公開日:2021年11月26日 更新日:2023年08月10日
PRメディアとは?PRに活用できるメディア3選!
PRメディアとは?PRに活用できるメディア3選!
PR(プレスリリース)というと堅苦しく感じるかもしれませんが、企業にとって新商品やサービスをメディアやマスコミを活用してPRすることは大変重要です。
インターネットの普及で従来のテレビ・新聞・雑誌のほかSNSを使うことで多くのユーザーの目に留まり認知度を上げることができます。
またプレスリリース代行サービスを提供する会社を通じて情報配信するケースも増えてきています。
今回はPRに使うためのメディアの種類とプレスリリースサイトをいくつかあげて解説していきます。
プレスリリースを配信する目的
メディアを利用してプレスリリースする目的は、自社の企業活動について認知度を上げていくことです。
こうした企業の情報はメディアを通じて有益な情報としてユーザーに届けられます。
近年はプレスリリースもテレビや新聞などにとどまらず自社のSNSや口コミで目にする機会が増えています。
こうした宣伝により企業のステークホルダーとの良好な関係を築くことができるのです。
また、プレスリリースはユーザーとのコミュニケーションの一環として売上にも大きな効果が期待できます。
プレスリリースと広告の違い
ここで注意したいのはプレスリリースと広告の違いについてです。
広告はメディアの掲載枠を買い取って公開しユーザーに自社製品やサービスを宣伝する方法です。
一方プレスリリースはニュース記事として取り上げてもらえるようにメディアに対し企業の情報を提供する手法になります。
広告は企業対ユーザーであり、プレスリリースは企業とユーザーの間に第三者であるメディアが介在し情報が配信されていきます。
そのためプレスリリースの方が社会全体の信用や共感を得られやすいといった特徴があるのです。
一方、広告は企業の視点で配信されるためユーザーはさまざまな受け止め方をします。
つまり企業が制作する広告はユーザー目線でアプローチできない点が課題といえるでしょう。
プレスリリースできる内容
プレスリリースは企業の公的文書ですがどのような内容でも配信ができるのが特徴です。
代表的なプレスリリースは下記の通りです。
●新商品・サービスの発表
●既存商品・サービスの拡充やリニューアル
●サービス改定や価格変更
●イベントの告知
●業績発表
●業務提携
●決算報告
●人事関連
このようにプレスリリースは多岐にわたります。
プレスリリースはメディアを仲介するため、広告と異なり抽象的表現ではなく具体的な事実を書かなければなりません。
PRに使えるメディア
プレスリリースする際に重要なことは内容次第ではメディアを選別しなければ効果が半減してしまうことです。
企業のプレスリリースは自社に最適なメディアで配信されることが重要になります。
メディアは大きく4つのグループに分かれます。
●新聞各社
●雑誌(月刊誌・週刊誌)
●テレビ
●ニュースサイト
例えばWebメディアの場合は当日から数日もあれば記事にすることができますが、雑誌の場合は掲載するまでには取材・執筆・編集などに時間がかかるため注意が必要です。
月刊誌の場合、発行の2ヶ月前までに情報を提供しなければならないものもあるためどのようなメディアにプレスリリースするのか検討しましょう。
また媒体によっては発行日や配信日によって閲覧数が左右されるといった傾向があります。
媒体の特徴をおさえて発行される周期を考え、絶好のタイミングで配信することが欠かせません。
トリプルメディアの種類(オウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディア)
トリプルメディアとは企業が発信するメディアを3つに分類する考え方で、多くの企業はマーケティングの施策としてトリプルメディアを導入しています。
トリプルメディアにはオウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディアの3種類があり、連携させることで高い効果が期待できます。
オウンドメディア
オウンドメディアとは企業自身が運営するメディアのことで、ブログやECサイトなどで情報発信するする方法です。
自社のマーケティング戦略に合わせて商品やサービスをユーザーに理解してもらえるといった特徴があります。
自社でコントロールができることから多くの企業でオウンドメディアを運営するようになりました。
オウンドメディアのメリットは自分たちでメディアをコントロールできることです。
しかし、その効果はすぐに出るわけではないため粘り強くメディアを運営することが重要になります。
ターゲットになるユーザーは自社製品やサービスに興味を持っている層になります。
オウンドメディアを活用する際はユーザーの趣味や趣向に応じた情報発信が重要といえるでしょう。
アーンドメディアのようなネガティブな情報が配信されるリスクが極めて低いのが特徴です。
アーンドメディア
アーンドメディアはTwitter、Instagram、FacebookなどSNSを中心としたユーザーや消費者による情報発信するメディアになります。
ユーザーや消費者から商品やサービスに対する信頼・評価を獲得するための手法といえるでしょう。
アーンドメディアはSNSでその強みを発揮できることから拡散力が重要なポイントで、ユーザーが望むコンテンツを発信できれば情報は一気に拡散されます。
企業とユーザー・消費者との距離が近くなるため活用次第では大きな可能性を秘めています。
デメリットとしては一度拡散した情報はコントロールが難しく、ネガティブな情報は企業のイメージダウンにつながりかねないため運用には注意が必要です。
アーンドメディアはオウンドメディアのコンテンツ拡散に最適といえるでしょう。
インフルエンサーがいればその効力は大きく、多くのユーザーを引きつけることができます。
ペイドメディア
ペイドメディアとは費用を払い広告を掲載する媒体のことでWeb広告をはじめテレビ、雑誌など幅広いのが特徴です。
自社でコントロールはできませんが多くの媒体を通じて情報を発信するため、不特定多数の人の目に触れることができます。
またターゲットをしぼることで潜在的なユーザーを掘り起し優良顧客に育成することも可能です。
これまでのような広告では商品やサービスが売れなくなってきているため、ペイドメディアを活用すればユーザーや消費者との信頼関係を構築できます。
ペイドメディアで信頼関係が構築できればセールス感が強い宣伝をしなくてもユーザーや消費者の購買意欲をかき立てることができるのがメリットです。
一方でデメリットとしては、コストがかかるだけでなく情報が一方的になりがちだということです。
プレスリリースとは
プレスリリースは企業がマスメディアに情報を提供し、ニュースや話題として社会に情報を発信することであり広告とは異なります。
広告は企業が広告枠を購入して情報を発信するため企業目線の情報になりがちで、ユーザーには信頼性に欠けると判断される可能性がります。
プレスリリースはマスメディア側が提供された情報を取捨選択するため企業側が望むタイミングや内容で発信されるとは限りません。
しかし、マスメディアを通じてニュースとして発信された情報はユーザーには信頼性が高いことから好感度で受け取られます。
企業自らが発信する情報よりも第三者であるマスメディアが介在するため、その情報は信頼性が高く魅力的だと評価されるからです。
プレスリリースサイト3選
プレスリリースする際に自社で行う方法と代行サービスを通じて行なう方法があります。
自社でプレスリリースすればコストを抑えること可能ですが、客観性に乏しくユーザーに受け入れられない可能性があります。
そこでプレスリリースサイトを選択する必要が出てくるのです。
プレスリリースサイトには有料と無料がありますが、無料は提携先メディアが少ないといったデメリットがあります。
ここでは実績と信頼性およびノウハウにおいて高い評価を受けている3社について解説していきます。
@PRESS
@PRESSは1配信あたりの平均掲載数が多いことで知られています。
配信先の選択もリリースする内容により細かく設定できる特徴があり、メディア保有数は約8,500にものぼりWebメディアをはじめテレビ、雑誌、ラジオ、フリーペーパー、通信社など幅広くアプローチが可能です。
また顧客満足度98.6%を誇り、プレスリリースの原稿をしっかり校正するため安心して任せられます。
料金ですが1回の配信価格が約2.5万円~5.8万円でプランによって異なります。
料金プラン
●ライトプラン 30,000円/1回
●ライトプラスプラン 39,800円/1回
●スタンダードプラン 59,800円/1回
それぞれ初回限定のプランで、チケット制もあり3回・6回・12回で利用できます。
PRTIMES
PRTIMESは上場する企業の43.54%利用するプレスリリース配信サービス会社です。
大手企業が利用することから信頼性が高く多くの企業の目に留まる可能性があります。
代表的な企業として、日本経済新聞社・産経新聞・朝日新聞・Yahoo!ニュースなどがあげられます。
他のメディアへの自動掲載や自社が運営するSNSで掲載するなど充実サービスに定評があります。
料金プラン
●従量課金プラン 30,000円 / 1配信
●月契約プラン 80,000円 / 月
●半年契約プラン 75,000円 / 月
●年間契約プラン 70,000円 / 月
dreamnews
DreamNewsは配信サービスでNo1の安さを誇る会社で、定額制で30日間配信しても約1万円とコストパフォーマンスに優れたサービスで人気があります。
配信可能なメディアはテレビ、雑誌、ラジオ、ニュースサイトなど全国で7,000以上にのぼります。
また丁寧な原稿チェックをはじめPRのコツをセミナーで紹介してくれるなどフォローも行ってくれるため初めての方でも安心です。
広告費に予算をあまりかけたくない方にはおすすめです。
料金プラン
●30日間プラン 11,000円/無制限
●360日間プラン 110,000円/無制限
まとめ
PRに使うためのメディアの種類とプレスリリースサイトについて解説しました。
プレスリリースは企業にとって重要な発表であり誤解を招くようなコンテンツは信頼を揺るがしかねません。
プレスリリース配信サービスはメディアにコンテンツを見てもらえるためコストはかかりますが、効率的に自社の魅力をPRできます。
プレスリリースサイトにはそれぞれ特徴があるため自社の戦略に最適なサイトを選択することが大切です。
価格だけでなく、いかに多くのメディアに取り上げられ記事にしてもらえるかが重要なのです。
ライタープロフィール
-
メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 国内No.1媒体資料ポータルサイト「メディアレーダー」を運営中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
公式Twitter:@mediaradar_jp
中の人Twitter:@mediaradar_
TEL:03-6427-6331