公開日:2022年11月29日 更新日:2023年08月22日
タクシーラッピング広告とは?料金、メリット、資料まとめ
タクシーラッピング広告とは?料金、メリット、資料まとめ
タクシーラッピング広告とは
タクシーラッピング広告とはタクシー広告の一種です。タクシーで人が乗り降りするときのドア計4枚分の面積を使って広告を表示できます。
電車やバスのように決まったコースを走るのではなく、繁華街や住宅街といった車で走行できる場所を1日300km以上、24時間走行します。
対象となる主なターゲット層は以下のとおりです。
●一般ビジネスマンや経営者
●富裕層
●高齢者
上記のターゲット層をメインに訴求しつつ、タクシーを利用するすべての人に対して広告内容をPRします。
掲載期間は原則1ヶ月以上です。掲出台数、いわゆる広告を表示させられる車両の合計台数については、依頼時に行うタクシー会社との交渉で決まります。
タクシー広告の詳細は下記記事をご覧ください!
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タクシー広告とは?
ラッピング広告とは
ラッピング広告は、建物や乗り物といった大きな物質の全体、または大部分を使用して広告を表示するものです。広告部分は特殊なラッピングフィルムを貼り付けます。主にバス・電車・自動車・航空機などの公共交通機関の車体・機体を使用します。
商品やサービスの認知度向上、期間限定のキャンペーンやイベントの告知、企業や団体のブランディングなど、さまざまな目的に対応可能な広告です。
タクシーラッピング広告の特徴
先述のとおり、タクシーラッピング広告は決まったコースを走るものではありません。車が進入できる場所であれば、どこでも24時間以上走行できます。
タクシーの車体にラッピングされた広告は非常に目立つため、歩行者や走行中のドライバーなど、さまざまな人たちに広告クリエイティブを見てもらうことが可能です。そのため、タクシーラッピング広告には高い広告訴求力が期待できます。
また、タクシーというサービスの性質上、駅前のロータリーで駐停車することも多いので、駅の利用者にも広告をアピールできます。
タクシーラッピング広告に関する媒体資料
タクシーラッピング広告に関する資料や、タクシー広告に関する資料を下記にまとめています。
資料のダウンロードは無料ですので、ぜひお役立てください。
タクシーラッピング広告のメリット
タクシーラッピング広告にはさまざまなメリットがあります。
主な内容は以下のとおりです。
● 注目を集めやすい
● エリアターゲティングができる
● タクシーラッピング広告の効果
順に説明します。
注目を集めやすい
タクシーラッピング広告の最大のメリットは、その広告効果の高さです。横から見たタクシーの車体の大部分に広告クリエイティブが描かれるので、そのインパクトは強烈です。
そして、タクシーは車が進入できるところであればどこにでも行けるので、通常の走行で歩行者や周囲のドライバーに広告を見せられるだけでなく、移動した先の住人や歩行者にも広告をPRできます。
このある意味ランダムに車体を移動できるというメリットは、一定の位置から移動できない看板広告や車内広告にはないものです。
エリアターゲティングができる
タクシーラッピング広告は、エリアターゲティングにも向いています。
たとえば、タクシーはバスや電車のように、あえて同じ地域を行き来することが可能です。そのため、あえて特定の地域に狙いを絞った集中的なアプローチができます。
いくつか例を挙げると、若者向けの訴求なら街中に限定して走行するのが効果的です。また、ファミリー層への訴求であれば、新興住宅が多い地域や公営団地周辺を走行すると大きな効果が期待できます。
もちろん、若者向けに訴求するなら若者向けの、ファミリー層向けの訴求ならそれに相応しいクリエイティブを用意すれば、より広告効果は高まるでしょう。
エリアターゲティングによりターゲット層が明確になっていれば、効率のよい訴求が可能になります。
タクシーラッピング広告の効果
タクシーラッピング広告は、高い広告効果が期待できることも大きなメリットです。その期待できる広告効果のひとつに「富裕層や会社で決裁権を持つ人に直接、広告内容を訴求できる」というものがあります。
一般的に、どのような広告でも見る人に多くの情報を伝えられますが、購入に至るまでにはさまざまなハードルを超える必要があります。
しかし、タクシーラッピング広告であれば、お金に余裕がある人や会社で決裁権を持つ立場の人に直接、広告内容を訴求することが可能です。このようにお金を動かせる人に対してダイレクトに訴求できるので、通常の広告媒体よりも高い広告効果が期待できるわけです。
具体的な効果としては、高い購買率が期待できたり、高額な商品の購入につなげやすかったりといったことが考えられます。
タクシーラッピング広告のデメリット
タクシーラッピング広告のデメリットは、費用対効果を把握しにくいことです。
高い広告訴求力が期待でき、多くの人の目に広告内容を見せられるのはタクシーラッピング広告のメリットですが、その反面、正確な費用対効果を把握しづらいのです。
たとえば、Web広告であれば、コンバージョン率やクリック率など、出稿した広告に関する成果を確認する方法はいくつもあります。専用のツールも用意されています。
しかし、タクシーラッピング広告の場合、広告を見た人の後のアクションを正確に把握することは困難です。広告を見て問い合わせしてくれた人に対し、何を見たかを確認することなどはできますが、費用対効果を正確に把握するのはむずかしいでしょう。
タクシーラッピング広告の費用相場
この項目では、タクシーラッピング広告の費用相場について紹介します。
主な内容はデザイン制作費と媒体掲載費用です。
媒体掲載費
タクシーラッピング広告の媒体掲載費は地域や台数によって異なります。
主な地域の費用相場は以下のとおりです。
●札幌:掲出想定台数300台・1台あたり38,000円
●東京:掲出想定台数300台・1台あたり35,000円
●横浜:掲出想定台数300台・1台あたり35,000円
●名古屋:掲出想定台数300台・1台あたり35,000円
●京都:掲出想定台数100台・1台あたり38,000円
●神戸:掲出想定台数100台・1台あたり38,000円
●横浜:掲出想定台数400台・1台あたり38,000円
●福岡:掲出想定台数200台・1台あたり40,000円
参考:
各種タクシー広告料金
デザイン制作費
タクシーラッピング広告の費用には、媒体掲載費の他、広告クリエイティブのデザイン費用・制作費用がかかります。
費用相場はデザイン料込みで44,000円~88,000円です。これは依頼する会社や契約台数、掲出期間などによって異なります。
また、場合によっては、屋外広告物許可申請料、デザイン審査手数料などの費用が別途必要になる可能性があります。
タクシーラッピング広告の掲載場所
この項目では、タクシーラッピング広告の掲載場所について紹介します。
フルラッピング(車体全体)
300
タクシーラッピング広告でフルラッピングをしているケースはあまり多くありません。フルラッピングは、基本的にバスに施されることが多いです。
一般的なフルラッピングは車体の前面をのぞき、両側面・背面・屋根の一部をすべて広告用のラッピングを施すものです。広告スペースをもっとも多く取るため、費用ももっとも高くなる傾向にあります。
ドア両側(4枚分
)
タクシーラッピング広告のドア両側4枚分のケースは、タクシーラッピング広告でもっともスタンダードなものです。よく見かけるのもこのタイプが多いでしょう。
前・後ろの乗り降りするドア4面に広告用のラッピングを貼り付けます。タクシーの車体の色と
バランスが取れていないことも多く、その不自然さが逆に強いインパクトを生み出すことも多いです。
ドア片側(2枚分)
タクシーラッピング広告のドア両側2枚分のケースは、タクシーラッピング広告の中でもっとも広告スペースが狭いものです。運転席・助手席のドアに広告ラッピングを貼り付けます。
ドア両側4枚分のタイプとくらべて広告スペースは狭いですが、タクシーの車体カラーとのバランスが取れていなければいないだけ、広告のインパクトも強くなります。
タクシーラッピング広告を行う際の注意点
タクシーラッピング広告は視認性も高く、多くの人に訴求できるため広告出稿時に注意すべき点がいくつかあります。
視認性
タクシーラッピング広告を行うときは視認性の高さが重要になります。なぜなら、どれだけ多くの人の目に触れることができるタクシーラッピング広告であっても、広告クリエイティブの視認性が低ければ、情報は伝わらないからです。
広告は、伝えるべき情報が正確に伝わり、かつ記憶に残ることが大切です。ただ、視認性の低い広告クリエイティブではこの効果は見込めません。何を伝えたいのかわかりづらかったり、デザインのバランスが悪くてテキストが読み取りづらかったりすると、費用を浪費するだけで終わってしまいます。
タクシーラッピング広告を利用するときは、広告クリエイティブの視認性に気を配りましょう。
また、広告に対する審査基準の面でも視認性は重要です。
タクシーラッピング広告には、「ラッピングタクシー広告自主審査基準」という基準が設けられています。この中で、タクシーの車体に「どこのタクシー事業者であるか」が確認できるロゴマークなどをわかりやすい形で表示させておくことが義務付けられています。
媒体別の審査基準
タクシーラッピング広告を利用するときは、ラッピングタクシー広告審査基準を満たす必要があります。
その内容は、タクシー事業者明示基準の他、広告表示に用いる色彩はバスのデザイン審査基準を適用するといった基準があります。 デザインや色、タクシーの車体に関する広告審査基準などがございますので、出向前に必ずご確認ください。
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