公開日:2024年06月28日 更新日:2024年07月02日
【事例付き】トイレ広告とは?効果や費用感もご紹介
トイレ広告とは?
トイレも最近では設備が整い、リラックススペースとして充実してきました。そのため、様々なトイレ広告も行われています。
今後の市場規模・背景
トイレでの平均滞在時間は、女性が120~180秒、男性が80~120秒と言われています。さらに、メディア環境研究所による『
メディア定点調査2024』では、
1日あたりのメディア総接触時間が432.7分(週平均)であると報告されています。これは1日のうち4分の1に相当します。メディア接触時間は限られている中で、この数値をめぐって各メディアが競い合う構図が現在のメディア業界の特徴です。一方で、トイレは生活の中で訪れる不可避な場所であり、かつプライベートな空間です。そのため、他のメディアと時間を奪い合う競争が生じない数少ない媒体と言えます。
目次
トイレ広告の効果
トイレ広告の効果については、次のような効果があると言われています。トイレという空間ならではの特色を生かした効果がありますので、参考にしてください。
プライベート空間で視認性が高い
トイレは、プライベート空間のため広告を行うと良く見てくれる確率が高いでしょう。閉鎖された空間で、静かなプライベート空間となるため、広告があると集中してみてくれる可能性が高い傾向です。他の広告がない分、視認性が高い広告ができます。
一定時間見てくれることが多く、記憶に残る広告掲載が可能です。
狙ってターゲティングできる
トイレは、男性・女性や、利用する施設によって顧客の属性や地域などでのターゲティングができます。映画館などであれば、映画好きなどにターゲティングでき、オフィスビルなどの場合にはビジネスパーソンにターゲティングできる点がいい点です。ホテルなどであれば旅行客やビジネスパーソン、富裕層にターゲティングできるでしょう。
トイレ広告の費用感
トイレ広告の費用ですが、競合相手も少なく一般的に安く広告できることが多いでしょう。
最近では、トイレ個室へのデジタルサイネージ広告が増えていますが、デジタルサイネージ広告の場合には、人感センサーや個室ドアの開閉と連動して配信の開始・停止ができ、無駄のない効率的な配信が可能です。個室利用時のみ動画広告が流れるため、再生回数がインプレッション数となり、費用対効果が検証しやすくなっています。
トイレ広告の種類

トイレ広告の種類としては、主に次のような広告が可能です。広告スペースとしては、それほど広くありませんが、様々な種類の広告が可能なことが特徴の一つです。
デジタルサイネージ
最近増えているのがデジタルサイネージ広告です。トイレでは、小さな画面のデジタルサイネージ広告になりますが、2週間単位などから掲載が可能です。15秒ほどの動画広告が視認性も高くておすすめです。
また、トイレにいる時間は一定時間のことが多く、あまり長時間にならないために、最初の時間帯に流れる広告費用が高くなります。
ポスター
トイレ内の壁やドアにポスターを貼る広告です。 設置が容易で多くの商業施設や飲食店に貼ることができます。また費用も、ポスターの製作費のみで安くできるのが特徴です。地域のイベントなどや新商品の紹介、キャンペーンなどにもおすすめです。
プライベート空間に貼りやすい医薬品などの広告にも特におすすめです。
ステッカー
ステッカーはトイレ内の壁やドアなどの細かな場所にも貼れる広告です。トイレットペーパーホルダーの上や鏡の上、便座のフタなどにも貼れます。つい見てしまうということがあっていいでしょう。
ステッカーでは、イラストデザインやカラーなどで注目を集められます。他にあまりデザインや色がないトイレ空間では目立ちます。
トイレットペーパー
トイレットペーパーの再生紙に企業の広告を印刷し、環境保全や資源保護にも貢献する取り組みとなども行われています。企業のイメージアップやブランディングなどにも貢献できておすすめです。
トイレットペーパーに広告が行われていることは少ないため注目を浴び、話題性も呼んで効果も大きいでしょう。
トイレ広告の事例
トイレ広告の事例について、詳しく紹介しますので参考にしてください。医薬品などの広告にも効果的です。
ボラギノールスムース便秘薬
「ボラギノールスムース便秘薬」では、丸ノ内線・銀座線の電車車内の床面に大きく広告を掲示したり、トイレ壁面やドア面に広告を行ったりした実績があります。
便の形態を7つのカテゴリーに分類した世界的基準の「ブリストル便形状スケール」を用いた広告も制作し、トイレをしながら自分自身の便と向き合う機会を提供するなど、画期的なトイレ広告を実施しています。
他との競合も少ないトイレならではの広告、プライベート空間ならではの特徴を活かした広告です。
多くの人が乗車する車両と乗客が利用するトイレをジャックして、インパクトを強く残し、話題を呼びました。多くの人が知りたくても知らなかった情報の認知度を、一気に高めた例と言えます。
トイレ広告に関連する資料
下記ではトイレ広告の媒体資料をご紹介しています。直接問い合わせも可能ですので、お役立てください。

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トイレ広告の出稿方法
トイレ広告をやってみたい場合の出稿方法、流れについても紹介しますので参考にしてください。
1.媒体社に問い合わせ
まず、トイレ広告を扱う媒体の会社に問い合わせをすることが必要です。デジタルサイネージ広告やポスターなど、どんな広告を行うのか、種類を考えてから問い合わせをしてください。予算に応じて配信期間やエリア、施設、台数などの調整をします。
2.広告クリエイティブの提出
広告クリエイティブの制作から外注する場合は早めに依頼をしてください。また、自社で作る場合は提出期限を事前に聞いておく必要があります。
期限に合わせて、デザインデータや資料を提出し、制作したクリエイティブは、媒体社、掲載する施設によって広告内容の審査が行われます。合格した場合に掲載可能となります。
3.トイレ内で掲載開始
実際にトイレ内に掲載しますが、多くのトイレに掲載をする場合は掲載準備の期間も必要です。広告データを提出してから2週間後ぐらいに掲載開始となることが多いでしょう。
できるだけ、一斉に掲載開始となるように準備を整えておいてください。
トイレ広告のメリット
トイレ広告のメリットについてですが、あらためて紹介すると次のようなメリットがあります。
性別で配信内容を変えられる
トイレ広告のメリットとしては、性別で配信内容を大きく変えることができることがメリットです。例えば女性ならではの悩みに対する広告配信も可能です。生理痛や更年期などの広告なども行えていいでしょう。
男性用トイレでは、AGA治療・ED治療・精力剤などの広告も可能です。プライベートな身体や心、健康や性の悩みを解決する商品なども広告が行いやすいメリットがあります。
幅広い商材で訴求ができる
また、医薬品などだけでなく、施設によってのターゲティングもでき、例えば大学構内のトイレの場合は若者・学生をターゲットにした広告商材をアピール可能です。商業施設によって、特徴がある場合は、それらに応じた商材が訴求できるメリットがあります。施設を選ぶことで、幅広い商材が訴求できていいでしょう。
トイレ広告のデメリット
トイレ広告のデメリットについても紹介しますので、参考にしてください。
広告の効果測定が難しい
トイレ広告は、費用対効果が高いと言われていますが、広告の効果測定が難しいのがデメリットです。デジタルサイネージ広告では、顔認証システムを利用した効果測定なども可能ですが、プライベート空間のため難しい場合も多くなるでしょう。
トイレ利用者にしか訴求できない
トイレ広告は、トイレ利用者にしか訴求できないことが一つのデメリットです。外出先でのトイレ利用を控える人もいるために、一定の層にしか訴求できないこともあります。また、トイレ広告自体がまだあまり普及していないというデメリットもあり、広告自体が行いづらい可能性があります。
まとめ
トイレ広告は、プライベート空間の特性を活かし、高い視認性とターゲティング精度を実現できます。広告媒体も複数あり、費用対効果の高い広告手段として注目されています。ただし、効果測定の難しさや利用者の限定などの課題もあります。トイレ広告の特性を理解し、適切に活用することで、高い広告効果を得られる広告配信を目指しましょう。
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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