公開日:2018年05月25日 更新日:2025年03月21日
国内の広告代理店ランキング!年収や売上について解説
日本の広告代理店の売上総利益ランキング
広告代理店とは、広告を取り扱う会社の事です。最近では、広告会社とも呼ばれています。
広告代理店は、テレビ、新聞、雑誌、ラジオなどの広告を掲載するメディアと、広告を出稿したい広告主をつなぐ役割をしています。
メディアレーダー
にて、広告会社・広告代理店の売上総利益ランキングを調べました。
決算書など財務情報が公開されている大手広告会社・広告代理店の最新売上情報をまとめています。
広告代理店に営業したい媒体社、サービス会社様は
メディアレーダーでの見込み客獲得もご覧いただければと思います。
国内の広告代理店ランキングトップ10
1位 株式会社電通
2位 株式会社博報堂DYホールディングス
3位 株式会社サイバーエージェント
4位 ADKホールディングス
5位 株式会社ベクトル
6位 D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社
7位 株式会社セプテーニ・ホールディングス
8位 株式会社東急エージェンシー
9位 株式会社ジェイアール東日本企画
10位 株式会社デジタルホールディングス(旧 オプトホールディング)
各企業の売上と特徴についても記事内にまとめていますので、ぜひご確認ください。
広告代理店の売上ランキング上位企業の特徴
広告代理店の売上総利益ランキング上位企業10社とその特徴をご紹介します。
また、関連媒体資料もご紹介していますので、気になる方は是非ご確認ください。
順位 |
企業名 |
売上利益(百万円) |
対象期間 |
1位 |
株式会社電通 |
1,144,819 |
2023年1月1日~2023年12月31日 |
2位 |
株式会社博報堂DYホールディングス |
394,174 |
2023年4月1日~2024年3月31日 |
3位 |
株式会社サイバーエージェント |
220,524 |
2023年10月1日~2024年9月30日 |
4位 |
ADKホールディングス |
54,255 |
2017年1月1日~2017年12月31日 |
5位 |
株式会社ベクトル |
37,670 |
2023年3月1日~2024年2月29日 |
6位 |
D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社 |
28,857 |
2017年4月~2018年3月 |
7位 |
株式会社セプテーニ・ホールディングス |
27,467 |
2022年10月1日~2023年12月31日 |
8位 |
株式会社東急エージェンシー |
16,349 |
2021年4月1日~2022年3月31日 |
9位 |
株式会社ジェイアール東日本企画 |
16,004 |
2023年4月1日~2024年3月31日 |
10位 |
株式会社デジタルホールディングス(旧 オプトホールディング) |
10,948 |
2023年1月1日~2023年12月31日 |
■注意事項
・掲載企業に関しましては全ての企業を反映したものではありません。
・掲載企業の決算書、財務情報、一部WEBページ記載の情報などをまとめています。
・基本はグループではなく各社単体で調べた結果を記載していますが、一部、連結の数字の箇所がございます。ご了承ください。
また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。
重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ずご自身でご確認ください。
1.株式会社電通
株式会社電通は日本最大の広告代理店です。
2018年10月30日にはセプテーニ・ホールディングスに2割出資を発表したり、2018年10月31日には子会社のCCIとVOYAGE GROUPを経営統合すると発表したり、最近、話題に事欠かないですね。
2023年1月1日~2023年12月31日(期間)
1,304,552(売上高 単位:百万円)
【Z世代・ミレニアル世代へ情報を拡散】若年層向けビジネスメディア AMP | 株式会社電通PRコンサルティング
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2.株式会社博報堂DYホールディングス
株式会社博報堂DYホールディングスは、グループに大広や読売広告社などがあります。
2021年4月1日~2022年3月31日(期間)
1,579,350(売上高 単位:百万円)
3.株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェントはもともと広告事業の利益が大きい企業でしたが、今はゲーム事業の利益の方が大きく、そして得られた利益をメディア事業(特にAbemaTV)に大きく投資する会社になっています。
広告事業はスマホ広告が牽引しており、グループ会社としては、株式会社 CyberZ、株式会社CyberBullなどがあります。
そして、2018年5月に株式会社CyberACEが設立されています。
2023年10月1日~2024年9月30日(期間)
802,996(売上高 単位:百万円)
ameba(アメーバ) | 株式会社サイバーエージェント
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4.ADKホールディングス
アサツーディケイ(通称:ADK)は、1999年に旭通信社と第一企画が合併して発足した広告代理店です。
2017年1月1日~2017年12月31日(期間)
352,851(売上高 単位:百万円)
5.株式会社ベクトル
株式会社ベクトルは、PR事業を主軸に、プレスリリース事業やデジタルマーケティング事業を展開している企業です。
プレスリリース配信プラットフォームを運営する株式会社PR TIMESや、総合的なPRコミュニケーションを提供する株式会社プラチナムなどをグループ傘下に持っています。
2023年3月1日~2024年2月29日(期間)
59,210(売上高 単位:百万円)
【SNS活用】完全成果報酬型インフルエンサー施策(主婦/ママ/Z世代向け事例有) | Performance Technologies株式会社
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6.D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社
D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社は「デジタル アドバタイジング コンソーシアム」と「株式会社アイレップ」を傘下に持つ会社です。
2017年4月1日~2018年3月31日(期間)
208,342(売上高 単位:百万円)
7.株式会社セプテーニ・ホールディングス
株式会社セプテーニ・ホールディングスは、インターネット広告を中心としたデジタルマーケティング事業、メディアプラットフォーム事業、および新規事業を主軸に事業展開を行なっています。
2022年10月1日~2023年12月31日(期間)
169,719(売上 単位:百万円)
8.株式会社東急エージェンシー
東急グループの一員である 株式会社東急エージェンシーは、渋谷駅周辺を中心とした広告事業や地域開発事業などを展開しています。
2021年4月1日~2022年3月31日(期間)
104,353(売上高 単位:百万円)
9.株式会社デジタルホールディングス
(旧オプトホールディング)

株式会社デジタルホールディングス(旧 オプトホールディング)は、インターネット広告代理店事業を行なっています。
2021年1月1日~2021年12月31日(期間)
98,515(売上高 単位:百万円)
10.株式会社ジェイアール東日本企画
株式会社ジェイアール東日本企画は、交通メディアや地方創生・地域活性化事業など広告に関連したさまざまな事業を展開しています。「Universal OOH」の運営もおこなっており、交通広告には特に強い企業といえます。
2023年4月1日~2024年3月31日(期間)
54,277(売上高 単位:百万円)
広告会社と広告代理店の表記について
「広告代理店」古い慣行や英語 advertising agency からの直訳的な翻訳です。
「広告会社」企業間取引の企業のため「広告会社」と呼称する方が、現代的とされているます。
どちらも表記している箇所はご了承ください。
(詳しくは:https://ja.wikipedia.org/wiki/広告代理店)
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【最新】ネット広告会社・ネット広告代理店ランキング2018 売上高・前期比などを公開!
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広告代理店とは?わかりやすく解説
冒頭にあった解説に加え、広告代理店という用語の意味についてさらに詳しく、わかりやすく紹介します。
広告代理店とは広告を取り扱う会社の事を指し、広告を掲載するメディアと広告を出稿したい広告主をつなぐ役割をしています。
この役割とは広告主が行う広告・マーケティング活動の一端を担うことであり、また単に仲介業者として間に立つのではなく広告主、またはメディアが抱える悩みや課題を解決することも広告代理店の仕事です。
広告代理店の仕事は、広告媒体のプランニングや枠の買い付けを行うメディア部門、広告主の広告戦略を立てるために調査や分析を行うマーケティング部門、そして広告表現の企画や制作を行うクリエイティブ部門の大きく分けて3つに分類されます。
広告業界の歴史
広告業界の歴史は長く、日本での広告の歴史は江戸時代に使われていた店ののれんや看板がはじまりとされています。そこから戦後の高度経済成長期にラジオやテレビ、新聞などのマスメディアが誕生し、バブル崩壊後間もなくインターネットメディアが広まっていきました。
このような広告媒体の進化に伴い、広告代理店でもWeb広告やインターネットプロモーション制作などに領域を広げ、事業を展開するようになりました。
広告代理店・広告業界の年収
広告代理店の業態は総合広告代理店、専門広告代理店、ハウス広告代理店と3つに分けられ、それぞれの種類、またはどのような仕事内容なのかによっても年収額が異なります。
一概には言えませんが、広告代理店に勤める20代から40代間での平均的な年収は500万円から700万円ほどになると言われています。
特に実績を積み、社員として会社で重要とされるポストに就任している40代から50代のビジネスマンの平均年収は約700万円、大手企業などであれば1,000万円以上を稼ぐ人もいます。
東京にある広告代理店一覧
主要広告代理店で、東京を拠点に置いている企業を下記にまとめました。
・株式会社電通
・株式会社博報堂
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社アサツーディ・ケイ
・D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社
・株式会社大広
・株式会社ジェイアール東日本企画
・株式会社東急エージェンシー
・株式会社デジタルホールディングス(旧 オプトホールディング)
・株式会社セプテーニ・ホールディングス
・株式会社読売広告社
広告代理店の仕事に向いてる人
広告代理店の仕事における向き不向きにおいても、仕事内容によって大きく異なります。
まずは広告制作などに関わるクリエイティブで仕事をする場合には、既成概念に問わられない思考の柔軟さ、そして現場で力仕事が発生するような仕事内容であれば体力やパワーも求められるでしょう。
営業を担当する人にはコミュニケーション能力をはじめ、取引先との飲み会などが多く発生する業界であることから体力のある人材、または適切な提案ができるような頭の切れる人材も必要とされます。
そしてマーケティング業務を行う場合には論理的な考察ができることや、数字に強い人が向いていると言えるでしょう。
また業界全体の傾向として、近年のインターネットの普及によりインターネット・Web広告の需要が著しく増加しました。さらに最近ではスマートフォン利用人口の増加している背景から、今後もインターネット広告市場の大きな成長が見込めます。
最近ではコロナ禍で日本全体の採用率が急降下したのにも関わらず、特にインターネットやWebサイト上の広告を取り扱う広告代理店の中には、この状況下においても業績を伸ばしている企業があります。
こういった広告業界の市場背景も含め、これから広告業界での就職を考えている人、または現在就活中という人は、インターネット広告を取り扱っている会社に目を向けることをおすすめします。
~記事掲載や取材申込については、下記フォームにてお問い合わせください!~
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 国内No.1媒体資料ポータルサイト「メディアレーダー」を運営中。
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