公開日:2021年03月19日 更新日:2024年02月28日
Twitter(X)広告とは?費用や種類などの基礎から設定・出し方まで解説!
日本国内で4500万人ものアクティブユーザー、世界まで範囲を広げると3億3000万人ものアクティブユーザー(※24年2月時点)を抱えるSNS・X(Twitter)。可能性に満ちたこの市場で、Twitter(X)広告を出稿し、効果的な運用ができれば、自社が掲げる目的達成に大きな貢献をしてくれるでしょう。
本記事では、Twitter広告の認定代理店でもある
株式会社アイズが、Twitter広告の種類や費用など基本的な情報についてご紹介します。初心者から上級者まで、Twitter広告の基礎知識から費用、種類、さらには効果的な設定方法や出し方までをわかりやすく解説していますので、よろしければ参考にしてください。
目次
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Twitter広告(X広告)とは
Twitter広告(Twitter Ads/ツイッター広告)とは、10〜30代のユーザーに人気の高いSNS・X(旧Twitter)内で展開される広告です。特に二次拡散性の高さが大きな特徴で、リツイートを通じて追加費用なしで広告が広がり、効率的に大きな影響力を発揮します。
加えて、ターゲティングツールによる高精度な広告配信が可能で、カスタムオーディエンス機能を用いることで、関心の高いユーザーにピンポイントでアプローチできます。課金は、ユーザーアクションに基づいて発生するため、広告主の目的に応じた柔軟な広告戦略が展開可能となっています。
【6大SNS(Twitter含む)広告の特徴まとめ】
SNS広告媒体の特徴とポイントを解説
Twitter広告(X広告)の基礎知識
企業にとって、ブランドイメージや好感度、購買意欲を向上させるためには広告のクオリティがポイントになります。そこで高い確率でサイトへ誘導できるTwitter広告が重要視されているのです。
ここではTwitter広告の基礎知識について解説します。
無料でできるTwitter(X)広告とは
無料でできる広告という一件矛盾を抱えている文章ですが、要するに通常のポストのことを指しています。
では、なぜ通常のツイート(ポスト)が無料でできる広告と言われているのでしょうか?
Xで大きな成果をあげる企業やブランドは、必ずといっていいほど有料広告とオーガニック広告(=つまりポスト)を上手に活用しています。たしかに運用工数がかかるので、通常のポストはやらないという選択もアリでしょう。
しかしながら、これは大きなチャンスを逃している可能性があります。オーガニックポストとは言わば無料でできるプロモーションです。
「(有料)広告を打てば商品もサービスも売れる!」と考えるのはすでに過去の幻想かもしれません。なぜなら現在の企業と消費者の関係は、単なるサービスの授受関係ではなく、より信頼や共感を土台に置いた関係に変化してきているためです。
私たちはどのようにして商品やサービスを選ぶでしょうか?
筆者には行きつけのカフェがあります。確かにそこの珈琲は地域でもっとも美味しく、その割にリーズナブルで通いやすいという強みを持っています。
しかし、それだけがそのカフェを選ぶ理由か?と問われたら、筆者は間違いなくNoだと答えるでしょう。
筆者が求めているのは美味しい珈琲だけではないからです。そこに行けば馴染みの店主がいて、ああだこうだと日常の悩みを聞き、話し、ちょっぴり他人行儀だけれども、確かに人間関係に基づいた温かみを感じるからです。
Twitter広告・Twitter運用でも同じことが言えると思います。貴社のビジネスや商品に興味を持っている顧客に対し、現実と同じような顧客体験を提供することで、最終的には広告効果の引き上げに繋がるでしょう。
クイックプロモート
クイックプロモートとは、最短30秒で配信できる広告で幅広いユーザーに向けてプロモーションする際に便利な方式です。
主な特徴は4つあります。
- スマートフォンとTwitterアプリで簡単に始められる
- 最短30秒で広告が出稿可能
- 自分のアカウントのフォロワーに似ているユーザーに配信できる
- AIで自動最適化できる
広告として掲載するツイートを選択し、ターゲティング、予算、期間を設定するだけですぐに配信ができるのがポイントです。
Twitter広告(X広告)を始めよう
Twitter広告を始めるにあたり、テクニカル的な手順を抑えておくことは大切ですが、どのようにユーザーをサイトへ誘導し、最終的な目標であるコンバージョンに繋げられるかが最大の課題です。
ここではTwitter広告を始めるにあたって、おさえておくべき2つのポイントについて解説します。
広告キャンペーンの目的をどこに置く?
Twitterを利用した広告キャンペーンを作成する際に、達成したい目標を設定することが重要です。Twitterでは、影響力のあるオーディエンスが中心となり会話を形成し、それが広告を配信する際に重要な役割を果たします。そのため、ブランドの認知度向上、フォロワー増加、ウェブサイトの訪問者数増加など、それぞれ目標に合わせたキャンペーンを設定しなければなりません。
また、費用も目的別に応じて発生するため、費用対効果も考慮することが大切です。
ここでは、目的としてよく置かれる3つの指標をご紹介します。
認知度
広告キャンペーンでは、利用者数を増加させるため新商品のプロモーションやイベントなどを行いブランドの認知を高めることが必要です。多くの人の目に触れることで既存顧客だけでなく、新規顧客取り込みにも繋がります。
検討
商品やサービスの購入を検討するためには、動画の再生数を増やすことが重要です。
Twitterの調べでは、動画が掲載されたツイートは通常のツイートよりもエンゲージメントが10倍多いそうです。キャンペーンでは動画再生数に応じて課金されますが、自動入札を利用すれば次の3つから選択できます。
- 動画の100%が画面に表示されて3秒経過した時
- 動画の50%が画面に表示され2秒以上視聴した時
- 動画の50%が画面に表示され6秒経過した時
ただし、設定した金額を越えて課金されることはありません。
コンバージョン
次は企業の最終目標であるコンバージョンについてです。
ウェブサイトへの訪問者数を増やし、商品購入や会員登録などコンバージョンを促すためには、ツイート内に動画広告や画像広告を設定すると効果的です。そして、そこからユーザーがクリックすればリンク先へ誘導できるよう工夫します。
ユーザーによるコンバージョンをトラッキングするなら、サイト内に計測用の「ユニバーサルウェブサイトタグ」を設定しましょう。
Twitter広告(X広告)のターゲティング
興味関心・キーワードなどツイート内容からターゲティングを行うだけでなく、フォロワーが似ているアカウントをターゲティングすることもできるのがTwitterです。
そのため、全く関心が向いていなかったオーディエンスに向けた広告配信もより確度の高いものとして実施できるのが強みと言えるでしょう。
また、Twitterでは既につながりのある既存のオーディエンスもターゲティングされます。フォローしてくれているフォロワーのほか、独自のCRM(顧客管理)リストをアップロードすることで行えるカスタムオーディエンス機能もあり、ウェブサイトを訪れた事のあるユーザーを拾い上げたり、御社が提供しているアプリケーションを利用・ダウンロードしたことのあるユーザーを拾い上げることも可能です。
下記では、Twitter広告でよく利用されるターゲティンとその特徴をまとめています。下記で紹介している以外にも様々なターゲティング方法がありますので、詳細は参考ページよりご確認ください。
参考:
Twitter広告のターゲティング
Twitter広告の仕組み
Twitter広告は、ユーザーの利用状況に応じて最適な広告を表示させる仕組みとなっています。
具体的には、ユーザーがフォローしたり、ツイートしたり、キーワードを検索したりすると、アルゴリズムに基づいて広告がカスタマイズされる仕組みです。その他、プロフィールに登録されている情報やスマートフォンの位置情報、IPアドレスなどから、ユーザーがいる現在地に基づいて最適な情報を表示します。
Twitter広告の費用
Twitter広告の費用は基本的にユーザーがその広告キャンペーンに対しクリックなどの特定の行動を起こした際に発生し、定額で発生することはありません。ここでは具体的にどのようなポイントで費用が発生するのかを解説します。
Twitter広告の課金方式
Twitter広告の課金方式は選定した「キャンペーンの目的」によって異なります。課金されていくのは、「キャンペーンの目的」に応じてアクションが生じた場合のみです。例えば、目的に「クリック」を選定した場合は、広告をクリックされる事に課金されていきます。仮にフォロワーが増えたとして「クリック」を目的としている場合は、費用が生じないので注意が必要です。以下は、Twitter広告の課金が発生するタイミングです。
・フォロワー数が増えたとき
広告を通じてアカウントのフォローが発生した際に広告費が課金されます。広告を介さずフォローが発生した場合には料金は発生しません。
・リンクがクリックされたとき
広告に連結させたリンクに対してクリックが行われた際に費用が発生します。広告の投稿のみをクリックした際はカウントされません。
・動画が再生されたとき
広告内の動画が再生された際に費用が発生します。動画が再生されたと判断される条件には再生時間が3秒以上かつ動画の100%の画面表示がされる、再生時間が2秒以上かつ50%の画面表示がされる、また再生時間が6秒以上かつ50%以上の画面表示がプレロール動画内で行われるという3つがあります。
・エンゲージメントが発生したとき
広告に対してコメントやリツイート、いいねなどのアクションがあった際に費用が発生します。
・アプリがインストールされたとき
広告を通してアプリがインストールされた際に費用が発生します。このキャンペーン内では、すでにアプリがインストールされている場合でも、広告を通してアプリが起動されれば課金の対象となります。
・インプレッションが発生したとき
広告の表示された回数に基づき費用が発生します。1,000回単位で課金されていきます。
Twitter広告の入札タイプ
Twitter広告ではオークションの入札により広告が表示される仕組みです。広告のオークションは入札額だけでなく品質スコアも考慮されます。品質スコアとはツイートに対してリツイートが頻繁に行われているか、ツイートの内容がユーザーの興味関心にマッチしているかです。
Twitter広告を入札するメリットは限られた予算内で費用対効果を考慮しながら低コストの運用ができることです。それでは具体的にTwitter広告の入札タイプをみていきましょう。
入札タイプ | 特徴 |
自動入札 | 自動入札機能では、最小限の費用で最大の結果が得られるようにキャンペーンの目的と予算に応じて入札額が自動で最適化されます。入札価格を自分で決める手間が省けるのがポイントで、費用対効果が高い設定ができるメリットがあります。
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上限入札単価 | 上限入札単価機能は、事前に設定したアクションが発生した際に1クリックもしくは1エンゲージメントあたりの入札金額の上限を手動で設定できます。その金額を超えて入札されないため一定の単価でユーザーに広告を配信が可能です。
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目標コスト | 目標入札単価機能では、1エンゲージメントあたりの支払い金額の目標を設定しておくことで、設定した金額に近い最適な入札金額を自動で設定してくれます。必ずしも指定した単価と一致するとは限らないので、毎日細かな単価調整が必要となります。
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Twitter(X)広告関連の媒体資料をまとめました
ここでは、X(旧Twitter)広告に関連する媒体資料をいくつかまとめました。
資料ダウンロードは無料なので、気になるものがあればいくつでもご利用いただけます。
Twitter広告の種類
Twitter広告には、通常のツイートを広告として配信できる広告や、フォロワー獲得を目的として広告配信ができる広告など、いくつかの種類があります。ここではTwitter広告の種類とその特徴についてご紹介します。
プロモ広告(旧プロモツイート)
画像参照元:
Xビジネス/プロモ広告
プロモ広告とは、通常のツイートと同様にタイムラインに広告を表示できるTwitter広告で、さまざまなフォーマットがあります。
・画像広告
・動画広告
・カルーセル広告
・モーメント広告
・テキスト広告
プロモ広告については、下記記事にて解説していますのでぜひチェックしてみてください!
【関連記事】
プロモツイートとは?Twitterプロモ広告を徹底解説!
フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント)
画像参照元:
Xビジネス/フォロワー獲得広告
フォロワー獲得広告とは、現在自分をフォローしていないアカウントの中で自分に興味を持ちそうなアカウントに対してサジェストできる機能です。フォロー数の増加を目的に使用されることが多い手法です。
Twiter Amplify
X(旧Twitter)で提供されているAmplifyは独自の広告ソリューションで、視聴者がチェックした動画コンテンツと、広告主が発信する広告にマッチした動画を配信するというもの。
動画広告は様々なシーンで目に入るようになりましたが、より視聴者(=広告ターゲット)に受け入れられやすい、興味を惹きやすい動画コンテンツを簡単に配信できるということで注目されているサービスです。
Twitterテイクオーバー(旧プロモトレンド)
Twitterテイクオーバーとは、1日1社限定でキーワードやハッシュタグをトレンドに表示できる機能です。商材や企業認知、話題性に繋げることができます。ただ商材名や企業名を入れるのでなく面白いギャグを入れたり、起用タレントを絡めた目を惹くハッシュタグにするとその日限りでない話題性や名前の認知に繋がります。また、プロモトレンドのなかでもタイムラインやトレンドといった、最も目立つ部分に広告を表示できる広告です。これには、「タイムラインテイクオーバー」と「トレンドテイクオーバー」の2種類があります。
Twitterライブ
画像参照元:
Xビジネス/Twitterライブ
Twitterライブは動画が配信できるツールで「ライブ配信」と「イベントページ」の2種類があります。ライブ配信は動画広告同様にイベント開催時にライブ配信ができるため、ユーザーとリアルタイムでやりとりができるのが特徴です。
Twitterのユーザー層に応じてアプローチできるので商品とサービスの親和性の合うユーザーをターゲティングするのがポイントになります。
イベントページは特定のトピックについて専用のページが用意されていて、指定したハッシュタグを含むツイートがリアルタイムで表示されます。
Twitter広告(X広告)が測定できる成果12種類
Twitter広告では広告キャンペーンを測定することで、効果改善の施策のヒントや情報を得ることができます。
測定できる成果は12種類ありますので、どの指標を重要視するかは目的に応じて変更しましょう。
【1】広告キャンペーンのパフォーマンス
より効果的なパフォーマンスを構築するためには、最適化モデル、コンバージョンオプション、測定ソリューションの更新など、さまざまな取り組みを行わなければなりません。
キャンペーンでは、パフォーマンスを最大化するためにいくつかの手法があります。
【2】オーディエンス測定
ターゲティングできたオーディエンスに、確実にリーチできたかどうか測定する方法のひとつです。
年齢、性別、場所やGRP(延べ視聴率)などを指標として確認する方法で、リーチがどの程度拡大できたか確認できます。
【3】インクリメンタルリーチ
TVCM、ウェブ広告などの既存メディアでは、リーチできなかった層に商品やサービスを認知してもらうため、ストリーミング広告キャンペーンなどを加えたものです。
これによりブランドがより関連性の高いオーディエンスにリーチできるようになります。
【4】ビューアビリティ
Twitter広告の管理上、ビューアビリティの指標を分析したり、サードパーティーのビューアビリティベンダーと提携したりして、広告がどれくらい試聴されたか測定する方法です。
例えば、ユーザーがウェブページを閲覧しても、スクロールしなければビューアブルとなりません。
ビューアビリティは、ビューアブルな状態であったということです。
【5】ブランドリフト
ブランドリフトは、ブランディング広告の効果を検証する指標のひとつです。
広告を見る前と見た後で、顧客の購買意欲や認知度がどう変化したか測定します。
調査方法は、ディスプレイ広告内のアンケートで完結させるインバナーサーベイと、クリックしてアンケートに遷移して回答するリードバナーアンケートがあります。
【6】コンバージョントラッキング
コンバージョントラッキングは、ユーザーがTwitterを閲覧して、エンゲージメントを行った後のアクションをトラッキングして広告の費用対効果を測定します。
コンバージョントラッキングは、広告の最適化とターゲティングの向上に繋がります。
【7】モバイルアプリ測定
モバイルアプリ測定は、アプリ内のイベントを測定する際に利用します。
例えば、コンテンツを閲覧してインストールしたり、商品を購入したりするユーザーのアクションを測定することで、費用対効果を考慮して優れた広告キャンペーンを最適化できます。
【8】ロケーション測定
ロケーション測定は、実店舗へ誘導するためのTwitter広告の影響を定量化したもので、来店者数の増加や来店率の成果を把握します。
また、ロケーションデータから商圏把握や来店予測にも活用できるため、DM・ポスティングなどのアクションにも応用できるのがポイントです。
【9】バイスルー率(BTR)
バイスルー率(BTR)とは、Twitter広告での露出が自動車の販売台数とどのような相関関係があるか分析し、マーケティング費用を考慮して効果的な広告にプロモーションすることです。
収集するデータに基づいて、広告を見たユーザーのコンバージョンを把握できます。
【10】テレビ視聴
Twitter上でエンゲージメントとゴールデンタイムの番組や、ケーブルテレビ番組、ストリーミングなどの視聴率の測定をします。
これはツイートとテレビ視聴率には相関関係があることが判明したからです。
中でも若年層ほどTwitterとテレビの関係性は強いといわれています。
【11】売上への影響
オンラインやオフラインでの売上増加に、さまざまなターゲティング戦略やクリエイティブ戦略が影響していることが判明しました。
売上への影響を見る上で参考となる指標は、世帯売上向上率とROAS(広告の費用対効果)などです。
【12】マーケティングミックスモデリング(MMM)
マーケティングミックスモデリングは、広告、プロモーション、価格設定などさまざまなマーケティング要素を一元的に分析する方法です。
これを測定することで、マーケティング予算を効率的に配分し、広告キャンペーンを最適化できます。
Twitter広告の広告フォーマット
Twitter広告では、動画や画像などに加え、複数枚の画像を組み合わせたカルーセル広告など複数の広告フォーマットがあります。
ここでは、Twitter広告でよく利用されるプロモ広告の広告フォーマットをご紹介します。
フォーマット | 特徴 | イメージ |
テキスト | テキストのみで配信される広告です。 |
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画像 | 投稿内で画像を含んだ状態で、広告を配信することが可能です。 |
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動画 | 投稿内で、最大2分20秒(一部10分まで拡大可能)の動画を広告として配信できます。 |
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カルーセル広告 | 1つの広告内に2~6枚の画像・動画をスライド形式で表示することができます。 |
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モーメント広告 | 1連のツイートを1つの広告として配信することができます。 |
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参考:
広告クリエイティブの仕様
Twitter広告(X広告)を成功させる10個のポイント
Twitter広告を成功させるためには、ターゲティング機能を利用して、目的に合わせた効果的な広告配信が必要です。
ここでは、10個のポイントを解説していきます。具体的には以下の通りです。
短文でユーザーの興味を引く表現をする
オーディエンスに伝えたいことはたくさんあっても、20〜50文字で表現する方が優れたパフォーマンスを発揮します。
Xに名称が変更になって140文字以上の投稿も可能になりましたが、長い文章を認めているユーザーはほとんどいません。
ポストはシンプルに要点を簡潔に伝えるため、メッセージはひとつに絞るようにしましょう。
文書で表現しきれない場合は、動画や画像を使ってアピールしましょう。
ハッシュタグやリツイートを促す呼びかけなど、Twitterの機能を活用することもポイントです。
訴求力のあるアクション誘導
多くを伝えたい時は、ビジュアルを活用したり、利用者にランディングページへ誘導するリンクをつけることをおすすめします。
ユーザーにアクションを起こして欲しい時は、明確にメッセージを伝えることが大切です。
例えば、「フォローしましょう」、「詳細はこちらをクリックしましょう」など具体的に表現するのも有効です。
ユーザーがどのような行動を取ってもらいたいかが明確でないなら、広告キャンペーンを始める前に検討しましょう。
ポイントは、オーディエンスが広告を見た時にどのようなアクションを起こすか考えることです。
すぐに行動すべき理由を提示する
Twitterは、リアルタイムで推移しているため臨場感を持たせ、ユーザーのアクションを誘発させるようなメッセージが必要です。
そのため、アプリのダウンロード、アカウントのフォロー、ウェブサイトへの誘導、期間限定のプロモーションや特典などユーザーの気持ちを動かすようにしなければなりません。
最新の情報を提供し、ポストへの誘導やニュースレターへの登録を行ったユーザーに対し、先着数十人にディスカウントセールするなど魅力ある特典を付与しましょう。
不要な出口を設置しない
Twitterにはハッシュタグや@ポストなど、端的に魅力ある情報を表しユーザーを誘導しますが、場合によっては読者の注意をそらしかねません。
切迫感をユーザーに与えておきながら、他のサイトに誘導させてしまっては意味がありません。
ユーザーが広告やコンテンツから離脱しないように、コンテンツの出口はひとつに限定し、ウェブサイトかアプリのどちらかに誘導するようにしましょう。
メッセージを一点に集中させることで、ユーザーに独自の価値を見出させ、コンバージョンに繋げましょう。
慣れるまでは自動入札で運用する
広告がオーディエンスにどれくらいの頻度で配信されるかは入札額によって決まります。
Twitter広告は、オークション形式のため、入札戦略で費用対効果を確認できます。
そのため、慣れるまでは自動入札を運用することで、競争力のある入札額を設定でき、有効な広告配信に繋がるのです。
また、自分で設定した入札額を常時チェックし、コツが掴めるようになったら、入札額を増額するなどして優れたパフォーマンスを発揮できるようにしましょう。
訴求力のあるクリエイティブを使用する
Twitter広告では、クリエイティブが広告の成功を左右するといっても過言ではありません。
調べによると、利用者の97%がビジュアルを重視するため、目を引く広告でイメージを作りこむことが重要になります。
GIF画像、画像、動画のいずれを使う場合も、イメージとポスト本文との間に明確なつながりを持たせることが重要です。
Twitter広告を配信する際は、ユーザーに対して訴求力の強い内容を予測し、配信することが大切になります。
動画を活用する
Twitter広告に動画を活用すると強いインパクトを与えるだけでなく、情報の拡散に繋がります。
これにより、短時間で広告を多くの人に届けられるのが最大のメリットです。
複数クリエイティブで変化をつける
訴求力のある広告をひとつ用意するのもいいですが、広告キャンペーンで成功するなら複数のクリエイティブを用意しましょう。
複数のクリエイティブを用意することで変化をもたせることができ、さまざまなユーザーが広告に高い関心を持ち、その結果コンバージョンに誘導することが可能になります。
実際に、3〜5種類の動画広告や高画質な静止画を用いることでブランドリフトや広告キャンペーンの認知度、購買意欲が向上することが明らかになっています。
ターゲティングオプションを色々試す
Twitterにはさまざまな興味関心を持つユーザーが集まるため、企業が初めて利用する際は、優良顧客を見つけ出すのが難しいといえます。
そのため、最初は幅広いオーディエンスをターゲットにするよう心がけましょう。
ある程度時間が経過すればどのようなオーディエンスが自社の商品やサービスに興味関心を持っているか分かるようになります。
その段階でコンテンツの内容を見直し、訴求力のある情報を提供してもいいでしょう。
キャンペーンを常に確認し、最適化していく
広告キャンペーンが始まると、常にモニターし管理しなければなりません。
経過を見ながらパフォーマンスを確認し、PDCAを意識して、適宜調整を行うことが大切です。
広告キャンペーンを編集したら、2〜3日後に推移と結果を見て、どのような変化があったか確認しましょう。
場合によっては、広告キャンペーンの見直し、あるいは取りやめも考慮しなければなりません。
また、広告キャンペーンを成功させるためには、落札価格、インプレッション数の向上、高いエンゲージメント(反応)の獲得を意識しながら進めることが重要です。
Twitter広告の出し方と設定方法
Twitter広告を利用して、アプローチや認知拡大をしていくためには正しい広告の出し方を知っておくことが大事です。ここでは、Twitter広告の出し方と設定方法について紹介します。
参考:
Twitter広告の始め方
Twitterの広告アカウント作成
Twitterアカウントを開き、「もっと見る」の部分を選択します。そうすると「Twitter広告」のボタンが出てくるのでタップします。
キャンペーンの作成
まずは、広告を配信するためのTwitterアカウントを作成します。アカウントを作成後、広告キャンペーンの目的を選定します。Twitter広告を配信する目的を決めたら、キャンペーンを選定します。Twitter広告のキャンペーンの種類には以下があります。
- アプリインストール数
- フォロワー
- ツイートのエンゲージメント
- プロモビデオ再生数
- ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン
- アプリの起動回数
- インストリーム動画再生数
- ブランド認知度の向上
例えばツイートのインプレッション数を増やすことが目的の場合は、ブランド認知度の向上キャンペーンを作成します。キャンペーンを作成したら詳細を決めていきます。
- キャンペーン名
- 日別予算
- 総予算(任意)
- 開始日時(任意)
これらの項目は後から変更することができるので、まだ特に予算等の目処が立っていないなどの場合決まってから変更するといいでしょう。
広告グループの作成
広告キャンペーンの詳細まで設定することができたら次に広告グループの作成を行います。広告グループは、1つのキャンペーンに対し一つまたは複数作成されます。広告グループの設定手順については以下になります。
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
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「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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