【セミナーレポート】イマドキ女性に刺さるマーケティング手法～深層心理から読み解く行動インサイト～

本セミナーレポートについて

2021年12月6~9日にかけてオンラインセミナーイベント「第4回メディアレーダー EXPERT WEBINAR WEEK」が開催されました。
その中で行われた「イマドキ女性に刺さるマーケティング手法～深層心理から読み解く行動インサイト～」のレポートです。
本レポートでは、登壇内容について概要を紹介します。
ぜひご一読いただき、サービスに興味がありましたらリンクより資料をダウンロードしてみてください。
※登壇資料は配布しておりません。

《ミレニアル世代調査》意識・行動の転換ポイント、F1層のスイッチ消費とは？
桑野好絵氏 / 株式会社マイナビ

「気持ちが変わると行動が変わる。行動が変わると消費が変わる。」これに代表される、30代を境に女性のマインドが変化する現象を「スイッチ消費」と称し、この現象について、25～28歳の女性323名と30～34歳の女性326名を対象に、定量調査・定性調査を行った。

その結果、女性の消費は30歳を迎えると足し算よりも引き算にスイッチすることがわかった。また、価値観も流行よりも素材重視にスイッチ。自分にとって「いかに心地よいか」を重視するようになる傾向にある。また、メディアの揶揄的な表現により「アラサー」という言葉はネガティブに受け取られる傾向にあるものの、女性が年齢を重ねることが好意的に受け入れられるような時代へと変化していることがわかった。実際のアンケート調査では、「30歳を迎えることが楽しみである」と回答した20代は全体の26%しかいなかったのに対し、「30代の今が楽しい」と回答したのは全体の65%、内半数が「20代よりも30代の方が楽しい」と回答した。

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プライベート空間で深く届く。トイレ個室内における動画広告の可能性星みなみ氏 / 株式会社バカン

年代によって利用するSNSメディアは分散傾向にあり、さらに年代が上がるにつれて利用率が低下する。

1日の中で触れるメディアやアプリが多く接触ポイントも多様化している昨今。現代の個人への広告的アプローチ手法は、SNS広告、Web広告などのインターネット広告が主流であるが、これだけでターゲット全員に網羅的にリーチするのは難しい。加えて、仕事中にスマホを触る機会が少なく、顧客接点のブランクも生じている。今回、年代を問わず全員の共通項でこのブランクを埋められるのが「トイレ」であると提唱した。

女性は1日に5～8回トイレに行くためタッチポイントが多い。さらに、隔離されてリラックスできるプライベートな空間だからこそ通常時よりも心理的余裕があり深い情報を届けることができると考えている。

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豊富な女性会員のマーケティングリサーチから紐解く、現代女性の顧客ニーズとその応え方
菊池友里氏 / 株式会社ミュゼプラチナム

大手脱毛サロンのミュゼプラチナムでは、会員女性を対象に各種アンケート調査を行っている。

ゲームに関する調査では、コロナ以降ゲームをする時間が増加。またゲームについては　金銭的な面で改善を求める声が上がった。

占いに関する調査では、近い将来占いを利用する人の数は増えると考える人が1/4程度おり、この回答をした人の多くが「先行きの見えない時代だから」と回答した。
映画についての調査では、家で見る頻度が増加。加えて通常1,900円前後の映画館のチケットについて「やや高い・高い」と回答した人が9割だった。このような一見、趣味や娯楽についての調査でも、現代を生きる女性たちのインサイトがわかる。コロナ禍で現代女性たちは、「家にいる時間」「家でやること」「食欲」「不安」「安さを求める気持ち」等のフラストレーションや金銭的不安が増加している。ミュゼプラチナムのサロン内での会話、顧客インタビュー、コンシェルジュデスクへのご意見などからも見て取れる。

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