公開日:2023年05月11日 更新日:2025年05月21日
セミナー(ウェビナー)登壇のコツやメリットとは?ビジネスにおけるセミナーの攻略法を解説
セミナー登壇とは
セミナーとはテーマを決めて、そのテーマについて専門家が話す場です。
セミナーには登壇者と参加者がおり、登壇者が参加者に対して講義を行います。
登壇者として、セミナーに参加することをセミナー登壇と言うのです。
昨今では、企業によるセミナー開催が増えてきています。
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セミナーとウェビナーの違い
セミナーと似た言葉で「ウェビナー」という言葉があります。
ウェビナーとは、「ウェブ」と「セミナー」をもとに作られた造語であり、オンライン上で行なわれるセミナーのことです。類義語として、ウェブセミナーやオンラインセミナーとも呼ばれます。
オンラインセミナーのメリットとして、登壇者と参加者がどちらも気軽に行えることがあります。オフラインセミナーであれば、登壇者は会場の準備や移動などに手間がかかり、参加者も仕事を中断して参加しなくてはいけません。しかし、オンラインセミナーでは、両者ともオフィスの自席から行なうことが出来るのです。コロナ禍によるWebサービスの発展に伴い、現在ではオンラインセミナー(ウェビナー)が主流となっています。
開催セミナーの種類
開催するセミナーにも種類があります。それは自社でセミナーを開催する、または他社のセミナーイベントに登壇するというものです。これらは参加者の規模感やセミナー回数、セミナーテーマなどに違いがあります。
自社セミナー
自社セミナーとは、セミナーの企画から集客、当日の運営などを全て自社で行なうセミナーのことを指します。自社で集客をするのでセミナー参加者は既存顧客が多い傾向にあります。また、集客への注力具合によりますが一般的には1セミナーで5~10名ほどの参加者が見込まれます。頻繁にセミナー開催している企業では、週1回のペースで自社セミナーを開催しています。
セミナーイベント
セミナーイベントとは、大型のメディアやイベント会社が主催として行っている大規模なセミナーのイベントになります。セミナーの企画や集客、当日の運営などは主催企業が行ってくれるので、当日セミナー登壇するだけで済むことが特徴です。また、セミナーイベントは集客の規模感も自社セミナーより大きいです。1セミナーあたり、約100~200名が参加する傾向にあります。つまり、多くの方に自社の話を届けることが可能です。また、集客は主催企業が行なうため、新規顧客を獲得するのに適しています。
セミナー登壇の目的
企業がセミナー登壇する目的には、様々なものがあります。目的を明確にした上での、セミナー登壇は大きな効力を発揮する一方で、目的が不明確なままセミナー登壇に踏み切るとせっかくのリソースが無駄になってしまう事でしょう。そこで、営業とマーケティングのそれぞれの視点でのセミナー登壇の目的を下記にまとめました。
営業視点でのセミナー登壇の目的
まず、営業的視点でセミナー登壇にはどのような目的があるのかについて説明します。営業視点でのセミナー登壇の目的は大きく2つあります。
新規顧客の獲得
まず、1つ目は新規顧客となりうる見込み顧客(リード)を獲得できることです。
セミナー参加者はそのセミナー内容に興味を持ったからこそ、セミナーに参加します。セミナー参加者は登壇企業の話に興味を持っている見込み顧客となりうるのです。また、参加者は個人情報を登録してセミナーに参加します。
つまり、登壇企業は参加者の電話番号やメールアドレスを入手し、営業活動に役立てることが出来ます。セミナー登壇はリードジェネレーション(顧客獲得)に適しているのです。先述の通り、新規顧客の獲得にはセミナーイベントへの登壇が適していると言えます。
既存顧客との関係性構築
セミナー登壇で獲得できるのは新規の見込み顧客との関係性だけではありません。既存顧客や過去に受注できなかった顧客との関係性構築が見込めるのです。セミナーを行なうことで、既に自社サービスを知っている顧客にも新情報やより深い理解を促すことができます。
セミナーはリードナーチャリング(顧客育成)にも適しているのです。また先述の通り、既存顧客との関係性構築には自社セミナーへの登壇が適していると言えます。
マーケティング視点でのセミナー登壇の目的
次にマーケティング視点でのセミナー登壇の目的について説明します。マーケティング視点でのセミナー登壇の目的も大きく2つあります。
サービスや企業の認知度向上
セミナー登壇は、サービスや企業の認知度向上に役立ちます。特にセミナーイベントへの登壇はネームバリューの大きい企業との共催なども行なうことができ、まだ自社のことを認知していない人へのアプローチ手段として有効です。そのため、新規顧客獲得に適しているのです。
サービスに興味を持つ動機付けになる
セミナー登壇は、サービスに興味を持つ動機付けにもなります。その場では興味を持たれるだけで関係性が終わっても、別の切り口で自社と出会った時に、「あのセミナーに出ていた企業だ!」となり、商談や受注に繋がりやすくなります。だからこそマーケターは、セミナーの効果をその場の商談率や受注率だけで判断しない必要があります。セミナー登壇により獲得した見込み顧客は、長期的な目で見ることが重要であると言えます。
セミナー登壇のメリット
セミナー登壇のメリットはどこにあるのでしょうか。セミナー登壇の目的が分かったところで、別の手段のほうが優れていればそちらを施策として行ったほうが良いということになります。そこで、セミナー登壇を行なうメリットを3つほど解説します。
自然に自社サービスの説明ができる
自然に自社サービスの説明ができる事はセミナー登壇のメリットの一つです。テレアポや展示会を用いた営業活動では相手に話を聞く姿勢がなかったり、時間がないことが多いと思われます。しかし、セミナーでは相手から話を聞きに来ているのでこれらの問題を解決できます。もちろん、自社サービスの話ばかりだと相手の興味は下がってしまうので、セミナーのコツを押さえる必要があります。コツについては、後述しているのでそちらをご確認ください。
大勢に一度で営業を行える
営業活動は本来、1対1で行います。しかし、セミナーに登壇すると1対多数に対して話をする機会が生まれます。これは人的リソースの観点からも非常に有用であると言えるでしょう。セミナー活用がさらに進んでいる企業では、セミナーを動画化し自動表示することで24時間365日自動で営業するセミナー動画を活用している企業も存在します。
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見込み顧客の獲得と育成を一気に行える
本来、リードジェネレーション(新規顧客獲得)とリードナーチャリング(顧客育成)は別の営業手法です。当然、そこには人的リソースと時間的リソースがそれぞれかかります。しかし、セミナー登壇ではこれらをまとめて行なうことが出来るのです。それによって、営業活動をさらに効率的に進めることが可能となっています。これが昨今、様々な企業がセミナー開催・登壇に積極的な理由です。
セミナー登壇のコツ
セミナー登壇の目的とメリットが分かったところで、どのようなセミナーがそれらの効果を最大化させるのかについて解説します。セミナー登壇のコツは、大きく3点あります。これらを押さえることで、一回のセミナーの効用を格段に上げることができ、自社の営業活動が大きく推進されることでしょう。
自社サービスの話ばかりしない
先述の通り、自社サービスの話ばかりしないことはセミナー登壇において非常に重要です。セミナーとは、自社サービスに興味がない層に興味を持たせる取り組みです。そのために重要なことは、多くの人が興味を持つ話題をセミナーのテーマとして企画することです。
八百屋の例で考えてみましょう。
トマトを売りたい八百屋が、「このトマト安いよ~美味しいよ~」と宣伝したところで、そんなことは全て八百屋で言われているでしょう。そのため、顧客も興味を持ちません。賢い八百屋は、「トマトを使った美味しいレシピ」を宣伝します。このレシピは多くの人が興味を持つ話題です。そして、興味を持った顧客の前で「このトマトいかがですか?」と言うのです。すると、ちょうど良いとばかりに顧客はトマトを手に取ります。
セミナーテーマを決める際にも、同じ考え方をしてみてください。自社サービスをテーマとしてもそのセミナーには人は集まらないですし、仮に集まったとしても彼らは元々営業をしたら受注できていた顧客でしょう。
では、どのようなテーマがセミナーにおいて良いとされるのでしょうか。
下記にて解説します。
ノウハウ性のある話題を盛り込む
ノウハウ性のある話題をテーマとすることは、セミナー登壇のコツとして有効です。なぜなら、ノウハウ性のある話題は多くの人が興味を持つテーマだからです。また、企業が扱うサービスにも繋げやすい話題でもあります。
業務を効率化するWebサービスを扱っている企業が行なうセミナーを例として考えてみましょう。「急増する〇〇問題!各企業が悩まされる〇〇を解決するには?」
上記のようなテーマであれば、サービスではなく参加者に寄り添ったテーマ設定となります。そして、セミナーの最後に「ちょうどこの問題を解決する方法があります!」と自社サービスの話をすると顧客は強く興味を惹かれることでしょう。
トレンド性のある話題を盛り込む
トレンド性のある話題をテーマとすることも、セミナー登壇のコツとして有効です。ノウハウ性のある話題と同じく、これらも多くの人が興味を持つテーマだからです。トレンド性のある話題をテーマとするメリットは、集客人数の多さです。一方で、自社サービスとの関連性は薄まるので、しっかりとしたセミナーの作り込みとセミナー後の対応が求められます。
参加者たちがしっかりと自社サービスに興味をもつようにリードナーチャリング(顧客育成)を行なうことが重要です。どのように顧客育成を行なうか、下記にて解説します。
セミナー登壇後の営業的アプローチ法
セミナーは登壇して終わりではありません。セミナー登壇後には当然、営業的なアプローチが必要です。せっかく獲得した見込み顧客としっかりした関係性を構築するためにも、この工程は非常に重要となります。セミナー登壇後の営業的アプローチ法のコツを3つご紹介します。
なるべく早くお礼メールを送る
コツの1つ目は、なるべく早くお礼メールを送ることです。セミナーの内容に一番興味を持っているのはセミナー直後であり、時間が経過するごとに興味度合いは薄まっていきます。情報を提供してくれた登壇者への感謝が残っているのもセミナー直後です。この段階でお礼メールを送り、アポイントを伺うことで反応率は格段に上がります。セミナー開催した当日にお礼メールを送るのがベストでしょう。
架電でセミナー参加の意図をヒアリングする
コツの2つ目は、架電でセミナー参加の意図をヒアリングすることです。架電の際に共通の話題があることもセミナー登壇の良いところです。通常のテレアポよりも話が弾み、関係性が構築されます。そこで、セミナーへの参加意図をヒアリングすることで相手の課題感を自然に把握することが出来るでしょう。そこで、その相手に即した提案をしていくことがベストです。つまり、セミナーで全員に共通する情報を提供し、架電で個人の課題に即した提案をするのです。
2ヶ月後に再度状況を伺う
3つ目のコツは期間をおいて、再度連絡をすることです。セミナーで獲得した見込み顧客の特徴として、すぐにサービス導入を検討していない事が考えられます。しかし、しっかりと貴社サービスに興味を抱いていることも事実です。
そこで、期間を置いて再度状況をヒアリングする必要があります。目安は1,2ヶ月後です。そこから2ヶ月おきに架電またはメールをしてアプローチを取っていきましょう。
セミナーで獲得した見込み顧客に対しては、営業は長期的にアプローチを行う必要があるのです。また、マーケターも長期的な視点を加味した上で、セミナーの効果測定をする必要があります。
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ここでは解説できなかったセミナーノウハウなどもお伝えしながら、セミナー登壇をサポートすることが可能です。
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