公開日:2023年05月19日 更新日:2023年05月22日
サロン集客を成功に導く方法とは!?おすすめサイト・アプリも紹介
サロン集客を成功に導く方法とは!?おすすめサイト・アプリも紹介
サロン集客を成功させるコツ
サロン集客だけでなく、代表的な集客理論として、マーケティングの権威、フィリップ・コトラーの「RSTPMM」があります。
経営環境を調査(Research)し、調査結果を顧客属性で整理(Segment)します。整理した属性から顧客にすべきターゲットを絞り込み(Targeting)、自社の強みをいかせる位置(Positioning)で、具体的な集客施策(Marketing Mix)を展開するものです。
こうした調査及び選択は、どのようなサロンを経営していきたいかという創業者のビジョンに基づいて行われます。
そこで、以下ではRSTPMM理論に沿って、サロン集客を成功させるコツを紹介します。
ターゲットの明確化
ターゲットの明確化(Targeting)は、RSTPMM理論では、具体的集客施策(Marketing Mix)を展開する前提条件になっています。
ターゲットが明確になることで、アプローチできるメディアを選択して顧客の認知を獲得でき、興味関心を醸成できるメッセージや画像を提供できます。競合他社との競争で何をアピールして比較優位を獲得し、申込やサロンへの来店の際にどのようなサービスを提供すればユーザビリティを高めリピートを促せるのか、選択できるのです。
このように、ターゲットの明確化は具体的集客施策選択の前提条件です。
サロンの未来像を描いておく
サロンの未来像など創業者や経営者のビジョン(Vision)は、RSTPMM理論で行われる各種選択の基盤となり、具体的なビジネスモデルを構築します。ビジョンに基づいてサロンスタッフの行動原理(Value)も基礎づけられます。こうした過程は創業者や経営者のミッション(Mission)を頂点とするMVVと呼ばれ、企業の方向性を定める経営理論です。
特にサロンのようなサービス業では、サロンの未来像が美容スタッフやエステスタッフの行動原理となり、そのサービスがサロンの提供価値そのものを形成するので、リピーター獲得に直結します。
独自のアピールポイントを設定する
独自のアピールポイント設定は、ターゲティングした顧客像に競合他社に比し有利な戦い方を展開するためのポジショニング判断基準となり、ターゲットに提供すべき具体的な集客施策内容を決定します。
美容系サロンやエステ系サロンは、国家資格等が不要な参入障壁が低いビジネスモデルが多いため、競合他社との競争が激しくなります。
独自のアピールポイントを設定することは、この激しい競争環境の中で生き残るための強みを見つけることです。
例えば、コスト面のアピールポイントとして、安さの他、独自のクーポンや特典の配布、多様な決済手段が利用可能なこと等があります。
サービス面のアピールポイントとして、施術技術の質はもちろん、カウンセリングの充実やSNSでの頻繁なコミュニケーション、予約の取り易さ等があります。
市場と商圏エリアの把握
市場と商圏エリアの把握は、RSTPMM理論の調査(Research)と市場属性の整理(Segment)に該当します。この調査と整理で市場と商圏の規模や成長性、質の変化を確認し、自社サロンの生存可能性や成長性を把握します。
オンラインサロンでは地域的限界や時間的限界がありませんが、美容系サロンやエステ系サロン、メンタル系サロン等オフラインサロンは市場や商圏が物理的に制限され、その範囲内で経営を成り立たせる顧客を獲得しなければなりません。
特にサロンは国家資格等不要な業種が多く参入障壁が低いのでその商圏内競争が激しくなるビジネスモデルです。
そのため、市場と商圏エリアを詳細に調査・整理し、自社サロンの生存可能性や成長性を把握しなければならないのです。
競合調査
競合調査は、RSTPMM理論のPositioning段階で特に詳細に行われます。この段階はターゲティングした顧客像に対し、競合サロンに比し自社の強みを展開できる位置にビジネスモデルを設定するものです。
商圏内競争が激しくなりやすいビジネスモデルである美容系サロンやエステ系サロン、メンタル系サロンは、独自のアピールポイントを設定するため競合調査が重要になります。
サロンのようなサービス業は、製造業と異なり、単に価格やサービス内容だけでなく、予約のユーザビリティやスタッフの対応等口コミ項目が集客力を左右します。
そのため、競合調査も客観的な項目だけでなく、口コミ等顧客の主観的項目も調査・分析しなければなりません。
リピートしてもらえる仕組みづくり
オンラインサロンのような商圏概念の無いビジネスモデル以外の、一般的なオフラインサロンでは、商圏が物理的に制限され、集客できる顧客数に限界があります。そのため、サロン経営の継続を左右するのがリピーターの獲得です。リピートしてもらえる仕組み作りがサロン経営のカギを握っているのです。
リピーター獲得の仕組みは、他の同業サロンへの離脱を防止するという意味で、スイッチングコストとも呼ばれています。入会金や退会手数料は金銭的スイッチングコスト、次回予約の簡便さは物理的スイッチングコスト、スタッフとのコミュニケーションやブランディングは心理的スイッチングコストと呼ばれ、リピーターを醸成します。
サロン集客に役立つ資料まとめ
下記では、サロン集客に役立つ資料をまとめています。
資料のダウンロードは無料ですので、サロンへの集客にお悩みの方は是非ご活用ください。
■資料・弊社の特徴
○弊社メンバーは全員、美容サロン業界に10年以上携わっているプロフェッショナル集団
○美容室やネイルサロン、ヘアメイクアーティストとのリレーションが強み
○美容サロンや美容師を「メディア」と位置付けたプロモーションサービス
○リアル・デジタルプロモーション共に展開
■WEBメディア「bangs」
新たな⾃分に出会うための理想のヘアスタイルと スタイリストを”bangs”で⾒つけることができます。
また、“トレンドや季節にあったヘアスタイル” ”ヘアに関する悩みの解決“などを中心にブログ記事も配信中
「ヘア」に特化したキーワードで検索上位を獲得しています。
【サイトプロフィール】
月間PV:100万
月間UU:70万
Instagramフォロワー数:約17,500
Facebookフォロワー数:約10,000
Twitterフォロワー数:約8,500
Pinterest月間閲覧者数:約780,000
■MENU INDEX
○サンプリング・タッチ&トライ(P18〜)
美容室・ネイルサロンに来店される生活者へ商品のサンプリングを実施します。
○デジタルサイネージ(P23)
美容室・ネイルサロンに来店される消費者へ動画訴求いたします。
○ヘアメイクキャスティング(P24)
ブライダル会場やスタジオ会場でヘアメイクアーティストをキャスティング致します。
○ビューティインフルエンサーキャスティング(P27)
美容師(ヘアスタイリスト・ヘアメイクアーティスト、ネイリスト)やモデルのフォロワーへ
YouTubeやInstagramなどのSNSで商品をPR致します。
○美容サロン業界 開拓サポート(P31)
美容サロン業界とのリレーションがない企業様にオススメ
美容サロン・美容師に商品を貴社商品やサービスをPRするお手伝いを致します。
○bangs便(P33)
弊社が関係構築している全国最大40,000 店舗の美容室をはじめとした美容系施設へDM発送(サンプリングやリーフレットなど)致します。
○bangs広告(P34)
記事広告・バナー広告 & LP制作
ヘアスタイルや髪の悩みを解決するためのWEBメディア「bangs」
ヘアを中心に美容に高い関心を持つ女性ユーザへ貴社商品・サービスを訴求します。
全国に1,000店舗以上、地域密着型の美容室「ヘアーサロンIWASAKI」
業界トップクラスのお値打ち価格でサービスを提供している地域に密着した美容室で、サンプリングや広告物の掲出などの展開が可能です。
<対象業種>
食品/飲料/アルコール飲料/飲食店/化粧品/コスメ/健康食品/EC/通販/出版/映画・TV番宣/雑誌/本/携帯キャリア/通信/アパレル/ゲーム/アプリ/アミューズメント/テーマパーク/遊園地/旅行/観光/ホテル・旅館/自治体/自動車/カーディーラー/ショッピングモール/商業施設/コンビニ/ホームセンター/GMS/SM/CVS/HC/SC/住宅/不動産/家電/保険/銀行/郵便局/通信教育/塾/学校/習い事/
■弊社紹介
コパンスポーツクラブが直営で運営するエステサロンREN(レエン)。
長く通っていただける会員様だからこそ、会員様のお悩みに真摯に向き合い、結果にこだわりサポートしています。
そのようなスタッフの言葉には説得力があり、丁寧にクライアント様の商品をご紹介いたします。新商品開発などのテストマーケティングには最適です。
1店舗から実施が可能ですので、、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
■サービス特徴
・地域に根差した全店舗直営のエステサロンで細かな要望に応えます
・美容意識だけでなく、健康意識が高い女性ユーザーにアプローチ可能
・密なコミュニケーションにより、貴社商品を丁寧にPR
■利用目的
・ブランドの認知拡大
・新規ユーザー獲得
・企業/ブランド/商品の信頼性向上
・SDGs/CSRなどの社会貢献
■利用者/施設担当属性
20代~70代の健康意識・美容意識の高い女性ユーザー
■推奨商品
食品・飲料、サプリメント、化粧品(スキンケア商品)、衛生商品
「競合店舗数が多い」「施術技術やサービス内容への期待」といったサロンならではの課題に着目し、LINE公式アカウントの活用により解決できるおすすめの手法を実際の事例を用いてポイント解説しております。売上・集客アップの施策にお悩みの方はぜひご覧ください。
\資料の一部を公開!/
■ サロン業界の課題とLINEでの解決方法
サロン業界の課題とLINEでの解決策は下記のようなものが挙げられます。
課題①競合店舗数が年々増加傾向にあることに伴い集客数が減少している
⇒既存機能を上手く活用し有効な情報を与える
・施術メニューの配信
・クーポン配布
・キャンペーン情報
課題②サロンならではの施術技術やサービス内容を重要視する消費者は多い
⇒消費者の口コミを集める
・リサーチ機能(アンケート機能)
・Google口コミページへの遷移
・カードタイプメッセージと応答メッセージの機能の掛け合わせ
課題③
⇒外部予約サイトの手数料が高い
・自社専用の予約サイトへの遷移リンクの設置が可能
【同業他社様による資料のDLはお控えいただくようお願いいたします。】
店舗・美容サロン業界のためのWeb広告のポイントと事例のご紹介です。
店舗美容業界では、主にホットペッパービューティーを利用した集客が主流となっていますが、
長期的な視点でみると、Web広告を利用した方が費用対効果が高くなる可能性が高いです。
弊社では、ホットペッパーを利用しない、Web広告のみの集客実績もございますので、
Web広告を行う際のポイントや具体的な事例についてもご紹介いたします。
【サービス概要】
日辰広告は、Web広告は手段の一つに過ぎないと捉えており、Web広告運用に限らず、
アクセス解析やSEOなど様々な手段で、貴社の利益に貢献したいと考えています。
■取り扱い媒体一覧
・リスティング広告(Google、Yahoo)
・ディスプレイ広告(Google、Yahoo)
・ショッピング広告(Google、Criteo)
・動画広告(YouTubeバンパー広告、TrueView、インストリーム広告)
・SNS広告(Instagram、Facebook、Twitter、LINE、LinkedIn)
・ネイティブ広告(Outbrain、logly、logicad、PopIn、bypass)
■ご提供サービス一覧
・Web広告運用代行
・BIツール導入(Googleデータポータル、Power BI、タブロー、Tableau)
・アクセス解析(Google Analytics、Adobe Analytics)
・タグマネジメント(Googleタグマネジャー、Yahooタグマネジャー)
・SEO対策
・SNSアカウント運用(Instagram、Twitter、Facebook、LINEのアカウント運用)
MADSはドラッグストア・スーパー・美容サロン・タクシーなどあらゆる生活動線をデジタルOOHでネットワークしています。
そのネットワーク上にデジタルの仕組みを活用し、タイムリーに広告配信〜売上データから効果測定を実施。
継続的に広告効果を改善し、購買の最大化を目指します。
※※※事業主様向けの実践的なノウハウについて記載しておりますため、
代理販売、競合調査目的のDLは固くお断りいたします。※※※
本資料は店舗集客において、
男性や美容関心層の来店促進を考えているご担当者様に向けた事例となっております。
こんな方はいらっしゃいませんか?
・規模に関わらず、継続した来店が可能なユーザーの集客を検討している方
・InstagramなどSNSマーケティングで課題を抱えている方
・Webプロモーションから来店までの効果測定を確実に行いたい方
上記に当てはまる方はぜひ資料をご覧ください。
【資料構成】
1.案件概要
・企業情報と課題
2.どのような提案を行ったか
・実施する施策について
・クリエイティブのPDCA運用
3.配信結果
・配信結果
4.会社概要
※※※事業主様向けの実践的なノウハウについて記載しておりますため、
代理販売、競合調査目的のDLは固くお断りいたします。※※※
本資料は店舗集客において、
エステサロン全般の来店促進を考えているご担当者様に向けた事例となっております。
こんな方はいらっしゃいませんか?
・規模に関わらず、継続した来店が可能なユーザーの集客を検討している方
・InstagramなどSNSマーケティングで課題を抱えている方
・Webプロモーションから来店までの効果測定を確実に行いたい方
上記に当てはまる方はぜひ資料をご覧ください。
【資料構成】
1.案件概要
・企業情報と課題
2.どのような提案を行ったか
・実施する施策について
・広告クリエイティブのデザイン
3.配信結果
・配信結果
4.会社概要
※※※事業主様向けの実践的なノウハウについて記載しておりますため、
代理販売、競合調査目的のDLは固くお断りいたします。※※※
本資料は店舗集客において、
美容サロン全般の来店促進を考えているご担当者様に向けた事例となっております。
こんな方はいらっしゃいませんか?
・規模に関わらず、女性ユーザーの来店促進を検討している方
・InstagramなどSNSマーケティングで課題を抱えている方
・Webプロモーションから来店までの効果測定を確実に行いたい方
上記に当てはまる方はぜひ資料をご覧ください。
【資料構成】
1.サロン(エステサロン・脱毛サロン)集客において、よくあるお悩み
2.サロン(エステサロン・脱毛サロン)集客について
└なぜSNS広告なのか?
└マーケティング施策の全体像
└サロン集客における戦略テーマ
3.戦略1:ターゲティング戦略
└ターゲットごとの戦略
└ Instagram ・Facebook・・LINE・ Tiktok・ Twitter広告の特徴・ターゲティング一覧
└各SNS広告のメリット・デメリットまとめ
└SNS広告が獲得にも向いている理由
└リマーケティング施策の活用
4.戦略2:クリエイティブ戦略
└各社クリエイティブ訴求(痩身エステの場合)
└クリエイティブフォーマット網羅の重要性
└バナー画像の検証スキーム
└SNS広告×クッションLP(記事・アンケートLP)の活用
└クリエイティブ改善_PDCA
5.弊社事例
6.弊社ご紹介
雑誌家庭画報の公式通販 家庭画報ショッピングサロンの年4回発刊のカタログにDMが同梱できるメニューです
サロン集客の手法
サロン等をはじめとする実店舗ビジネスの集客方法は、従来、予算的に難しいマスメディア広告を除いた地域密着型のセールスプロモーション(SP)広告として看板やチラシ等がメインでした。しかし、スマートフォンの普及とコミュニケーションツールとしてのSNSの発達により、オンラインでの集客が効果的かつ効率的な集客を実現し、信用性を高めるためにも不可欠となっています。
また、商圏の狭いオフラインサロンビジネスでは、リピーターを獲得することが継続的な経営のカギであり、クーポン等の販促も必須です。
そこで、以下では、サロン集客の手法として、オフラインのSP広告やオンライン集客、その他の販促手法を紹介します。
ホームページ・ブログの作成
ホームページ・ブログの作成はオンライン集客のオウンドメディアに位置し、その役割は見込客獲得とブランディングがメインとなります。
オンラインメディアは、クロスメディア戦略上3つに分類され、事業主自ら運営するホームページやブログはオウンドメディア、SNSや口コミサイトはアーンドメディア、有料広告はペイドメディアとして、それぞれ異なる役割を果たすことが期待されているのです。
サロンのホームページやブログ等のオウンドメディアは、検索エンジンやクーポンサイトからの流入による見込客獲得や、施術サービスや店舗の雰囲気を紹介することで、安心感と納得感を醸成しブランディングに寄与します。
チラシの作成・配布
チラシの作成・配布は、オフラインのSP広告であり、デジタルチラシはオンライン集客のペイドメディアに位置し、その役割は短期的な集客がメインとなります。
オフラインサロンのようなビジネスは、商圏が物理的に制限されるので、その商圏内の潜在顧客層に広くアプローチするため、オンライン集客がプロモーションのメインとなっている今日でも、SP広告が集客上高い役割を果たします。
特典やクーポンを同封して物理的にアピールできるだけでなく、処分されない限り、潜在顧客層の手元に長期間保存され広告の役割を果たし続けるのです。ターゲティング機能の優れたデジタルチラシは、規模の小さいサロンでも費用対効果の高いプロモーションを展開でき便利です。
地域誌・フリーペーパー
地域誌・フリーペーパーは、オフラインのSP広告であり、デジタルフリーペーパーはオンライン集客のペイドメディアに位置し、その役割は短期な集客がメインとなります。
地域・フリーペーパーは、メディアの位置づけとしてはチラシと同じですが、その特質により異なる役割を果たします。
チラシとは異なり、読者に役立つ情報が掲載されているので、好意的に読んでもらえる可能性が高いメディアです。
また、掲載されている情報により読者をターゲッティングできる点もチラシと異なる地域誌・フリーペーパーの魅力です。
SNS
SNSは、オンライン集客のアーンドメディアに位置し、その役割は顧客とのコミュニケーションがメインとなります。
SNSは、スマートフォンの普及とともに日常的なコミュニケーションツールとしての役割を果たしています。
しかし、その役割はサービスメディアごとに大きく異なることもその特徴です。
Facebookは実社会の延長の役割を果たし、Instagramは写真や動画を通じて独自の世界観を提供しています。Twitterは140字のテキストで「今」を伝え、LINEは電話に代わるコミュニケーションツールの役割を果たしています。
特にサロン等地域密着型のビジネスの場合、頻繁な情報交換やクーポン配布が重要となるので、LINEによるコミュニケーションがSNS集客のカギとなっています。
また、美容系サロンやエステ系サロンのターゲットである若い女性の利用率の高いInstagramも、写真や動画を通じてそのスタイルや施術レベルの高さを伝える役割を果たすので重要です。
看板
看板は、オフラインのSP広告であり、その役割はインフォメーション機能やプロモーション機能、空間演出機能、防犯機能など多岐にわたります。
従来のアナログ看板は、テキストやデザインによるインフォメーション機能とプロモーション機能を果たすだけでしたが、近時はデジタルサイネージとしてリアルタイムで提供情報の更新や変更が可能になっただけでなく、色彩や光の変化で空間を演出したり、カメラやセンサーによる防犯機能を果たしたり、その役割が増加しています。
そのため、規模の小さなサロンでも導入できるデジタルサイネージは費用対効果の高い集客ツールとして有益です。
紹介/口コミ
紹介/口コミは、オンライン集客のアーンドメディアに位置し、その役割は顧客とのコミュニケーションがメインとなります。
紹介/口コミは、国家資格等一定のサービスの質が開業上不要な多くのサロンでは、集客力を大きく左右する要因です。
美容系サロンやエステ系サロン、メンタル系サロンは、サービスの質が客観的に担保されていないので、実際に体験した第三者の意見が最大の評価基準となっているのです。
特にサロンの主なターゲットとなる女性は、権威を重視する男性と異なり、所属コミュニティの意見を重視するので、紹介/口コミの醸成がサロン集客に不可欠になっています。
もっとも、SNSの発達した今日では、口コミを通じた炎上リスクが高まっているので、その対策も必須です。
クーポンサイト/サロン予約アプリ
クーポンサイト/サロン予約アプリは、サロン集客のポイントとなる信用獲得と販促を同時に実現する重要な集客ツールです。
開業しやすい反面、信用獲得が難しいサロンビジネスでは、無料または安価に活用できるクーポンサイトやサロン予約アプリへの掲載は、費用対効果の優れたプロモーション施策です。
また、サロン経営の成功のカギを握るリピーター獲得には、販促となるクーポン配布やユーザビリティの高い予約システム構築が必要となりますが、クーポンサイトやサロン予約アプリはその役割を果たしてくれます。
このように、クーポンサイト/サロン予約アプリは、信用獲得及び販促を安価かつ効率的に実現してくれる集客ツールです。
サロン集客において集客できない原因
集客できない原因として、代表的な集客手法「RSTPMM」を忠実に実践していないことや、具体的な集客施策を必要充分に実践していないこと等が、考えられます。
集客施策を展開する上で特に重要となるのがターゲティングです。顧客像が明確でなければ、どのメディアを選択し、どのようなメッセージを送れば良いか選択できません。
また、適切な集客手法及び施策を選択しても、その手法及び施策を練磨し、費用対効果を高めいくには充分な実践(PDCAサイクル)が必要です。
さらに、サロンの日々の運営が集客障壁となることもあります。
そこで、以下では、集客できない原因として、不適切な集客手法の選択、不充分な実践、サロン運営特有の集客障壁を紹介します。
ターゲットとのずれ
ターゲットとのずれは、効率的かつ効果的な集客手法選択を阻害し、競合他社との競争力を低下させます。
開業が容易である分、競争の激しいサロンビジネスでは、詳細にターゲティングして最適なメディアを活用して最適なメッセージを届けなければなりません。特に商圏が物理的に制限されているオフラインサロンは、競合との差別化ポイントを設定する際もターゲットとのズレを避ける必要があります。
美容系サロンやエステ系サロンの主なターゲットである若い女性を集客するのに、Instagramではなく、中高年やビジネスマンに強いFacebookを活用するのはターゲットとのずれに該当しますし、カウンセリングやコーチングのメンタル系サロンの集客に、若者に人気のTikTokに短時間動画を投稿するのもターゲットとのずれといえます。
予約の申し込み方法が複雑
予約の申し込み方法が複雑であることは、ターゲットの集客心理過程のAction段階である申込行為を阻害し、サロン経営成功のカギを握るリピーター獲得の障壁となります。
サロンが提供するサービスに興味関心を抱き、競合との比較検討のため情報収集して比較優位を獲得して、いざ申込しようとするターゲットの阻害要因は、価格の不適格性や来店しにくさ、予約申込難さです。
また、リピーター獲得に会計時に次回予約を入れてもらうことや割引クーポン配布が一般的に行われているのに、予約申し込みが複雑では、リピート阻害要因にもなってしまいます。
サロンの情報発信不足
サロンの情報発信不足は、プロモーションの費用対効果向上の機会を失わせ、顧客とのコミュニケーション不足が集客そのものを低下させます。
プロモーション予算の限られた小規模事業者の多いサロンでは、広告効果をあげながら予算を維持・低減していくため、情報発信継続によるPDCAサイクルが必要です。
また、競争が激しく、業種的に信用度の低いサロンでは、信用獲得やブランディングのため、ティッピングポイント(劇的転換点)となる情報発信量やコミュニケーション回数を超えることが求められます。
サロン集客におすすめのクーポンサイト/予約アプリ
サロン経営の成功のカギを握るのがリピーターの獲得です。ビジネス規模が小さく販促予算を充分に用意できないサロンでは、新規顧客より獲得コストの安いリピーターが収益性を左右します。
リピートしてもらうには、期待通りのサービスを提供することはもちろん、そのほとんどが国家資格を要せず開業できるサロンビジネスでは、信用獲得と販促が他の業種以上に重要です。
信用獲得と販促を同時に実現するがクーポンサイトや予約アプリです。
そこで、以下ではサロン集客におすすめのクーポンサイトと予約アプリを紹介します。
ホットペッパービューティー
国内最大級のネット予約実績を誇るサイトです。
年間予約数がヘアサロンで8,000万件以上、リラク・エステ系サロンでも4,700万件以上で、美容系サロンだけで1億件を超える実績をあげています。
口コミ件数も多く、ヘアサロンで734万件以上、リラク・エステ系サロンでも565万件以上投稿されています。投稿された口コミに対する返信機能やダイレクトメール機能がついているので、リピーター獲得のためのプロモーションを展開しやすい点もこのサイトの魅力です。
サロン運用を効率化できるサポートサービスも充実しており、ネット予約内容をレジに接続できたり、自動スケジューリングできたり、ネット予約以外の予約との一元管理できたりして便利です。
参考:
検索・予約サイト ホットペッパービューティー
minimo
施術スタッフに直接要望・直接相談・直接予約できる安心アプリです。
美容系サロンやエステ系サロンでは、実際にサービスを提供するスタッフがその店舗の価値そのものとなるので、新規利用者にとってはその判断が難しく、来店障壁になっています。
この点、minimoを使用すれば、ユーザーは施術スタッフと直接コミュニケーションできるので不安を解消しやすく、それだけ来店障壁が低くなります。
掲載している口コミも店舗単位の体験談ではなく施術スタッフに対する評価なので有益です。
実際、このアプリに掲載されることで個人店舗でも月20人の新規顧客を実現しているとのこと。
参考:
スマホでかんたん集客アプリ minimo
参考:
サロン店長・オーナー向け 掲載内容 miomio
strning
フリーランスサロンへの集客に最適な美容マルチアプリです。
サロンの中でもフリーランスサロンは信用性獲得が難しく、それだけ集客の壁が高くなります。
そこで、美容マルチアプリ「string」は、フリーランススタイリストにスタイル発表の場を提供し、チャットを通じてユーザーとのコミュニケーションも可能にしています。
もちろん、そのままサロン予約も可能です。
また、このアプリは美容系メーカーに新製品発表の場も提供しているので、美容系の情報に敏いユーザーにもアプローチできる点もこのアプリの魅力です。
参考:
株式会社String ヘアサロンマッチングアプリ string
OZmall
首都圏の女性をターゲットにするサロンに最適なサイトです。
このサイトの美容系サロン及びエステ系サロンの掲載基準は、東京、神奈川、千葉及び埼玉の首都圏に限られ、ネイルサロンに限っては東京、横浜、柏、浦和のみとなっています。
そのため、サイトユーザーもそれだけ絞り込まれるにもかかわらず、会員数は400万人を超えています。
従って、このサイトに掲載されることで、首都圏女性をターゲットとしたプロモーションを有益に展開でき、便利です。
また、OZ担当者がユーザーの反響データ解説や個々のサロンに最適なプランを提案してくれるので、サロン経営初心者でも安心です。
参考:
OZmall 意志のある、私らしい行動
楽天ビューティー
楽天経済圏1億人にアプローチできるサイトです。
このサイトに掲載される最大のメリットは、総アカウント数1億人以上の楽天会員へ集客施策を展開できることです。
楽天ビューティーを活用した楽天会員は、楽天市場での買い物がお得になるので、楽天市場購入者へ訴求でき、楽天スーパーセールからの流入も期待できます。
また、楽天経済圏のユーザーの4割が男性なので、他の美容系エステ系クーポンサイトではリーチできない潜在的男性顧客層にもアプローチできる点もこのサイトの魅力です。
参考:
楽天ビューティー 「成果課金型」美容予約サイト
Nailie
「業界初」キャンセル料を負担してくれる、ネイルサロン専門アプリです。
ネイルサロンをはじめ、美容系サロンやエステ系サロンのクーポンサイトや予約アプリでは、当日予約できることなどをユーザーメリットとして導入していますが、キャンセル時のサロン運営側のサポートを提供しているサイトやアプリは多くありません。
この点、Nailieは、「業界初」キャンセル料を保証してくれます。
さらにネイルサロンに特化することでサポート体制が充実し、オンライン無料集客セミナーやLINEの無料相談を実施していたり、ネイリスト一元管理ツールを提供していたりして便利です。
参考:
ネイリスト専用 かんたん集客アプリ Nailie
Beauty navi
価格よりもテクニックやサービスの質で勝負しているサロンの集客に最適なサイトです。
サロン経営のカギはリピーターの獲得にあります。リピーターは価格より、施術やサービスの質、スタッフとの関係性を重視して、再来店を判断します。
この点、Beauty naviでは、クーポン検索や今日行けるサロン検索の他、スタイル検索や詳細な施術キーワードに基づいた検索、週間ランキング検索も可能になっているので、施術やサービスの質が判断しやすく、ユーザーのリピート判断に有益です。
実際、このサイトユーザーのリピート率は高く、さらにその体験が週間ランキングとなって発表されるので、リピーターが生まれやすい環境になっているのです。
従って、施術やサービスの質に自信のあるサロンはこのサイトに掲載されることで、その魅力を効率的に伝搬させられます。
参考:
Beauty navi
エキテン
完全無料で集客の実践と口コミを収集できるサイトです。
クーポンサイトのコストメリットは、一般的に初期費用無料及び月額掲載料無料までで、ネット予約等成果がでた場合、費用が発生します(成果課金制度)。
この点、エキテンはこの成果課金もなく、サイトを活用して集客しても全くコストが発生しません。
それだけでなく、口コミ収集ツールも無料で使用できます。このサイトの口コミは投稿者に各種ギフトが抽選でプレゼントされるので、良質な口コミが集まり易く、そのギフト券の費用負担もサイトがしてくれるのです。
サイト自体の集客力も高く、月間1,200万人以上が利用し、掲載店舗数は約516万件、掲載口コミ数も約410万件となっています。
参考:
宣伝無料 エキテン
ビューティーパーク
運用次第で費用対効果を高められるサイトです。
クーポンサイトは通常、初期費用及び月額掲載料が無料でも、ネット予約等成果がでた場合費用が発生する成果課金制が採用しています。
成果課金制は、長期間サイトを活用して顧客を効率的に獲得できるようになっても獲得コストを低減できない点が課題となります。
この点、ビューティーパークの利用コストは月額固定制で、顧客を効率的に獲得できるようになればなるほど獲得コストは低減し、有益です。
月額固定制のプランも3つ用意されており、サロンの規模と用意できる予算に応じてコースを選択できる点も魅力です。
参考:
美容院・美容室・ヘアサロン向け ビューティーパーク
サロン集客のアイデア
サロン経営成功のカギを握るリピーターの獲得には信用獲得と販促が必要です。
サロン経営は国家資格を必要としないものがほとんどなので、ターゲットは来店に不安を抱えています。この不安を和らげることがサロン集客のポイントです。
そこで、以下では、来店の不安を和らげ、信用獲得と販促する上で特にサロンで重要となる集客アイデアを紹介します。
スタッフや店内を掲載する
スタッフや店内の様子をホームページやブログ等オウンドメディアに掲載することは、見込客獲得とブランディングに役立ちます。
店の雰囲気を知らせることは新規顧客の不安を和らげ来店を醸成します。
特にサービス業は、スタッフがその施術及びサービスを通じて、その事業の価値そのものを提供するので、スタッフの容姿や表情は大切な経営資源です。
そのため、多くの実店舗サロンで、スタッフの顔や本名、経歴、店内の様子、営業許可書、資格証明書が写真や動画で公開されています。
お客様の声を掲載する
お客様の声をホームページやブログ等オウンドメディアに掲載することは、見込客獲得とブランディングに役立ちます。
スタッフや店内の様子を掲載することも見込客獲得とブランディングに役立ちます。しかし、実際に顧客が受ける施術やサービスの質はそれだけはわかりません。そこで重要視されるのが第三者の体験談としてのお客様の声です。
もっとも、テキストだけでは信用度が低いので、写真と共に声を掲載することが有益です。
また、第三者が運営するレビューサイトへのリンクを貼ることでさらに信用性を増せます。
こうした体験談や専門性の高いサイトから情報を引用することは、Googleが求める「専門性」と「信頼性」に該当するので、検索からの集客力を向上させるアイデアとしても重要です。
多様な集客方法を組み合わせる
株式会社電通が毎年公表している「日本の広告費」によれば、2019年にインターネット広告費がTVCM費を上回り、プロモーションの主戦場がアナログからデジタルに移行しました。こうした移行を通じてメディア活用法も、同じような役割を多数のメディアで同時展開する「メディアミックス」から、それぞれのメディア特性をいかした異なる役割を期待する「クロスメディア戦略」へ転換しています。
短期的な集客には広告を出稿し、見込み客獲得とブランディングにはホームページやブログを活用し、コミュニケーションを高めるにはSNSが最適とするのが「クロスメディア戦略」です。
自宅サロン等、小規模なビジネスでは地域に密着したチラシや地域誌への掲載が優れた費用対効果を発揮します。
このように、サロンの業態や規模に応じた、さまざまなメディアを活用した多様な集客方法の組み合わせが求められているのです。
参考:
2021年 日本の広告費 株式会社電通
リピートしたくなる特典・クーポンの提示
商圏が物理的に制限される美容系サロンやエステ系サロンでは、新規顧客獲得より、リピーター獲得の方が費用対効果に優れ、経営継続のカギを握っています。
リピーター獲得の手法として重要なのが特典やクーポンの提示です。
こうした特典やクーポンも多種多様に存在するので、目的に応じて適切な種類を選択することが、より効果的で効率的なリピーター獲得につながります。
例えば、利用回数に応じて割引率を高めていくステップクーポンや定期割引、利用するサービスの幅を拡げてもらうため提示する無料モニター、より高価格帯のサービスの利用を促すトライアル特典等があります。
まとめ
サロン集客のポイントは、ターゲットを絞り込み、運営するサロンの業態や商圏特性も考慮して、最適な集客手法を選択し、最適なタイミングで実施することです。
特にリピーター獲得のため、「信用獲得」と「販促」が、他のビジネスモデル以上にサロンでは重要です。
「信用獲得」には、美容系サロンやエステ系サロンではそのスタッフの人間性が重視され、教室系サロンでは、その実績が求められます。
「販促」も、利用回数増加と利用サービスの幅拡大、高価格帯への移行では、提供すべき特典やクーポンの内容・タイミングが異なります。
従って、さまざまな集客施策を、さまざまなタイミングで運用し、PDCAサイクルで費用対効果を高めていくことが必要です。
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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