公開日:2023年02月27日 更新日:2023年08月22日
スポーツマーケティングとは?事例をもとに簡単解説!
スポーツマーケティングとは?事例をもとに簡単解説!
スポーツマーケティングとは
スポーツマーケティングとは、スポーツを活用したマーケティング、または、スポーツそのものを盛り上げるマーケティングを指します。
スポーツマーケティングは、スポーツを通じて自社の商品をPRし販促すること、またはスポーツチーム自体の収入を増加させることが目的です。
スポーツ自体のマーケティング
スポーツそのもののマーケティングでは、当該スポーツまたはスポーツチームを認知させ集客すべく、あらゆるマーケティング手法を講じています。
特に、SNSを活用したPRやイベントPRなどのマーケティングが近年実施されています。
SNSマーケティングは、老若男女・国籍を問わずユーザーに訴求することが可能で拡散されやすいことが特徴的です。
SNSを通してスポーツで感動した体験や印象に残ったシーンを多くのユーザーに伝え、バズを起こすことができます。
現代では、スマートフォンでスポーツ番組を見ることができるアプリが増えており、スポーツコンテンツと気軽に接触しやすい環境となっています。
またスポーツチームのスポンサーを集めることも収益強化の一手です。
スポーツを活用したマーケティング手法
スポーツを活用したマーケティングでは、スポーツ選手やチームを活用し、商品やサービスなどの売上向上を目指すマーケティングです。
例えば、有名スポーツチームとのコラボグッズ販売やスポーツ選手の期間限定イベント等が挙げられます。
また、スポンサーになり、スポーツチームやスポーツ選手のブランドイメージに付随して自社ブランディングに繋げることも挙げられます。
スポーツマーケティングが発展した背景
スポーツマーケティングは、1970年後半から生まれました。
当時はテレビで情報を得るのが主流で、現在と比較するとメディアの数が限定されていました。
年月が進むと野球やゴルフ、テニスなどのスポーツに対し、「スポンサー」による協賛金が集まり、今までよりも多額の収入を得られるようになりました。
1990年代後半からは、スポーツ番組が増えていきテレビを通じてスポンサーの注目度が上がり多くの人に認知されるようになりました。
スポーツマーケティングの効果
スポーツマーケティングには様々な効果があります。
下記にそれぞれの効果を紹介していきます。
老若男女問わず集客力が強い
老若男女問わず集客力が強いという点です。
スポーツそのもののマーケティングの際には、特に当該スポーツが好まれる傾向にあるセグメントに対して施策を講じることが多いです。これにより1人あたりの売上の高い層に効率的にアプローチし、高収益が見込めます。
また、家族をターゲットにした施策では、家族内の強いファンを起点に家族をまるごとナーチャリングすることができます。
また、スポーツは老若男女問わず愛される傾向にあるので、スポンサー契約をすると、大規模な認知拡大に繋がりやすくなります。また、当該チーム又はスポーツファンに対し、「好きなチームのスポンサーだから」という理由で競合他社の中から自社を選択させる動機づけにもなります。
スポンサー企業の認知向上
スポンサー企業はチーム名に企業名やサービス名が入ったり、選手のユニフォーム、球場内サイネージなどに企業・サービスロゴが表示されたりするため、認知向上に繋がりやすいです。
大規模スポーツではニュースで試合の様子が放送されることもあり、チーム名の読み上げからサービス・企業名が聞き馴染みよくなることも。視覚や聴覚から認知拡大が期待できるので、スポンサー契約はメリットが大きいです。
ブランドイメージの構築
スポーツは、世間に対してポジティブな感動を与えられます。そのため、ブランドPRに当該スポーツや選手を起用していると、ブランドも好印象になる傾向にあります。
スポーツ全体の収益が増加
当該チームでスポーツマーケティングを実施すると、そのスポーツ全体の収益が増加する効果があります。
スポーツチームの維持には、設備投資、人的投資などの多くの費用が掛かります。
スポーツを長く存続させるためには、個々のチームがスポンサー契約を行い、盛り上げていくことでスポーツ全体の収益増加に繋がります。
スポーツマーケティング3つの成功事例
スポーツマーケティングの3つの成功事例について説明していきます。
サッカー:明治安田生命J1リーグ
明治安田生命Jリーグは、デジタルを取り入れたスポーツマーケティングを実施しました。「ワンタッチパス」システムをリニューアルし、ファンクラブ会員情報、スタジアムの入場記録・ポイント等を一元管理しました。さらにチケット発行やアプリ化等、ファンサービスのみに留まらず、顧客管理プラットフォームとなりました。結果、顧客分析の精度が上がり、より顧客ニーズに沿った施策を講じることができるようになりました。スポーツマーケティングでも、デジタル技術を活用することで、より密度の高い施策を実施できるため、近年では各所でこのような傾向がみられます。
サッカー事例:明治安田生命J1リーグ
野球:横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズの来場者数は、2019年に過去最高の228万人という数字を叩きだしました。
この結果にたどり着くまでに様々な仕掛けを施しました。
まずは野球による収入源を分類し、最終ゴールを「チケットを完売にすること」ではなく「球場に足を運んでもらうこと」と定義しました。そのため、野球を知らない人でも球場に足を運びやすくするために、様々な層に合ったシートを用意したり、試合がない時にグラウンドを解放してキャッチボールスペースを用意したり、あらゆる層と接点を作ってきました。
また、客足が鈍くなる春先ナイターでは、話題性の高いスペシャルイベントを用意して観客動員数の最大化を図りました。
野球事例:横浜DeNAベイスターズ
スポーツマーケティングに関する会社
ここからは、スポーツマーケティングに関する会社についてご紹介していきます。
株式会社ookami
株式会社ookamiが提供する「Player!」というアプリでは、国内の様々なスポーツ動画をリアルタイムで視聴や試合の結果速報の閲覧ができます。
株式会社ookamiではマスメディアでは放送されないスポーツコンテンツでも速報配信を流せたり、スポンサーと共同で独自の観戦サービスを企画したりすることが可能です。
またアプリユーザーであるスポーツをする若年層に対するリーチが可能です。
株式会社ookami
株式会社Link Sports
株式会社Link Sportsでは、スポーツチームマネジメントツール「TeamHub」やスポーツメディア「AZrena」を運営しています。
ツール活用者であるスポーツチームやスポーツスクール所属者を対象にアプリ内バナーやメルマガ、サンプリングモニターが可能です。日用品・消費財メーカーや食品メーカー・スポーツメーカー等と相性のいい広告媒体です。
株式会社Link Sports
株式会社イースリー
株式会社イースリーは、サッカーやフットサルに関するメディア事業、リアル事業、リテール事業を展開しています。
イースリーが運営する各種メディアを通じて、タイアップやSNS広告、アンケート、インタビューを実施することが可能です。
また、サッカーやフットサルに特化したメディアならではの強いネットワークを活かし、選手や栄養士などのキャスティングができます。
株式会社イースリー
株式会社フェザンレーヴ
株式会社フェザンレーヴは、スポーツイベントのプロデュース・主催、企画・制作および運営を事業の1つとして掲げています。
株式会社フェザンレーヴは、新時代のスポーツ「eスポーツ」イベントにて各eスポーツチームや大会とeスポーツへ参入を希望するスポンサー企業とのマッチングを行っています。また、eスポーツイベント内でスポンサー企業のロゴを掲示したり、イベント配信時にCM訴求ができたり、様々な手段でスポーツ観戦者にアプローチが可能です。
株式会社フェザンレーヴ
株式会社ジェイ・スポーツ
株式会社ジェイ・スポーツは、スポーツチャンネルの基幹放送事業・番組供給事業やスポーツ番組の動画配信事業などを運営しています。テレビCM放送からデジタル動画広告、SNS連携などが可能です。スポーツ中継を通じたコミュニケーション活性化を期待するナショナルクライアント等の広告実績があります。
株式会社ジェイ・スポーツ
スポーツマーケティングに関する資料
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