公開日:2022年01月04日 更新日:2023年06月29日
リーチとは?インプレッションとの違いやおすすめ施策まとめ
リーチとは?インプレッションとの違いやおすすめ施策まとめ
マーケティングを担当していると「リーチ」という言葉を耳にしますが、実際の意味について正しく理解できる人は多くありません。
マーケティングに携わる人にとって、リーチは知っておくべき用語のひとつです。
本記事では、リーチの意味やインプレッションやフリークエンシーなどの似ている用語との違いなどを、徹底的に解説します。
用語について理解を深めたいマーケティング担当者の方はぜひ最後までお読みください。
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リーチとは
リーチとは、主にマーケティング用語として「〇〇を使ってリーチする」という使われ方をします。
詳細な意味について、下記にて記載いたします。
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マーケティングにおけるリーチとは
リーチは「掲載された広告への到達率」を表す指標であり、特定の広告に触れた人数や全体のユーザーの割合に対して使用されます。
オフラインにおける広告でも使用されますが、デジタル広告が主流である2023年現在においてはインターネット上の広告に対して使用されることが多いです。
特定の広告に触れた人数をリーチ数と言い、全体のユーザーの内のリーチ数をリーチ率と言います。
そのため、リーチ数は広告に触れたユニークユーザー数から算出し、1人が複数回同じ広告を見てもリーチ数は1です。
ユニークユーザーは、Webサーバへのアクセスがあったログから、Apacheなどのアクセスログ解析ツールを用いて割り出すことが可能です。
SNSにおけるリーチについて
インターネットやスマートフォンの普及によって、FacebookなどのSNSの利用頻度が上昇傾向にあります。
SNSの利用が促進されると同時にSNSアカウントやSNS広告の需要も伸びてきており、多くの企業が自社製品の認知拡大を目的にSNS関連のマーケティングを活用している状況です。
SNS広告でもリーチやインプレッションの確認が可能なので、効率的なSNS広告の運用に活用できます。
InstgramやTwitter、Facebookなどの主要なSNSのインサイト画面やアナリティクス画面から、リーチやインプレッション回数を閲覧可能です。
リーチと似ているマーケティング用語
リーチと類似する意味を持つマーケティング用語は多く存在します。
インターネットという特殊な環境において、誰が、どのようにして、広告を見たのかを正しく把握するために
色々な用語での表現が必要となっているのです。
下記にて、それぞれのワードとリーチの意味合いの違いを解説します。
広告業界に携わっている方は、業務において違いを意識して使用してみましょう。
リーチとインプレッションの違い
リーチと意味の似ているワードとして、インプレッションがあります。
インプレッションとは
「広告が表示された回数」を示しています。
対して、リーチは
「広告に接触された人数」を表しています。
したがって、Aさんが広告を3度表示させた場合、インプレッション数は「3回」リーチ数は「1回」となるのです。
リーチとフリークエンシーの違い
リーチと意味の似ているワードとして、フリークエンシーがあります。
フリークエンシーとは
「1人に同じ広告が表示された回数(頻度)」を示しています。
インプレッションとの違いは、全体か個別のどちらに焦点を当てているかです。
インプレッションが
「広告が表示された回数の全体数」の指標であるのに対して、
フリークエンシーは
「個人に広告が表示された回数」の指標なのです。
リーチとPV(ページビュー)の違い
リーチと意味の似ているワードとして、PV(ページビュー)があります。
PVとは
「ユーザーへのページ表示回数」を示しています。
したがって、同じユーザーが同じページに2回訪れた場合、PV数は「2回」リーチ数は「1回」となるのです。
リーチ数の重要性
マーケティングにおけるリーチ数の重要性は以下の2つです。
●SNSアカウントの認知度向上
●広告効果の最大化
マーケティングにおいて、リーチ数を用いることがどれだけ重要なのか理解を深めていきましょう。
それぞれの重要性について詳しく解説していきます。
SNSアカウントの認知度向上
リーチ数は、広告だけでなく、SNSアカウントの認知拡大のために使用されることもあります。
SNSの流行によって企業がアカウントを制作することも増えており、ショートムービーが主流である、Tiktokアカウントを使用する企業も増えてきました。
SNSアカウントが多くの人に認知されれば、自社の商品やサービスを売込みやすくなり、会社の利益に繋げられます。
SNSアカウントがどれだけ認知されているのかを知るには、リーチ数が必要です。ストーリや写真などの投稿に対して、何人が接触しているのかを算出し、最も反応が良かった投稿を導き出すことができるからです。
SNSアカウントは基本的に無料で運用できるため、認知度が上がれば高い費用対効果が期待できるでしょう。リーチ数からユーザーの反応を見て、効果的なアカウント運用を行ってください。
広告効果の最大化
リーチは広告効果の最大化を図るために使用されることが多いです。
特にインターネット上の広告では、今までの動向を分析してデータを算出できるため、効果的な運用を行いやすい特徴があります。
「配信した広告に訪れた人数」であるリーチ数を算出できれば、よりユーザーに受け入れられやすい広告を導き出すことが可能です。
リーチ数が少ない場合は改善を繰り返し、見られる広告へと変化させていく必要があるでしょう。
リーチ数を最大化させるポイント7選
リーチ数を最大化させる方法は以下の7つです。
●キャンペーンを設定する
●「リーチ目的」の設定をする
●動画広告などでコンテンツを充実させる
●投稿の回数を増やす
●投稿の時間を考慮する
●テキストやハッシュタグに工夫を施す
●フォロワーとのコミュニケーションを増やす
リーチ数を増やしたいのであれば、ただ漠然と行動するのではなく、コツについて知ることが大切です。
広告とSNSアカウントでリーチ数を最大化させる方法を、ひとつずつ解説します。
キャンペーンを設定する
キャンペーンという機能を設定すると、ターゲティングやスケジュールが細かく調整できます。
また、広告の表示についても設定できるため、自動で広告を上限まで表示させ、リーチ数の増加を図ることもできるでしょう。
キャンペーンは、リーチの拡大だけでなく、広告を効率的に運用するためには欠かせない枠組みになるので、積極的に活用してください。
「リーチ目的」の設定をする
Facebook広告などでは、広告の目的を「リーチ」で設定できます。
目的をリーチに設定することで、ターゲティングや表示頻度の設定ができ、年齢や性別だけでなく、好みや趣味などの細かい設定が可能です。
広告のリーチを自動で伸ばした場合は、広告目的をリーチにしてみてください。
動画広告などでコンテンツを充実させる
広告タイプの中でも、動画広告はリーチが伸びやすい傾向にあります。
視覚的情報から、ユーザーの気を惹き、インパクトを与えやすいからです。
また、投稿から時間が経っていないコンテンツで、ユーザーの反応が多いほどリーチは上がりやすくなります。
したがって、動画広告を作成して表示回数を増やしていけば、よりリーチ数の増加が見込めるでしょう。
投稿の回数を増やす
広告では、投稿回数を増やす分だけ、より多くの予算が必要になることもあります。
しかし、リーチ数の増加で認知度拡大を図りたいのではあれば、単純な投稿回数を増やすことが必要になるでしょう。
また、SNSにおけるリーチ数を増加させる場合にも、広告と同じく多くの投稿が必要となります。投稿回数が多いほど、アカウントを閲覧する人数が増え、ファンの獲得にも繋がっていくからです。
投稿の時間を考慮する
広告やSNSアカウントでリーチ数を伸ばしたい場合、投稿時間も考慮していくと効率的です。
ユーザーが広告や投稿を見る時間は、通勤時間やランチタイムによって変化します。
ターゲット設定がしっかりできたら、ターゲットが最も投稿を閲覧しやすい期間はいつなのか考えてみましょう。
面白く、インパクトのある投稿を思いついたとしても、時間が合わなければ閲覧される回数が激減するので注意してください。
テキストやハッシュタグに工夫を施す
広告の中には、動画のようなインパクトの強いものではなく、リアウティング広告のような、テキストのみの広告も存在します。
テキストよる広告でリーチ数を増やすには、記号などを用いて文章を工夫することが重要です。
また、SNSによっては、ハッシュタグの設定ができるものもあります。
ハッシュタグは、情報の拡散に役立ちますが、、単純にハッシュタグを使用すれば良いわけではなく、工夫を加えて差別化を図ることが重要です。
関連性のあるハッシュタグの設定や、複数のハッシュタグによって競争率を下げてみてください。
フォロワーとのコミュニケーションを増やす
SNSアカウントのリーチ数を増やしたい場合は、フォロワーとのコミュニケーションを増やす必要があります。
投稿に対して「いいね」をしてくれた相手には、同じように「いいね」を返し、テキストで反応をしてくれたユーザーには、コメントで対応していきましょう。
コミュニケーションを頻繁に取るだけでも、ファン獲得に繋がり、メディアなどでのさらなる投稿の拡散が期待できます。
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