公開日:2021年10月20日 更新日:2023年07月13日
【広告・マーケ担当者必見】広告効果とは?種類・事例まとめ
【広告・マーケ担当者必見】
最近では広告というと紙媒体の外にもたくさんの種類があります。
YOUTUBEであったり、SNSであったり、テレビであったりと様々な媒体があり、マーケティングをする上で、欠かせないものとなっております。
この記事では、広告による効果について解説していきます。
これを読めば、広告効果の種類や、広告効果の測定方法について理解することができるでしょう。
ぜひ最後までご覧いただければと思います。
広告効果とは
広告効果とは広告を出す前と、出した後で、どの程度ユーザーに影響を与えたのかを数値化して、その変化を可視化することです。
広告を出したことで、どの程度顧客が増えたのか、どの程度会員数が伸びたのかなどの数値を確認し、比較します。
例えば、ネット広告であれば、
ページビューの増減、会員数の増減、商品・サービス売りあげの増減などがあげられます。
広告効果の種類
広告効果は主に以下の3つに分類できます。
接触効果
接触効果とは、広告を利用して自社商品やサービスの認知度を高めることです。
ニッチ産業だったり、発売して間もない商品などは、まだユーザーに認知されていない状態からスタートします。
そこで、広告を出すことで、ユーザーとの接点を作り、商品やサービスの認知度を上げていきます。
心理効果
心理効果とは、広告を出すことで、ユーザーに商品やサービスへの理解を深めてもらうことです。商品やサービスへの理解を深めてもらうことで、商品やサービスの購入のきっかけを作ることを目的としています。
宣伝する内容としては、その商品やサービスに、どんなメリットがあり、どのような機能が備わっているかなどです。
売り上げ効果
売り上げ効果とは、広告を出したことで、ユーザーの購入アクションにつながることです。
ユーザーが広告を見たことにより、資料請求や商品やサービスへの購入という行動を起こさせて、売り上げを発生させます。
広告効果の定義は商品やサービスにより、若干異なりますが、現代では当たり前なネット広告おいては、「接触効果」、「心理効果」、「売り上げ効果」のどれかに帰属します。
効果のある広告方法とは
効果のある広告方法を知るためには「効果がある広告の定義」について知ることが必要不可欠です。
まずは「効果がある広告」とは一体何なのかについて知っていきましょう。
「効果がある」は企業によって異なる
そもそも「広告によって効果を得られた」というのは、企業によって異なるため「この広告が最も効果がある」とは言い切れません。事業形態によっても、効果を示すコンバージョンのポイントが異なるからです。
広告の種類はさまざまでそれぞれの特徴も異なるため、広告を打ち出す際は、認知拡大など、自社の目的に合わせた広告種類の選択が大切になります。
効果的な広告を選ぶにはペルソナ設定が重要となる
効果的な広告を施策するためには、ペルソナの設定も重要な要素です。ペルソナを明確にすることで、どんな広告が必要なのかより明確になります。
ペルソナは「ターゲット」と似た言葉として混同されがちですが、ターゲットよりも細かい情報を絞り混むことが特徴です。
年齢や住んでいる場所、年収まで考慮した相手に向けて広告出稿をすることで、さらなる認知やコンバージョン率向上が期待できます。
広告効果が分かる媒体資料まとめ
効果が出やすい広告に関する資料を下記にまとめています。
資料は無料でダウンロードできますので、ぜひお役立てください。
媒体ごとの広告の効果測定方法
ここでは、広告媒体毎の効果測定方法について解説します。
効果測定とは、商品やサービスを提供する際に行われる宣伝によって、どの程度効果があったのかを、顧客のレスポンス件数で測定する方法です。
紙媒体やテレビCM、ネット広告によって、その測定方法はことなります。
テレビCMの効果測定指標について
テレビCMを制作し放送され、商品やサービスの売り上げが向上したとしても、その影響がほんとにテレビCMによるものなのかを測定することはなかなか難しいことです。
しかし、その売り上げがテレビCMによるものなのかどうか判断する指標があります。
それは「
GRP」、「
GAP」です。
GRPとは
「Gross Rating Point」の略で「延べ視聴率」とも呼ばれます。
テレビCMが放映された時の毎分の世帯視聴率を計測し、それを全て合算することで、広告効果を計測する方法です。
例えば、毎分視聴率が10%の時間帯に、CMを3本流した場合、10%×3=30GRPとなります。
その他、GRPは、そのテレビCMを放送する時間帯を決める指標としても利用されます。
GAPとは
「Gross Attention Point」の略で、「延べ注視量」とも呼ばれます。
テレビ画面を注視している割合いを計測し、その合算値を算出する方法です。
この方法は、センサーカメラを取り付けて、誰がどこを注視してるかを分析することができます。
画面の注視具合を測定できるのがポイントです。
紙媒体の広告効果測定方法について
紙媒体には、新聞広告、雑誌広告、チラシ広告、DMなど多くの種類があります。
これらの広告効果の計測に使用されるのが、以下の方法です。
CPRとは
「Cost Per Response」です。
広告媒体からコンバージョンがあった場合に発生する
1件当たりの顧客獲得コストになります。
計算式:「広告費÷申し込み件数=CPR」
CPOとは
「Cost Per Order」の略で、「
新規顧客獲得単価」とも言える指標です。
新規顧客に商品やサービスを購入してもらための、1件あたりの広告費用を意味します。
CPOが低ければ低いほど、利益率が大きくなって、さらに広告費を投資できるようになります。
計算式:「広告費÷受注件数=CPO」
反響率とは
反響率とは、折り込みチラシやDMなどで使用される効果測定方法の一つです。
チラシの配布枚数に対して、どの程度の反響があったのかを示す値が「反響率」です。
反響とは、チラシを見てご来店してくださった方や、電話で問合せてくださった方などのことを指します。
計算式:「反響人数÷チラシ配布数×100=反響率」
ネット広告の広告効果測定方法について
ネット広告の効果の測定については、クリック率、コンバージョン率などを利用するのが一般的なようです。
クリック率とは
クリック率とは、ネット上で表示された広告がどの程度の頻度でクリックされたかを表す指標です。
計算式:「広告のクリック数÷広告表示回数=クリック率」
コンバージョン率とは
コンバージョン率とは、ウェブサイトやランディングページに流入し、コンバージョン(成果)が発生した際の割合をのことを指します。
計算式:「商品購入件数÷広告クリック数×100」
ネット広告においてコンバージョン率はもっとも重要な数値と言っても過言ではないでしょう。
クリック単価とは
クリック単価とはネット広告を出稿する時の費用算出の1つです。
広告クリック1回あたりに発生する費用のこと言います。
クリック課金型の広告の指標として利用されることが多いです。
クリック課金型の広告とは、クリック数に応じて広告費用を支払う形態のことです。
計算式:広告出稿費÷クリック数」
この数値は低ければ低いほど良い数値となります。しかし、ネット広告では、クリック単価よりも、クリック率やコンバージョン率の方が重要なので、クリック単価に振り回されなようにしなければなりません。
広告効果を得られた事例
販売経路の転換に成功した例
アメリカ玩具メーカー「Kid Spark Education」社は、売り上げの低下から、店舗数の減少と事業縮小を余儀なくされていました。
それを打開するため、自社のYOUTUBEチャンネルを開設し、子供たちやその家族をターゲットとした商品紹介動画や玩具を扱った動画をリリースすることになりました。
当時、Kid Spark Educationは玩具店と口コミによる売り上げがほとんどでした。
インターネットを使用した販売は一切行っていなかったのです。
それが、動画投稿を重ね、ついにはeコマースサイトを立ち上げることで、多くのユーザーを取り込むことに成功し、業績が回復。現在では、オンライン販売を重点的に行う会社へと変換しました。
会員数10倍以上の達成に成功したフォトブックサービス会社
TOLOTは、Facebookの本格的活用で、数カ月の間に、毎月10万人ずつ新規顧客を獲得するという偉業をなしとげました。
TOLOTは500円の「フォトブック」を主力販売している会社で、その価格の安さと、広告費のバランスがとれていないことが課題としてのしかかっていまいした。
そこで目を付けたのが、広告費を安く抑えられるFacebookでした。
もともと、売り上げがスマホユーザー主体だったため、事業がSNSとの相性が良かったこともあり、リスティング広告と同程度の費用対効果で毎月10万人以上の新規顧客獲得を実現しました。
まとめ
広告効果やその測定方法について理解していただけたと思います。
この記事でのポイントを整理すると以下の通りです。
・広告効果とはどの程度ユーザーに影響を与えたのかを数値化して、その変化を可視化し比較すること。
・広告効果には、接触効果、心理効果、売り上げ効果の3種類がある。
・広告効果の測定方法は、広告媒体によって様々な方法がある。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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