公開日:2024年01月16日 更新日:2025年02月27日
ECカートシステム比較|種類、費用、選び方を解説
ECカートシステム比較|種類、費用、選び方を解説
目次
ECカートシステムの種類
ECカートシステムには、様々な種類が存在します。それぞれの特徴について紹介していきます。
自社EC型のECカート
自社EC型のECカートとは、自社の目的や用途に応じて独自に設計したECカートシステムのことを指します。フルスクラッチ型のECカートシステムとも呼ばれています。
自社EC型のECカートの特徴
自社ECは、システム会社などに依頼し、自社の目的や用途に応じて一から開発するため、柔軟性が高い点が特徴として挙げられます。商品の特性や種類、ECサイトや販売方法などに応じて細かく使い分けたい場合には効果が期待できます。一方で、開発コストが高くなる傾向にもあり、開発期間もかかります。またメンテナンス費用やバージョンアップにも都度対応していく必要があるため、ある程度のコストや工数を確保しておく必要があります。
ASPカート
ASPカートとは、クラウド上のプラットフォームを活用したECカートシステムのことを指します。外部のシステムをオンライン上でレンタルして利用するタイプとなります。
ASPカートの特徴
ASPカートは、外部企業が提供するサービスをオンライン上で利用するため、自社でシステム構築する必要はなく、月額利用料のみで活用することが可能です。導入までのスピードも速く、比較的低価格で利用することもできます。一方で、サービスによってはカスタマイズしづらいケースもあるため、自社の目的にあったシステムを選定することが求められます。また、メンテナンスなどはサービス提供会社が対応可能ですが、システム障害や急なサービス停止が起こるリスクもあるため注意が必要です。
モール型
モール型とは、大手のECモールに自社の店舗を出店する形で販売する手法のことを指します。代表的なECモールとしては、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピング、メルカリなどが挙げられます。
モール型の特徴
モール型は、対象となるECモールに登録するだけで自社のショップを運営することができるため、他のECカートシステムよりも手軽に展開できる点が特徴として挙げられます。また、大手ECモールであれば多くのユーザーが集まるため、自然と自社のショップにユーザーを集客させることも可能になります。一方で、競合他社も多く集まるため、強みや差別化が図れなければ埋もれてしまう可能性もあります。また、月額利用料以外にも売上に応じた手数料が発生する場合もあるため注意が必要です。
ECカートシステムについての資料

■資料概要
ECサイトを運用されている事業者様は日々多くの悩みを抱えておられます。
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「業務工数の負担が大きいけど、どのシステムを使っても変わらないだろう」
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■調査概要
調査期間:2024年2月9日~2024年2月29日
調査対象者:システムリプレイスによりW2を導入したEC事業者(業種・年商など様々)
調査対象数:100社
調査対象選定方法:2024年3月までにW2製品を導入頂いた企業
調査企画:W2株式会社
■調査設問
Q1 ECサイトリニューアル前に抱えていた課題は何ですか?
Q2 導入するシステムに求めていたことは何ですか?
Q3 導入の決め手として重要視したことは何ですか?
■目次
01 調査概要
02 全体調査レポート
03 業種別調査レポート
04 年商別調査レポート
05 リプレイス前のシステム別調査レポート
06 リプレイス成功事例5選
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レンタル・サブスクECサイト構築を始める前に必ず抑えるべきポイントを徹底解説。
レンタルECサイトの立ち上げや強化の参考に是非お気軽にご請求ください。
■ 資料アジェンダ
・aishipRENTALの導入メリット
・aishipRENTALとスクラッチ開発でのレンタルサイト構築比較
・機能一覧
・セキュリティ強化の取り組み
・料金
・構築・引っ越しプラン
・ご検討・お申込みからオープンまでの流れ
■ こんな方におすすめ!
・オンラインでレンタルサービスを始めたいが最適な方法がわからない
・店舗でのレンタルサービスをオンライン展開していきたいが何から始めたら良いかわからない
・レンタルECに必要な機能や仕組みなどを詳しく知りたい
■ 導入事例
・ドレスのレンタルEC「ANDYOU DRESSING ROOM」様
・ドレスのレンタルEC「HAUTE rent to runway」様
・着物のレンタルEC「京都きもの友禅オンラインストア」様
・着物のレンタルEC「卒業式袴 宅配ネットレンタル ange」様
・キャンプ用品レンタルショップ「Three Buddy’z」様
その他、着物/ドレス/キャンプ/アウトドア用品/家具家電など事例多数
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「今までの食品・ギフトECを本格化してもっと伸長させたい」というニーズの中でよく挙げられる課題と解決事例を集約。
食品・ギフトECサイトの強化や立ち上げの参考に是非お気軽にご請求ください。
■ 資料アジェンダ
・食品/ギフトEC特有課題と解決事例
・食品/ギフトEC専用カート4つの特長
・機能一覧
・料金プラン
・リニューアル・立ち上げの流れ
■ こんな方におすすめ!
・食品/ギフトECを本格化していく際の課題と解決策を知りたい
・食品/ギフトECサイトを運営しており、サイトのリニューアル・リプレースを検討している
・食品/ギフトECサイトを新しく立ち上げたい
・「ソーシャルギフト(SNSギフト)」や「のし設定」などギフト対応を充実させてユーザー満足度を高めたい
■ 導入事例
・お米のギフトEC「八代目儀兵衛」様
・京都の洋菓子銘菓「マールブランシュ」様
・生鮮食品の産直EC「高知かわうそ市場」様
・伊勢の銘菓「赤福」様
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『EC Direct2.0』はECサイトの売上を最大化することに特化したヘッドレスコマース型EC構築パッケージです。
【他社と同じようなショップサイトで売上拡大できますか?】
今やデザインだけに拘っても売上は伸びない時代です。
どんな顧客層にどうアプローチをかけていくべきか考えた所、ペタビットはお客様にとって最適なビジネスモデルを構築するECを構築しなければならないと考え至りました。
ECサイトで売上を上げることは決して簡単ではありません。
「商品が良くない」「ECサイトの作りが良くない」「欲しいと思わない」「他のお客さんの意見が気になる」
このようなエンドユーザーの気持ちでネガティブ要素が1つでも発生した場合、離脱に繋がる可能性が高くなります。
『EC Direct2.0』は上記のような課題や悩みに対して、自由度の高いヘッドレス基盤を前提としたUI/UXに最大限拘り、
顧客体験を最大化=ECサイトの売上を最大化するECカートを開発いたしました。
【ヘッドレスの強み】
|複数チャネルの展開
全くドメインが違うブランドサイトでも、ECサイトを1ライセンスで全て一元管理可能!
ヘッドレスだからこそ可能なターゲット毎に異なった魅せ方のECサイトを構築することが可能です。
|マーケットプレイス型ECサイトの構築
小さな楽天モールのようなECサイトを構築することが可能です。
管理アカウント毎に権限を細かく設定することもできます。
|BtoBtoCモデルのECサイト
メーカー販売店によくご利用されることの多いビジネスモデルです。
卸先や代理店様毎にオリジナルフロントサイトを構築することで、新たなビジネスチャンスを獲得することができます。
※詳しくはお打ち合わせにて
資料では上記のビジネスモデルについて詳しく記載しております。
資料ダウンロード(無料)
ECカートシステム比較
サービス名 | 提供元 | 初期費用 | 月額費用 | カード決済手数料 |
たまごリピート魂 | テモナ株式会社 | ¥69,800~ | ¥49,800~ | 3.4%~ |
侍カート | 株式会社FID | ¥100,000~ | ¥70,000~ | 要相談 |
make shop | GMOメイクショップ株式会社 | ¥11,000~
| ¥12,100~ | 3.19%~3.49% |
W2 Repeat | W2株式会社 | ¥49,800~ | ¥49,800~ | 要相談 |
カラーミーショップ | GMOペパボ株式会社 | ¥3,300~ | ¥4,950~ | 4%~ |
ECカートシステムの特徴比較
次に、代表的なECカートシステムについて紹介していきます。
たまごリピート魂
たまごリピート魂は、テモナ株式会社が提供するECカートシステムです。定期販売や頒布会販売などの操作を簡単に行うことができ、自動管理も可能な継続販売専用のクラウド通販システムとなります。また、プロの事業者向けに買い物かごのフォームをはじめ、各種デザインなどのカスタマイズも可能で、各処理の自動化なども標準搭載されています。初期費用は69,800円から、月額利用料は49,800円から用意されています。カード決済手数料は3.4%となります。
侍カート
侍カートは、株式会社FIDが提供するECカートシステムです。定期通販やD2Cを効率的に進めることが可能なECシステムパッケージとなります。ほぼ毎月アップデートしており、独自のカスタマイズにも柔軟に対応しています。サポート体制も充実しており、EC立ち上げから事業拡大までEC事業出身の担当者によるコンサルのほか、CRMの実務についての人材紹介や人員マッチングなども対応しています。初期費用は100,000円から、月額利用料は70,000円から用意されています。
make shop
make shopは、GMOメイクショップ株式会社が提供するECカートシステムです。高いコストパフォーマンスから、12,000社以上に導入・活用されています。豊富な機能や自由度の高さが特徴として挙げられ、手軽に操作できるASPでありながら、ECサイトに必要な機能が一通り揃っているため、多くの企業に支持されています。初期費用は11,000円から、月額利用料は12,100円から用意されています。カード決済手数料は3.19%から3.49%となります。ECサイト構築に活用できるテンプレートが170種類以上用意されているため、初心者でも始めやすいカートシステムとなります。
W2 Repeat
W2 Repeatは、W2株式会社が提供するECカートシステムです。リピート通販事業を成功へ導くことに特化したシステムで、1,000を超える機能数や豊富な決済種別などECサイト構築において欠かせない機能が網羅されています。カートシステムによるデザインの制約もなく、自由なECサイトデザインを構築することが可能です。初期費用は49,800円から、月額利用料は49,800円から用意されています。多彩な機能の活用によって売上アップと業務効率化の両方を実現できるため、多くの企業に活用されています。
カラーミーショップ
カラーミーショップは、GMOペパボ株式会社が提供するECカートシステムです。専門知識や技術がなくても簡単にECショップを開設できる機能が網羅されており、総流通額1兆円以上となります。売れることにこだわった80種類以上の基本テンプレートと、自由度の高いカスタマイズ性が特徴として挙げられます。初期費用は3,300円から、月額利用料は4,950円から用意されています。カード決済手数料は4%からとなりますが、低価格で始められることから高いコストパフォーマンスが期待できます。
ECカートシステムの選び方・比較方法
続いて、ECカートシステムの選び方について紹介していきます。
販売促進機能の充実度
ECカートシステムは、導入しただけでは売上につながりません。売上増加を図るためには、販促活動を強化する必要があります。そのため、販売促進機能が充実したECカートシステムを選定することは重要です。例えば、ユーザー向けのメルマガ配信や商品ごとのクーポン発行、ポイント機能などがあると効果的です。また、ユーザーレビューの投稿・表示や、レコメンド、SNS連携なども販売促進につながるため、選定時に確認しておくと効果的です。
事業規模
事業規模もECカートシステムの選定に影響していきます。例えば、ビジネスをスタートしたばかりで商品が少ないのであれば、手軽に出店できるECモールやASPの方がコストを抑えて展開できます。これに対して商品数も多く、大規模に展開していく予定であれば自社ECで独自にカスタマイズした方が効果を期待できます。そのため、中長期的な戦略を立てつつECカートシステムを選定していくと効果的です。
使いやすさ
ECカートシステムは、商品管理や販売において日々活用していきます。そのため、使い勝手がいいシステムを活用した方が効果的です。どれだけ機能が充実していたとしても、使いこなせなければ意味がありません。また、ECカートシステムの使い勝手は導入してみないと分からないケースも少なくありません。そのため、トライアルなどがあれば積極的に活用し、自社の他システムなどとの互換性などと合わせ確認しておくと効果的です。
サポートの充実度
ECカートシステムをはじめ、ECサイトの構築が初めての場合には、どう進めたらいいのか分からないことも多々あります。特に、専門的な機能が多く搭載されている場合には、どう活用することでどのようなメリットがあるのか、あらかじめ把握しておく必要があります。このような場合には、サポート体制が充実しているかも重要な判断材料となります。電話対応や休日対応など、急なトラブルなども想定しながら確認しておくと効果的です。
社内でもっているノウハウのレベル
ECカートシステムの活用には、専門的な知識やノウハウが求められます。そのため、社内で活用する担当者のレベルに応じてシステムを選定していくことも重要です。ECカートシステムによっては自動で分析や管理を行うような機能も多く搭載されています。ECサイトを運営する担当者が使いこなせなければ、どれだけ魅力的な機能があっても無駄に終わってしまいます。場合によっては、サポート以上のコンサルティングまで請け負ってもらうことができるかも、重要な判断基準となります。
扱う商材の方向性
ECカートシステムは、自社で取り扱う商材の方向性によっても使い分ける必要があります。例えば、シニア層に向けた商材を多く扱っている場合には、機能性というよりは利便性を追求した方が効果につながりやすくなります。また、認知度拡大を図るのであれば多くのデザインが用意されていたり、カスタマイズしやすいシステムを選定する必要があります。このように、扱う商材の方向性をはじめ、自社の目的やターゲットを明確化しておくことも重要です。
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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