功しています。
参考:
SNKRDUNK
NTTファイナンス株式会社
ファイナンシャルプランニングアプリを提供するNTTファイナンス株式会社は、2022年4月から2週間にわたって複数のAdvantage+ アプリキャンペーンによるテストを実施。広告は、同社のアプリのインターフェースを紹介し、退職にまつわるプランニングのメリットとシニアライフについて伝える内容としました。どちらのキャンペーンも、日本在住の30歳以上という幅広いオーディエンスをターゲットに設定し、「今すぐインストール」と呼びかけました。その結果、予算効率を向上させる最適なクリエイティブアセット数を割り出すことに成功。広告を見ていないコントロールグループに比べ、広告を見たグループのインクリメンタルインストール単価を1.9倍向上させることに成功しました。
Advantage+ アプリキャンペーンでは入札戦略を自動化でき、キャンペーンのクリエイティブ面に集中できることが魅力のひとつとなっています。また、クリエイティブアセットを最大限に増やすことでインストール単価を削減できます。
参考:
NTTファイナンス株式会社
【Instagram】SNS広告成功事例2選
日本国内3,300万人のユーザー数を誇り、現在も利用者数が増え続けています。利用者は20〜30代が大半です。以前は女性の利用者がメインなイメージがありましたが、現在は男性43%、女性57%と男性ユーザーも増えています。Instagram広告ではセルフサーブ方式が採用されています。予算は自社で自由に設定ができ、1日あたりの予算または、期間で設定する通算予算かで選ぶことが可能です。また、広告を運営する場合は1ヶ月10万円程度の予算から始められます。ただし一気に認知を高めたい認知獲得が目的の場合は、数十〜数百万の予算が必要です。Instagram特有の、ビジュアルを重要視した広告の事例をみてみましょう。
NTTソルマーレ
NTTソルマーレは、日本最大級の電子書籍配信サービス『コミックシーモア』を運営しています。これまで、Instagramならではの、アンケート機能や、タップアンドホールド機能などのクリエイティブフォーマットに大きな手応えを感じていました。
そこで、年末の繁忙期に合わせた広告配信を強化するにあたり、さらにサービス認知を向上させるクリエイティブとしてこれまでになかった手法にチャレンジ。タレントの顔がマンガキャラクターになるユニークな演出を使用したTVCMを打ちました。インスタグラム広告の新しい機能のARでTVCMの演出を再現し、利用者に体験してもらうことで、コミックシーモアを身近に感じてもらえるのではと考えました。
ARとAR広告専用のクリエイティブを活用することで、通常のブランド広告と比較して2.4倍の広告想起、+5.7ポイントのメッセージ想起を獲得。通常の、Instagram専用クリエイティブよりも大きな成果を上げました。
参考:
NTTソルマーレ
CipiCipi
CipiCipiは、人気の美容系動画ブロガーのふくれな氏が2020年7月に創設した日本の化粧品ブランドです。Z世代やミレニアル世代の女性から熱烈な支持を集めています。
「Instagram Direct誘導広告」を使うキャンペーンを作成し、wevnalは広告マネージャでA/Bテストを設定。テストでは、従来のキャンペーンに、従来の写真広告だけを組み合わせた場合と、Instagram Direct誘導広告を組み合わせた場合でパフォーマンスを比較しました。利用者がCipiCipiとの会話を始めると、性格診断を受けられるように自動応答機能で案内します。そして、会話の最後には参加していた利用者全員に、それぞれの診断結果と性格タイプに最適な商品のランディングページへのリンクが提供されるようにしました。すべてのキャンペーンで、対象を18〜34歳の日本の女性と広く設定しました。このA/Bテストでキャンペーンによるコンテンツビューを比較した結果、CipiCipiの従来の戦略よりも、Instagram Direct誘導広告を追加した場合のほうがコンテンツビューが大幅に増加しコンテンツビューが73%増加しました。
参考:
CIPICIPI
【X(旧Twitter)】SNS広告成功事例2選
現経営者のイーロンマスク氏の動向も注目されているX(旧Twitter)は現在国内4,500万人のユーザー数と伸びている媒体です。ツイートと呼ばれる140字(日本語全角)以内のテキストを投稿するスタイルのSNSです。静止画や動画も投稿できます。また60%以上のユーザーが、X(旧Twitter)を情報検索に利用していると言われています。加えてこれまでは、20〜30代のユーザーが多かったのが40代以上にも利用者が伸びているのも特徴です。その情報の即効性を生かした広告の事例です。
株式会社DeNA
株式会社ディー・エヌ・エーは、ゲーム、ライブストリーミング、スポーツ、ヘルスケア、オートモーティブ、スマートシティと、インターネットサービスからよりリアルで社会や公共に強く関わる事業を行なっています。
DeNAが提供するRPGゲームのX(旧Twitter)モバイルアプリプロモーション広告において、新規購入をしやすいX(旧Twitter)利用者のアプリ内新規購入を効率的に獲得することを目的としキャンペーンを行いました。DeNAが提供するRPGゲームのX(旧Twitter)モバイルアプリプロモーション広告において、アプリ購入数最適化(App purchase optimization)のベータ先行利用を実施。アプリ購入数最適化を用いたX(旧Twitter)アプリ広告で新規購入のパフォーマンスを改善することに成功しました。結果、インストール件数と売上のどちらを優先するか、キャンペーンごとに判断し、キャンペーン目的を明確にすることで、最適な使い分けが可能になるという点でアプリ購入数最適化は有効な選択肢だということがわかり、新規購入のパフォーマンスを改善しました。
参考:
株式会社DeNA
アース製薬
虫ケア用品トップクラスの市場シェアを誇る日用品メーカー「アース製薬」。メインターゲットは30〜50代の女性で、主婦の方が中心となります。問題を解決に導く情報の発信を行うために2018年4月にX(旧Twitter)公式アカウントを開設。
X(旧Twitter)広告を利用する前提で、セグメントを細かく設定できる点に魅力を感じて発信を開始。広告配信の成功事例として挙げられるのは、エイプリルフールネタとして投稿した「らくハピお風呂できのこ栽培」というジョーク製品のツイートでした。1日で97万以上のインプレッションを達成することができました。企業のエイプリルフールネタが好きなゲームやアニメファンの方々をターゲティングしたことが成功の一端を担いました。ターゲティングの重要性がわかる事例です。
参考:
アース製薬
【LINE】SNS広告成功事例2選
LINEユーザーは国内8,900万人を超え、国内人口の7割をカバーしているといわれています。アクティブユーザーが多く、他のSNSを使っていなくても、LINEは使っているというユーザーが多いのも特徴です。老若男女、連絡の手段として電話機能のように発展したアプリと言っても過言ではありません。そのユーザー数、分母の大きさを利用した事例を見てみましょう。
アサヒビール株式会社
アサヒビール株式会社は、ビール類を中心に酒類やアルコールテイスト飲料を製造・販売する会社です。2022年12月、店舗への来店時にLINEのトークリスト最上部に広告を表示できる「LINE POP Media」を活用し、売上増加を実現しました。レシートキャンペーン実施期間中の3日間に「LINE POP Media」を活用し、配信対象店舗に来店したユーザーに広告を配信。接触したユーザーの約7割が、リーチに課題を抱えていた20〜30代の若年層であったことが判明しました。また、新規ユーザーが約9割を占めており、これまでリーチできていなかったユーザーへのアプローチを実現しました。結果として、「LINE POP Media」の配信による広告に接触したユーザーの購買率が、実施前2週間の購買率と比較して120.5%増加に成功。酒類を店頭購入するボリュームゾーンは40〜70代で、20〜30代の新規のお客さまをどう増やしていくかが近年の大きな課題となっていましたが、それもLINE広告の方法でクリアすることができた事例です。
参考:
アサヒビール株式会社
ベースフード株式会社
ベースフード株式会社は完全栄養食「BASE FOOD」を開発・販売しています。商品ラインナップのなかで特に人気の高く、現在、コンビニなどでよく目にすることができる完全栄養食のパン「BASE BREAD」の新規顧客の獲得にLINE広告を活用。
広告の目的は、「BASE BREAD」サブスクリプション会員の新規獲得でした。配信する静止画や動画クリエイティブもターゲティングごとに使い分けを行い、ターゲットごとに間接LPを制作し、ユーザーの課題別にBASE BREADの魅力が伝わるよう広告を打ちました。他媒体に比べて、LINE広告はコンバージョンユーザーの“初回接触”の数値が高いことがわかりました。そして、新規顧客の獲得数が、LINE広告の導入後に累計で3万人増加させることに成功。狙ったユーザーにターゲティングしながら着実に獲得を進められたことが成功に導いた事例です。
参考:
ベースフード株式会社
【TikTok】SNS広告成功事例2選
TikTokは、勢いのあるSNSです。月間アクティブユーザー数は世界で5億人、国内では950万人のユーザーがおり、10〜20代の若者層にユーザーが多いことが特徴的です。チャレンジ広告では企業は独自の#(ハッシュタグ)で、コンテンツ投稿をユーザーに呼びかけることができ、チャレンジコンテストが開催できるなど、独自の広告方法も魅力のひとつでしょう。広告費の高さもTikTokならではといえます。チャレンジ広告ではベーシックプランで1,000万前後、インフィード広告では最低額の「Brand Premium」でも42万円から、最高額の「TopView」では625万円からと高額になります。
味の素株式会社
味の素「Cook Do 香味ペースト」のTikTokの広告メニューのひとつ「Spark Ads」を活用したクリエイター投稿が1024万インプレッションを超える結果を叩き出しました。はじめに、タイアップ投稿をしたのち、一般ユーザーを対象にしたサンプリング投稿を実施。TikTokクリエイターや一般ユーザーの投稿を広告として配信し、再生回数を伸ばす「Spark Ads」を展開。話題の火種を絶やすことなく、コンテンツを投下した。10月からはテレビCMやほかのプラットフォームにも出稿。
TikTok for Business公式のクリエイターマッチングツール「TikTok Creator Marketplace」で料理関連の投稿をしているクリエイターを選定。最初のクリエイター選定が非常に重要なステップとなった事例です。レシピ系のクリエイターによる投稿は、そのほかのジャンルに比べ、再生数の勢いは下がるものの、保存数が多く、調理する際に見返しているのではないかと予想。動画の新鮮さもさほど関係なく、投稿から時間が経ってからの広告配信でも、エンゲージメント率が高めに推移したことが成功のカギとなりました。
参考:
味の素株式会社
I-ne株式会社
I-neでは、新しい夜間美容シャンプー「YOLU」のブランド広告を配信。従来のターゲティング手法である「興味関心ターゲティング」機能に加えて、今回初めて「ハッシュタグターゲティング」機能を活用。「興味関心ターゲティング」機能と「ハッシュタグターゲティング」機能の2種類のターゲティングのパフォーマンスを比較しました。また、各広告セットでは、同じクリエイティブを使用しました。種類のターゲティングを利用した結果、「ハッシュタグターゲティング」機能は、「興味関心ターゲティング」機能よりも高いパフォーマンスを発揮しました。
具体的には、CTRが+ 41%リフト、6秒視聴率が1.9倍、完全視聴率が2.1倍という結果となり、さらに、同キャンペーン配信期間前後で広告認知、ブランド認知が5%増加。このことから、「ハッシュタグターゲティング」機能は、ブランド認知をさらに広げるためにも有効だと考えられます。TikTokのインフィード広告で利用可能なターゲティング機能「ハッシュタグターゲティング」の活用事例です。
参考:
I-ne株式会社
【YouTube】SNS広告成功事例2選
20 億人のアクティブ ユーザーを保有するSNSです。効率的なターゲティングやより深いオーディエンス分析をすることが可能です。皆さんも目にしたことがあると思いますが、商品検索、サイト閲覧、動画視聴などのタイミングを捉えてユーザーにアピールすることが可能です。動画の魅力や力を最大限に活用した広告が可能です。直感的なため、即効性も高いのが特徴です。その特徴を生かした広告の事例をご紹介します。
株式会社スナックミー
お菓子の定期便事業を展開する snaq.me(スナックミー)。これまで Google の検索広告などを利用することで、新規顧客を獲得してきました。自社サイトに直接誘導するために、YouTube の TrueView アクションを利用。さまざまな試行錯誤の結果、開始から 1 か月で Google 広告全体からの申込数が 3 倍に成長しました。さらに、指名検索の増加や、ソーシャルからの獲得も増えるなど、副次的な効果も得ました。1ヶ月という短い期間で結果が出るのが、youtube広告の即効性、動画の特性を生かした広告といえます。特に食品は、文章よりも動画、音声により「シズル感」を感じさせ、伝えることで「おいしそう」「食べてみたい」という感情を沸かせ、購入に導くことができるのが特徴でしょう。
参考:
株式会社スナックミー
Adidas
Adidas は、新しいサッカー スパイクの Nemeziz の発売に際し、ターゲット ユーザーに対して一連の広告を短期間で表示することを課題とし、広告を打ちました。商品にフォーカスした最初の広告を見てくれた視聴者とスキップした視聴者それぞれに向けた、異なる順序の動画を作成。最初のバンパー広告と、それよりも長いヒーロー動画を視聴したユーザーには、その後、商品自体を詳しく取り上げた広告を表示しました。シーケンスを使用して、ユーザーを「認知」から「比較検討」に移行しました。それにより、ブランド認知度の向上率が33%増加、商品への関心度の伸び率は317%増となりました。興味のあるユーザー、その商品や広告を必要とするユーザーだけに情報を届けることや、広告を広告らしく表現しない方法で認知度や関心度を高めた事例といえます。
参考:
Adidas
まとめ
SNS広告は、これまでの広告と違い様々なデータに基づいた広告でターゲットに直接的に訴えかけることができます。それにより、広告の出稿方法もデータに基づき媒体を選び、文章、ビジュアル、動画、発信者などを分析した上で、出稿の方法を選択することが重要になることが理解いただけたと思います。
それには、自社にフィットした媒体がどんな SNSなのかなど、ターゲットも含めてしっかりと分析し、広告を打つように心がけ、効果的、費用対効果にあった宣伝となるようにしましょう。
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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